人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

タグ:顔認証 ( 5 ) タグの人気記事

顔認証万引き防止システムとは、予め「万引き犯」の「顔認証システム」による「客」の情報を入力しておいて、「その人物」が来店した時に店側に知らせるシステムのことである。

しかし、これが間違った入力(?)などの場合に被害を及ぼし、具体的には、顔認証万引き防止システムの「冤罪」に悩む人たちからの相談が後を絶たない。
そこでその法的問題点をまとめて、ホームページにアップしたことは以前のブログでも述べた。

その要点は、「尾行」は合法でも、「密着尾行」は違法であるように、いくら、「万引きを防ぐ為の顔認証システムの導入」は合法でも、それが「行き過ぎた人権侵害」に当たるときは違法であろう。
しかし、その行き過ぎのラインは、おそらく「一般の人が見てもひどい」というレベルでないと、立法規制はない今の現状では、違法というのは難しいのではないか。

平成29年改正の個人情報保護法では、誤った自己の個人情報への訂正を求めることが出来るようになった。
「顔認証システム」が「個人情報」とセットになっているときは有効かもしれない。

いずれにせよ、法規制を求めて「声を上げていく」のが重要である。

尚、本件に関する個別の相談には、現時点では応じていない事を付言しておきます。
.

by kazuo_okawa | 2019-10-01 07:58 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
ネットニュースによれば、
大手書店「丸善ジュンク堂」など3書店は28日、東京・渋谷の店舗で、防犯カメラで撮影した万引きしたとみられる人物の画像を7月30日から共有すると発表した、という。

画像を各店舗の顔認証システムに登録し、該当者が来店した時に警戒を強め、万引き被害を減らすことが狙いだという。
不正防止のために、あるいは過去の不正犯の入店チェックのために、顔認証カメラが利用されていることは知られている。
パチンコ店やスーパーなどである。

ただ今回のように、顔認証の画像を他社と共有することを大きく公表するのは初めてだろう。

背景には万引きの被害額の多さから、やむなくこのような手法をとったのだろうが、前科情報というセンシティブな情報を他社に伝えていいのか疑問である。

加えて被撮影者(万引き犯)の同意はないだろうから、プライバシー権、肖像権の問題もあるだろう。

私は約30年前に西成監視カメラ撤去訴訟に関わったことから、この問題で相談を受けることが多いが、誰もが納得しうる利用のために、早急に、法制化をはかるべきと考えている。

ましてや、顔認証の冤罪相談も多い。

前述の通り、監視カメラ訴訟に関わったことから私のところには、入店した時に疑われているが覚えがない、という冤罪相談などである。

個人情報保護法からしても、顔認証カメラ設置者には、被撮影者から、顔認証情報の保管の有無や利用、その根拠を問われたときは説明する義務がある。

顔認証カメラの利用について社会的に支持されるためにも、利用者は、冤罪被害者を生まないために誠意ある対応をすることはより必要だろう。
.

by kazuo_okawa | 2019-06-28 20:53 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
家庭用防犯カメラについて、フジテレビ系「特ダネ!」からの取材についてはすでにブログに書いた。

監視カメラ撤去訴訟や顔認証問題などに取り組んできたからか、顔認証万引き防止システムについても相談されることがある。

顔認証万引き防止システムとは、予め「万引き犯」の情報を入力しておいて、「その人物」が来た時に店側に知らせるシステムのことである。
そういう万引き犯が来店したかどうかの確認を、顔認証システムによって、機械が判断してくれるところに店側にとっての便利さがある。
しかし、これが間違った入力(?)などの場合に被害を及ぼす。
具体的には、顔認証万引き防止システムの冤罪に悩む人たちだ。

顔認証万引き防止システムが、万引き防止のために、一定の役割を果たしていることは事実だろうが、その冤罪に悩む人もいる。

相談される方の多いことから、そこでその法的問題点をまとめて、ホームページにアップました。
皆さんの参考にしてください。
また、法律家の方などご意見を頂ければ幸いです。

【追記】
その後も相談が多いことから、2019年10月1日付で新たにブログを書きました。そちらもご覧ください。
.
by kazuo_okawa | 2016-09-06 19:55 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)
多くの人の反対の声の前に大阪駅前顔認証実験は一旦停止された。
しかし、完全に辞めたわけではない。

この実験は単なる防犯カメラとは違う。
顔認証し、それを追跡実験するのというのであるから
誰が考えたって、写されるものにとっては気持ち悪い話であり、プライバシーの侵害であり、承諾無くして出来るものではとうていないだろう。
多くの抗議の前に、中断したのは正しい。

しかし今、それが「映像センサー使用大規模実証実験検討委員会」というところに検討を委ねられ、その結論にゆだねられようとしている。
しかし、そこでの議論は、最初に結論ありきのように思える。

映像センサー使用大規模実証実験検討委員会は
その議論の内容を公開している。

以下、議事録の要点を引用して、その問題点を批判する。

【主な議事録の内容は以下の通りである】
4月28日には
(石井委員)憲法13 条については、問題にはならない。肖像権とプライバシー権は別の権利なので、分けて考えるべきである。肖像権の関係でいえば、みだりに取得(撮影)していると言えるかどうかが鍵になる。みだりに取得したと評価されると、違法性阻却の観点や、社会生活上の受忍限度の観点から評価することになる。
(菊池委員長)一般的な防犯カメラの場合はどうか。
(石井委員)防犯カメラの場合は、適法と考えられており、民間の設置の場合も同様な傾
向である。今回の実験では、防犯カメラとは目的が異なるので、同じ扱いにはならない。
6月3日には
釜が崎監視カメラ判決に対して
(鈴木委員)この判例は見ておきたい。
(鈴木委員)今回の場合は、「学問の自由」と「プライバシー保護」が対立軸になる。また、この観点での判例はない。

(鈴木委員)学問の自由を事由とする場合は、研究の目的というだけでなく、主体の要件
も重要である。商業目的の民間の研究機関まで広げず形式的に縛る方が良いと思われる。主体の要件の確認が必要である。
(石井委員)憲法上の学問の自由は研究発表の自由までで、今回の第三者への提供までは
学問の自由に含まれないのではないか。

(小林委員)商店街の防犯カメラの合法性を基礎づける法律は存在しないし、過去の裁判
例に照らせば、違法となってしまう。それでも防犯カメラは撤去されないのは、誰も違法と主張して裁判を起こしていないから、言い換えれば、今裁判を起こせば適法とする判決がでると思われているからであろう。

【これらの議論から伺える問題点】

以上の、公開された映像センサー使用大規模実証実験検討委員会の4月、6月の議事録を見れば、取得(つまり顔認証実験の為の録画撮影)について「学問の自由」や「受忍限度」など理屈を使って議論し、結論は、取得(撮影)について自由、その利用に規制をかけるという結論を考えているように見える。

議事録の中で、驚くべきは、新しく出てきた「学問の自由」という考え方である。
しかし「学問の自由」の名のもとに、取得(撮影)を自由とする考え方自体が誤りである。

そもそも「学問の自由」とは、その真理の探究のために権力が都合良くねじ曲げてはいけないというものである。
つまり、「学問の自由」とは権力からの弾圧をさせないためのものであり、
他人の自由を侵害してまで、好きに「学問」出来るというものではない。
「監視」という権力の力の行使を助ける為に「学問の自由」があるという委員会の考え方は、憲法の自由権のありようが全く逆転している。

更に問題は、石井委員などの発言に見られるように、防犯カメラの場合は、適法と考えられていると、言い切っていることだ。
これも完全な誤りである。
20年前の西成監視カメラ撤去訴訟判決の通り、まず「カメラ撮影」自体が「違法」でなのあり、そして裁判所は、その違法性が阻却される場合がどんなときかと色々と苦労してきたのである。
委員らの発言はその前提が間違っている上、西成監視カメラ判決も知らないままに議論していることもよく分かる。

仮にも、顔認証という重大なプライバシーにかかわる是非を議論する人たちが、何と、西成監視カメラ判決も知らないままに議論しているのである。

もっとも、弁護士である小林委員は、この点は、正しく指摘している。
即ち「商店街の防犯カメラの合法性を基礎づける法律は存在しないし、過去の裁判例に照らせば、違法となってしまう。」

これは正しい。
小林委員のこの指摘は全く正しい。

もっとも小林委員はこれに引き続いて、次の通り述べる。
「それでも防犯カメラは撤去されないのは、誰も違法と主張して裁判を起こしていないから、言い換えれば、今裁判を起こせば適法とする判決がでると思われているからであろう。」

既に「存在」しているから、「適法」とは限らない。
このことは、例えば、派遣法が出来る前の「派遣労働者」
パート労働法が出来る前の「パート労働者」が、ひどい違法状態におかれていたことは専門家なら誰でも知っている。
それでも裁判が起こされなかったのは、時間、費用その他、色々な意味で、裁判のハードルが高かったにすぎない。
「防犯カメラ」も同様であり、小林委員のこの推測には私は賛成出来ない。

いずれにせよ、防犯カメラと顔認証実験とは全く違う。

議事録を読んでみても、およそ私には、顔認証実験が合法であるとは考えられない。
にもかかわらず委員会は最初に結論ありきで進もうとしているように見える。

改めて、大阪駅前顔認証実験に反対する。
by kazuo_okawa | 2014-07-09 23:20 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)

オムロンの夢

大阪弁護士会情報問題特別委員会の企画として、本日(14日)
草津のオムロン事業所を訪問する。

オムロンは顔認証技術の第一線企業である。
その技術を通して、プライバシーにも配慮しつつ
安心安全な社会を目指すという。

弁護士会はともすれば、人権(プライバシー)擁護の立場から
しばし警鐘をならすが故に、こういった訪問を嫌う企業もあるが
オムロンは懐が広く寛大であり、むしろ、弁護士会と
意見交換したいという姿勢であった。

私は率直にオムロンの姿勢に心より敬意を表する。

そして見せられた最先端技術や、リーダーとの意見交換は
大変貴重であり、色々と勉強させてもらった。

オムロンの企業秘密もあり、今ここで論ずるには整理不足であり
またいつか論じたいと思う。

誤解を恐れずに言えば、私自身は、技術の進歩は大歓迎であり、
そこから生ずる「負」の問題は、技術ないし政策で克服できると考えている。
無論、克服できない限り、立ち止まるということが重要である。

さて、オムロン製作の「スマイルスキャン」という
「笑顔」を練習してくれる商品が面白かった。
画面の前に笑顔を作ると、それを100点満点で表示してくれるのである。
私自身もチャレンジしたが、笑う場面でないのに
笑顔を作るのは結構難しく、「38点」であった。

私たちを案内、説明していただいた大変魅力的な女性の方に
あとで質問したら「仕事の疲れで点数が出ないときも
ありますが、先ほどは計れば100点でした」
とさらり。

う~ん、さすが、としか言いようがない。
.

by kazuo_okawa | 2013-05-15 01:44 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(1)