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by kazuo_okawa
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ガックシ・ポーズ!

本日のNHK杯戦は実に面白かった。
本戦トーナメント2回戦第2局、久保利明九段対藤井聡太七段である。

この二人は今期棋聖戦二次予選決勝でぶつかり、久保九段が勝利。
その後、竜王戦本戦トーナメントでもぶつかりこの時は藤井七段の勝利。
だがこれは2転3転した激闘であった。

超天才藤井七段としては、久保九段に対し納得のいく勝利をしたいと思っていることは想像に難くない。
また久保九段も、藤井七段を、「有望な若手」ではなく「もはやトップクラス」と位置付けて対局するという。
その意味で本当に興味深い激突なのである。

さらに内容もこの二人ならほとんど「対抗型」であり、アマチュアとして非常に嬉しい。
そして実際、後手番久保九段がノーマル四間飛車から3筋、4筋を伸ばすという立石流。

ところが何と、膠着状態になり、先手番の藤井七段が打開できず千日手。

そして新たに先手番となった久保九段は先手としても同じく立石流四間飛車。

私は、基本は「観る将」で、その場合はどんな戦型でも楽しむが、たまに指す時は「振り飛車党」である。
久保九段は、私の所属する支部の師範でもあり、細かい技も含めて大変勉強になる。

終盤、久保九段が1筋から攻撃を仕掛ける。
…13銀、同玉、14馬、同馬、15歩、同梅、16香…。
迫力があり見ていて非常に面白い。
そして無類の終盤力を誇る藤井七段。
おそらく相手方の詰み筋も見えるのだろう。
苦しい表情をして、歩頭に桂を放つ36桂!
しかし、久保九段は同じく歩頭に、同飛!。

この瞬間である。

藤井七段は、あの有名なガックシ・ポーズを見せた。

その後も、ガックシ・ポーズは何回か見せ、132手目では、コマを落とすという動揺ぶりも見せている。

そして137手、久保九段の勝利。

強くなるものはみな負けて悔しがるという。
それがバネとなる。
加えて、若い藤井七段その悔しさが、ガックシ・ポーズという態度に出る。

しかし、しかし、である。

敗れた相手久保九段は、タイトルを7期獲得し、現在も<竜王戦は1組、順位戦はA級>という超一流棋士である。

その超一流棋士に敗れてガックシ・ポーズなのであるから、いやはや、何というか、ある意味で凄すぎる!!
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by kazuo_okawa | 2019-08-25 19:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)