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私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

まん延防止による順延

知人の紹介で
一般社団法人小次郎BOX主催による
<日時|2021年4月17日(土)
会場|大阪市中央公会堂
ゲスト|前川喜平氏(元・文部科学省事務次官)
あった物をなかった事には出来ない>
の企画チラシをお配りしていました。

前川氏は、森友問題を考える会主催の集会に参加して頂き
その後、私が講座を持っていた龍谷大学の講義の
特別ゲストなどにも来てもらいました。
いわゆる加計学園事件の一方の主役ですが、
筋が通り説得力ある方です。

一人でも多く、前川氏の講演を聞いてもらいたいと思い
私はこの宣伝に協力したのですが、残念ながら
その知人から下記の連絡が来ました。

「大阪府への「まん延防止等重点措置」の適用に伴い、慎重に協議致しましたが、
4月17日(土) の前川喜平氏講演会は延期する事となりました。
振替日は本年秋に予定しておりますので、
日程が決まり次第、改めましてお申込み受付のご連絡をさせて頂きます。
ご理解の程宜しくお願い致します。」

さて、ここからは全くの余談ですが、主催者が延期を協議している段階で、
中央公会堂にキャンセル料の確認をしたところ、
中央公会堂は、「夜はキャンセル料は取りませんが
朝、昼はキャンセル料は頂きます」とのことだったそうです。
それを聞いた私は「『大阪ではSARS-COV-2は夜しかまん延しないのか』
と尋ねたら」とアドバイスしていました。

主催者がどういう話をしたのか知りませんが
中央公会堂は一日で態度を改め、キャンセル料はとらない、
という謝罪の連絡があったそうです。

過ちては改むるに憚ること勿れ、ですね。


# by kazuo_okawa | 2021-04-08 02:08 | Trackback | Comments(0)

またしても火事場泥棒!

「デジタル庁」新設を柱とするデジタル改革関連法案は4月6日の衆院本会議で自民、公明、日本維新の賛成多数で可決した。

この法案は「デジタル監視国家」をめざすものと指摘されてもやむを得ない内容となっている。
個人の情報は一元管理され、政府はそれを利用することが出来る。
しかし、プライバシーや個人情報の保護は不十分。

だからこそ各法律家団体はこぞって反対の声明を上げ、我が日弁連も3月17日には、慎重かつ十分な国会審議がされることと必要な修正を求める会長声明を発表している。

にもかかわらず、菅政権は、4月中に成立を目指すという当初の思惑通りに進めている。
またしてもアベスガ火事場泥棒政権か、と思わざるを得ない。

この間、コロナ対応の無策ぶりと合わせて、我が国のデジタル後進国家性が、繰り返し、繰り返し報じられた。
だから誰しも、デジタル後進性の打破は望んだであろう。

しかしその望まれたデジタル利用は、例えばコロナ給付金がオンラインで迅速に申請し、素早く給付が受けられるといった、真に国民のためのデジタル利用であり、決して、中国のようなデジタル監視国家では無かったはずだ。

コロナ無策を棚に上げ、デジタル後進性を強調し、そしてそれを逆手にとって、実際に実現を目指すのはデジタル監視国家とあっては、火事場泥棒そのものである。

思えばこの「火事場泥棒」の手口として、村木冤罪事件を引き起こした検察不祥事のあとの「検察改革」という名の、実際は「検察焼け太り」を思い起こす。

自分たちは「身内優遇」「不公平行政」を行いそれを覆い隠す公文書偽造・改竄。
国民主権下ならば、国家・政府こそ監視されるべきところ、アベスガ政権では全く逆になっている。

自公維支持者は、中国のような監視体制を本当に望んでいるのか、ぜひ、教えてほしいものだ。


# by kazuo_okawa | 2021-04-07 06:58 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

名人を獲る!

国書刊行会から『名人を獲る 評伝 米長邦雄』が発刊された。
著者は、田丸昇九段。
佐瀬勇次名誉九段門下で米長邦雄永世棋聖の弟弟子にあたる。
評伝執筆者としてもっともふさわしいだろう。

本書帯の謳い文句は「将棋界の枠を超えて社会的にも大きな影響を及ぼした不世出の棋士、 米長邦雄。その知られざる素顔を明らかにする、弟弟子による初めての本格的評伝。」

購入してさっそく読み終えた。
知っているエピソードも沢山あるが、いや実に面白い。

冒頭は、いわゆる米長語録で始まる。
「三人の兄たちは頭が悪いから東大に行った。私は頭が良いから将棋の棋士になった」
「相手の大事な一戦こそ全力で闘え」(これは今日、いかなる将棋でも「手抜きしない」という将棋界の良き伝統となっている)
等であるが、何と言っても
修行時代の痛快なエピソードが、後に大棋士となることを彷彿させて面白い。

例えば、高校進学を巡って師匠に反対されたとき「先生と同じ勉強法では、先生止まりの将棋でおわってしまう」
師匠が弟子をおもんばかって後援会を結成した時、後援会長が区議と知って米長青年は「(後援会長は)総理大臣以外ありえません」と拒否。
無論、師匠は鉄拳の上、破門するぞ、という。
すると米長青年はまたもや「私を破門すると師匠が恥をかきます」といい放つのである。
修行中の米長青年がこう言い切れたのはかの升田幸三実力制第四代名人が米長の才能に惚れ込んでいたからである。

というわけで非常に痛快で大変面白い。

ただ正直なところ、「重複記載が」が多い(つまり同じ話が何度も出てくる)のと、「その話は後述する」という表現があまりにも多すぎる。

田丸九段は棋士であって物書きではないのだから、これらは出版社側が文章をきちんと整理すべきだろう。

しかし内容自体は素晴らしい。
将棋ファンには強くお勧めする。


# by kazuo_okawa | 2021-04-06 08:17 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
新型コロナウィルス感染者のニュースは連日報道されている。
各都道府県に何人感染したかなどやたら詳しい。

一方、国策である新型コロナワクチン接種後の副反応並びにアナフィラキシーショックについては、当初こそ報道されたが、何故か最近はほとんど聞かない。

ニュース報道されるのは、一般的にワクチン接種のリスクを説明した上での「必要性」と、いついつから高齢者摂取が始まるという時期、ワクチン量のニュースばかりであり、ファイザー社製ワクチンの有用性そのものは疑いべくもない雰囲気である。

実際のところ、厚生労働省HPを見れば、国民への情報提供の仕方について注意していることが伺える。
つまり官邸が進めるワクチンに対して国民が疑問を抱いて控えることのないようにしているようである。

まずワクチンの副反応。
3月26日報告を挙げた厚労省HPでは、<1回目よりも2回目の方が副反応が現れる割合が高いこと、先行接種を受けた全国の医療従事者約2万人を対象にした健康調査の中間報告によると、2回目の接種の後、37度5分以上の発熱が35.6%に現れた。また倦怠感も接種翌日に6割以上が訴え、その後も続く人がいたこと>などが出ている。

副反応は35.6%程度か、と思うかもしれない。
しかしこのHPによれば、この副反応は、発熱と倦怠感であり、頭痛その他の副反応の発症率ではない。

アナフィラキシーショックのデータはどうか。
どうも因果関係のはっきりしているものだけ挙げているようである。
またワクチン摂取後、死亡例は2例あったようだが、ワクチン接種との因果関係は証明されていないとされている。(「無関係」とも立証されていない)

さて、これが厚労省HPからの状況だが、
実際に医療現場で働くものの実感からすれば、体感的にはこんなものではないという声も聞く(副反応も、アナフィラキシーショックももっと多い)。

厚労省HPに掲載のデータだけではなく、全ての実施期間における生のデーターを公表してほしいものだ。


# by kazuo_okawa | 2021-04-05 07:07 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
天気予報では、降水確率とともに気温も予想される。
この予想気温について、4日、NHKの気象ニュースを聞いていると面白い説明があった。

よく気象予報士が「明日の予想気温は平年並み」などと説明するが、実はこの平年の「平均値」そのものが上がっている、という。
地球温暖化で「平均値」そのものが上がっているために、予想気温は「平年並み」といっても、現在の「平年並み」は20年前の「平年並み」とは違っているわけである。

言われてみれば、当たり前で、なんということもない話である。

なんということもない話であるが、将棋界の有名な言葉を思い出してしまった。
「スランプも3年続けば、それが実力」

平均勝率6割5分の超一流棋士が、ある年に年間勝率3~5割となれば「スランプ」と言われるが、それが3年も続けば平均勝率が6割を切る。
平均勝率5割5分の棋士が、年間勝率4~5割となっても誰も「スランプ」と言わない。

気象ニュースを聞きながら、何故か、とある棋士を思い出した次第である。


# by kazuo_okawa | 2021-04-04 08:40 | Trackback | Comments(0)