10月5日の朝刊で、読売新聞は一面に「改憲案 自民単独で提示」と大きく載せている。
何せ、安倍首相らが「読売新聞を読んで下さい」といったように、読売は安倍御用達新聞である。
その読売新聞が、連立を組む公明党との事前協議を見送り、単独で、衆参両院の憲法審査会で条文案を示すという。
一日遅れて6日付け朝日新聞なども報じていたから、安倍自民のこの方針は間違いないのだろう。
自民党が、公明党との協議を見送ったのは、公明党自身が慎重姿勢だったからだ。
朝日の記事では「このままでは(選挙で)負ける。改憲どころじゃない。しっかり考えた方がいい」という公明党幹部の声を紹介している。
本来は、連立を組む公明党を尊重して、改憲を後回しにするのが連立を組む与党の姿勢たるべきだろう。
そころが自民党はそういう公明党の声を無視した。
まあ、安倍首相の方針なんだろう。
あくまで最初に改憲ありき。
安倍サンは、これまでの歴代自民党総理と違って、全く異質の「自分勝手」な人物であることは分かっている。
心配なのは公明党である。
支持母体創価学会(員)は平和を求めているはずであり、安倍改憲に反対の声も多いだろう。
だからこそ先の幹部の声の通り、改憲は本来は慎重でなければならない。
そうならば、連立与党公明党の声を聞かず、単独で提示するという安倍自民の方針には、公明党は、党として抗議すべきだろう。
では何故、公明党は抗議しないのだろうか!
支持者向けに「公明党は反対したが、結局、自民党は単独で提示した。」
こういう形を取って、結局、公明党は『改憲』を荷担する。
そういうシナリオを水面下の自公で、画策しているのではないでしょうね。
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