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by kazuo_okawa

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数学の思考法!

事務所報で毎回パズルを載せている。

この夏号でも出したのだが、そのパズルの核心は表面的な問題に隠された「間違いに気づくこと」。
まあ、ミステリでいえば私の好きな一種の叙述トリックなんですね。

ところがこのパズルの思想自体を理科系の知人から強烈に批判されました。

つまり、数学の本質は真理に帰するものであり、「間違いを探せ」の思想は数学の世界では本質的に誤りだというのです。

いやあ面白いですね。
貴重な意見です。
理科系ではそうなのか、成程、と感心しました。

しかし、私たち司法の世界では「間違いに気付く」ことは重要で、司法試験の短答式でも「次の5つの説明文の中から間違いを選べ」という問題は短答式問題の定番として必ず出題される形式です。

これは、その緻密性や真理の追及たる数学と違って、司法の世界では、人々が互いに気持ちよく生活する為に「法の支配」による(非合理な支配を排する)ことを目指し、その為に「非合理な論理」を見破る(要するに間違いを見つける)ことの重要性を意識しているからだと考えられます。

いずれにせよ、発想の違う世界の方と議論するのは大変楽しいものです。
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by kazuo_okawa | 2018-10-03 23:19 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(0)

男女トリック!

京大ミステリ研ではもう少し下品な呼び方をしていたが…。
要するに、叙述トリックの一ジャンルで、読者に「女性と思わせていたが実は男性」
或いはその逆のパターンが真相というトリックである。

女性ならではの「らしい」行動、
或いは男性ならではの「らしい」行動、
或いはそのように思わせる叙述…。
それがある種の盲点になり、絶対にありえない、という不可能事象が生ずる。

一見、不可思議である。
しかし、真相は「男女」を錯覚させた叙述トリックだったというわけである。

何故こういう話題を取り上げたたかというと、先日、弁護士の集まりで、「○○弁護士は男性ですよ」と知らされて驚いたからだ。
え、ええっ、!!

いや、本当に驚いたのです。
その弁護士は、外見上も、ブログなどを見ても「女性弁護士」である。
真相を聞かされて、う~ん、とうなってしまった。

男女トリックは、今日の観点からすれば、批判されるべきかもしれない。

なぜなら、男性は「男性らしく」、女性は「女性らしく」行動する、という前提があるからである。
それゆえの叙述トリックだが、LGBTが普通に社会に受容されていけば、男女トリックはそれほど意外性のあるトリックにならないのかもしれない。

私の好きな叙述トリックなんですけれどもねえ…。

いやあ、いろいろと考えさせられました。
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by kazuo_okawa | 2016-09-25 18:44 | ミステリ | Trackback | Comments(0)