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私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
大阪府警の不祥事が次々と明るみに出されている。

大阪府警堺署の留置場で起きた
実に怪しげな事件。

勾留中の被疑者が「暴れた」として
堺署の警察官が「暴れた」人物を「逮捕」したのだが
その警察官らの調書が書き換えられていたことなど
連日、報道されている。

さらに朝日新聞6月11日夕刊の報道では
証拠品すら警察官が捏造した疑いがあるという。

強大な権力を持つ警察がこういうデタラメなことをしていたのでは
この国の秩序も人権もとうてい守れないであろう。

この事件は徹底的に調査し
今後、こういう事態が生じないような枠組みを
真剣に構築しなければならない。

ときあたかも、私が講座を持っている
龍谷大学法学部において、
去る6月6日に、特別ゲストとして
原田宏二氏をお招きした。

原田氏は元北海道警察所属であり
道警本部長までのぼりつめられた方であるが
その後「警察裏金」を知り、その不正を内部告発した。

警察裏金事件として覚えておられる方も多いであろう。
原田氏はその後、道警はやめざる得なくなったが、
退職後は現在にいたるまで、警察の健全化、
透明化、民主化のために活動されている。

警察官としての実体験もお持ちゆえ
その講演には説得力がある。

しかし、現在も警察の腐敗は続いているという
原田氏の指摘には、おそらくは半信半疑の学生もいたに違いない。

ところが、この講演と平行するように
報じられた一連の、大阪府警の不祥事疑惑をみれば
誰しも原田さんの指摘にうなずかれるに違いない。

ところで、原田さんの内部告発は大変勇気のいることである。

とりわけ、本部長の地位までつかれ、
裏金に関与するところまでこられただけに
大変だったろうと想像する。

そんな原田さんの生き方を見れば
さぞかし剛胆な雰囲気の方と思われるかもしれないが
実は、常にニコニコとされ、講演もユーモアたっぷりの
すごく楽しい方なのである。

「闘いは楽しく」という言葉があるが
相手が大きくて、大変な闘いほど
長く闘うために必要な姿勢である。
原田さんの生き方や、スタイルその姿勢は、私も是とも非学びたい。

さて、その原田さんが、新著「警察崩壊」(旬報社)を発行された。
警察の腐敗を正すべく書かれた書物であり
内容は大変興味深い。

皆さんに、是非ともお勧めしたい。
# by kazuo_okawa | 2013-06-12 01:22 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

升田幸三の新手一生

棋士・升田幸三実力制第四代名人
(本人曰く「名人の上」)のファンである。

「升田将棋選集」全5巻を始め、
升田がらみの書物は山ほど買いもとめた。

夏である。
夏に扇子は欠かせない。

扇子は、これまで升田の「香一筋」を使ってきた。

升田ファンなら先刻ご承知の通り
「名人に香車を引いて勝つ」
(名人に単に勝つのではなく、ハンデをつけた上で勝つ、
と意味する前述の書き置きを残して升田は家出した。
これほど豪快な夢はないであろう)
といったエピソードや
あるいは、香車と飛車を並べる画期的な「雀刺し戦法」など、
升田にとって、「香」は象徴的である。

そして何よりも、勝負師にして芸術家升田の生涯ゆるがない姿勢
それらを凝縮した生き方を示すのが
この「香一筋」の言葉である。

私も、いかなる時でも筋を通して「一筋」であるべく、
夏の扇子はこの「香一筋」を使ってきたが
いささか使いすぎて扇子自体が古くなってきた。

そこで先日、升田の「新手一生」に買い換えた。

言うまでもなく、一生をかけて、新しい手、斬新な一手を追い求める
という升田の真骨頂である。

年齢を重ねると、いささかマンネリになる危険があるため
私も原点に戻り、本業で、更なる高見の一手を極めたい、
との思いで換えた。

今年の夏、新手一生。
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# by kazuo_okawa | 2013-06-11 01:05 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
堺市のとある議員が、事務所の実態がないのに、事務所費と称して
政務調査費という税金を、言わば「だまし取った」。

私は、長年にわたって政治浄化の運動をしている
野村孜子さんの代理人として、この違法支出の
返還を求める訴訟を行い、それが完全勝訴したことは、
私のホームページのトピックスに2度にわたって
お伝えしている通りである。

さてこの訴訟は、2008年度の政務調査費の返還を求めたものであるが
その問題議員は、上告することなく、判決に服し
受け取った政務調査費を遅延損害金をつけて返還した。

当然のことである。

しかし問題はここからである。

その問題議員は、2009~2011年も同様に
違法に政務調査費を受け取っているのであるから
この3年度についても返還しなければならない。

しかし問題議員がなかなか返還しないものであるから
またしても野村孜子さんが住民監査請求をした。
私はその代理人である。

さすがに問題議員も返還すべきは当然と思ったのであろうが、
収支報告書の修正という形にして
受け取った分(言わば元本分)だけ返して
遅延損害金は返さなかったのである。

せこすぎる。
実にせこすぎる。

もともと政務調査費という税金を「詐取」したこと自体卑しいものであるが
返すなら、潔く、2008年度の事件の判決のように
損害金をつけて返すべきものであろう。

にもかかわらず、少しでもけちろうと、損害金は返さない。
これは何であろうか。
いやしくも市民の税金を「詐取」したというお詫びの気持ちは
無いのであろうか。

そこで6月4日、監査委員会の審尋が行われた。

野村さんの意見陳述のあと、
私は損害金をつけない不当性の一点のみに絞って意見を述べた。

攻守代わって、行政担当者が、監査委員の質問を受ける。
行政担当者は、問題議員からの返還を、元本部分のみに
限って受け取り、損害金については、請求もせず
議員に何故かとの質問すらしなかった。

これに対する、行政担当者の答えは驚きである。

収支報告書の訂正がありそれに基づくものであるから
損害金は発生しない。
判決は、平成20年度の違法を指摘したもので
平成21年度以降については、市は、違法と断定していない。

驚くべき形式論理である。
これはまるで役人根性でないか!
(実際、役人なのだが…)

私はこのとき、先の画期的な4/16水俣病訴訟判決と
それでも行政の姿勢を改めない国の姿勢を
デジャブ現象のように思い出した。

この国は、上は中央省庁から、下は地方自治体まで
司法の判断を尊重するよりも、判決が出ても
自分たちの論理で動いているのである。

これは是非とも何とかしなければならない。

「何を寝ぼけたことをいっているのか!」

監査委員は、行政担当者に鋭く追求した。

「あなたは野村さんの事件の判決を読んだの」
「堺市は、民法の損害金の適用はないの」
「不法行為には損害金が付かないの」
「損害金を払わない、この議員に対してどうして『何故か』と聞かないの」などなど
行政担当者の不思議な対応を鋭く質問したのである。

この監査委員は、小杉茂雄委員であり
実は私と同様、本業は弁護士である。

私自身は、小杉弁護士はこれまで存じなかった。

この日初めて小杉弁護士を知り
その鋭い質問を聞いて、心の中で拍手を送った。

良い監査結果が出るように
小杉茂雄弁護士にエールを送りたい。
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# by kazuo_okawa | 2013-06-08 15:02 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
テレビ朝日系の日曜日のテレビ番組に
「報道ステーションSUNDAY」がある。

その場組では、一週間の「デジタル朝日」のニュースへの
アクセス数を元に、関心の多かったニュース・ベストテンを
発表している。

6月2日のテレビ放映で明らかにされていたが、
先週のニュースで、一番アクセス数の多かったのは
実は「万引き犯の顔写真張り出し」記事だったという。
今週の第1位と報じられ、コメントした私の名前も
紹介していただいた。

このニュースが、朝日新聞以外のメディアからも
問い合わせがあったことは、このブログでも述べた。
その意味では大変関心を引くニュースなのであろう。

人々の多くが関心を持つと言うことは
社会の空気のなにがしかの反映であろう、と私は思っている。

先のブログで書いたとおり
私は、重罰化、私刑(リンチ)化、相互監視化の空気の反映だと
危惧感をもっているのであるが
無論、それが全くの勘違いであることを願っている。
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# by kazuo_okawa | 2013-06-02 21:42 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

3七銀に見る複雑な思い

第71期名人戦が、森内名人の防衛で終わった。

これで森内名人は通算在位数8回で、
大山、中原に継ぐ第3位である。
すでに永世名人資格を持つ森内は
誠に大名人であり、その強さは否定しようもない。

森内の人柄やファンサービスなども申し分ない。

しかしながら何か、すっとこないのである。

古くからの将棋ファンとしては、
名人は単なる一タイトルではなく
別格の重みがあると思っている。
大山も中原も、名人のときは、他のタイトルもとっており、
文字通り第一人者であった。

しかし森内の場合、現在は、
7大タイトルのうち、名人位ひとつだけしか持っていない。
しかも森内名人は、他の棋戦では、挑戦権争いにすら絡んでいない。

他棋戦に絡まない分だけ、森内は研究に専念できる。
一方,羽生三冠が他のタイトル戦に絡んでいき
多忙な日々であったことは将棋ファンは皆知っている。

そして「3七銀」である。

森内自身「本局の3七銀は研究手であった」と述べている。
羽生はこの研究手に負けた。

観戦将棋の魅力とは何であろうか。

例えば、力の均衡した両者が終盤のねじりあいの場面で
意表をつく一手が放たれた場合のように
まさに戦いのその場で考え抜かれた指し手が繰り出されるからこそ面白い。
しかも、誰も思いつかない、天才的閃きが感動を呼ぶ。

それが、予めの研究によって勝負が決まるというのでは、
何か釈然としない。

無論「3七銀」は、それ自体は見事な一手であり
プロである以上、研究が重要であることは改めて言うまでもない。

その意味では、研究していなかった羽生が悪いといえるのかもしれない。

しかし、そうは言いながら、他棋戦の挑戦権争いにすら出てこない森内と
他棋戦にも出ている羽生三冠とでは、
研究のための「持ち時間」が違うでしょうと
言いたい気持ちもどこかにあるのである。

私は、名人戦の録画を見るのがいつも楽しみなのであるが
今期はそんな気になれない、複雑な思いに満ちている。
# by kazuo_okawa | 2013-06-02 00:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)