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by kazuo_okawa

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久保王将、防衛!

豊島将之八段は現時点における最強棋士である。

それはレーティングNo1であることが示している。
(レーティングとは闘った相手との関係で強さを数値化する手法である。藤井聡太六段とは闘う相手のレベルが違うのであり、豊島八段は闘う相手がほとんどトップクラスの棋士であることからNo1なのである)。

その最強棋士豊島八段を「「強さ」においてねじ伏せる勝ち方をできるのは、久保王将しかいない」
こう喝破したのは佐々木勇気六段であるが、王将戦において、久保王将がその強さを発揮して見事に防衛した。

いやあ、素晴らしいシリーズであった。
豊島八段はその実力から、間違いなく近くタイトルを取るであろうし、私はそれを願っている。

久保王将には、とある将棋連盟支部で「師範」として教わっているが、その人柄、人間性には感服している。
それは単に私のようなヘボ初段にも懇切丁寧に相手をして頂けるというからではない。
教わりながら、いつもファン全体を大切にしていることが感じられる。

さらに、久保王将は「弟子」を取られているが、その理由を聞くと、将棋界のために後輩に伝授していく、というある種の使命感がうかがえるのである。

そして久保王将の一番の魅力は、何よりも「振り飛車党」を維持されていることだ。
プロの間では振り飛車党は少ないが、アマチュアでは人気の戦法である。
しかも将棋コンピュータAIは「振り飛車」を評価しない。

にもかかわらず、久保王将はAIの評価を疑い、ファンのために振り飛車を採用し続けるのである。

無論、久保王将は居飛車でも一流である。
対藤井猛九段(こちらも振り飛車党)にはあえて、居飛車を指すこともある。
これもいわばファンサービスであろう。

久保王将の防衛に心からお祝いします。


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by kazuo_okawa | 2018-03-15 23:54 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

久保王将返す!

第67期王将戦七番勝負久保利明王将 対 豊島将之八段の第2局は久保王書が返した。
これで1勝1敗である。

一局目は後手番豊島八段が相振り飛車を選択し、あたかも研究の範囲と言わんばかりの早い着手で快勝した。

注目の第二局であるが、先手豊島八段が1手目、3手目と飛車先を伸ばして、久保王将のゴキゲン中飛車を牽制する。
また久保王将も、対広瀬戦で勝利した進行を、自分の方から手を変えるというのであるから、この序盤の駆け引きが実に面白い。

しかも普段は、序盤の着手のはやい豊島八段が今回は慎重である。

とはいえ、序盤の優劣や手に意味は本当に難しい。
あとから、将棋連盟アプリの解説を改めてじっくり読み、その難しさと共に将棋の面白さを実感する。
いやあ、本当に将棋は素晴らしい。

第二局は久保王将の快勝。
将棋界で私が贔屓にしているトップ2の対局であり、ますます面白くなってきた。


【2月2日追記】

昨日のA級順位戦ラス前一斉対局、豊島八段が破れ久保王将は勝利したため、この二人が3敗でともにトップとなった。

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by kazuo_okawa | 2018-01-31 22:11 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島八段、先勝!

第67期王将戦七番勝負久保利明王将 対 豊島将之八段の第一局は豊島八段が先勝した。

私にとっては贔屓にしている両対局者の対局であり、これは見逃せない。

後手番、豊島八段がA級順位戦に続いて相振り飛車!
順位戦で勝利した久保王将が先に手を変えるという駆け引きが面白い。

豊島八段は、あたかも研究の範囲と言わんばかりの早い着手で進む!
そして一日目午前に早くも銀をぶつけるという仕掛け!

持ち時間の差はぐんぐん開き、その後もまさに「猛攻」という言葉にふさわしく勝ち切った。
いやあ、本当に、豊島八段の勝ち将棋は見ていて面白い。

感想を聞いていると、豊島八段は「変化の少ない」場面が続いたと述べ、久保王将は「変化の多い場面が多かった」と述べた。
これも勝負術かもしれない。

棋士を、「勝負師」「研究家」「芸術家」の3側面から分析することの多い、谷川浩司一七世永世名人が、数年前に、豊島八段を評して「意外と勝負師」と評したことがある。
豊島八段については無類の「研究家」として名高いことから、その話を聞いたとき、私は、「ほほう」というくらいにしか思わなかったが、谷川浩司の見抜いた勝負師の資質が、こういう持ち時間の使い方や、相手を「変化の多い」場面に導くところに、その側面が出てきたのであろうか…。

何やら、本シリーズは、豊島八段のタイトル奪取シリーズの予感がする…。
無論、久保王将にも、是非とも、頑張ってほしいのであるが…。


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by kazuo_okawa | 2018-01-08 20:01 | 将棋 | Trackback | Comments(0)