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私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

またしてもエセ科学!

定期購読している法律専門誌『消費者法ニュース』最新号(121号)は、「ニセ科学-科学を装った消費者被害―(2)」と題して特集を組んでいる。

何故(2)かと言えば、191号にも特集を組んでおり、その第二段だからである。
第一段のとき、詐欺に騙されないよう告知の意味を込めて、私のブログでも紹介した。

その『消費者法ニュース』が再び「ニセ科学」を扱ったのいは、言うまでもなく、エセ科学詐欺がその後も、はびこっているからである。
おそらくそれは「科学を装った」ために見破りにくいのだろう。

121号にも「花粉を水に変えるマスク」「水道管の赤錆を黒錆に変える装置」など新しい商品も紹介され、また新たな最近のキーワードは「AI」「ビッグデータ」だとも出ている。

そもそも人は「金を儲けたい」「健康でありたい」などの欲を持ち、それを実現させるならばと関心をもってしまう。

をこに「科学」などのキーワードがあれば、ついつい信じてしまうということだろう。

しかし、原点に戻って「うまい話はない」と一歩どころか、二歩引いて、冷静に考えることが基本である。
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by kazuo_okawa | 2019-11-17 17:55 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

ニセ医学を見破る方法!

定期購読している法律専門誌『消費者法ニュース』最新号(119号)は、「ニセ科学-科学を装った消費者被害―」と題して特集を組んでいる。

3つの特集のうちの一つであるが、この特集だけで約40ページにわたるものでいずれも素晴らしい論考が並んでいる。
「EM菌」「磁気活水器」「フードファディズム」「泰道」「アースハート」などなど、どこかで聞いたネーミングが並ぶ…。

ニセ科学というのは、文字通り、科学で無いのにそれを装ったインチキである。
そしてそのニセ科学を利用した消費者詐欺が後を絶たない。
生命、健康、安全といったものに対して、消費者の不安や無知に付け込むものであり、とうてい許せるものではない。

いずれの論考も素晴らしいが、勝俣範之日本医科大学腫瘍内科教授の「ニセ医学」という論文中、「ニセ医療を見分けるコツ」の項は、消費者として是非知っておくべき知識であろう。

同教授は「がん患者を食い物にするインチキ治療」を見分けるコツとして、
①がんが治る・消えるという謳い文句
②保険が効かない自由診療
③体験談が載せられている、
が一つ以上あることだという。
何故なら、医療法などでこういう誇大広告は禁止されており、体験談は医学的にはもっとも信頼性の乏しい情報であるからだ、という。

確かにそうである。
3つともあればまず詐欺ですね。

これを知っておくだけでも役に立つ!
是非覚えておいてほしい知識である。
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by kazuo_okawa | 2019-05-25 00:53 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

民事訴訟最終通告書

昔の依頼者から、葉書で、「訴訟通知センター」というところから「民事訴訟最終通告書」なる書面が送られた、という。
もっともらしい「訴訟管理番号(さ)145」と書かれ、
放っておくと強制執行されるかもしれない、というような事が書かれている、という。

言うまでもなく詐欺であり、無視するのがよい。

何らかの理由で誰かが訴訟を起こしたとしても、葉書で連絡することはない。

一番いけないのは「不安」になって、葉書に書かれてある「訴訟通知センター」に電話することである。

どうしても「不安」なら、弁護士に相談するのがいいが、知り合いがいなければ消費者センター、(本物の)裁判所でもいい。
いずれも「詐欺」と言ってくれるだろう。

それにしても、この「葉書」詐欺、形を変えて繰り返し行われていることに驚く。
繰り返し行われるのは被害者がいるからだろう。

詐欺葉書の現物そのものを見せてもらったが、今回の葉書の目新しいのは,
本人からの問い合わせに限るということにもっともらしい理由をつけた次の部分だろう。

葉書には次のように締めくくられている。
「また本件は民事訴訟に関する通達である為、民事訴訟法の適用により個人情報の保護や守秘義務が発生しますので、本件に関するご相談、取り下げ等のお問い合わせは必ずご本人様からご連絡を頂きます様お願い申し上げます」

基本的には弁護士はどんな案件でも代理人になれるから、この下りを見ただけで「詐欺」とわかるが、事情を知らない人には「代理で問い合わせをしてもらうことは出来ないのか」と思うのかもしれない。

そして、これこそが「相談させない」悪知恵なのであろう。

皆さん、どうぞ騙されませんように…。
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by kazuo_okawa | 2019-04-17 21:56 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

自己破産を進める弁護士

ちんぴらヤクザのような人物に騙されて、本来、負うはずのない債務を負わされることがある。

そのような、相談者が若い弁護士の相談したところ、何と、自己破産せよ、とアドバイスを受けたという。

相談者は、弁護士の解答に納得し得ない。
かくて、セカンドオピニオンを求めてきた。

これは無論相談者が正しい。

何故に若い弁護士がそういう解答をしたかは、想像に難くない。

弁護士にとって、自己破産申立は、それほど難しくはない。
逆に、ちんぴらヤクザのような連中と喧嘩するのは大変である。

さて司法改革で法曹人口は増えた。

推進派の理屈は、数が増えて、競争により弁護士のサービスが決めこまやかになるとのことだった。
しかし現実はそうはなっていない。


【2019年7月3日追記】

セカンドオピニオンでこういうことを感ずることが時折ある。「弁護士にとって」やりやすい方法を示しており「依頼者のために」ではない、というケースである。
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by kazuo_okawa | 2017-12-09 23:54 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
13日朝、出かけに「とくだね」というテレビ番組を見ていたら、1万3000円の買い物をして4万6000円のお釣りを受け取った消防士が、「詐欺で逮捕」されたという。
興味深いニュースなので、事務所で時間の合間にインターネットで調べると、多く釣り銭を受け取ったのは昨年12月のことで、逮捕は今年1月7日のようである。

こんなことで逮捕されるのか、と多くの方は思われるのでは無いだろうか。

逮捕の対象となった刑事事件であるが
まず、法律的には、過大な釣り銭と知りながら「黙って受け取る」行為が詐欺になる。
過大な釣り銭と「知りながら」という点が、ポイントである。
では、あとから過大な釣り銭と知った場合はどうなるか。
無論あとから知って、店に返せば何の問題も無い。
問題は、あとから知って「返さない」場合である。

インターネット上の弁護士の解説には間違ったものもある。
「店員が過大な釣銭を渡そうとしていることを認識していないため、その段階での告知義務違反、すなわち「欺罔行為」の存在を認めることができず、詐欺罪にはなりません。もちろん、後で気がついてもそのままにしてしまったということは、刑事上は問題にならなくても民事上の返還義務として処理されることになります。」と説明している弁護士がいたが、間違っている。
この場合は、「詐欺」では無いが、「占有離脱物横領」という別の犯罪になる。

さて、逮捕は、犯罪の嫌疑があるだけで、出来るものでは無い。
本件では、監視カメラの録画で「認識」を立証出来るというのであるから証拠は揃っているのだろう。
また消防士であるから、逃亡のおそれも考えにくい。
果たして、逮捕の必要性はあるのだろうか。

ニュースによれば、本人は「否認」しているというのであるから、逮捕は「自白」をとる目的か、或いは何やら「見せしめ」のような気がする。

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by kazuo_okawa | 2015-01-13 17:55 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)