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私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

映像の迫力

原作も衝撃的だったが映画はさらに素晴らしかった。

佐藤二郎氏の「怪演」と言われた『爆弾』である。

些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方警察署に連行される。
名前はスズキタゴサクと名乗る。
これを佐藤二郎が演ずるわけだ。

たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
とまあ、呉勝弘氏の原作自体が実にミステリアスであった。

映画化時点でも評判をよんだ。
それを初めて見た。
いや、噂通りに佐藤二郎の演技は凄い、というか凄すぎる。

探偵役の類家は山田裕貴。
若手の実力者俳優である。
この二人の丁々発止のやりとりが面白いのだが、
映画では佐藤タゴサクの演技が完勝である。

あんな感じで「自白」するかな?と感じてしまう。

とはいえ映像では「爆破」シーンなどがまさしく映像ならではである。
劇場なら、もっと迫力はあったろうな。

原作と映像の在り方というミステリの一つのテーマを考えさせる作品である。



# by kazuo_okawa | 2026-04-02 09:00 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

今日から厳格化

高市早苗首相がかつて、奈良公園(奈良市)のシカをめぐり外国人観光客の中に「足で蹴り上げるとんでもない人がいる」と発言したことがある。
実際に見たのかどうか、その根拠はなどはっきりしないまま終わったが、
高市氏の厳しい外国人政策は変わらない。

高市氏が自民党総裁に選ばれ、そして直ちに行ったのが
2025年11月、平口洋法相に国籍取得要件の見直しの検討の指示である。

そしてこの度その見直しの内容が発表された。

法務省は27日、外国人が日本国籍を取得する「帰化」の審査を4月1日から厳格化すると発表したのである。
つまり今日からですね。

居住期間を「5年以上」とする要件を、運用上は「原則10年以上」に見直し、納税や社会保険料の納付を確認する期間を拡大する。

これは高市首相の指示を受けたものだ。

国籍法は、帰化には法相の許可が必要とし、要件として5年以上の居住や素行の良さ、自身や親族による生計維持などを定める。
法律は次の通りである。

国籍法
<第四条 日本国民でない者(以下「外国人」という。)は、帰化によつて、日
    本の国籍を取得することができる。
   2 帰化をするには、法務大臣の許可を得なければならない。
第五条 法務大臣は、次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可す
    ることができない。
    一 引き続き五年以上日本に住所を有すること。
    二 二十歳以上で本国法によつて行為能力を有すること。
    三 素行が善良であること。
    四 自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生
     計を営むことができること。
    五 国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
    六 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政
      府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若
      しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したこ
      とがないこと。
   2 法務大臣は、外国人がその意思にかかわらずその国籍を失うことができな
    い場合において、日本国民との親族関係又は境遇につき特別の事情があると
    認めるときは、その者が前項第五号に掲げる条件を備えないときでも、帰化
    を許可することができる。>

問題はこれを「法律改正」ではなくて、運用で変えようとしていることだ。

国会での議論が、それほどいやなのか、と思う。


# by kazuo_okawa | 2026-04-01 08:25 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

天に唾する…

私の地元豊中市では、来たる
令和8年(2026年)4月19日(日曜)が豊中市長選挙の投票日である。
その告示日(立候補届出日)は令和8年(2026年)4月12日(日曜)である。

今のところ有力候補者は、現職とそして維新候補である。

その維新候補が駅前で演説をしていた。
あらら。
日本の公選法は何度も書いたがお粗末な法律であるが、
選挙運動と政治活動を分けており
選挙運動は告示日以降にしかできない。
告示日前は「政治活動」というスタイルをとる。

ところがその維新候補は<豊中市長選候補者自らが挨拶にきました>
といい<現職候補>批判をしていた。
確かに「私に一票を」という直接的文言はない。
しかし意味は選挙活動だろう。

丁度チラシを配りに来た運動員に「あれは公選法違反でないか」と述べた。
すると運動員は「ギリギリです。」
「交番の前でしていますから」と面白い反論をした。

そのとき維新候補者がお得意の<行政無駄使い>批判を始めた。
そこで
私は運動員に「今無駄使い批判をしているが、維新自身がこの間、首長辞職、そしてやり直し選挙をしたがあれこそ無駄使いでないのか」と聞いた。

すると運動員は「大阪府知事選ですね。私も実は個人的にはどうかと」と賛意を示したのである。

この運動員が責任者から叱られては申し訳ないので詳細な日時などは省略するが
維新内部でも、吉村洋文暴走批判があるのだろう。
とはいえこの維新候補は、身内は棚に上げて、無駄扱い批判をしていたな…。


# by kazuo_okawa | 2026-03-31 09:10 | Trackback | Comments(0)

こちらも完勝!

棋王戦5番勝負も一時は1勝2敗と追い込まれた。
しかし終わってみれば王将戦同様に防衛した。
六冠維持である。

藤井聡太王位に増田康弘八段が挑戦した棋王戦。
最終局は振りゴマ、ここでも藤井棋王は先手番を引いた。
強い!
ただこの棋王戦は後手必勝シリーズであるが…。

後手番増田八段の用いた作戦は、一手損角換わり!
いや、凄い作戦である。

26手目24同歩までは4分しか使っていない。
練りに練った練った研究だろう。

しかし藤井棋王の次の77桂に長考する。
大長考であるから予想外だったのか!
AIベストは82飛だったが、増田八段は49分使って95歩!
この瞬間、AI勝率は藤井棋王55%と上がる。
以下、ほぼ藤井曲線である。

Abema解説者鈴木大介九段と村中秀史七段の二人の掛け合いが
この将棋の難しさを際立たせる。
無論、だからこそ将棋の面白さも伝わる。

例えば、64手目の増田八段の受けをAIベストは32銀と示すが
相手の利きが重なっているところであり、とうていこの手は見えない。
それも鈴木九段らが述べてくれるからその難しさが分かる。
だからその前に後手の飛車先に叩く83歩の意義なども。
名解説なくしてその意味は分からない。

また69手目の66銀や、最後に逆王手の筋など変化が凄すぎるのである。

終わってみれば、新たな「藤井伝説」が始まった。
この藤井六冠を倒すのは容易ではない。

一方の増田八段は昨年のストレート負けから今回は「あと一歩」まで追い込んだ。
増田八段は、今回の経験を生かしてまたタイトル戦に戻ってくるだろう。
それも楽しみである。


# by kazuo_okawa | 2026-03-30 09:17 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

学者の無責任評論

「高市一強」等と言われるが、インチキ選挙制度と憲法違反解散から生じたものに過ぎない。

このことを最初に指摘しない評論は政権忖度無責任評論である。
良心的な学者は何人も知っているが、
政権に忖度していると思える学者評論家も少なくない。

これは中道改革連合への評論も同じことを感ずる。

中道批判は色々と目にするが
3月28日付毎日新聞にも出ていた。
「中道勢力の結集」を掲げて結党した中道改革連合は、なぜ衆院選で惨敗したのか。今後どうすれば再生できるのか。「自公政権とは何か」などの著書がある中北浩爾・中央大教授に聞いたという。

よく見る先生であるが、その主張に同じような思いを感ずる。

小見出しは<「1人区」で勝つ体力必要>。
いやまさしく仰る通りなんですが、先の通りの一番肝心なことは述べていない。

片方が好き勝手に、自分の都合のいい解散時期を選んで選挙に臨む。
自民は、いつ選挙をするかはわかっている。
民間リサーチを使って一番支持率の高い時を狙える。
そして選挙のために十分に準備ができる。

他方、野党は選挙時期を知らない。
突然の解散で慌て、そして時間がない。

後だしジャンケンのように批判されたことも、
野党も事前に選挙時期が分かっていて
十分に準備する時間があれば、
党内からも反対意見が出て是正された可能性がある。

そういう一番肝心なことを言わないのである。

昨日山口二郎教授のことを書いたが、本質的なことを言わない学者の評論も無責任なものである。


# by kazuo_okawa | 2026-03-29 11:27 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)