西村康稔官房副長官は11日、安倍晋三首相らと共に5日夜に「自民亭」懇親会に出席し、集合写真を自身のツイッターに投稿したことについて、「多くの方々に不快な思いをさせてしまい、おわびを申し上げたい。反省もしている」と陳謝した、という。
つまり「ツイッターに投稿したこと」を謝罪している。
そんな問題ではないだろう。
まるであたかも安倍親分に謝っているようである。
そもそもこれは、5日夜、東日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が発表していたにもかかわらず、何ら対策をとらないまま、その夜、いわゆる「赤坂自民亭」で、安倍首相のほか岸田文雄・党政調会長らが顔をそろえ、はしゃいでいた、という問題である。
この写真がネット上出回り安倍政権は大きく批判された。
当たり前である。
「自民亭」ではしゃいでいたのが問題なのであり、「ツイッターに投稿したこと」が問題なのではない。
西村氏は謝罪しながら、「大雨特別警報」は出ていなかったことを念頭に、「大雨被害が出ている最中に会合をやっているかのような誤解を与えた」とも述べたともいう。
問題を矮小化している。
西村氏の行動パターンは
①批判されたから、ピント外れで謝る
②問題を矮小化して開き直る
③謝ったのだからと終わりにする。
これって安倍首相そのままでないですか。
いやはや実際これは西村氏の問題ではなく、安倍政権の問題なのである。
.