人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

タグ:佐藤康光 ( 3 ) タグの人気記事

羽生九段の強さ!

本日、将棋ファンはネットは「3窓」、そして午前中はNHK杯中継と将棋一色だったろう。

無冠となりながらも改めて強さを見せつけたのは,NHK杯戦である。
羽生善治九段は本日放映されたNHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段を下し、7年ぶり11回目の優勝を達成した。
これで一般棋戦の優勝回数が45回となり、大山康晴15世名人の44回を抜いて単独トップに立った。

将棋史を「平成」で区切るというのもいささか抵抗もあるが、羽生九段の場合は、NHK杯で「4名人」を破って、あの衝撃の優勝をしたのが、平成元年であり、そして「平成」最後の年も優勝したというのだから、まるで絵にかいたような勝ちぶりである。

角換わり腰掛銀という最新形である。
アマチュアは指さない方がよいといわれる非常に難しい将棋である。
羽生九段は常に一番難しい将棋に挑戦する。
そして解説佐藤康光九段を唸らせる43歩を放つ!

金銀の効くただ捨ての場所である。
「凄い手ですね!」
「いやあこの手の意味は分からない」
「温めた手ですね」
「しかしこれは研究してても指せない」と佐藤九段を唸らせ、そして勝ち切るのである。

羽生九段は27年間何らかのタイトルを保持していたが、無冠の時も棋戦優勝はしている。
つまり本当の意味で、「無冠でかつ優勝もない」という年は、この「平成」の間は一度もなかったのである。

実に凄すぎる!
.

by kazuo_okawa | 2019-03-17 18:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

増田六段、勝つ!

羽生善治竜王への挑戦者を決める第31期竜王戦決勝トーナメントが進行している。

7月11日は、佐藤康光九段VS増田康宏六段 戦が行われた。

増田六段は前期竜王戦決勝トーナメントで、藤井聡太七段に敗れ、藤井四段(当時)の29連勝という新記録を許した。
その屈辱をバネに、増田六段は今期1年ぶりとなるリベンジマッチで藤井七段を制し、本局へと勝ち進んだが、明らかに強い。
本局もその充実ぶりを示している。

相手は元竜王の強豪佐藤康光である。

にもかかわらず圧倒している。
将棋連盟アプリで棋譜を追いかけると、57手目、ただ捨ての「歩頭桂」が凄い。
凄すぎる!

そもまま見事に勝利した。

やがて将棋界は遅かれ早かれ「藤井時代」が来るのだろう。
その時に、増田六段が藤井七段の好ライバルとなっていればこれほど楽しみなことはない。

さてその増田六段、次の相手は久保利明王将!

いやあ、実に楽しみな対局である。

【追記】
7月19日、久保王将は増田六段の勢いを止めて勝利した。
さすがである。
.

by kazuo_okawa | 2018-07-12 00:54 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
羽生世代の実力者、佐藤康光九段の新著である。
副題が、「1000手先を読む技術」とある。

彼のニックネームとして「1億3手読む男」、といわれただけに佐藤康光にふさわしい副題である。
何故、「1億3手」と中途半端な数字なのか。
将棋の基本は「3手の読み」である。
つまり、自分がこう指したとき(1手目)、相手はこうくる(2手目)、するとこうしよう(3手目)、つまり、相手の立場を読んで指すのが将棋の基本である。

相手の立場を考えることが、将棋以外でも人間社会では重要だと喝破された裁判官もいる。

そこで誰よりも深く読むと言われた佐藤康光は、相手が1億手読んだら更に3手読むとして付けられたニックネームである。

それにしても題名の「長考力」
棋士の書物には何故か「何とか力」が多い。

手元にある書物をみると谷川浩司会長の「集中力」。
ちなみにこの著第二部の各章題が、集中力、思考力、記憶力、気力となっている。
まあ、これだけあれば全ての闘いに勝つだろう。
最強王者羽生善治名人も凄い。
人気もあるため羽生名人はこの種の書物は何冊も発行しているが、その表題は「決断力」「直感力」そして「40歳からの適応力」である。
そして羽生のライバル森内俊之九段は「覆す力」である。
何なのでしょうかね。

ちなみに羽生名人は、その後「大局観」を出し、渡辺明竜王は「勝負心」とやや違うが、漢字3文字である。

横道にそれたが、さて、佐藤の「長考力」はさきの他の棋士とは趣きが違う。

棋士のこの種の新書本は人生の指南書として読まれることが多い。

どの世界でも一流の人の書いた著は、他の分野でも役立つ。
羽生名人の著は、明らかにそれを意識した著が多い。
それゆえ、将棋に詳しくなくても読める。
いや、むしろ将棋そのものに詳しくなくても読めるように工夫しているのである。

具体的には、(将棋の指南書と違って)将棋の棋譜や盤面図は出てこない。
現に、前述の羽生らの著は全て出ていない。
それは、ひろく将棋を知らない人にも読まれるようにしているからである。

現に大山名人の著や、羽生名人の著から、自らの生活に惹きつけて役立たせている者は少なくない。
森内「覆す力」の、「二度目のミスはしない」は全てに役立つ至言だと、林修が絶賛したこともある。

ところが佐藤の本書は、珍しく盤面図などが出ているのである。
そこが他著と比較して珍しい。

無論、読んでいて、棋士が棋譜は頭に入っているはずなのに、何故対局中棋士が棋譜を確認するのかと言えば、実は時間の確認をしているなど、将棋ファンとしては興味深い箇所も多い。
他にも、他の棋士、若手棋士など評価も面白いし、何よりも、佐藤の将棋観がよくわかる。

しかし、前述の羽生らのように、人生の指南書として読むのはふさわしくない。
本書は、むしろ将棋本として読んだ方がいいだろう。
.
by kazuo_okawa | 2015-12-21 23:52 | 将棋 | Trackback | Comments(0)