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by kazuo_okawa
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憲法記念日の昨日、護憲の集会に参加したことは昨日のブログのとおりである。

本日の朝日新聞によれば、
安倍晋三首相は憲法記念日の3日、憲法改正を求める集会にビデオメッセージを寄せ、「憲法にしっかりと『自衛隊』と明記し、違憲論争に終止符を打つ」と述べて9条改正に改めて意欲を示した、という。

2020年の改正憲法施行をめざす気持ちは変わらないとも強調したらしい。

何ということだ!

この人は毎年のように、憲法が定める「憲法尊重擁護義務違反」を繰り返している。
総理大臣は憲法尊重擁護義務を負っているのに「恥ずかしい憲法」などと憲法攻撃を繰り返している。
つまり公然と憲法違反を繰り返しているのである。

無論、個々の思想信条は色々だろう。
しかし、総理大臣は、憲法尊重擁護義務を負っているのであるから、憲法を公然と攻撃し、改憲を公然とうそぶくなどはあり得ないのである。

この人の理屈は、この発言は「総理大臣の発言ではない」と使い分けるのだが(時に混乱して使い分けができないこともあるのだが)、一回でも馬鹿馬鹿しい「屁理屈」を、賞味期限切れのように何度も何度も許すのもいい加減にしてほしい。

「恥ずかしい」のは憲法ではなくてて、こんな安倍首相の腐った「屁理屈」を許すその支持者たちであろう。
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by kazuo_okawa | 2019-05-04 07:55 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
ネットニュースを見れば、
自民党の甘利明選対委員長は31日のNHK番組で、憲法改正について「戦後70年以上がたって今も全部そのまま通ると思うことが間違いだ。政府の解釈で乗り切るのはもうそろそろ限界だ。憲法改正論議はきちんと始めるべきだ」との認識を示した、という。

加えて、衆院憲法審査会が開催されていない現状に関しても「『どうして』と国民は思っている。議論をしていかなければいけない」と主張したとも述べたという。

幾つも間違いがある。

まず「70年たっているから」という、お馴染みの「古くなった」論である。
改憲論者はいつもこれを言う。
しかし、古くなったから変えなければ成らない、と言うのは全く論理的ではない。
内容が素晴らしければ、何年たっても変える必要はない。

例えば、刑法は、ひらがな化や重罰化などの「改正」はあったが、「人を殺してはならない」「ものを盗んではならない」などの根本規範は100年以上たっても変わらない。
こういう根本原理を「古いから」という理由だけで、変えようと思う人はいないはずだ。

憲法も同じである。
「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」
この3大原理は古いからと言って決して変えてはならない。

しかし、安倍自民党が画策している「憲法改正」はこの3大原理に手をつけようとするものだ。
この3大原理は決して変えてはならない。

二つ目の間違いは、「解釈で乗り切るのはもうそろそろ限界だ」との発言が、まるで、集団的自衛権の「解釈改憲」は「限界」内のように聞こえる。
しかし、すでに「限界」を超えている。

最後の間違いは、「衆院憲法審査会が開催されていない現状に関しても「『どうして』と国民は思っている。」との点である。

そんな国民はどこにいるのだろう。
「もりかけ」に始まる疑惑から、文書改ざん、統計疑惑など、国民の多くが思っているのは、安倍首相の説明不足である。
そしてそれに加えてごく一部しか潤っていないアベノミクスによるのではない真の景気回復である。

さらに日々の生活におわれる国民にとっては、子育て、雇用、福祉、年金に関心があるだろう。

こういった事よりも、「衆院憲法審査会の開催」に関心をもている国民がどこにいるのか甘利氏には是非教えてほしいものだ。

いやいやそれよりも不起訴になったとはいえ、3年前に問題にされた甘利氏自身の収賄疑惑について(当時、国会を休んで説明せずに逃げたのであるから)説明すべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-03-31 18:56 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

映画「第9条」

5月12日、大阪弁護士会の憲法市民企画・映画「第9条」上映とシンポジウムが開かれた。

安倍首相が憲法改正の意思を明確に示し、2016年参議院選挙に合わせて、今の日本社会に議論を巻き起こすために作られた映画である。

ストーリーは、<20XX年、時の政府は日本国憲法第九条の改正の検討に入った。国民の意思を聞くため、諮問委員会を様々な職種の20代の若者12人のメンバーで作った。そこで議論が戦わされる>というものである。
タイトルそのままに日本国憲法第九条に真正面から挑んだ力作。
どのような成り立ちでこの条文が出来たのか?大東亜戦争、日本国憲法成立の歴史、朝鮮戦争、米ソ冷戦、沖縄の米軍基地問題、拉致、核など、多角的に九条の存在に切り込む。果たして、日本国憲法第九条は維持すべきか?破棄すべきか?とみるものをして考えさせる、という作品である。

ハリウッド不朽の名作『12人の怒れる男』を思わす如く、12人の若者が熱い議論を交わす。
議論だけでは、見るものをして退屈させると考えたか、映画らしい工夫もある。

内容自体も「9条」について幅広く論じられ、作り物ではあるがそんなに違和感を感じない。

にもかかわらず、この映画は商業映画館では上映してもらえず、自主上映会が要請されているのでえある。(5万円で貸し出し、あと2万円出すと監督が話に来てくれる。申込みは「9条」ホームページから)

過去の上映履歴を見ても、さすがにメジャーは(商業的に割が合わないと判断して避けることあるだろうから)無理としても、もう少し、ミニシアターで上映されててもよいのではないかと思うのである。
 
映画を見ながらつくづく思ったのは、何故に日本では<政治的なエンターテインメントは避けられるのか>ということである。

実は、この映画で、一番考えさせられたところである!

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by kazuo_okawa | 2018-05-13 10:10 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

私たちは、安倍政権による立憲主義軽視の政治に強い危惧をもち、市民としてまた法律家としてなんとか対抗していきたいと考え2017年5月3日に「リスペクトの政治をつくる大阪弁護士有志の会」を立ち上げた。

これまで市民集会や街頭での宣伝活動をしてきたが、2018年2月20日に「憲法改正 国民投票法の問題点と対抗策」と題して市民シンポを行った。

今、多くの市民が立憲主義、憲法9条擁護のために、安倍政権のもとでの憲法改正発議をさせないための取り組みに全力をあげている。

しかし、同時に万が一憲法改正の発議が強行されたときのために備え、今から準備を始めることも大切であるとの趣旨である。

お陰で会場一杯の参加者を得た。

杉島弁護士の国民投票法のわかりやすい解説や、パネリストとして「戦争させない1000人委員会」池田氏、「憲法会議」山田氏、SADLのfusae氏の発言もさることながら、印象に残ったのは広告代理店勤務の甲田氏の広告戦略である。

広告戦略としての、コミュニュケーションデザイン(直接訴えるのではなく、結果としてそうなる手法)とバイラルマーケティング(拡散させる仕組み)の説明が大変興味深い

また一度に伝えるのではなく三段論法で訴えるという手法

いきなり訴えるのは伝わらない、としてまずはCatchという

そして、発信者の意図が見えると、受信側の心が閉ざされる。

…などなどの大変興味深い話は単に広告戦略のみならず市民運動に役立ちそうなアイデアである。

古い運動スタイルは聞き手に心を閉ざすスタイルではなかったかと、反省を強いられる。

Youtubeにアップされるらしいので、ぜひご覧ください。

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by kazuo_okawa | 2018-02-21 14:02 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
実に素晴らしい組み合わせである。

集英社新書から発売された標題の著は二人の憲法学者の対談であり、一気に読ませる。
しかもその立場は違う。
樋口氏は名だたる護憲派であり、
一方小林氏はつい先頃まで自民党議員の勉強会にも招かれるいわゆる改憲派である。
その二人が『憲法改正』について対談したのである。

互いの考えの違いは容認しながら、その二人が、今まさに進行している安倍首相の『憲法破壊』がいかにひどいことで、いかに乱暴であるかと思いを同じくする。
安倍首相のしたことは、とうてい許せない立憲主義と民主主義の破壊なのである。

そして自民党改憲草案の古くさい『旧体制』回帰指向を的確に指摘する。

面白いのは、安倍首相の昨年4月のアメリカ連邦議会演説で安倍首相の言葉を取り上げて皮肉っていることだ。
つまり、安倍首相が日米同盟を「法の支配、人権、そして自由を尊ぶ、価値観を共にする結びつき」と述べたくだりである。
しかしこれは、自民党改憲草案と全く整合性がつかない。
アメリカ人が、自民党改憲草案を知ったら、日本も北朝鮮と同じだったのかと驚愕するだろうと指摘されている。

自民党改憲草案は、復古主義と新自由主義とが奇妙に同居する怪物キメラのような存在である。
その中身のひとつ一つの問題点がわかりやすく説明されている。

しかも自民党議員が根本的に『憲法とは何か』がわかっていない、という指摘が怖い。

そして、今、課題となっている「緊急事態条項」は決して『お試し改憲』ではなく、人権を奪う『本丸』だということを的確に指摘している。

近時、災害などで緊急事態条項がいるように言われるが、法律で対応出来るのであり、これを憲法に入れるのは全く間違いである。
むしろ危険すぎる。

その他随所に興味深い対談である。

是非、多くの人に本書をお勧めしたい。
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by kazuo_okawa | 2016-03-24 22:45 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)