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by kazuo_okawa

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藤井七段敗れる!

第69期王将戦の挑戦者を決める王将リーグ戦は、7人による総当たりで行われ、広瀬章人竜王と藤井聡太七段の2人がここまで共に4勝1敗で首位に並び、両者の最終直接対局が挑戦者を決めるという、まるで絵にかいたような組み合わせとなった。

プレミアムの解説は藤井猛九段。

藤井聡太七段がその戦型を角換わりでは無く、矢倉を選択したとき、解説藤井九段は唸った。
ここ一番の重要な対局に十八番の得意戦型を使わなかったからである。

しかし対局は、広瀬竜王の勝利。

ツイッター等のファンの声をみても、各局の一般ニュースをみても藤井七段の勝利を期待する雰囲気があった。
それはもしも藤井七段が勝利して王将戦の挑戦者になれば、数々の最年少記録を打ち立ててきた藤井七段が、この初タイトル挑戦者年齢においても最年少新記録を塗り替えるからであった。

こういうアウェイ感のある中を勝利する広瀬竜王も素晴らしい。
思えば、昨年の竜王戦も100タイトルを目指す羽生九段とのタイトル戦はアウェイ感があったろうが、その中で広瀬竜王は勝利している。

見事としか言いようがない。

藤井七段の敗北を残念がるファンは多いだろうが、実は,
私は正直これでよかったと思っている。

それは藤井七段は将棋史に残ることは間違いない棋士であり、そうであるならば初タイトル挑戦を受けるタイトルホルダーは、永世名人(ないしその候補者)であってほしいと、私は、思っているからである。

渡辺三冠には悪いが…。
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by kazuo_okawa | 2019-11-19 20:25 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

逆転のゲーム!

つくづくと思う。
将棋は逆転のゲームだと!
だからこそ、タイムアップゲームや点数ゲームと違って、最後までどちらが勝つかわからない醍醐味がある。

広瀬章人竜王に豊島将之名人が挑戦する第32期竜王戦。
豊島名人の2連勝で迎える第3局である。

豊島名人は、先の王位戦で2連勝スタートしながら結局王位を失冠した。
一方、広瀬竜王は逆に昨年羽生竜王(当時)に2連敗しながら最終的に奪取した。
だからこそこの第3局に豊島名人は決意をもって臨んだだろう。

終盤、広瀬竜王の76歩に形勢は逆転、それがまた豊島名人の最善の粘りにまた逆転。
結果は見事に勝利。

「竜王・名人」に大きく前進した。

解説者藤井猛九段が「詰将棋のようだ」と指摘する素晴らしい幾つかの詰め手筋のような妙手の連続。
聞き手上田初美女流三段が「技が次々出ましたね」と絶賛する名勝負。

堪能した一日でした。
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by kazuo_okawa | 2019-11-10 22:26 | Trackback | Comments(0)
最年少名人を目指す天才藤井聡太七段の9月3日の勝利はブログに書いたが、ネット上話題をにぎわせたのは、
<2人の"天才・藤井"がともに勝利>
<2019年9月3日は「藤井ファン」にとっては忘れられない一日となりました。>
というニュースである。

天才藤井聡太七段と並ぶもう一人の天才藤井猛九段。
革命的戦法「藤井システム」を編み出し、その強烈な武器を引っ下げて羽生九段らと激闘を繰り返したことは将棋史に敢然と輝く。

この二人の藤井、二人の天才が同日対局でともに勝利したというのである。

藤井猛九段は叡王戦予選で羽生善治九段と対局。
9月7~8日に遠方への出張の行き帰りにニコ生タイムシフトでこの藤井・羽生戦をじっくり見たが、いやあ、確かにこれは体を震わす。

観戦者も多く名人戦並みであり、ツィートの桁違いの多さが将棋ファンの関心が高かったことを示す。

定番の対局前アンケート。
どちらを応援するかというもので、羽生九段応援が28・7%、藤井九段応援が26・8%
とほぼ互角だが、一番多いのは、「どちらも応援」で44・5%である。
つまりファンの多くはこの対局自体を楽しみにしていることが窺える。

そして序盤の一手一手が緊張感を高める。
いうまでもなく「藤井システム」が出てくるのかどうかという注目である。

藤井九段が四間飛車を示すとワーッとツィートが殺到し、羽生九段が居飛車穴熊を目指すとまたしてもやワーッとツィートが殺到する。
画面がツィート一杯となり将棋盤が見えない。
そして「藤井システム」!

相手の得意戦法を受けて立つのが往年の羽生流である。
藤井九段が伝家の宝刀を繰り出し、相手の得意戦型を受けて立つ羽生流が出たとなれば、これだけで観戦将棋ファンとしては心を震わす。

いや、内容も互いにヴァージョンアップしているのであるから凄すぎる。

結果は藤井九段の勝利。

これは結果がどうこうよりも、このレジェンド二人の対局自体が素晴らしい、素晴らしすぎるのである。

【追記】
この激闘のあと、羽生九段は3日後に郷田九段と闘い王将リーグ入りを決めたのも凄い。それにしても藤井九段といい、郷田九段といい、いずれも「羽生世代」である。

【さらに追記】
まるでマンガのようである。叡王戦本戦トーナメント入りを決める予選決勝の藤井猛九段の相手は井上慶太九段だという。いうまでもなく短手数で「藤井システム」にぶっ飛ばされた被害者第一号である。井上九段は、羽生九段のように「藤井システム」を受けて立つ闘い方をするのかどうかが大変興味深い。
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by kazuo_okawa | 2019-09-09 01:37 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
中村太地王座に斎藤慎太郎七段が挑戦する第66期王座戦五番勝負の第2局が9月20日行なわれ斎藤七段が中村王座を破り2連勝。

初のタイトル獲得まで、あと1勝とした。

決着後のAbemaTVの振り返り解説がいい。
藤井猛九段と青嶋未来五段である。

個々的な斎藤七段の妙手にも関心したが(25桂只捨てなど)今回の勝負の大きな位置づけと中村王座の気合などがよくわかる。

実はこの両者の如く、相居飛車戦では最近は先手の勝率が極めて高い。
(今期棋王戦などすべて先手勝利であった。これではまるで振り駒勝負である。)

このシリーズも第一局は先手斎藤七段が制したが、この第二局は先手である中村王座が絶対に勝たなければならなかった。
予め先手と分かっている中村王座は、ともに得意の角替わりを想定して十分に研究することが出来る。

藤井九段は、中村王座の早い仕掛けに「研究手ですね」と解説し、また「気持ちの入っていた」とも評した。
その研究手に対して、まあ、言ってみれば斎藤七段は、見事に返り討ちにしたのである。

中村王座からすれば、先手で負けたこと、研究手で負けたことなどそのダメージは大きいだろう。

次局は斎藤七段の先手。
一気に王座奪取するのではないだろうか。
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by kazuo_okawa | 2018-09-21 03:30 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
帰宅してから見た(4月2日夜)NHKの<プロフェッショナル>「史上最強」の軌跡スペシャルが面白かった。
最強棋士・羽生善治に注目をあてた特別番組である。
前人未到の「永世七冠」を達成し、棋士初となる「国民栄誉賞」を受賞した羽生善治の特別編であり、これまでのNHK録画を再編集し、今回新たにインタビューを収録したという。

羽生の47歳の心境を語ったインタビューが注目されるが
私自身にとってはそのインタビュー内容(若い時と違って今は意識的にアクセルを踏むなど)は、実は、2017年2月7日に大阪での羽生三冠(当時)の講演で聞いていた。
逆に言えば、昨年のあの講演はある意味で羽生三冠の決意の表明だったのである。
それはその後その秋に、竜王戦奪取によってこの時の講演での言葉の意味がわかったのであるが…。

しかし本日番組を見て、一番感動したのは2006年朝日オープンでの藤井九段との五番勝負だろう。
特に今、この2018年時点で見れば、実に感慨深いのである。
藤井九段は「藤井システム」で一代を築いた天才棋士である。
この対局で羽生はあえてその藤井得意の「藤井システム」に飛び込むのである。
そのとき控室が驚き、それを映し出しているのが印象的である。
誰しもが藤井システムに飛び込むのはリスクが大きいと思っていたのである。
控室はなんでそんな戦い方をするのか「わからない」といい、これは、藤井の選手生命を断ち切るためだろう、とまとめる。

しかし羽生はそんな考えとは違った。
「リスク」よりも、もっと高いところ、すなわち将棋の真理を求めていたのである。

それが分かるのは約10年後である。
なんと羽生自身が藤井システムを使うのである。
天才藤井総太四段相手にも藤井システムを使ったのは有名である。

良質のミステリは、あのときどう書いてあったかと前のページを繰り出して、そのうまい仕掛けに感動する。

羽生のプロフェッショナル!
良質のミステリを読む思いである。


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by kazuo_okawa | 2018-04-03 00:38 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島将之A級昇級!!

豊島七段がA級に昇級した。
実に素晴らしい。
B1リーグ戦最終局の対戦相手は糸谷八段。
若いころからのライバルである。
その将棋は、ライバル同士らしい互いに引かない素晴らしい将棋である。

素人目には糸谷八段の攻めにハラハラしたが、糸谷八段の龍切りをすぐに同飛と取らないのがさすがに超一流のプロである。
見ていて面白い。
最後の47歩にはどうなるのかと思ったが、Abemaの解説を聞いていて、豊島七段が読み切っているその強さに感服する.

この大一番にメンタルの強さを感ずるという解説もあった。

いよいよ豊島の花が開くのだろう。

これで今期は久保九段と豊島七段の二人がA級昇級である。

久保九段は私の師範であり、豊島七段は昔から応援している。
いずれも応援していた二人であり、いやあ、何というか実に嬉しい。

豊島新八段には次にはタイトル奪取が大いに楽しみである。

【追記】
全ての対局終了後、Abemaの藤井猛九段と村山慈明七段の解説がわかりやすく、面白い。
豊島の飛車先を受けない糸谷、そして豊島の38銀。
現代将棋だという。
「歩を下に使うのがおしゃれ」
「現代将棋は角を軽視している」
など藤井の言葉は含蓄があり、秀逸である。

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by kazuo_okawa | 2017-03-10 00:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
将棋コンピュータソフトの強さがもはや棋士以上といわれる中で、「人間対人間」の戦いの魅力とは何か?というのが将棋界の最大の課題である。

おそらくそれは、単に盤上の戦いだけではなく、その戦いに挑むその棋士の生き方が共感を呼ぶ。
命を削って戦った村山聖や、ちまちまと序盤研究しているようでは駄目だという風潮の中で黙々と研究し、かの「藤井システム」を発明した藤井猛に人気があるのも当然だろう。

一方、今期竜王戦ほど見ていて力の入らない対局はなかった。
第7局までいったのであり、本来ならもっと盛り上がるはずなのだが…。
それははっきり言って、この対局の持つ「不透明感」が魅力を失わせている。

将棋連盟は、ニコ生への来場者数や将棋連盟アプリへのアクセス数その他から、今期竜王戦へのファンの関心度などはわかるだろう。
実際、何が起こったのかをきちんと検証し、それをファンに伝えることが最低限必要である。

【12月29日追記】

ちなみにニコ生の来場者数を見てみると、竜王戦7番勝負の第7局2日目という言わばシリーズの一番盛り上がるときで入場者数は9万人である。
比較のために他のケースを見ると、羽生王座に糸谷八段が挑戦した王座戦5番勝負。羽生連勝の後の第三局は14万人。
佐藤天彦名人対千田翔太五段の叡王戦決勝3番勝負の名人勝利後の第二局は19万人。
藤井聡太新四段のデビュー戦。対加藤一二三九段との対局は22万人である。
竜王戦という棋界最高のビッグタイトルの最終局という格好の状況にもかかわらずイマイチ盛り上がりに欠けていることがわかる。



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by kazuo_okawa | 2016-12-23 00:25 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
NHK将棋講座最新号は藤井猛九段登場である。
藤井九段とは、あの革命的な「藤井システム」を発明した天才である。

その藤井がアマチュアに示した将棋上達法が意表をつく!

何故なら、誰しもがいう将棋上達法は、「自分より少しだけ強い者」と実践する方法である。
これは色々な棋士から何度も聞いた。

ところが、藤井は全く違う。
逆である。
将棋上達法は、「自分より少しだけ弱い者」と実践することだという。

何故なら、そうして「勝つ」のが精神的にもいい。
そして、反省は、勝った将棋だからこそ出来る。
負けた将棋は振り返る気になれない。
勝った将棋だからこそ振り返れる。
そして勝った将棋にも必ず、反省点はあるからだという。
う~ん、いやあ、実に斬新である。

こういう逆転の発想が藤井らしい。
というよりも、藤井はおそらく常識や通説など誰もが言うことを疑ってかかるのだろう。

藤井の発想に私は感銘を覚える。



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by kazuo_okawa | 2016-11-23 15:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

藤井猛九段の魅力

録画していた5月25日の将棋フォーカスとNHK杯戦を見る。

将棋フォーカス特集は升田幸三賞である。
「新手一生」をかかげ現代にも通ずる斬新な将棋を開発していった
将棋界の革命者升田幸三第実力制第四代名人の名を表した通り、
斬新な一手を開発した者に贈られる賞である。

藤井猛九段の発明した「藤井システム」もこの升田幸三賞を受賞しており
番組はそれを説明している。
藤井システムは、猛威をふるった「居飛車穴熊」戦法への対抗策であるが
自玉は居玉のままに、その囲いは後にして、居飛車穴熊側の動きに合わせて、
駒組みを行い攻撃を仕掛けるもので、それ故に「システム」と呼ばれている。

その発想から、藤井こそ真の天才というものもいる。

その将棋フォーカスのあとのNHK杯戦である。
直前の番組将棋フォーカスに自己の「藤井システム」が紹介されることを
この日の対局者藤井は知っていたのだろうか。
知っていたらサービス精神であろう。
藤井は最近、角交換型四間飛車戦法を多用しており、藤井システムを使うことは
少ないのであるが、本局は「藤井システム」であった。

久しぶりに「藤井システム」をみたが見事なものである。
解説はぼやきの石田和雄九段。
対戦者渡辺大夢四段の師匠である。
師匠の視点にたった解説も実に面白かった。

藤井は一見地味だが頭脳がシャープでユーモアセンスに溢れている。

好きな将棋の格言は「居玉は避けよ」。

一旦解説役に回ると
「素人目によくないですね」
「これは専門家に聞いてください」…うん?
「あんたが、専門家やろ」と突っ込みを入れたくなる。

NHK杯戦では渡辺四段に貫禄を見せた藤井九段。
羽生世代の一人であり、元タイトルホルダーでもある。
彼にも是非頑張ってほしい。

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by kazuo_okawa | 2014-05-29 23:56 | 将棋 | Trackback | Comments(0)