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by kazuo_okawa
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タグ:豊島将之 ( 68 ) タグの人気記事

逆転のゲーム!

つくづくと思う。
将棋は逆転のゲームだと!
だからこそ、タイムアップゲームや点数ゲームと違って、最後までどちらが勝つかわからない醍醐味がある。

広瀬章人竜王に豊島将之名人が挑戦する第32期竜王戦。
豊島名人の2連勝で迎える第3局である。

豊島名人は、先の王位戦で2連勝スタートしながら結局王位を失冠した。
一方、広瀬竜王は逆に昨年羽生竜王(当時)に2連敗しながら最終的に奪取した。
だからこそこの第3局に豊島名人は決意をもって臨んだだろう。

終盤、広瀬竜王の76歩に形勢は逆転、それがまた豊島名人の最善の粘りにまた逆転。
結果は見事に勝利。

「竜王・名人」に大きく前進した。

解説者藤井猛九段が「詰将棋のようだ」と指摘する素晴らしい幾つかの詰め手筋のような妙手の連続。
聞き手上田初美女流三段が「技が次々出ましたね」と絶賛する名勝負。

堪能した一日でした。
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by kazuo_okawa | 2019-11-10 22:26 | Trackback | Comments(0)

豊島名人、2連勝!

竜王対名人の直接対決である第32期竜王戦。
広瀬章人竜王に豊島将之名人が挑戦しているその第2局である。

結果は、第1局に続いて豊島名人の勝利。
第1局は、先手番豊島名人がスリリングにぎりぎりの受けで逃げきる。
第2局は、後手番で長手数の詰みを読み切る。
立場は逆だが、実に見事であり、見ていて非常に面白い。

贔屓の豊島名人が勝利した故、なおさら気持ちよい。

Abemaの解説者、行方尚史八段が名局を際立たせる。
行方八段は名うての詰将棋実力者である。
それゆえ終盤の解説が分かりよい。
一見、広瀬玉は詰まないようだが、実は、きっちりと詰むことを説明する。
豊島陣の桂馬の斜めの並びが良い。

しかも、行方八段の解説に寄れば、歩の位置が一つ違うだけで、実は逆転しているのだという。
これだから将棋は奥深い!

さてこれで、名人の連勝!
連勝ゆえ、普通に豊島名人が竜王位奪取だと思うが、王位戦では豊島名人が連勝しながら失冠。
また広瀬竜王は昨年、連敗しながら最終的に竜王位を奪取した。
そう思えば、次の第3局が興味深い。

先手番、豊島名人には是非頑張ってほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-10-24 22:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島名人先勝!

第32期竜王戦、広瀬章人竜王に挑戦するのは豊島将之名人。
竜王対名人の最高位同士の対決である。

その七番勝負の第1局が11日、12日と行われ挑戦者豊島名人が173手で先勝した。

角換わりの戦型で、一日目、わずか1時間半経過の時点で、50手目まで進んでおり、驚いたものである。
序盤は飛ばすというのが豊島流であり、深い研究に裏打ちされている。

先手番豊島名人が、46に自陣角を配置し、24桂馬と相手の歩頭に放った時は、痛快な勝負手に見えたが、実際はこの手がやりすぎのようであった。

ニコ生のタイムシフトで調べるとソフトは、この65手目の24桂馬で逆転と示した。
現に終局後のインタビューで豊島名人は「桂馬打ってさえない。」「空振りしたかな。」などと述べてここから悪くしたと述べている。

しかし将棋は逆転のゲーム。
だから面白い。

終盤、広瀬竜王の攻めに、豊島玉は左辺から右辺に逃げる。
名人を応援している身としてはハラハラする場面である。

そして豊島名人は攻めては挟撃体制を作り、151手目に広瀬玉に詰めろをかける。

攻めのターンが交代し、今度は、広瀬竜王が豊島玉を詰ますことが出来るかという、将棋の一番面白い場面を迎える。
いわゆる「詰むや詰まざるや」である。

実にスリリングであり、一つ間違えば詰まされるところ豊島名人はきわどく逃げ切って勝利した。

いやあ、こういう将棋は実に面白い。
今期竜王戦、楽しみである。

【追記】
10月12日付毎日新聞夕刊に、競馬好きの渡辺明三冠がこの竜王戦の見所を「豊島名人が先行逃げ切りを目指すのに対して広瀬竜王の追い込みが届くかどうか」と競馬用語を使って説明しているが、確かに最終20手くらいは、まさにこの「追い込み」対「逃げ切り」の迫力でしたね。
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by kazuo_okawa | 2019-10-13 00:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

貫禄の4戦全勝!

最強リーグとも鬼リーグとも言われる王将リーグ戦。
超新星藤井聡太七段以外は全員A級というとんでもないリーグ戦である。
だからこそ藤井七段の戦いぶりに目を離せない。

加えて、数々の最年少記録を打ち立ててきた藤井七段が、屋敷伸之九段の持つ最年少タイトル挑戦、或いは最年少タイトル奪取の新記録を作るのかという点でも注目されてきた。

藤井七段のスタートは三浦九段を破る好スタート。
しかし2戦目の対局相手が、藤井七段からみて過去3戦全敗の豊島将之名人であり、本日その対局が行われた。

藤井七段も気合いを持って望んだだろう。
ともに居飛車党故、相懸かりか角換わりが予想されたが、何と戦型は相懸かり模様から藤井七段のひねり飛車。
これは研究してきたのに違いない。

終盤からどちらが勝つのか分からない好勝負となり、結局、171手の長手数で名人が勝利した。

見事である。
しかし、終局後のインタビューがマニアックすぎる。

両者に「構想は何だったか」と問うたのである。
いきなりの質問ですよ。

無論、名人は普通に臨んだと、普通の答え。
おそらく聞きたかったのは藤井七段のひねり飛車。
ならばそう素直に聞けばいいのに…。

藤井七段は、「46歩からの継続が…」とマニアックに答えた。

これでトップは2戦全勝の広瀬章人竜王。
藤井七段とは最終局に組まれているため、まだまだドラマの要素は残っている。

しかし、藤井七段はこれで対豊島戦は4戦全敗。

ガックシポーズが印象に残る。
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by kazuo_okawa | 2019-10-07 23:26 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

初防衛失敗の連鎖

1日、斉藤慎太郎王座が初防衛に失敗し、挑戦者永瀬拓矢叡王に王座を奪われた。
斉藤王座を応援していたため大変残念である。

このところ、20代の若手実力者棋士が、初タイトルを得た後の、初防衛に失敗するというケースが相次いでいる。

将棋の場合、その時点で一番調子の良いものが挑戦者となるため、挑戦者がそのままの勢いでタイトルを奪取することは少なくない。
しかし初めての防衛戦は、今度は逆の立場となり、一番調子の良いものの挑戦を受けるため初防衛は難しい、と言われる。
それ故、この世界では「タイトルは防衛してこそ一人前」なのである。

ところがこの間、若手実力者の初防衛失敗が続いている。
菅井竜也元王位、中村太地元王座、高見泰地元叡王、豊島将之元棋聖・元王位、そして斉藤慎太郎元王座である。

渡辺明二冠らに破れた豊島名人は少し違うのかもしれないが、他のタイトルホルダーはいずれも同じ若手実力者に倒されている。
ここから見えることは若手実力者棋士の実力が拮抗していると言うことだろう。

裏返せば、頭ひとつ抜け出すことの難しさを物語っている。

だからこそ、羽生世代と藤井聡太に挟まれたこの世代で、誰が時代を築くのか、或いは、ひょっとしたら築くことが出来ないのか興味深いのである。

…それにしても今年、関西棋士のタイトルが4つも奪われたとは…。
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by kazuo_okawa | 2019-10-02 22:32 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

中年の星、王位初奪取!

豊島将之王位(名人)が2連勝したとき、まず間違いなく王位防衛と思っていた。

先手番の豊島王位が第3局に先手番矢倉を選択したときも(矢倉は最近では、後手番急戦策が優位と言われている)敗北したものの、名人のある種の余裕だろうと思っていた。

それは名人が伝家の宝刀角換わりを採用しないことも…(結局、第5局、7局ではこのエース戦法を持ってきたのであるが…)

豊島王位を応援してきたものとしては、棋聖の失冠に続く、王位の失冠であり「タイトルは防衛してこそ一人前」と言われる中、豊島時代を築くにはいささか気になる。

しかもこの最終局、ニコ生プレミアムのタイムシフトを見ていると、79手目、豊島王位が62歩としたときに逆転している。
72の金にひもをつけた52飛を遮断するもので、素人目には辛い手だと思ったが、ここからが良くなかったのである。
慎重にいき過ぎたと言えなくもない。

残念であるが、これからも頑張ってほしい。

一方の、挑戦者木村一基九段は46歳であり、初タイトルは悲願であった。
しかもこれまで、タイトル挑戦6回で「この1局に勝てばタイトル奪取」の一番で8連敗している。

「解説名人」といわれ人気のある棋士だけに、今回だけは木村乗りも多かった(まだ20台の豊島王位にはこれから幾らでもチャンスがあるというわけである)。

木村九段の揮毫は、その生き様の通り、「百折不撓」(何度失敗しても、その志を決して曲げないこと)である。

いくら失敗を重ねても決してめげてはいけない。
木村九段の王位奪取は、負け続けているものに勇気を与えるものであることは間違いない。
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by kazuo_okawa | 2019-09-26 23:13 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島王位、防衛に王手!

いやあ面白い一局であった。

豊島将之王位(名人)に木村一基九段が挑戦する60期王位戦。
2勝2敗で迎えた第5局。

豊島王位はもともとオールラウンダーであるが、タイトル奪取の武器であった「角換り」はこのシリーズでは出さず、それどころか、2連勝後の第3局では、近時不利と言われる先手矢倉を採用した。
矢倉は木村九段の十八番でもある。
この戦法採用に私は、豊島将棋の王者の歩みを見た。

豊島王位は、かつては「序盤、中盤、終盤隙が無い」、そして進化して「隙あらば大胆に仕掛ける」。
今、それに加えて「受けて立つ」王者の歩みと思ったものである。

しかし2連敗。
そしてこの第5局。

豊島王位は、ついに伝家の宝刀「角換わり」を採用し、そして、封じ手場面では歩の突き捨てという手(木村九段がとる一手しかない)を封じ、そして、一晩その次の手を考えるという戦術を採用している。

この第5局は何が何でも勝ちに行ったと言えるだろう。

そして見事に勝利。
これで、防衛に大きく近づいたのは間違いない。

【追記】
ニコ生タイムシフトで、終盤と感想戦を聞いたが、解説者真田圭一八段、そして豊島王位ともども68金の一手(AIは評価しなかった手)が豊島王位勝利へのポイントとなったというのであるから面白い。つまり、ソフト的にはマイナスの手が、人間的にはプラスというのが面白い。
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by kazuo_okawa | 2019-08-28 20:48 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
第60期王位戦。
豊島将之王位に木村一基九段が挑戦する王位戦7番勝負第4局は、285手で木村九段が勝利した。

これで木村九段は2連敗のあと2連勝し、タイに持ち込んだ。
豊島王位を応援している者としては大変残念だが、将棋ファンとしては面白くなったろう。

無論、幅広い人気を誇る木村九段のファンにとっても面白くなったろう。

一日目、封じ手前の豊島王位の放った44手目の92角。

天野宗歩、升田幸三ら過去の偉大な棋士も放った「遠見の角」は名手の証である。
第一、素人目にも美しい!

しかし、この92角は、コンピュータ・ソフトAIにとってはよくなかったらしい。

二日目以降は、ソフト的には、徐々に差を広げられて豊島王位は敗北した。

う~ん。
何なんでしょうね。
多分、ソフトは正しいんでしょうね。
いや本当なんだろうか…。

こちらが正しい、と言われてもその理由が分からないもどかしさ。

ソフトの感覚との乖離が、本当に悩ましい。
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by kazuo_okawa | 2019-08-21 21:58 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
第32期竜王戦決勝トーナメントの準決勝、豊島将之名人対渡辺明三冠戦が8月2日に行われた。
この二人は現在レーティング1位、2位の言ってみれば最強棋士同士の対局である。

渡辺三冠は、今期絶好調でほぼ負け知らず。
負けた相手は豊島名人しかいない。
一方、豊島名人も藤井聡太七段を始めとする実力者を打ち破り、負けた相手は、渡辺三冠と永瀬拓也叡王のみである。

この二人の大一番で、先手豊島名人が角換わりを志向し渡辺三冠が受けて立つ。
共に得意戦型である。

Abemaの佐藤天彦前名人(九段)の解説が実に明快である。
先手豊島名人名人の45桂跳ねに渡辺三冠が22銀引きとしたのが新趣向という。
つまり研究しているわけだ。

豊島名人が攻めるのだが、夕食休憩明け69手目、43歩成と攻めを決行したとき思わず声がでた。
こういう積極的な攻撃が豊島名人の魅力なのである。
レジェンド羽生善治九段の名言を思い出す。

「勝利の女神は勇者に微笑む」

この後、猛攻し、豊島名人が見事に勝利し、決勝戦に進出した。

最強の敵、渡辺三冠を倒した豊島名人にとって、竜王位へ大きく道が開けたといえるだろう。

いやあ、踏み込む勇気ですね!
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by kazuo_okawa | 2019-08-02 22:32 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

木村九段、逆転負け!

いやあ、まさしく「将棋は逆転のゲーム」である。
だからこそ、見ている者にとってはこれほど面白いゲームはない。
(私は世界中のゲームの中で一番よくできたゲームだと思っている)

第60期王位戦第2局。
豊島将之王位に木村一基九段が挑戦している。

木村九段は実力者であり何度もタイトル戦に登場している。
そしてこの一局に勝てばタイトルホルダーになるという一局を、なんと8回も逃している。

解説名人として人気の高い棋士であり何とかタイトルをとってほしい、と思っているファンは多い。
そのような中で迎えた第2局。

初戦を落とした木村九段にとってタイトル奪取のために重要な1局である。
しかしこの対局、木村九段がうまく指し、豊島王位・名人が苦しい序中盤の中、終盤逆転し、見事に勝利した。

いやあ、なんというのだろうか。
終局後、木村九段が、肩をガックリと落としている姿が実に痛々しい。

将棋ファンなら知っている通り木村九段は無類の実力者である。

その実力者が何故にタイトルをとれないのか!?
どこに理由があるのか。
タイトル奪取する棋士とそうでない棋士とどこがどう違うのか、その理由はわからない。

しかし、木村九段を支持するファンの中には、<努力しても報われない>社会を体現している人たちも少なからずいるだろう。

木村九段の肩を落とした姿は残念ではあるが、多くのファンの胸を打ったこと自体は間違いないだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-07-31 23:58 | 将棋 | Trackback | Comments(0)