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by kazuo_okawa
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タグ:龍谷大学 ( 5 ) タグの人気記事

時代・立場が異なれば…

龍谷大学法学部で講義を持たせて頂いて24年になる。

当初は「刑事司法の実際」という講義、それを発展的に広げて今は「裁判と人権」という年15回の講義である。

お陰で龍谷大学の先生方とは親しくさせて頂いている。

さて京都新聞ニュースによれば、
龍谷大法情報研究会が「法教育フェスタ」として公開講義を開いたという。

親しくさせてもらっている龍谷大学石塚伸一教授の
「法律の視点で見る桃太郎の読み解き」が実に面白い。

- 山でしば刈りをしたおじいさんは森林法違反、川で洗濯したおばあさんは水質汚濁防止法違反、鬼を退治し財宝を奪った桃太郎は強盗殺人の罪に問われる可能性がある -

「主権が及ばない外国の敵には何をしてもよいとの考えから桃太郎は処罰されなかった」と語られたという。

さすがに石塚教授、面白い説明である。

それにしても、立場が変われば見方が変わるという「法教育」は、
<「あんな人」と対峙して、自分たちのお仲間のことばかり考える人>や
<隣国の立場を考えすに頭から嫌って批判する人>などにこそ是非聞いてほしいものである。
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by kazuo_okawa | 2019-12-03 17:38 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
伊藤真弁護士の主催する「伊藤塾」の司法試験合格祝賀会に、2019年の今年も来賓として招かれる。

塾長伊藤真氏は護憲派で名高く、憲法の価値をいかす法律家を作るというその理念のもとに伊藤塾を主宰している。
尊敬する弁護士の一人でもある。

いわゆる安倍「一強」政権のもと、違憲事象は数限りあり、今日ほど憲法訴訟、人権訴訟が要請される時代はないだろう。

私は、来賓の挨拶として、弁護士のやりがいを水俣病訴訟判決を例にして説明し、またおそらく合格直後の皆さんが抱いている「希望」と「不安」を待つ、その今の気持ちを大事にすること、何故なら「希望」は目標に向かって人を前進させ、「不安」は人を努力させる、と訴えた。

懇親の場では合格者が挨拶に来てくれるのが嬉しい。

かつて報道機関に勤めていて面識ある方が、一転法曹を目指し、そして合格された方が挨拶に来て頂いたのは非常に嬉しい。
是非その経験を生かして大成してほしい。

しかし例年挨拶に来てくれる龍谷大学法学部卒業生が、今年は一人も来られなかった。
こんなことは初めてであり、残念である。

合格者が居なかったのだろうか…。
龍大生というか、私が「裁判と人権」という講義で教えてきた教え子の皆さん。
ぜひ頑張ってほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-09-23 20:59 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

死刑の抑止力!

龍谷大学で『裁判と人権』という講座を長年もっている。

若い大学生相手に講義するのは私にとっても学ぶべきところがある。

今年、前期の試験に『死刑』の問題を出した。
我が日弁連が『死刑廃止』に決定したこともあり、改めて死刑問題を考えてほしいからである。
無論、授業でも十分に説明した。

そして試験問題。
死刑制度についての賛否も問うた。

別に、賛否どちらの結論でもよいのだが、それなりに「論理的」なことが評価の対象となる。

この3日間、採点に追われていたのであるが、その答案を見ていると…。
『私は死刑制度に賛成である。その理由は死刑に抑止力があり、何故なら…』
と続き…。

私は、講義で死刑廃止説の立場から講義している。

抑止力については『証明されておらず、抑止力はない』と講義で説明している。

無論、個々の犯罪者は色んなことを言う。
たとえば、
①未成年で死刑にならないから決行した
②死刑にしてほしくて(無差別殺人を)行った
など色々と述べていても、大きく総体的にみれば、抑止力はない。

ところが、一部の答案者は、前記①だけをあげて、抑止力あり、そして賛成、とつなげるのである。

講義を聞いていないのかとも思うが、むしろ、問題は(講義に勝る)この国の空気(死刑賛成)が蔓延していると言うことだろう。

死刑廃止に向けて消極的な政府の責任は大きい。

by kazuo_okawa | 2018-08-05 16:40 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
龍谷大学で「裁判と人権」という講座を持たせてもらっている。
<司法を取り巻く状況を、学生に刺激的に教えてほしい>というのが大学の依頼であり<人権>の観点から若い学生に幅広く講義している。

そして龍大の場合、一年に一回特別ゲストを呼ぶことを許されている。
冤罪被害者や周防監督に来てもらったこともある。

今年どうするか!
「沖縄問題」を取り上げることにした。

沖縄問題は、 日米関係・防衛の在り方・民主主義・地方自治・人権・メディアの在り方など、言わばこの国の様々な諸問題を凝縮しているといえる。
にもかかわらず本土の人間には、どこか「他人事」である。
そこで今年は「沖縄問題」とした。
ゲストは、沖縄在住の弁護士で、沖縄問題に取り組み、数々の訴訟の代理人となってきた専門家である。

ときあたかも、6月23日は沖縄「慰霊の日」。

ニュースによれば、翁長雄志知事は平和宣言で、戦後73年を経ても全国の米軍専用施設の70・3%が沖縄に集中し、基地から派生する事件・事故や環境問題に悩まされ続けている理不尽さを訴え、「20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのか」と日米両政府に現行計画の見直しを求め、さらには、民意を顧みない辺野古新基地建設は沖縄の基地負担軽減だけでなく、アジアの緊張緩和にも逆行していると指摘し、「『辺野古に新基地を造らせない』との私の決意は県民と共にあり、これからもみじんも揺らぐことはない」と強調した、という。

きわめて共感を覚える。

ところが 安倍首相は来賓あいさつで、沖縄の過重な基地負担の現状を「何としても変えていかなければならない。政府として一つ一つ確実に結果を出していく」「引き続き、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と一見決意を述べながら、辺野古移設については触れなかったという。

相変わらずである。
言葉だけそれらしく言いながら、実際は何もしない。

メディアの報道量が減ってきたのも気になる。

こういう時期だからこそ、沖縄問題を改めてじっくりと勉強したい。

そう思って次回の龍大講義は、ゲストを招いての沖縄問題である。

尚、龍大の講義に使っている拙著「裁判と人権」(一葉社)はこの4月に大きく改訂しました。
お読みいただければ幸いです。
【6月28日追記】
高木弁護士にはわかりやすい講義をして頂いた。
高木弁護士は冒頭「『沖縄問題』というのは正しくない。何故ならこれは、『日本の問題』であり、従って『沖縄の米軍基地問題』というべきだ」と述べられた。なるほどと思わせられる指摘である。

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by kazuo_okawa | 2018-06-24 14:21 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

新学期

毎年、4月になると気分一新します。

私の本業は弁護士ですが、その一方で、大学の講師もしています。
龍谷大学法学部の依頼で1回生向けの講義を1996年から始めており今年で18年目になります。

加えて、2009年からは大阪府立大学経済学部で「労働法」の講義も担当することになりました。
つまり、毎週2回若い大学生相手に講義をしているわけです。本業とは離れますが、
楽しく且つやりがいがあります。

若い人たちに伝えたいことはたくさんあり、
また、若い人たちの反応が大変心地よいからです。
しかも、毎年、すがすがしい春の訪れとともに新学期が始まり、
この4月は本当に気持ちのよい季節です。
今年も4月11日(龍大)、12日(府大)と連続して始まりました。
心地よい春の季節。
もっとも今年は、11日、12日とも、寒の戻り。コート着用の新学期でした。

ブログ始めました。どうぞよろしく。
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by kazuo_okawa | 2013-04-13 00:22 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)