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by kazuo_okawa

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最高裁第一小法廷から、10月18日付の決定が郵送で送られてきた。
ひどい内容である。

以下に弁護団の声明などを張り付ける。

【これまでご支援頂いた皆様へ】
2018年10月18日,最高裁判所は,当弁護団の上告を棄却し,上告受理申立を受理しない旨の決定を出しました。
これをもって,誠に遺憾ながら,この訴訟における我々の敗訴が確定しました。
当弁護団は,これまで,多くの皆様のご支援のおかげで活動を続けて参りましたが,皆様の期待に応えることができませんでした。
以後,本件自体を法的に争うことはできなくなりましたが,当弁護団は,これからも,水俣病被害者の救済のために活動を続けることを誓うとともに,本書をもって,これまでのご支援に対する御礼を申し上げます。ありがとうございました。そして,今後とも当弁護団の活動をご支援くださいますよう宜しくお願い致します。

【弁護団声明】
最高裁判所第1小法廷は,2018年10月18日,元水俣病関西訴訟原告の遺族らが,チッソに対し,水俣病補償協定上の権利を有する地位にあることの確認を求める請求に関する上告を棄却し,上告受理申立を受理しない旨の決定をした。
原告ら代理人弁護士は,最高裁判所第1小法廷から,同裁判所に当該事件の記録が到着した旨の本年7月30日付通知を受けた。この点から,最高裁判所第1小法廷は,記録到着からわずか2か月余りで前記の決定に至ったことになる。
本事件は,国及びチッソから確定判決に基づく損害賠償金を受領した後に水俣病である旨の行政上の認定を受けた者が補償協定上の権利を有する地位にあるかどうかが争点の事案であり,当該争点の判断を為すためには,今から約45年前に患者団体とチッソとの間で締結された補償協定の趣旨を歴史的に一から紐解いて検討せねばならないケースである。
本事件の一審は,このことを踏まえ,約三年にわたって慎重に審理を重ねたうえ,補償協定締結時にその適用を受けた者の中に,確定判決に基づきチッソから損害賠償金を受領していた患者が存在したことなどから「本件補償協定は判決を超えるものである」として,当該患者らと原告らを別異に取り扱うのは不当と考え,原告らの請求を認容した。
しかし,本事件の二審は,1年に満たない期間で,前記の一審判決理由を覆す理由を十分に示すことなく,原告らの請求を逆転で退けた。
さらに,最高裁判所第1小法廷は,前記のとおり,わずか2か月余りで二審判決を支持する結論決定を為下した。もちろん,最高裁判所第1小法廷が当該判断に至った理由は具体的に何ら示されていない。
当弁護団は,水俣病に関する歴史的経過を十分に吟味検討して適切な判断を為した一審判決を,結論ありきの拙速な審理で覆した大阪高等裁判所及び最高裁判所第1小法廷に対し強く抗議すると共に一審判決こそ「歴史の審判」に耐えうるものであることをここにあらためて確認する。
2018年10月23日
水俣病補償協定の締結を求める訴訟弁護団
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by kazuo_okawa | 2018-10-23 16:36 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)