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by kazuo_okawa

タグ:羽生善治 ( 72 ) タグの人気記事

羽生九段の強さ!

本日、将棋ファンはネットは「3窓」、そして午前中はNHK杯中継と将棋一色だったろう。

無冠となりながらも改めて強さを見せつけたのは,NHK杯戦である。
羽生善治九段は本日放映されたNHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段を下し、7年ぶり11回目の優勝を達成した。
これで一般棋戦の優勝回数が45回となり、大山康晴15世名人の44回を抜いて単独トップに立った。

将棋史を「平成」で区切るというのもいささか抵抗もあるが、羽生九段の場合は、NHK杯で「4名人」を破って、あの衝撃の優勝をしたのが、平成元年であり、そして「平成」最後の年も優勝したというのだから、まるで絵にかいたような勝ちぶりである。

角換わり腰掛銀という最新形である。
アマチュアは指さない方がよいといわれる非常に難しい将棋である。
羽生九段は常に一番難しい将棋に挑戦する。
そして解説佐藤康光九段を唸らせる43歩を放つ!

金銀の効くただ捨ての場所である。
「凄い手ですね!」
「いやあこの手の意味は分からない」
「温めた手ですね」
「しかしこれは研究してても指せない」と佐藤九段を唸らせ、そして勝ち切るのである。

羽生九段は27年間何らかのタイトルを保持していたが、無冠の時も棋戦優勝はしている。
つまり本当の意味で、「無冠でかつ優勝もない」という年は、この「平成」の間は一度もなかったのである。

実に凄すぎる!
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by kazuo_okawa | 2019-03-17 18:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

挑戦者、豊島二冠!

いやあ、ついに待望の佐藤天彦対豊島将之戦!

奨励会時代からのライバルが、
新人王戦でも決勝で戦った両者が
ついに最高の舞台で相まみえる。

将棋界の絶対王者羽生善治が無冠となって初めて迎える名人戦。
そう思うとさらに感慨深い。

一差で追いかける羽生九段は、因縁の広瀬竜王に勝利し、豊島二冠が敗北すればプレイオフであった。
そんな追いかけられる中での見事な勝利である。

41手目に2時間5分の大長考をする。

その後、36,74,24と歩を連続して突く。

「この意味が分からない」
「久保九段が指しやすい」(斉藤慎太郎王座の言葉)と言われる中、
なんと、28角と自陣に角を放つ!

見ていて体の震える瞬間である。

藤森哲也五段の解説が素晴らしい。
「豊島二冠は、この自陣角の、この一手に挑戦権の夢を託しましたね」と。

そしてその後も鋭く攻めて勝利した。

豊島二冠は「自分は天才ではない。だから努力する」と謙虚に述べるが、この鋭い踏み込みこそ豊島将棋の魅力だろう。

名人戦、今から大いに楽しみである。
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by kazuo_okawa | 2019-03-02 00:53 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

4強全て、羽生世代!

いやいや何というか。
NHK杯のベスト4。

すでに準決勝進出を決めていたのが羽生善治九段、丸山忠久九段、森内俊之九段。

そして残る一枠を闘ったのが、広瀬章人竜王と郷田真隆九段。
郷田九段は好きな棋士だが、ここは広瀬竜王を応援していた。
しかし勝利したのは郷田九段。
見ていて面白い激しい将棋を制した。
矢倉模様ながら、現代的なバランス重視の玉の薄い闘い。

NHK杯は早指し戦である。
昔から、こういう時間の短い対局は若手が有利としたものだが…。
そしてそれゆえに将棋界の未来を占う棋戦として注目を浴びていたはずだが…。

結果、郷田九段が勝利し、これでベスト4は全員羽生世代となった。

しかも8大タイトル時代でありながら、タイトルホルダーは一人もいない。

いやあ、なんというか…。

繰り返し、繰り返し言われてきたことだが、「羽生世代」の凄さを改めて思い知る。
これで決勝戦が、羽生対森内戦となれば、まるでかつての「名人戦10年」のようなデジャブ現象のように思ってしまう。
将棋史の針を戻すことになるのではtと…。
う~ん。

【3月3日追記】
羽生九段は丸山九段を破って決勝戦に進出した。
何かここのところ3局連続で「羽生の手の震え」を見ている。
このこと自体が羽生の全盛期を彷彿させる。
解説谷川九段が指摘していたが、羽生九段は平成時代27年間タイトルを保持していたが、タイトルを保持していないときでも棋戦優勝はしているという。
つまり羽生にとっては<タイトル保持か棋戦優勝>の連続記録中だという。
それ自体恐るべき記録であるが、そのためにはこのNHK杯はその記録を続けられる残った棋戦だという。
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by kazuo_okawa | 2019-02-25 21:56 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

手が震えた!

17日のNHK杯トーナメントは準々決勝、羽生善治九段対豊島将之二冠の極めて興味深い対局で、しかも解説は斎藤慎太郎王座である。

解説も含め、将棋ファンなら見逃せない組み合わせである。

そしてこの対局が何故、興味深い対局かといえば、若いころから将来を嘱望されていた豊島二冠は若くしてタイトル戦に出場するも、なかなかタイトルが取れず、その大きな壁の一つが羽生九段であった。
しかし昨年、羽生対豊島戦は9局行われ、その中に、豊島八段(当時)が羽生棋聖から、棋聖位を奪取したタイトル戦が含まれているのである。

加えて、次期名人戦の挑戦者を決めるA級順位戦は最終局を残すのみであり、この両者に挑戦者の可能性がある。
昨年は、順位戦同率プレイオフで羽生二冠(当時)が豊島八段を制したが、今年もプレイオフで激突する可能性はある。

さらに言えば、将棋というものは、ベテランが若手から負けが続くと、なかなか勝てなくなる。
その意味で、羽生九段としては、豊島二冠にはここはどうしても負けるわけにはいかないのである。

逆の立場である豊島二冠としては、ここは是非とも勝利して羽生九段に差をつけたいのである。

戦型は、誰しもが予想した通りの「角換わり」。
そして最新形である。

斎藤王座の解説によれば、両者事前に、相当に研究しているとのことである。

しかし何よりも、斎藤王座の解説で驚いたのは、対局前の両者は、実にピリピリしていたという。
このことが、テレビ対局であるが、両者にとっては「大一番」であることを物語っている。

そしてその大きな一番を羽生九段が制した。

贔屓の豊島二冠が敗れたのは残念であったが、久々に素晴らしい映像を見た。
それは勝利を決める羽生九段が「95歩」の一手を指したとき、駒がスムーズにとれなかったのである。

聞き手藤田綾女流が「手が震えていましたね」といい、斎藤王座も「震えていましたね」と答えた。

そう、将棋ファンなら有名な「羽生の震え」!
勝利を確信したときに出る震え!である。

何やら久々に見た気がするが、この「羽生の震え」に、羽生九段の復活が窺えるのではないだろうか。

いやあ、何やら楽しみである。
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by kazuo_okawa | 2019-02-18 07:43 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

羽生善治×AI

羽生九段の研究パートナー長岡裕也五段の著書である。

まじかで研究してきた者から見た「羽生善治論」である。

2008年、竜王戦で3連勝4連敗となり永世七冠を逃したとき、羽生九段は長岡五段を研究に誘う。
それは100年に一度の大勝負に敗れ、打ちひしがれるのではなく、直ちに気持ちを切り替え新たにスタートを切る証であった!
そこに羽生九段の精神力の強さがうかがえる。

羽生九段は、解説その他多忙だがそれはそれは「将棋界のために」という責任感であり、それでいて、いかなる時でも「多忙」を口にしない。
無論、勝負の言い訳にもしない。
そんな中で最新の研究をするわけである。

将棋ソフトは参考にしつつも絶対視しない。
むしろ安易にソフトに回答を求めることはしない。
これを羽生九段は、長年一線で闘ってきた加藤一二三九段の生き方に照らして「目先の利益を取る」というやり方をしないと長岡五段は述べる。

そしてそれは、将棋の研究論のみならず、人生哲学にも通ずると。

「ミスをしても切り替える」
「今、出来ることをやるしかない」
「大一番」の前後も平常心を保つ。

羽生善治論として、なかなか興味深い一冊である。

とはいえ、一番興味深いのは、羽生九段が、当時プロ3年目の無名の棋士長岡五段を何故指名したのかという点であり、同時に、羽生から正月早々に直接電話を受けたときの長岡の驚きが面白い。
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by kazuo_okawa | 2019-02-11 07:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島二冠、勝利!

佐藤天彦名人への挑戦者を決めるA級順位戦。

羽生善治九段、広瀬章人竜王とともに6勝1敗で並んでいた豊島将之二冠が、羽生九段との直接対決に勝利した。

角換わり腰掛け銀というともに十八番の戦型。

40手目で後手番豊島二冠が先に仕掛けるのが、「観る将」として実に心地よい。
加えて、77手目67金と78手目43銀の両者の応酬の凄さは、アマチュアには解説無くしてその凄さが分からない超トップレベルの達人同士の切り合いである。

さらには81手目羽生九段の25歩に控え室に驚きの声が上がったという。
しかしその羽生九段の勝負手に、さらにそれをそのまま同歩と受けてたった豊島二冠に解説陣の絶賛ぶりが凄すぎる。

そもそも全体を通じて、豊島二冠の指し手の早さに、研究手を感じさせ、その強さを感じさせる勝ち方である。

昨年、惜しくも挑戦権を逃した豊島二冠が、昨年とは違ってその後二冠となり、自信もつけただろう。
この「自信」は大きいと思われる。

いやあ、私としては是非とも、佐藤天彦対豊島将之の名人戦が見たい。

【追記】
本日、広瀬竜王が敗れたため、豊島二冠のみ1敗がただ一人となり単独一位である。
仮に豊島二冠が最終局で敗れれば、羽生、広瀬どちらかとのプレイオフとなる。
いずれにせよ豊島二冠が、名人戦挑戦へ向けて大きく前進したことは違いない。
本文に書いた通り是非とも佐藤天彦対豊島将之の名人戦を実現してほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-02-01 00:51 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

羽生九段の闘い!

名人への挑戦者を決めるA級順位戦。
その挑戦者は全勝の豊島将之二冠、1敗で追う羽生善治九段と広瀬章人竜王、この3人に絞られた。

そして、11日はこの1敗同士の豊島将之二冠対広瀬章人竜王の激突と、羽生九段対三浦九段との対局が組まれた。

豊島二冠と広瀬竜王の二人は、2018年12月のレーティング1位、2位の最強棋士同士である。
また今年度対局数ランキングも1位、2位である。
つまり、この二人の激突は、現時点で最強棋士同士の戦いなのである。

ところが、11日の生放送(ニコ生、Abema)はいずれも羽生・三浦戦であった。

Abemaのフレーズは
「羽生善治九段、名人挑戦へ向けた一戦!」

27年ぶりに無冠となった羽生九段の初対局の方が注目されると判断されたのであろう。
それは、「九段」になって初対局ということのみならず、羽生九段の人気、実力、ブランド、100タイトルへの期待など様々な注目要因が揃っていたからに違いない。

そう思えば、豊島将之二冠、広瀬章人竜王は、単に実力だけではなく、この羽生九段ブランドを上回らなければならないのである。

無論それは、豊島・広瀬だけではない。
厳しいが、次代の覇者はどうしても、「この羽生」を越えなければならない。

【追記】

羽生九段は強さを発揮して三浦九段を破り、1敗を守った。
一方、広瀬竜王は豊島二冠を破り、これで3人が1敗で並んだ。
のこる2局。羽生九段の対局相手は当面の敵、豊島二冠、広瀬竜王である。
私は豊島二冠を応援しているが、「羽生100タイトル」を押す流れは、羽生・広瀬が1敗のまま最終局でぶつかり、羽生が竜王戦のリベンジを果たすことだろう。
しかしそれはまるで絵に描いたような話である。
いやあ、全く分からなくなってしまった。
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by kazuo_okawa | 2019-01-12 00:25 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
朝日新聞の将棋欄は、A級順位戦から、久保利明王将対阿久津主税八段の対局。
苦しい星同士の「鬼勝負」である。

同じく毎日新聞の将棋欄からは、A級順位戦から羽生善治竜王(当時)対佐藤康光九段。
ライターが山口絵美菜女流1級である。
京大文学部出身の女流棋士であるがなかなか多才な人である。
激動の2018年を簡単に振り返っているのが良い。

日経新聞将棋欄は、67期王座戦一次予選から渡部愛女流王位対木下浩一七段。
日経は昨年も女流を掲載して華やかである。
将棋欄のすぐ上の「会心の譜」に斉藤慎太郎王座が、昨年中村太地王座(当時)から奪取した王座戦第一局について述べている。第一局をあげるところに開幕局を重視していたことが窺え斉藤王座らしい。

読売新聞将棋欄は、竜王戦七番勝負の第六局羽生善治竜王(当時)対広瀬章人八段。
羽生竜王の敗れるカードである。

産経新聞の将棋欄は、棋聖戦二次予選、斉藤慎太郎王座対澤田真吾六段。
年頭を飾るにふさわしい好カードである。

昨年はタイトルホルダーが一人もおらず、そして羽生九段も出ていなかった。
そう思えば今年はオーソドックスであり、羽生九段は二紙に出ている。

棋譜欄以外の将棋記事。

今年は藤井聡太七段のインタビューが二紙(毎日、スポニチ)に掲載されている。
8割を超える勝率を誇りながら、むしろ敗局に、まだまだ自分には足りないところがある、と語る姿勢がそら恐ろしい。
そして、戦国武将から一人選ぶとしたら、と言う質問に織田信長を挙げる。
革新的なところにあこがれるとその理由を述べ、そして常識にとらわれずに将棋に向かっていきたい、と述べている。

藤井七段は今年タイトル戦線に出てくるのではないだろうか。
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by kazuo_okawa | 2019-01-02 10:15 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

羽生無冠!

いや、なんと言っていいのかわからない。
将棋ファンの多くは同じ気持ちだろう。

「100かゼロか」で羽生善治竜王は無冠となった。
27年ぶりだという。
新竜王は広瀬章人八段。

Abema解説は谷川浩司九段。
長年の将棋ファンとして、谷川対羽生の闘いは忘れられない。

そして絶対王者として、常に最後は勝ってきた羽生の姿を見てきたものとしては「細かいところで選択のミスがあった」(羽生竜王敗北の言葉)というところに、羽生の落日を見る。

敗勢の中「残り5分になったら秒を読んでください」と記録係に告げた場面をすかさず指摘して、羽生の諦めない姿を解説したところがさすがに谷川九段である。

しかし、その秒を読む5分が熱く胸を打つ。
この場面は観戦将棋ファンには忘れられないだろう。

羽生投了。

しかしそれでも終局後のインタビューは飄々といつもの通りであり、前向きな言葉もいつも通りに羽生である。まさしく王者である。

「今回のシリーズをしっかりと反省し、次につなげたい」
「(100タイトルは)力をつけて次にチャンスを待つ」

間違いなく、羽生九段はタイトル戦線に戻ってきて、いつか100タイトルを実現するだろう。

【追記】
25日、日本将棋連盟が発表した羽生前竜王の称号は、本人の希望もあり「九段」となったという。
羽生九段クラスになると過去の例を踏まえると、前竜王や「永世〇〇」と名乗ることも可能だったろう。
しかしそれは逆に一線を退いたともとられかねない。本人が「九段」と希望したところに、却ってタイトル戦線に戻ってくるとの強い思いを感ずるのである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-21 19:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
将棋の生放送が増えたのは非常にありがたい。

しかし昼間からはなかなか見られず、理想なのは、仕事の終えるころの午後7時ころからちょうど山場というのが面白い。

17日、注目の棋王戦挑戦者決定戦。
佐藤天彦名人対広瀬章人八段。
楽しみの一番であるが、何と午後4時台に終了してしまった。

帰宅後、タイムシフト(録画)で見ると、名人投了時に<この15分にタイトルホルダー3人が投了>とのツイッターが…。
日本将棋連盟アプリで調べると、朝日オープンで、豊島将之二冠と斎藤慎太郎王座が本日同じ頃に敗北していた。
つまり17日は、名人、王位、棋聖、王座が揃って敗れたわけだ。

偶然であろうが残念である。

とすると同じ日に対局している残るタイトルホルダー羽生竜王、すなわち、A級順位戦、羽生竜王対佐藤康光九段の勝敗はどうなるのか?

Abemaを見ると何といまだ激闘している。

しかし、勝利は羽生竜王であった。
もっとも日を超えていたが…。
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by kazuo_okawa | 2018-12-18 01:08 | 将棋 | Trackback | Comments(0)