人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー

タグ:渡辺明 ( 37 ) タグの人気記事

2018年度の藤井七段

将棋の対局も2018年度を終えようとしている。

2018年度の最優秀棋士は、豊島将之二冠か渡辺明二冠のいずれかだろうが、メディアを多く占めたニュース性、スター性棋士は藤井聡太七段であることは違いないだろう。

さてその藤井七段の年度最終局が3月27日に行われた。

帰宅後、Abemaをつけて見てたが、竜の横に只捨てする、あの62銀は強烈な一手であった。
こういう華やかな一手を指しこなすところに、その魅力とスター性がある。

対局は藤井七段に不利な状況ながら、いつもながらの「怪しい手」を炸裂する。
そこで出たのが、逆転に導く銀のタダ捨てなのである。

最後は、藤井七段の駒台に駒が一つも残らない見事な詰め!

Abema解説の阿部健治郎七段も佐藤和俊六段も驚いてはいたが、二人ともおとなしいタイプであり、表現が柔らかい。
もしも解説が米長邦雄永世棋聖や加藤一二三九段であったなら、あの「羽生マジック」を絶賛したように(「羽生の52銀」や「あれ!あれ!これ頓死ですよ」などなど)もっとその凄さを強調していたであろう。

そう思うと解説の役割というのは非常に大きい。

この日、昼間、地上波テレビも藤井七段を(みろく庵閉店のニュースと共に)特集していた。
閉店間際のみろく庵はこの日も将棋ファンで長蛇の列であったそうだが、昼食に、藤井七段が勝負飯として「肉豆腐定食」を注文すると、店にいた将棋ファンはこぞって「私も」「私も」と肉豆腐定食の同じ注文が相次いだという…。

いやあ、凄い。
.

by kazuo_okawa | 2019-03-28 18:27 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

最優秀棋士とは?

ニコ生のタイムシフトで「どこよりも早く「第46回将棋大賞」を予想する会」を見る。

将棋大賞とは、毎年4月に発表、毎年度功績を残した将棋棋士などに日本将棋連盟から与えられる賞であり、とりわけ最優秀棋士とはその年のナンバーワン、MVPである。

松本 博文氏(ライター)、野澤 亘伸氏(カメラマン・将棋ライター)、鈴木 肇氏(将棋講師)の3氏が議論し、それを聞いたユーザーが投票して決めるというものである。
この3氏、実に将棋に詳しい。
率直に関心しました。

しかし、この3氏の、2018年度の最優秀棋士を選ぶ議論がいささかどうなのか。

まあ、普通、豊島将之二冠、渡辺明二冠、そして広瀬章人竜王の3氏が候補だということは分かるが、私は、文句無しに豊島二冠だと思っていた。
同じ二冠であっても、豊島二冠の王位は、渡辺二冠の棋王よりも序列が上である。
加えてなんと言っても豊島二冠は名人戦の挑戦者である。
将棋は名人戦だろう。

私からすれば文句なしのはずが、しかし鈴木氏が、「渡辺押し」に話をリードする。
その理由は、渡辺15連勝を評価し、豊島二冠は①後手番勝率が悪い②後半の印象が薄い③二人に勝ち数が足りない、と言うのである。

しかし、何故後手番勝率の悪いのがいけないのだろうか。
例えば、Aは先手勝率9割だが後手勝率5割、しかしBは先手後手とも7割としたとき、Bが何故に上なのだろうかわからない。
また豊島二冠の後半の印象が薄いとしても、同じように渡辺二冠は前半の印象が薄い。
ましてや二人に勝ち数で負けているなどと言うのは、マイナス点を探しているような指摘である。
渡辺氏とて、朝日オープンで藤井聡太七段に完敗しているではないか。

一番、多くのタイトルを保持し、そして名人戦挑戦者となったものが、最優秀棋士とならないのはおかしくはないだろうか!

【4月1日追記】
本日のニュースによれば、第46回将棋大賞選考委員会が1日開かれ、2018年度の最優秀棋士賞は、豊島二冠が初めて選ばれ、升田幸三賞にはAIを超えた一手と言われる「あの77飛車」の藤井聡太七段が選ばれたという。率直に嬉しい。
.

by kazuo_okawa | 2019-03-25 21:21 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
渡辺明棋王に広瀬章人竜王が挑戦する第44期棋王戦五番勝負第3局が3月10日に行われた。

広瀬竜王は、昨年、竜王位獲得に続いてのタイトル戦で、棋王は初挑戦、渡辺棋王は防衛すれば通算7期目(連続7期)の棋王獲得となる。

要するにいずれが勝っても2冠である。
これは同時に将来の棋界を占う対局でもあるといえる。

第1局、第2局と渡辺棋王が連勝し、防衛に王手をかけていた。
第3局も勝ってストレートで防衛となるのか、広瀬竜王が巻き返すのか、注目の一戦であった。
そんな中で、広瀬竜王が見事に勝利し一局返した。

堅い構えの渡辺玉を、終盤に強い広瀬竜王が攻める。
終盤に広瀬竜王が放った「王手龍」!
実に気持ちいいが、同時に手堅い勝ち方である。

次の第四局が大きな一番となる。
楽しみである。
.

by kazuo_okawa | 2019-03-10 18:31 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
スポーツニッポン1月27日付裏面の見出しが実によい。
「雪中の激闘 ロマンチスト久保王将 リアリスト渡辺棋王」
という大きな文字が躍る。

久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する第68期王将戦七番勝負第2局が1月26・27日に大阪府高槻市「山水館」で行われた。
吹雪舞う中の激闘である。
渡辺棋王は通算3期目の王将位獲得を目指し、久保王将は防衛すれば通算5期目、3連覇となる。
第1局は先手番の渡辺棋王が勝利し、続く第2局1日目を報じた記事である。

久保王将は、振り飛車党の第一人者。
アマチュアでは人気の戦法だが、AIはその戦法を低く評価し、プロの間では減少傾向にある戦法である。
振り飛車党から居飛車党に鞍替えしたプロも多い。
しかし、久保王将は戦法を変えず一貫して振り飛車党である。
A級棋士やタイトルホルダーの中ではただ一人である。
そのように孤高の中、振り飛車で闘うのは、アマチュアファンのためでもあり、同時にそれは振り飛車復権の夢を乗せた闘うロマンチストなのである。

一方渡辺棋王は、勝利のためにスタイルを柔軟に変える。
だからこそ記事はリアリストとなずける。

しかしリアリストなのは戦法だけではない。
記事ではそこまで書いていないが、渡辺棋王は、後手番なら千日手も辞さず、いわゆる手待ち戦術を普通に行う。
今回も行っていた。
千日手となれば引き分けであり千日手指し直しは先後入れ替わる。
つまり先手番がわずかに勝率が良いことから、後手番なら千日手は辞さないのである。
リアリストと呼ばれる所以だろう。

しかし観戦将棋ファン(見る将)としてはこれほど面白くない戦術はない。

ロマンチストに勝利してほしいのだが、勝負は実にリアルに、リアリストが制した。
127手。

これで渡辺棋王の2連勝である。

第三局以降、久保王将に是非とも頑張ってほしい。

【2019年2月27日追記】
残念ながら4連敗で久保王将は失冠した。
「今までも決して順風満帆ではなかった。また一から階段を上ってこの場所に戻ってきたい」
この久保王将の敗戦の弁には泣けてしまう。
.

by kazuo_okawa | 2019-01-27 19:35 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦。
久保利明王将への挑戦者を決めるリーグ戦が、11月26日に最終局の一斉対局が東京・将棋会館で行われ、自力進出がかかる4名の直接対局、佐藤天彦名人対糸谷哲郎八段、豊島将之二冠対渡辺明棋王のうち、糸谷八段、渡辺棋王がそれぞれ勝利し、挑戦者はこの両者の直接プレイオフ戦となった。

関西勢を応援していたが、豊島2冠が敗れたのは残念である。

将棋プレミアムは藤井猛九段と木村一基九段のダブル解説という豪華版。
とはいえ、平日ゆえゆっくり聞けない。

連盟アプリなどの解説であとから確認すると、豊島2冠はいわずと知れた研究家であるが、渡辺棋王も対局相手に合わせて研究するタイプであり、豊島2冠を上回る研究をしてきて臨んだ。
そして豊島2冠の意表を突く壁金の受けに渡辺棋王はここまで研究、と答えたという。

一方、佐藤対糸谷戦。
糸谷八段は佐藤名人の研究を外す石田流振り飛車という力戦模様に持ち込む。
見ていて面白い将棋で勝利した。

挑戦者決定プレイオフは糸谷八段対渡辺棋王となった。

渡辺棋王は昨年のA級陥落などの状態から、現在、驚異の復活を遂げている。
一方、糸谷八段は、関西若手勢の活躍に大いなる刺激を受けている。

玉を固める渡辺棋王にバランス重視の糸谷八段。

対局相手を研究する合理主義者渡辺棋王。
相手の研究を外し力戦型に持ち込む哲学者糸谷八段。

まあ何というか、矛と盾というか、言わば、ある意味で「思想」のぶつかり合いともいうべき対決である。

そう思うと実に面白い。

【追記】
挑戦者は、渡辺棋王となった。絶好調であり、久保王将にとっては強敵である。対抗形であり、あらゆる意味で糸谷八段戦以上に「思想」のぶつかり合いである。無論、私は久保王将を応援している。
.

by kazuo_okawa | 2018-11-28 00:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

菅井王位の貫禄!

今朝のデイリースポーツを見ると「藤井七段ガックリ」との見出しが出ている。

天才将棋棋士の藤井聡太七段が9月3日、渡辺明棋王への挑戦者を決める第44期棋王戦挑戦者決定本戦トーナメントの初戦で、菅井竜也王位に133手で敗れ、藤井七段が今年度のタイトル戦に登場する可能性は絶たれたからである。

まあ、藤井七段は、朝日棋戦で優勝しているが持ち時間は短い。

そのため、この対菅井戦は注目であったが、菅井王位の公式戦2連勝(無敗)となった。

ニコ生のタイムシフトを見ると
藤井七段の「ガックリ」ぶりが凄い。

一方、対局終了後、藤井七段のマイク・インタビューに答える間、菅井王位が腕を組んで、かつ、顔を上方に向けている姿が印象に残る。

まだまだ負けん、というオーラがその姿勢から伺えて、大変興味深い。
.

by kazuo_okawa | 2018-09-04 17:55 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

挑戦者は斉藤七段!

中村太地王座への挑戦権をかけた第66期王座戦挑戦者決定トーナメントの決定戦が、7月27日渡辺明棋王と斎藤慎太郎七段との間で行われた。

結果は斉藤七段の勝利!

27日帰路に、日本将棋連盟アプリにアクセスすると、村山七段の解説で「渡辺棋王有利」という。

ところが帰宅して叡王戦予選の生放送(王座戦ではなく、叡王戦ですよ)をつけると、その視聴者ツイートに「斉藤がんばれ」「王子対決」などと流れている。
どうやら逆転らしい。

いやあ素晴らしい。
関西若手の活躍というのは実にうれしい。

斎藤七段は本線トーナメントで高見泰地叡王、久保利明王将、藤井聡太七段を破っている。

その昔「羽生を破った責任」というフレーズがあった。
本戦トーナメントで、本命羽生を破ったならそのまま「棋戦優勝すべき」あるいは「挑戦者になるべき」責任があるという意味である。
そのフレーズにあやかって言えば、初タイトル挑戦を期待された藤井聡太七段を破った責任もあったろう。

斉藤七段にはこの勢いで、是非とも中村太地王座に勝利して、関西に4つ目のタイトルを持ってきてほしい。
.

by kazuo_okawa | 2018-07-28 09:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

名人返して、2勝2敗!

76期将棋名人戦第4局は、佐藤天彦名人が羽生義治竜王を下して、シリーズ2勝目を挙げた。
これで、2勝2敗である。

戦型は横歩取り!

アマチュアにとっては、
これほど、実践するには難しく、それでいながら見ていて面白い戦型はないだろう。
私自身、横歩取りの実践書は数冊持っているが、実践のためではなく、観戦を楽しむためである。

さて4局目の内容は、相次いで採用された(3局目)横歩取りの超最先端の将棋である。
しかも羽生竜王自身が2日前に経験し、その戦型で負けた側をもって戦うのであるから、いやはやまさしく全盛期の「羽生」を見る思いである。
おそらく「勝ったものの、突き詰めたい手順」があったのだろう。
それが、羽生流である。

しかし2日前の将棋ながら、佐藤天彦名人も研究していた!

羽生竜王が気になった点を同じように思ったのだろう、なんと、佐藤天彦名人が、その直前に23歩と手を変えたのである。
Abema解説渡辺明棋王の解説がズバズバ指摘して、実に分かりやすい。
「ここまでは名人の研究」「ここで考えているのはここは研究外」と明快である。
この23歩は名人の研究という。
(感想戦で確認された)

以後、名人が差を維持したまま押し切った。

今期名人戦は、これで全て先手番が勝ち続けている。
そして、勝った方がシリーズを制するように見えてくる。

「名人が歴史の歯車を戻してはいけない」
ニコ生のキャッチフレーズでもある。

天彦世代は「羽生竜王から藤井総太への直接禅譲」だけは避けなくてはならない!

名人戦は、世代をかけた戦いともなり俄然興味深くなってきた。

【追記】
佐々木勇気六段が、終局図の説明をしていた。
羽生竜王が投了した場面であるが、「ここが一番美しい」という。
つまり、名人の放った62角は、それ自体は「ただ捨て」であるが、誰が見ても妙手であり、その美しい場面で投了したのだろうという。
佐々木勇気六段の解説も美しい。
【5月30日追記】
先手が勝利してきた今期名人戦。
注目の第5局は、先手勝利の流れを佐藤名人が「後手番ブレイク」して見事に勝利した。
強い!
このまま次局勝利すれば第二十世永世名人も視野に入るだろう。
スーパースター羽生竜王がこのまま敗れるのだろうか!


.

by kazuo_okawa | 2018-05-20 19:41 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
  • 日本将棋連盟から、2017年獲得賞金・対局料ベスト10が発表された。
    1位は渡辺明棋王である。

    昨年、誰が活躍したかを考えたとき、将棋ファンなら「これはないだろう」と思うのではないか。

    渡辺棋王は、昨年、竜王位を失冠している。
    そして、棋王、竜王以外のタイトルには何ら絡んでいない。
    それどころか前半は勝率3割台であった。

    にもかかわらず渡辺棋王がトップなのは、竜王戦に限っては、翌年に賞金が得られるからである。
    つまり渡辺は、2016年に竜王だったからその賞金が2017年に反映されているのにすぎない。
    毎年いっているのだが、その年の活躍ぶりが分かるのが、「獲得賞金・対局料ベスト10」の意味なのであるから、
    実際に払われる年でなく、その権利が発生したときにすべきである。

    そうすれば、渡辺は一位ではなく、一位は羽生竜王である。
    羽生のみが唯一複数タイトルであるから、これは実感にもあう。

    私は以前からそのように訴えている。

    ときあたかも藤井聡太四段が、五段に昇格した。
    史上最年少五段であるが、実はひふみん加藤一二三九段も同じく若くして五段になっていた。
    しかし加藤九段は権利獲得時でなく、年度変わってから昇段となった。
    それゆえ藤井五段が史上最年少である。
    これは権利獲得時に昇段という規定に変えたからである。

    これはこれで良い変更である。

    それならば「獲得賞金・対局料ベスト10」についても同じようにすべきだろう。


    .






  • by kazuo_okawa | 2018-02-08 20:46 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

    10月21日、渡辺対羽生の竜王戦7番勝負、その第一局を挑戦者羽生棋聖が先勝した。

    羽生の永世竜王がかかった棋戦であり、もしも羽生が勝てば七つのタイトルの永世・名誉保持者になるという前代未聞の大偉業が完成する。

    そのシリーズ、今期ばかりは羽生を応援している。

    先手羽生が、43手目、飛車取りの場面で角交換。
    一筋の歩を渡辺が伸ばすのに構わず、24歩と取り込む。
    一直線の攻め合いで、自己の飛車を見限って攻めるところが痛快である。
    (ヘボ初段たる私とすれば飛車を見切るのには勇気がいる)
    その後の羽生の攻撃が実に気持ちよい。

    久々に、羽生の「手の震え」も出て、かくて完勝!

    この二月の羽生の講演を思い出す。
    年齢を重ねて若いときとは逆に、意識的にアクセルを踏むようにしていると述べていたことを…。

    勝利の女神は勇者に微笑む!
    これは羽生の名言でもある。

    羽生の勇気ある対局には見ているものも勇気づけられる!!


    【追記】

    大きく報道された通り、羽生は竜王位を奪取し、永世七冠を達成し、その後国民栄誉賞を受賞した。
    .


    by kazuo_okawa | 2017-10-22 01:08 | 将棋 | Trackback | Comments(0)