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by kazuo_okawa

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公選法の「改正」により自己の望むヘルパーの代筆が禁じられたその「改正」公選法は違憲だと問う訴訟。

10月1日は、その訴訟の第6回口頭弁論期日である。

この日は原告請求の趣旨訂正申立書提出、準備書面6陳述である。
いずれも裁判所の指示通りに法的な整理をしたもので中身は従前の通りである。

むしろこの日は実質的に被告の主張の番であり、被告第4準備書面陳述、乙11号証提出である。
乙11号証は、中田氏は実は自己の望むヘルパーで投票できた事実があるのだが、それに対してそれは適法ではなかったとする豊中市選挙管理委員会提供の資料である。
被告の第4準備書面は、こちらの書面の反論であり、原告中田氏が何よりも重視した憲法上の秘密投票について、被告国はあくまで「制度的保障」であって、個人の権利として保証したのではないなど、とんでもない主張をしている。

当然、次回に我々が反論する。

その後、場所を変えて進行協議。

今後の進行について意見を求められ、12月で大体主張は出尽くす、さらに立証として学者などの意見書を考えている、など伝えた。
今後の予定は
次回期日  2018年12月19日午前11時~
次々回期日 2019年2月20日午前11時~
次々々回期日 2019年4月24日午後3時~
いずれも大阪地裁大法廷(202号法廷)です。

次回以降も引き続きご支援お願いします。

(注)今回、この報告が遅れました。原告中田さんからも指摘を受けていたのですが、10月1日以降日弁連人権大会など多忙が続いて失礼しました。
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by kazuo_okawa | 2018-11-09 07:13 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
公選法の「改正」により自己の望むヘルパーの代筆が禁じられたその「改正」公選法は違憲だと問う訴訟。
7月18日は、その訴訟の第5回口頭弁論期日である。

この日は原告準備書面5陳述である。
私がこの準備書面の内容の要旨を述べる。

今回の準備書面は全体で約20頁の書面である。
第一に、請求の趣旨について、(かなり技術的な話であるが)原告としては特定している、と考えていることを述べる。
第二に、投票の方法を決める立法の憲法適合性の判断基準について、平成9年最高裁判決を引いて投票の秘密の優越性を主張している。
第三に、改正公選法が憲法15条4項違反であることを、この項は詳細に主張している。
簡単に言えば、被告国の考え方は憲法が保障するのは「投票権」だけであり、投票の方法(代筆投票など)は補償していない、というものである。
しかしそんなことはないと反論している。
私たちは投票権は秘密投票と一体となったものであり、法律で「自書方式」をとったなら、自書能力のないものにはそれを補う措置(代筆)が当然取られるべきである、と考える。
それは当然、秘密投票と一体となった投票権であるから、秘密投票を守るためには「自己の望むものによる代筆」でなければならない。
その点を、障害者基本法が定める「合理的配慮」や、公選法が「投票補助者の立ち入りを許容していること」などから裏付けている。
第四の確認請求、第五の国賠の主張は被告国の主張に対する反論である。
そして最後に、先の豊中市長選で、中田氏が自己の望むヘルパーで実際に投票できたとい主張である。原告が自己の望むヘルパーで代筆投票ができたのであり、しかも、このことによって何ら支障も、公正を欠くという事態も生じていない。

以上の要約を私が述べたのち、裁判長が私たちに尋ねる。
まず前回の主張の整理(準備書面4)が前提かと確認し(私はそうであると答える)、今回の国賠の主張で「立法後3年」の意味はと聞く。
私は、主位的に「立法行為」が違法行為だが、予備的に「3年」の主張をしている、と答える。これは書面化することになった。(2週間以内)

さらに裁判長は、特定について、原告のお立場は理解したが、余計な争点を作らないという意味でここは「特定してほしい」と述べた。
従ってこれも書面化することになった。(こちらは8月末まで)

被告国はこれらを受けて、9月25日までに反論する。

さてその後、弁護士会館で報告集会。
裁判の報告を質疑を行った。

次回期日  2018年10月1日午後3時~
次々回期日 2018年12月19日午前11時~
いずれも大阪地裁大法廷(202号法廷)です。

次回以降も引き続きご支援お願いします。
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by kazuo_okawa | 2018-07-21 08:27 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

ミスだと言ってますが!

中田氏の代筆投票が認められたことについて、先のブログに書いた。

NHKなど報道していただいた。

そしてメディアが、豊中市選管に問い合わせたところ、ミスだと答えたという。
それゆえ、各メディアから問い合わせと質問が集中した。
「選管はミスだと言ってますが!」

それはないでしょう、と言いたい。

何故なら中田氏は、訴訟を提起後も、何度も何度も、選挙のたびに、投票所に行きヘルパーの代筆投票を求めてきた。
そのことは、豊中選管は周知のことだろう。
中田氏の行動は十分に予測可能な事柄である。
もしも「ミス」なら、そのこと自体が大問題である。

いやそんなことはないだろう。

特に本件では、<男性係員が後ろから「代理」と言うと投票所入場券に付箋を貼り『代理』と書いた>という経過がある。
むしろ男性係員は、知ったうえで、柔軟に対応したということだろう。
中田氏が「投票の秘密を守りたいのです」と言うと,男性係員は少し離れた位置に移動されたということからも「秘密投票」や選挙権の意義を十分に理解しているとみるべきである。

さて今回のケース。

誰にも迷惑は掛かっていない。
中田氏は自己の思う通りの投票が出来た。
そして秘密投票は守られた。
国が改正理由に挙げていた「不正」はどこにもない。
これをミスと強弁するのか。

心配なのは、国・豊中選管が、柔軟な対応をした、女性係員、男性係員を問い詰めないかということである。

そのようなことは決してしないように心からお願いする。

【23日追記】
中日新聞 『わけあり記者』で著名な三浦耕喜氏がメールでこう伝えてきている。
「評価する以上、柔軟な対応をした職員にお咎めがないようにウオッチする必要があります。事情は聞かれるでしょうが、譴責とか、注意とか、減給などのペナルティーを行使させてはなりません。でないと、かえって萎縮するばかりでしょう。阻止せねばなりません。」
全く同感である。

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by kazuo_okawa | 2018-04-20 22:38 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
「改正」によりヘルパーの代筆が禁じられたその「改正」公選法は違憲だと争う訴訟。
2月28日は、その訴訟の第3回口頭弁論期日である。

前回は台風で一回裁判が延期となったために、久しぶりの裁判である。
そのためか大阪地裁の大法廷でありながら、過去二回よりも傍聴者は少ない。

第3回口頭弁論の内容は、原告訴えの変更申立て(これは投票権を有するという確認訴訟の部分について形を整えたものです)、原告準備書面2,3,4各陳述、被告第2準備書面陳述、乙号証提出と型どおりに進む。
以上のうち、準備書面4について、私が、簡単に口頭で説明する。

…秘密投票の性質と、秘密投票権は普通選挙、平等選挙と相互に密接不可分な権利であること、人権の中で優越的地位を有すること、したがって、その法律の合憲性を判断する基準は厳格な基準によるべきである。
仮に合理性基準でも本件原告が制限される理由はない。
被告は不正が生じていることから『改正』する立法事実があるとして書証を提出したが、そこには原告中田さんと同様のケースはない。
このことは原告中田さんと同様のケースまで制限する理由がないことを却って物語っている。…。

次回は、5月23日午後3時。
次々回は、7月18日午後3時。
場所はいずれも大阪地裁202号法廷(大法廷)です。

裁判終了後、大阪弁護士会館に移動して報告集会を開く。
そこで詳しい報告と質疑を行った。
参加者の一人が、とある場所でこの裁判を説明すると「私やったら役所の人に書いてもらうわ」と言われたという。
ときどき誤解を受けるのだが、我々は、役所の手助けを否定して、全てヘルパーにせよと言っているのではない。
障害者の希望する通りにせよと、主張しているのであり、役所に手助けしてほしい人はそれはそれで構わないのである。

さて傍聴席。
3回目と回を重ねるうちに、傍聴者が少なくなってきた。
この裁判は障害者の人権回復の裁判ではあるが、同時に「秘密投票」の回復の裁判である。
なぜなら主権者は国民にあり、そうであるならばその主権者意思を示す選挙制度は最大限、国民の意思が反映されねばならない。
逆に言えば、選挙の「制限」は本来あってなならないのである。

「民主主義」の回復へ向けて多くの方のご支援をお願いいたします。


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by kazuo_okawa | 2018-03-01 15:06 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)