ニュースによれば、「桜を見る会」前日夕食会に、安倍氏側が費用の一部を補塡していた疑惑につき、安倍元首相は首相当時国会で、補填もなければ、ホテルの領収書もないと述べていたが、誰しも当時から信用されなかった通り、安倍氏側が補填していたし、ホテルも領収書を発行していた、という。
次の解明は、安倍氏側が補填していた約900万円の出所であり、またホテルの領収書を誰が、一体何故、廃棄したのかである。
にもかかわらず安倍元首相は、秘書から補填の事実など聞いていないから「知らなった」と述べているようである。
ひどい話だが、安倍氏はこれまでも「知らなかった」と強弁して、責任を取らずに逃げてきた過去がある。
有名なのが、加計学園の獣医学部新設をいつ知ったのか、というケースである。
安倍氏は加計学園の理事長とは刎頸の友であり、何度も食事、ゴルフを一緒にしてきた仲である。
そして理事長にとっては獣医学部新設は悲願であった。
その申請を知らないとはまず考えられない。
現に、安倍元首相も当初の国会答弁では早い時期から知っていたと福島みずほ議員の質問に答えていた。
しかし新設を最終的に認可するトップの立場のものが、認可されるものと一緒にゴルフをしていたとあっては政治倫理上問題であると指摘され、何故か、知った時期を後ろにずらせ、ゴルフを一緒にしていた時は「知らなかった」と答えるに至ったのである。
後に「ゴルフは駄目で将棋ならいいのか」という変な言葉も発した有名な事件である。
さて「桜を見る会」疑惑、まだ捜査中、解明途中であるにも関わらず、「秘書の責任」「政治資金規正法違反」で終わるのではと予想する者も多い。
でたらめ答弁で逃げ切った過去があるからであろう。
実に悲しい予測である。
国民の怒りで、是非、予想を覆してほしいが…。