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by kazuo_okawa
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タグ:シャーロックホームズ ( 5 ) タグの人気記事

ないものに注目する!

日経新聞11月9日付朝刊の出久根達郎氏のエッセイ「復刊拒んだ辛口評論家」が実に興味深い。

このエッセイの内容自体は、辛口で有名な山本夏彦氏のとある本がある時期から市場に出ない謎を書いたものである。
どうも山本氏は自ら発刊を許さなかったらしい。
この内容自体も面白い。

特にその初版本を追い求める姿などは古書界に詳しい出久根氏の真骨頂だろう。

それはそれで本コラムをお読みいただきたいが、実は私が驚いたのはこの辛口評論家山本夏彦氏を冒頭で紹介する下りである。

何と、山本氏は「ないものに注目する」というエッセイを書いており、そこで「あるものは目に入るがないものは目に入らないのでそこに注目する」という趣旨を述べているらしい。

いやいや、なんというか、これは重要な思考法であるが、実はこれ、シャーロックホームズの推理法なんですね。

― 「昨夜、犬は吠えませんでしたよ」
「それが奇妙なんですよ」(銀星号事件)

思わぬところに、シャーロックが出てくる!

出久根氏にはここまで指摘してほしかったが…。
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by kazuo_okawa | 2019-11-13 21:51 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
つい先日のとある同窓会。

同窓生が、「『京都寺町三条のホームズ』に出てくる『大河原弁護士』は、大川さんがモデルですね」という。
嬉しいですね。

事実その通りです。

『京都寺町三条のホームズ』は望月麻衣氏の人気ヒットシリーズである。
そしてシリーズのとある作品には『シャーロックホームズクラブ』が出てくる。
そこに、私、いや『大河原弁護士』が出ている、というわけだ。
実は作者、望月さんから事前にモデルとすることの了解を求められている。

こういうときに
「かっこよく描いてくださいね」などとは、私は、絶対に言わない。
「ええ。好きなように書いてください」
このように言う。
作者に自由に書いてもらう方が色んな意味で面白いに決まっているからである。

さてこの『京都寺町三条のホームズ』

つい先日7月21日から、京阪電車とタイアップしてスタンプラリーが始まった。
またアニメも始まった。

それやこれやで、『京都寺町三条のホームズ』も改めて購入されて、かくて、先の同窓生のような感想も現れるのである。
『大河原弁護士』が出てくるからではなく、ライト・ミステリとして面白いので、未読のかたは是非購入くださいね。
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by kazuo_okawa | 2018-08-03 22:27 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

趣味はミステリ、将棋などである。
(ゴルフ、テニスなどは一切しないし、北新地に飲みに行くのも趣味でない)
1979年から日本シャーロックホームズクラブに入会し趣味の世界を楽しんでいる。
この趣味が高じて、この7月に「ホームズ!まだ謎はあるのか?」(一葉社)を発行したことはこのブログでも述べた。
アマゾンが一時期、値をつり上げたことも…。

実は日本シャーロックホームズクラブに所属しながら、専ら関西支部に参加しており、本部行事に参加したことはほとんどなかった。

本部行事には、例会、大会のほか、軽井沢セミナーというのがある。
この軽井沢セミナーは、今年で30回目という伝統あるセミナーで、会員が研究や活動の成果を発表するという場である。

軽井沢セミナーもこれまで参加したことがなかったのだが、前述拙著を発刊したことから今回は発表のお誘いいただき初参加ということになった。
かくて8月26日朝早く自宅を出て軽井沢へ…。
発表のテーマは、題して「拙著を語る」
もともと、拙著はホームズ論6稿を納めた著だが、そのエッセンスや裏話を語りました。
皆さん、熱心に聞いて頂いた上、大変喜んで頂き講師としても嬉しいものでした。

質問も熱心です。
いわゆるミステリ論のみならず、民法416条の解釈や「研究発表における面白さをどう意識しているか」という興味深い質問もありました。
そして拙著にサイン!
いやあ、有り難いですね。
楽しんだ一日でした。



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by kazuo_okawa | 2017-08-29 00:16 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
ビッグイシューを時々買う。
「ホームレスの仕事を作り自立を応援する」という目的で
路上で販売している冊子である。

売り上げの一部が販売者の収入になることで
支援している。

そのビッグイシューが今年9月で創刊10周年を迎えるという。
その221号の記念特集に、将棋の羽生三冠が
大きく表紙に出るとともに、10周年スペシャル企画として
ビッグイシュー日本代表と対談している。

将棋ファンでミステリ好きのシャーロキアン
(シャーロックホームズファンのことです)の私としては
何やら本当に心地よい気分なんですね。

対談を読んでいても大変気持ちがいい。

この対談を、羽生は6月29日に応じているのであるが
タイトルマッチの忙しい時を思えば驚異的であると
同時に、こういう企画を快く引き受ける羽生に
心から敬意を表する。

そして、記念の号は「221号」

大抵の方には、何の事かと思われるかもしれない。
しかしシャーロキアンにとって見れば
221はシャーロックホームズの住んでいた場所
(正確には221B)であり、221は
シャーロックホームズファンにとっては
一番馴染みのある数字なのである。

ちょっとした偶然は人を気持ちよくさせる。

ビッグイシュー221号は
将棋ファンでシャーロキアンには実に気持ちがいいのである。

ちなみに、羽生の日本将棋連盟登録番号は175。
そして私の日本シャーロック・ホームズ・クラブの登録番号も175。

だからどうした、
と言われても困りますが、まあちょっとした偶然で
私にとっては大変気持ちがいいのです。
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by kazuo_okawa | 2013-08-22 19:09 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
良質のミステリを読むのは至福の楽しみである。
ミステリ好きの仲間と、ミステリ談義をするのもまた良い。
どれが面白かったか、という議論が成り立つのも
ミステリならではである。

ミステリ好きが高じて、京大ミステリ研の立ち上げ時から参画し、
現在もミステリから離れられない。
日本シャーロックホームズ倶楽部の初期からの
メンバーでもある。

昨秋、株式会社文藝春秋から「東西ミステリーベスト100」刊行のために
「東西ベスト10」のアンケートを頼まれた。

同社は1985年にも同種のアンケートを行い
翌86年に「東西ミステリーベスト100」を発表している。
今回はおよそ四半世紀ぶりの企画だという。

さて海外編、国内編とあるのだが
いざ自分なりのベスト10となると結構迷ってしまう。

まずは海外編である。

私自身、ミステリファンになったのは
小学生時代であり、ポプラ社版のシャーロックホームズ物語にはじまる。
従って何はおいても、海外編1位はシャーロックホームズ物が
動かない。

ところがこういうときに
投票方法に少し迷ってしまうかもしれない。
作品名(「赤毛連盟」とか「ソア橋」とか)で投票するのか
短編集の題名で投票するのかである。
もともとシャーロックホームズ物語は、イギリスの
「ストランド誌」に発表されたのであるから
各作品ごとにおもしろさを投票しても決しておかしくない。

こういう問題は実は他の短編作家の場合も
起こりうる。

しかしながら日本でのアンケートである以上
日本での発表媒体(日本では短編集)で投票するのが
一般となっている。
とすればシャーロックホームズ物語では短編集である。

かくて、海外編1位は「シャーロックホームズの冒険」とした。

21世紀のベスト100なのであるから大きく変えよ
という意見もあるだろう。
それももっともなので、そういう好みは
国内編で発揮することとした。

ともかく海外編は私のミステリ好きの原点で通すことにした。
(この項、続く)
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by kazuo_okawa | 2013-05-19 21:21 | ミステリ | Trackback | Comments(0)