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by kazuo_okawa

タグ:豊島将之 ( 15 ) タグの人気記事

夢落ちか!

悪夢を見るような大逆転負けに、ニコ生の聞き手千葉涼子女流四段の漏らした言葉である。
「夢」落ちか!

17日関東からの帰路、車中でニコ生タイムシフトにより16日の対局を見る。

棋聖戦5番勝負第二局、羽生善治棋聖に挑戦している豊島将之八段からみて一勝で迎えた第二局であり、豊島八段が連勝すれば一気にタイトルが近づく!
そして現に対局は豊島八段優勢で推移していた。
ソフトの数字もそのことを示す。
普通に行けば豊島八段2連勝である。

解説飯島七段も勝ち筋を何度も解説する。
ところが、なんと、なんと、64手目豊島八段の27角が悪手!
勝ち筋を逃す!

解説の飯島栄治七段が驚く。
ソフトの数字も一気に互角となる。
この瞬間、席を立つ羽生棋聖が勝負師である。

解説飯島七段もこの流れで豊島八段の負けを予想し、もしもこのまま負ければ次局に尾を引かないとよいのだが、とまでいう。

そしてこれが引きずったのか、豊島八段は、さらに68手目羽生棋聖の攻めを見落としの48銀。

ポカである。

この瞬間、ソフトは一気に羽生棋聖に4000番台。
つまり勝負ありである。

飯島七段が「豊島さんでもこんなことがあるんですね」と驚く。
「豊島さんにはタイトルが遠い」とも…。

この後は、羽生棋聖は見逃さない。
結果は、羽生棋聖の勝利で1勝1敗。

飯島七段の繰り返す言葉が印象に残る。
「いやあ驚いた!」
「将棋は逆転のゲームというが…」
「怖いわ!」
「将棋は怖いっす」
「見落としですね。頓死ではないですが、頓死みたいなもんです」
「これは今年ワーストワンの見落としでしょう」
「いやあ」
「つらい」…。

いやあ何と。
タイムシフトとはいえ、見ている方もつらい。

豊島ファンとして実に辛い敗北である。

豊島八段には、これを引きずらず、ぜひとも立ち上がってほしい。
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by kazuo_okawa | 2018-06-17 19:23 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
76期名人戦は大詰めだが、来期の名人戦挑戦者を決めるA級順位戦が始まった。
開幕局は、稲葉陽八段対豊島将之八段!

いやあ開幕局にふさわしい若手超実力者同士の屈指の好カードである。
というか、関西の棋士を応援しているものとしては実にもったいないカードともいえる。

二人は若いころからのライバル。
互いに手の内は知っている。
そして戦型は互いに得意とする「横歩取り」
このブログで何度も書いたが「横歩取り」ほど(実践する気はおこらないが)、見ていて面白い将棋はない。
その激突なのである。

稲葉八段は序盤早々研究手を放つ。

序盤、普通は時間を使わず飛ばす豊島八段がそこで考える。
こういうところが面白い。

豊島八段は、角を88から79と展開し、一方飛車を左辺に展開し、飛車角桂と9筋に狙いをつけ、その攻防もまた面白い。

結局、この熱戦を豊科八段が制した。
強い!
そして豊島ファンとしては気持ち良い勝利である。

先のブログにも書いたが豊島八段の二冠制覇がありうるだろう!
楽しみである。

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by kazuo_okawa | 2018-06-13 08:02 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

棋聖戦、豊島八段先勝!

本日始まった棋聖戦、豊島将之八段が見事に勝利した。
実に強い!

羽生善治棋聖に挑戦する五番勝負初戦の勝利である。

abemaTVの「初手からの振り返り」で山崎隆之八段の解説がいい。

終盤、豊島八段が優勢であるも、羽生棋聖は勝負手を放つ。
そういうときに「これは一見『詰めろ』に見えますがそうでない」とか「有段者の方はこう攻めればいいと思われるかもしれませんが実はこのときにこういう切り返しがあるのですね」といった解説が、これが実に、壺にはまってよくわかるのである。

と同時に、山崎八段の解説により、いっそう豊島八段の充実ぶりが印象に残る。

山崎八段は、豊島八段にとっては、奨励会の有段者時代とプロになってから一番影響を受けた棋士である。
山崎八段から逆に見れば、豊島八段は、まあ「弟分」のようなものだろう。
その山崎八段が賞賛する勝ちぶり、なのである。

思えば4年前、豊島七段(当時)にインタビューをさせていただいたとき、コンピュータAIとの実践は直ちには役立たないが将来必ず役に立つ、と断言しておられた。
いよいよ花開くときが来たのだろう。

昨日のブログで予想をあげたが、おそらくその通りになるのではないか。
いやあ、実に楽しみである!!

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by kazuo_okawa | 2018-06-06 21:32 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島八段!王位戦挑戦!

4日、王位戦挑戦者を決めるリーグ戦の、白組覇者豊島八段と、紅組の覇者羽生竜王との挑戦者決定戦が行われたが、豊島八段が勝利した。

角交換腰掛け銀!
終盤どちらか勝つか分からないスリリングな展開であるが見事に豊島八段が制した。
これで王位戦の挑戦者である。

豊島八段は6月6日から羽生棋聖と棋聖戦で戦うが、並行して同時に王位戦で菅井王位と闘う。
(羽生竜王も名人戦と棋聖戦を並行して闘うわけであるが…。)

豊島将之八段は、昨夏以来レーティング一位の最強棋士である。
贔屓目でなく強い。
タイトルを取ることは間違いないだろう。

羽生棋聖には三度目の挑戦であり、一日制のタイトル戦ということも併せて、豊島八段のタイトル奪取と予想する。
戦型は角換わりと相懸かりで3-1!

ついで王位戦。

菅井王位とはこの先何度も対戦するであろうからその意味でも注目である。
戦型は基本的に「対抗型」であることは間違いないだろうが、挑戦者豊島八段が、菅井王位の振り飛車を封ずる策を講ずるのか興味深いし、そもそも、昨年の菅井王位の「ゴキゲン三間飛車」が対羽生竜王用だったのか(菅井王位は振り飛車党だが居飛車も指す)菅井王位の駆け引きも興味深い。

とはいえ菅井王位は飛車を振るだろうが…。

予想は難しいが、豊島八段の「一気に二冠!」と期待したい。

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by kazuo_okawa | 2018-06-05 00:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
豊島将之八段は、昨夏以来レーティング一位の最強棋士である。
贔屓目でなく強い。

早晩タイトルを取るだろう。

6月6日から、羽生善治棋聖に挑戦する棋聖戦が始まる。

そして5月30日、王位戦白組プレイオフで豊島八段は澤田真吾六段に勝利し、紅組の覇者羽生竜王と挑戦者決定戦を戦うことになった。
それが、6月4日である。

つまり、羽生竜王と豊島八段は棋聖戦で戦うが、同時に王位戦挑戦者をかけても戦うのである。
これはまるでデジャブ現象のようにこの冬の久保王将との戦いを思い出す。
久保王将と豊島八段は王将戦を戦いながら、同時に名人戦挑戦者をかけても戦った。
豊島八段はその過密な日程で、そのハードさも話題になった。

この冬には結果を残せなかったが、今回は違うだろう。

ワンマッチの挑決戦は別として、番勝負となれば、豊島八段は棋聖位は奪取すると私は予想している。

(菅井・豊島戦はこの先何度も見られるだろう。むしろ、菅井のゴキゲン三間飛車に対する羽生竜王のリターン・マッチが見たい。また豊島八段にはぜひタイトルをとってほしい、という私の主観が多いにに入った予想であるが…)

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by kazuo_okawa | 2018-05-31 00:22 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
5月7日(名人戦前夜祭)からの一週間は私にとっては「羽生竜王ウィーク」であった。

それはまた機会あればお伝えしたいが(8月4日にホームズ・クラブで新たな「トリック」を発表する予定です)、それにしても羽生竜王の強さはどういうことか。

まるで、全盛期に戻ったかのようである。

本日の、王位戦リーグ戦最終対局。
羽生竜王の対局が凄すぎる。

対松尾歩八段との対局は、横歩取り33角型。
26手目に松尾八段が天王山55に角を放つ。
ここからが凄い。

34手目69銀と玉にひっかけて王手をかけられたときに、羽生竜王が同玉と応じるのが凄い。
松尾八段の馬が67に行き、つまり、守りのいない玉の真上に位置するのである。
驚愕としか言いようがない。

まさにギリギリまで読み切ったプロの至芸であり、こういう将棋こそ見ていて実に面白い。

そして55手の短手数で劇勝!

一方のリーグは、豊島八段と澤田真吾六段のプレイオフ。

本割では、豊島八段が敗れているが、まず間違いなく今度は豊島八段の勝利だろう。
とすると、菅井王位への挑戦者は、羽生竜王対豊島八段となるだろう。

今やレイティーング1位、2位同士の最強棋士対決である。

棋聖戦と並んで実に楽しみである。

【5月30日追記】
私の予想通り豊島八段の勝利。
将棋は「逆転のゲーム」と言われるが見事なプレイオフであった。
敗れた澤田六段にとっては悔しいだろうがまた頑張ってほしい。
かくて6月は、羽生・豊島シリーズ。楽しみである。

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by kazuo_okawa | 2018-05-17 22:24 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
第89期棋聖戦挑戦者決定戦に進出したのは三浦弘行九段と豊島将之八段。
5月1日、その決定戦を、豊島八段が制した。

終盤は見ていて実にスリリングであり、豊島八段の踏み込みが観戦していて実に気持ち良い。

Abama解説西尾明六段が「これが豊島さんなんですよ!」と解説する。

山口恵梨子女流二段が聞き手の時には「王手飛車」の筋が出てくるというのは、「見る将」ファンにはお馴染みの「お約束」なのであるが、本局も最終盤に三浦九段の「王手龍」の筋があるのに驚かされる。
無論、豊島八段がそんな筋に引っかかるわけはないが…。

豊島八段は、昨夏以来、レーティング一位の最強棋士である。
王将戦挑戦、名人戦挑戦者プレイオフ3連勝など活躍が素晴らしいが、残念ながら、ハードスケジュールも相まって結果には結びついていない。

しかしこれほどの実力故、必ずタイトルは奪取するに違いない。
王位戦リーグ戦でもトップを走っており、おそらく、羽生竜王と挑戦者決定戦となるだろう。
竜王戦一組でも決勝に進出した。
いずれも楽しみである。

そして棋聖戦。
タイトル・ホルダーは言わずと知れた羽生竜王。
相手にとって不足はない。

シリーズが今から大いに楽しみである。

【追記】
Abemaの行方八段と山口女流の初手から振り返り解説で、王手飛車のことを話題にしていた。
角替わりが増えたのと、玉が居玉で闘うことが増えてきたことから、最近は王手飛車の筋が増えてきたという。
なるほど、現代将棋ゆえの必然なのか。

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by kazuo_okawa | 2018-05-02 00:06 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
佐藤天彦名人への挑戦権を決めるA級順位戦で、前代未聞の六者プレイオフとなった。
パラマス方式なので順位最下位の豊島八段は五連勝しなければならず、最上位の稲葉八段は最終戦に迎え撃つだけでよい。
そういう状況下で、豊島八段は三連勝したものの、四回戦で羽生竜王に敗れ、そして21日最終局は、その羽生竜王対稲葉八段の決勝戦となった。

相がかりで序盤から慎重に駒組が進むが、Abemaとニコ生の両解説がアマチュアにはわかりやすくて良い。

羽生竜王54手目32角に稲葉八段が同馬と応じて、せっかくの馬を消してしまうのがどうなのか。
さらに羽生竜王の60手目、54角に稲葉八段が45金と受けた瞬間、ニコ生のAIが、それまで優勢だった稲葉八段から、一気に羽生竜王に触れた。
つまり、稲葉八段の悪手である。
郷田九段らの解説も逆転という。

つまりこの玄妙な、54角は「羽生マジック」なのだろう。
羽生竜王はそのままミスなく押切り、挑戦権を得た。

う~ん、強い!

Abema解説の斎藤慎太郎七段は、先の羽生・豊島戦を評して、「豊島さんに悪い手はなかった。羽生さんの懐の深さを示した一局だった」と評したが、ここ一番に強い、さすが羽生としか言いようがない。

豊島八段、稲葉八段と関西の誇る強豪を連続して蹴散らすのであるから言葉が出ない。

100タイトル目が、伝統の名人位というのもあまりにも出来すぎている。

佐藤天彦名人は最強挑戦者にどう応ずるのだろうか。

将棋界の一番楽しみな季節。
春は名人戦!その春がやってくる!

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by kazuo_okawa | 2018-03-21 22:54 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

羽生竜王制す!

名人への挑戦を決めるA級順位戦は前代未聞の六者同率のプレイオフとなった。
プレイオフはパラマス方式。

一番下位の豊島将之八段が挑戦権を獲得するには5連勝しなければならないという過酷なシステムである。
加えて豊島八段は並行して王将戦を戦い、超過密日程。
体力的に心配なところ、ここまで豊島八段が3連勝。
そして第4局の相手は最強羽生善治竜王である。

羽生竜王は、6勝4敗で最終局を終え、最終局は抜け番として、残る10人の最終一斉対局を見守る立場だったが、通常6勝4敗では挑戦権はまずとれない。
それが転がり込むように同率になったのである。
こういう流れは、羽生竜王に有利である。

羽生竜王には、国民栄誉賞をとったあと、100タイトルという伝説もかかっている。
100タイトル目が名人位なら区切りとして申し分はない。

対局は、横歩取り。
横歩取りは、アマチュアが指すには(ハメ手も多く)難しいが、見ている分には面白い戦型である。
激戦の末、結局は、羽生竜王が制した。
見事としか言いようがない。

豊島八段には(そして豊島ファンにとっても)、王将戦といい、あまりにも辛すぎる結果である。
折れることなく再び力強く立ち上がって来てほしい。


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by kazuo_okawa | 2018-03-18 23:03 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

久保王将、防衛!

豊島将之八段は現時点における最強棋士である。

それはレーティングNo1であることが示している。
(レーティングとは闘った相手との関係で強さを数値化する手法である。藤井聡太六段とは闘う相手のレベルが違うのであり、豊島八段は闘う相手がほとんどトップクラスの棋士であることからNo1なのである)。

その最強棋士豊島八段を「「強さ」においてねじ伏せる勝ち方をできるのは、久保王将しかいない」
こう喝破したのは佐々木勇気六段であるが、王将戦において、久保王将がその強さを発揮して見事に防衛した。

いやあ、素晴らしいシリーズであった。
豊島八段はその実力から、間違いなく近くタイトルを取るであろうし、私はそれを願っている。

久保王将には、とある将棋連盟支部で「師範」として教わっているが、その人柄、人間性には感服している。
それは単に私のようなヘボ初段にも懇切丁寧に相手をして頂けるというからではない。
教わりながら、いつもファン全体を大切にしていることが感じられる。

さらに、久保王将は「弟子」を取られているが、その理由を聞くと、将棋界のために後輩に伝授していく、というある種の使命感がうかがえるのである。

そして久保王将の一番の魅力は、何よりも「振り飛車党」を維持されていることだ。
プロの間では振り飛車党は少ないが、アマチュアでは人気の戦法である。
しかも将棋コンピュータAIは「振り飛車」を評価しない。

にもかかわらず、久保王将はAIの評価を疑い、ファンのために振り飛車を採用し続けるのである。

無論、久保王将は居飛車でも一流である。
対藤井猛九段(こちらも振り飛車党)にはあえて、居飛車を指すこともある。
これもいわばファンサービスであろう。

久保王将の防衛に心からお祝いします。


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by kazuo_okawa | 2018-03-15 23:54 | 将棋 | Trackback | Comments(0)