私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

タグ:藤井聡太 ( 31 ) タグの人気記事

藤井、破れる!

まるで漫画のように勝ちまくってきた天才少年藤井聡太七段が破れた!

順位戦C級1組10回戦で近藤誠也五段に136手で敗れ、昨期から続いていた順位戦での連勝記録は、中原誠十六世名人と並ぶ史上最多タイの「18」でストップした。

藤井七段は、この対局に勝利し、さらに同時刻で対局をしていた師匠の杉本昌隆七段が船江恒平六段に勝利すれば、32年ぶり2組目となる師弟同時昇級も達成するところだったが、藤井七段、杉本七段とも破れた。

これで、破れた藤井七段、杉本七段、勝利した近藤五段、船江六段の4人が8勝1敗となり、順位最下位の藤井七段は自力による2期連続の昇級の可能性が消滅した。

藤井七段は昇級するものと思い込んでいたために、ある意味で驚くべき結果である。

と同時に、勝利した二人はいずれも藤井七段に屈辱の敗北経験を持っている。
近藤五段は藤井29連勝新記録の内の1勝を献上し、船江六段は、藤井キラーと呼ばれた井上一門で注目の中破れた。
二人とも、注目の中、意地を示したといえよう。

それにしても最年少名人を目指すには一度の足踏みも許されない藤井七段にとって、自力昇級の目がなくなったのは極めて厳しい。
極めて厳しい状況であるが、それでも藤井七段は、漫画のように昇級するのではないだろうか。
.

by kazuo_okawa | 2019-02-06 00:50 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

藤井七段ベスト4!

藤井聡太七段が佐藤天彦名人、羽生善治竜王(当時)を破り、棋戦初優勝を果たした昨年の朝日オープンは衝撃的であったが、今年も凄い!

第12回朝日杯将棋オープン戦本戦のうち1回戦2局と2回戦1局が20日、名古屋で行われ、藤井七段が1回戦で稲葉陽八段、2回戦で糸谷哲郎八段という、2人のA級棋士を相次いで破り、4強入りを決めた。

その勝ちっぷりがまた驚愕である。

対稲葉戦は角換わり相腰掛銀。
後手番藤井七段が、9筋からの端攻めで、香の頭に歩を3連打し、96に引っ張り出し、そこで74角と狙い撃ち。
ここまで研究手であり、そのまま完勝。

対糸谷戦は角換わり相早繰り銀。
後手番藤井七段が、歩を86と突き出し、糸谷八段に88と謝らせたその状態で、99香を叩いて98につり出し、そのまま露骨に87に角を打ち込み、以下圧勝。

要するに、藤井七段の角換わりは、序中盤の圧倒的研究量と終盤の驚異の読みの裏打ちがあり、(振り飛車党は別として)居飛車党で、藤井七段を倒す棋士が想像つかない。

おそらく、藤井七段と変わらぬ研究量とスキのない読みに裏付けられた豊島将之二冠か、玉を固め細い攻めをつなげるもともとの手法にバランス重視のAI将棋を取り入れ復活し現在絶好調の渡辺棋王くらいしか思い浮かばない。

今、是非見てみたいのは、相居飛車戦なら、この二人の対藤井聡太戦だろう。

朝日オープン準決勝、決勝が楽しみである。
.

by kazuo_okawa | 2019-01-21 22:34 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
朝日新聞1月3日付け朝刊に「藤井聡太七段に憲法学者・木村草太さんが聞く」という大変素晴らしいインタビュー記事が出ている。

何故にこのインタビューが素晴らしいかと言えば、聞き手の木村草太首都大学教授が無類の将棋好きであることから、将棋愛に満ちて将棋ファンとして聞きたい点を的確に聞いているからである。

そのことは例えば次の質問で分かる。

藤井七段が詰将棋を解くときに「頭の中に将棋版を思い浮かべていない」という点について詳しく聞いているのである。
何故ならこれは熱心な将棋ファンにとって最近のテーマだからである。

実は、昨年、白鳥士郎氏が藤井七段にインタビューをしている。
『りゅうおうのおしごと!』の作者である白鳥氏は、熱心な将棋ファンであり、<棋士は誰でも『脳内将棋盤』を持っているが藤井七段はそうでないと述べていた>ことをとらえて、その点を藤井七段に聞くのだが、藤井七段の「盤は思い浮かべない」という回答を引き出した後、
<――詰将棋を解くときなどはどうです?
「詰将棋は読みだけなので、盤面を思い浮かべるという感じでは……」
――えっ? ……私のような素人だと、詰将棋を解くときこそ将棋盤を思い浮かべるというか……むしろ手元に盤駒を置いていないと解けないくらいなんですけど……。>
というやりとりで終わっているのである。

白鳥氏のインタビューは大変良いインタビューであったが、熱心な将棋ファンにとっては何でここで終わるのか、ここを更にもう少し聞いてほしいと思ってしまう。
つまり消化不良なのである。

そのことを知った上で、木村教授はそこを詳しく聞いている。
だから素晴らしい。

<高速で盤面を動かしているわけでもない。>
<指し将棋では形勢判断では盤面の重要性は上がる。>
<手を読むときには必ず言語思考は使う。>
<先手の勝率が高いのは人間同士の対局なので心理的な要因があるかもしれない。>
<選択の幅が広がったときに成果を感ずる。>
<小学生には「将棋は自由度の高いゲームなんだよ」と伝えたい>
<心に残っている棋士の言葉は「感想戦は敗者のためにある」>
…。

藤井七段の素晴らしい回答を引き出したのは木村教授ならではの名質問だったからだろう。

活字になっていない部分に、おそらく楽しい将棋談義が交わされたに違いない。

【追記】

『月刊大阪弁護士会』(2016号6月号)「将棋と憲法―木村定跡この一手」(木村草太教授)において、私が木村草太教授にインタビューしています。いかに、木村教授が熱心な将棋ファンであるかわかって頂けるかと思います。
大阪弁護士会HPにアクセスして頂き、トップページの「読み物」をクリックして頂けると読めます。是非アクセスしてください。
他に私がインタビューしている記事は、2018年12月号久保利明王将。
2014年5月豊島将之七段(当時)。
併せてお読みください。
.

by kazuo_okawa | 2019-01-04 09:28 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
朝日新聞の将棋欄は、A級順位戦から、久保利明王将対阿久津主税八段の対局。
苦しい星同士の「鬼勝負」である。

同じく毎日新聞の将棋欄からは、A級順位戦から羽生善治竜王(当時)対佐藤康光九段。
ライターが山口絵美菜女流1級である。
京大文学部出身の女流棋士であるがなかなか多才な人である。
激動の2018年を簡単に振り返っているのが良い。

日経新聞将棋欄は、67期王座戦一次予選から渡部愛女流王位対木下浩一七段。
日経は昨年も女流を掲載して華やかである。
将棋欄のすぐ上の「会心の譜」に斉藤慎太郎王座が、昨年中村太地王座(当時)から奪取した王座戦第一局について述べている。第一局をあげるところに開幕局を重視していたことが窺え斉藤王座らしい。

読売新聞将棋欄は、竜王戦七番勝負の第六局羽生善治竜王(当時)対広瀬章人八段。
羽生竜王の敗れるカードである。

産経新聞の将棋欄は、棋聖戦二次予選、斉藤慎太郎王座対澤田真吾六段。
年頭を飾るにふさわしい好カードである。

昨年はタイトルホルダーが一人もおらず、そして羽生九段も出ていなかった。
そう思えば今年はオーソドックスであり、羽生九段は二紙に出ている。

棋譜欄以外の将棋記事。

今年は藤井聡太七段のインタビューが二紙(毎日、スポニチ)に掲載されている。
8割を超える勝率を誇りながら、むしろ敗局に、まだまだ自分には足りないところがある、と語る姿勢がそら恐ろしい。
そして、戦国武将から一人選ぶとしたら、と言う質問に織田信長を挙げる。
革新的なところにあこがれるとその理由を述べ、そして常識にとらわれずに将棋に向かっていきたい、と述べている。

藤井七段は今年タイトル戦線に出てくるのではないだろうか。
.

by kazuo_okawa | 2019-01-02 10:15 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

空前絶後の大記録

今朝のデイリースポーツ社会面の大きな記事に驚く。
藤井聡太七段が12日、東京・将棋会館で行われたテレビ棋戦「銀河戦(囲碁・将棋チャンネル主催)」で2連勝し、史上最年少でのデビュー以来通算100勝を達成した、と報じているからである。

藤井七段は歴代の永世称号獲得者および中学生棋士の中で「最速」「最年少」「最高勝率」での100勝という大台到達である。即ち、2016年10月にプロとなってから2年2カ月、16歳4カ月、勝率8割4分7厘での大台到達であるが、これはこれまでの記録、羽生善治竜王の2年3カ月、17歳6カ月、中原誠十六世名人の8割2分6厘(100勝21敗)をいずれも一気に更新する。

ところが、12日にそういう凄い対局が行われているとは予め告知されず無論ライブ中継もされなかったのであるが、それが非常に残念である。

NHK杯で、例外的に生放送をした例があったのだから、今回もそのようにすれば、さらに盛り上がったと思うのだが…。

そして記事を読んで驚いたのは羽生竜王が「空前絶後の大記録だと思います。棋士としての一里塚を通過してさらなる前進を期待したいと思います」とコメントしていることだ。
何故なら羽生竜王は、100タイトルかけて竜王戦を闘っている真最中だからである。

無論、一日目の対局終了後にインタビューしたのだろうが、それでも驚きである。
にもかかわらず、羽生竜王が、普通に称賛しているのが素晴らしい。

それにしても素晴らしい記録である。
.


by kazuo_okawa | 2018-12-13 10:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

川口教授の講演を聞く

本日、連合大阪法曹団の定期総会の記念講演で、川口美貴関西大学教授の講演を聞く。
川口教授のご専門である「労働者性」であるが、非常に斬新で、通説を痛烈に批判する。

即ち私たちが学んできた「使用従属性」「指揮命令下」といった概念を次々と批判するのである。
そして、いわゆる労働者性を判断する、通説の各要素を批判し、結局、具体的な労働供給契約のもとで、労働の供給を受けるものとの関係で「労働者性」が決まるという。

従って、「労働者性」は、場面場面で異なり、ある人がある場面では「労働者」、別の場面では「労働者」ではない、ということが起こる。
しかも、供給を受けるものとの関係も考慮するから「消費者」相手の場合でも、「労働者」となる場合がある。

いやあ斬新である。
労働者性は場面、場面で考えるというのはまだしも、「消費者」相手の場合などは非常に画期的というか、今まで考えていなかった発想である。

川口説は「労働者」の概念は広がり、労働規制が働くということが分かる。

しかし、ビルゲイツのような大金持ちは、仮に、気まぐれで「セブンイレブン」にアルバイトに行ったときは、その限りでビルゲイツが「労働者」というのはどうなのか。

いやあ、理屈はわかり、素晴らしい説ではあるが、咀嚼するには時間がかかる。

昨日ブログに挙げた藤井聡太七段。
100年に一度の天才であり、彼は「労働力」以外にも商品を持っている。

しかし、川口説では、対局は「非労働者」、そして解説は「労働者」という結論は当然となる。
う~ん、なんというか、いやあ、じっくりと考えたい興味深いテーマである。
.

by kazuo_okawa | 2018-12-06 23:59 | 労働 | Trackback | Comments(0)
藤井七段が初めて解説するということで話題になった12月1日の叡王戦。
対局は羽生善治竜王対菅井竜也七段という好カード。

これを藤井七段が初解説するのである。
無論、藤井七段だけでなく山崎隆之八段もダブル解説役である。

このタイムシフト(録画)を見ていると、何と、山崎八段が「藤井さんのこの対局の解説は午後10時までです。法律で決まっていますので」と説明していた。

いやあ、将棋番組を見ていて、労働基準法が出てくるとは思わなかった。

確かに労働基準法は、満18歳に満たない者を午後10時~午前5時(深夜)に労働(勤務)させる事を禁止している(労働基準法61条)。
しかしこれは、「労働者」保護のための法律であり、労働者でなければ適用されない。
現に未成年の芸能人や俳優(子役)、歌手などで、午後10時を過ぎても活動している例を思い浮かべる方もいるだろう。
つまりそういうタレントは「労働者」とされていないのである(つまり午後10時過ぎても活動出来る)

では労働者かそうでないかはどのように決めるのか。

一般に、労働者とは、使用者の「指揮監督下の労働」であるかどうか,支払われた報酬が「労働の対価」であるかどうかによって判断される。
平たく言えば、実力ある未成年タレントで「指揮命令下」になければ「労働者」ではない。
厚労省は一例として「歌唱、演技などが他人によって代替できず、人気がある」などを基準に判断し、「労働者」ではなくて「自営業者」とみなした場合は労基法の規制は受けない、としている。

では藤井七段はどうなのか。

年収1000万円を超える16歳棋士であり、将棋界では「他人によって代替できず、人気がある」棋士であることは違いない。
その報酬も、優勝賞金部分が大きい。
しかし彼は一方、日本将棋連盟の指示する対局は断れない(対局義務はある)。

とまあ、労働者性については結構難しい。

そこで日本将棋連盟は、無難に、労働基準法適用と考えたのだろう。

過去も、「中学生棋士」は4人いるが、18歳未満のときに解説をしたことなど聞いたことはない。
おそらくこういう18歳未満のときの解説役は藤井七段が始めてだったのだろう。

考えてみれば、こういう労働基準法問題が出てくること自体が、実は大変凄いのである。

【追記】
藤井七段はかつて対局で午後10時を回ったことがあり、そのときにも労働基準法の適用の有無が話題になった。
このとき日本将棋連盟は、棋士は「個人事業主」で労働基準法の適用は受けない。「棋士の労働時間に制約はなく、対局時間も棋士の意思に委ねられている」と説明していた。
同様に、解説役も「個人事業」と割り切っても良かったと思うのだが…。
なぜなら、余人を持って代えがたい日本一の詰将棋力を持つ藤井七段の、終盤の解説こそ聞きたいのであり、この一番の最後の楽しみのところで「はい、午後10時になりました。」と終わるのはいささか釈然としないのである。
.

by kazuo_okawa | 2018-12-05 00:25 | 労働 | Trackback | Comments(0)

若き天才同士の対決!

20日、C級1組順位戦で、藤井聡太七段と増田康宏六段が対局した。
若き天才同士の対決である。

この二人は2017年6月に藤井七段が公式戦最多の新記録29連勝を達成した時の因縁の相手である。
そして約1年後の今年7月、藤井七段と増田六段との間で行われた竜王戦決勝トーナメント2回戦で「絶対に勝ちたい」という増田六段が勝利しリベンジしたのである。

公式戦はこれで1勝1敗。

その二人が、三度目、今度は順位戦でぶつかったのである。
先手増田六段が得意の雁木模様。
しかし、後手藤井七段の42銀を見て、中飛車に手を変える。
こういう駆け引きが面白い。

Abema三枚堂達也六段の解説がよくわかる。
随所に見せる細かい綾が絶妙である。

そして最後の、藤井七段の56飛車の只捨て。
実に痛快な只捨てなのである。
しかしこれが決め手で、このとき増田六段投了。

こんなに見事に決まるのかという「大技」である。
凄いとしか言いようがない。

藤井七段はこれで順位戦負けなし。

増田六段に対してこの勝ちぶりを見ていたら、おそらく藤井七段はこのまま全勝昇段はまず間違いないだろう。
いやあ、凄い!
.

by kazuo_okawa | 2018-11-21 01:42 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

斎藤慎太郎、新王座!

中村太地王座に斎藤慎太郎七段が挑戦する第66期王座戦五番勝負の第5局が10月30日に行われ、斎藤七段が中村王座を109手で破り、3勝2敗で五番勝負を制した。
斎藤七段はこれで、自身初のタイトル、王座獲得である。

いやあ嬉しい。

斎藤七段は、関西の「将棋まつり」などで何度もお見かけしているが、ほとんどの将棋ファンが述べる通り、人柄さわやか、将棋もさわやか、そしてファンにも優しいイケメンと申し分のない棋士である。

実際、人気抜群の棋士であり、私も応援していた。

これで8大タイトルのうち、半分の4タイトルホルダーが、関西棋士であり、私にはこれも嬉しい。

今回の王座戦は大きく注目されていた。
多くの将棋ファンにとっては、この二人のどちらにも勝ってほしいと思われたろう。
それは共に人気棋士というだけでなく、将棋界の未来を担う可能性のある棋士であるからだ。

将棋界では挑戦者になるのは、そのほとんどがトーナメント方式であり、挑戦者になること自体が難しいが、しかしタイトルに挑めても「番勝負」では結局実力のある者が勝つ。
その意味では、タイトルを獲得しなければ一流ではない。

しかし、勢いでタイトルを奪取することもある。
それゆえに、タイトルは防衛してこそ一人前という言葉もある。

つまり、初タイトルを狙う斎藤にしても、初防衛のかかる中村にしても、いずれにしてもこの王座戦は大きな一番なのである。

無論、この王座戦に負けてもまた次がある、そう思われた方も多いであろう。

しかし、熱心な将棋ファンは、そんなに「次」が無いことを知っている。
いうまでもなく、怪物藤井聡太七段である。
彼がそう遠くない時期に、タイトル戦線に加わってくることは間違いない。
今を逃せば「次」はないかもしれないのである。

だからこそこういう若手実力者同士の闘いは重要なのである。

斎藤慎太郎新王座がニューヒーローとしてさわやかに登場したことは間違いない。

今後の活躍を心から期待する。
.

by kazuo_okawa | 2018-10-30 22:56 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

AIの申し子!

日曜日は一週間のニュースを振り返ることが多い。
本日(21日)朝、何気なくテレビをつけていると、天才オセロ少年のニュースが流れていた。

このニュース自体は、小学5年生の福地啓介少年がプラハで開催された「第42回世界オセロ選手権」で史上最年少で優勝したというもので、この福地少年の歴史的快挙の帰りのフライトでANAが気を利かせてそれまでの最年少記録保持者のパイロットをシフトし、そして同パイロットが祝福のアナウンスをしたことも話題となっている。

私自身はそれまでに聞いていたから何ら気に留めなかったのだが、驚いたのがコメンテーターの発言である。

福地少年は、これまでニュースなどで“オセロ界の藤井聡太”と称されてきた。
その影響だろう。
「尾木ママ」との愛称で知られる尾木直樹氏が、コメンテーターとして、福地少年と藤井聡太七段を一緒くたにして、「AIの申し子です」とまとめたのである。

ひどいまとめである。

福地啓介少年はそうであろう。
彼は、オセロをコンピュータソフトAIを使って独学で学んできたからである。
言わば,AIが師匠であるから,AIの申し子といえよう。

しかし、藤井聡太は違う。

彼は、両親のモンテッソーリ教育法(子の自主性に任せる教育法)のもとで、すくすくといろんな関心に出会い、鉄道やパズル、そしてついに将棋に出会う。
さらに詰将棋に魅せられ、それが彼の将棋を花開かせるのである。

AIについては、むしろ、師匠杉本七段は使わせないようにしていた、というのも有名な話である。
藤井聡太はその後、苦手な序盤の克服のためにAIを使うが、彼自身はAIに頼るのはよくない、と発言してる。

つまり、藤井聡太はどこから見ても「AIの申し子」ではない。

将棋界における「AIの申し子」は「藤井以後の世代」と言われているのである。
こんなことは少し調べればわかることである。

にもかかわらず堂々と「藤井聡太をAIの申し子」と間違ったことをまとめる。
将棋ファンとしては残念でならない。
.


by kazuo_okawa | 2018-10-21 20:03 | 将棋 | Trackback | Comments(0)