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by kazuo_okawa

<   2019年 11月 ( 28 )   > この月の画像一覧

表題は、朝日新聞29日付夕刊の記事の見出しである。

この表題のとおりなら実に画期的である。
何故なら、これまでいわゆるヘイトスピーチを決して名誉棄損としてこなかったからである。

記事の概要は次のとおりである。
<ヘイトスピーチをしたとして名誉毀損罪に問われた「在日特権を許さない市民の会」(在特会)元京都支部長の西村斉被告人に対し、京都地裁は29日、罰金50万円(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。>
<柴山智裁判長は同罪の成立を認めた上で、懲役刑ではなく罰金刑とした理由を「公益を図る目的で主張を述べる中、名誉毀損の表現行為に及んだもので、相応に考慮すべきだ」と説明した。>
<ヘイトスピーチをめぐり侮辱罪ではなく、より量刑の重い名誉毀損罪が適用されたのはきわめて異例>

う~ん、という感じである。

集団に対するヘイトスピーチについて、検察はなかなか「名誉棄損」としない。
あくまで「侮辱」である。
それはヘイトスピーチ規制法が無い中で、対象が朝鮮人一般では名誉棄損の被害者としえないという、従来の刑法の枠組みを超えられないと考えられているからだ。
その中での判決である。

判決は、ヘイトスピーチの対象が「京都朝鮮学園」に対するものと認定した上で、それを名誉棄損としたのであるから、決して従来の枠組みは超えていない。

むしろ、「公益を図る目的で主張を述べる中、名誉毀損の表現行為に及んだ」として、懲役刑でなく、軽い罰金刑としている点が非常に気になる。

理由とされた、ヘイトスピーチが、「公益を図る目的」とはとうてい思えないからだ。

見出しの印象と違って、この判決の評価は慎重に検討されるべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-11-30 00:20 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
28日付朝日新聞「天声人語」にインフルエンザの話が述べられ、新治療薬「ゾフルーザ」が供給量の4割を占めるようになったが、一方で耐性ウィルスが出現しやすいともいう。

そして天声人語氏は日本小児学会が「12歳未満には積極的な投与は勧めない」としていることを紹介する。

この小児学会の見解のように、専門家集団の意見は、国民にとって大いに参考になるのではないだろうか。

こういうときに、小児学会が見解を出すのはおかしいとか、小児科医でも違う意見を持つ者がいる、などと小児学会を批判するものはいない。

当たり前だろう。
繰り替えすが専門家の判断は国民に参考になるし、また所属医師が全員一致で見解を出したなどと思うものも誰もいないはずだ。

ところがである。
何故か日弁連については決議を出すこと自体を攻撃して来る者がいる。

本屋でもその種の書物が並ぶ。

御用新聞や御用ジャーナリストなどであり、執拗に攻撃してくる。
それは日弁連の決議が、ともすれば安倍政権にとって気に食わないからであり、安倍首相を忖度したものが、ひたすら見当違いの日弁連批判をしているわけである。

日弁連は何も政治的見解を決議しているわけではない。
例えばアベノミクス反対などという決議はしない。

あくまでも「基本的人権を擁護する」という弁護士の役割から、専門家集団の決議として、人権に関する決議をしているに過ぎないのである。

どうぞ皆さん、見当外れの日弁連攻撃に騙されないでほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-11-29 00:59 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
新地の老舗のマジックバーであるバーノンスバーが25周年を迎えた。
それを記念して、ANAクラウンホテルでスペシャルショーが開かれた。

主催者はオーナーのルビー天禄師。
学生時代からの友人である。
大学は違うがマジックに関する色々な場所で出会った。

そして新地にバーを構えられてからも応援してきた。
その25周年の記念のショーである。
スペシャルゲストは、Mr.マリック師。
嬉しいことに会場は満員である。

前半はルビー天禄師とムッシュピエールのステージショー。

そして後半にマリック師が登場するのである、そう、あの音楽とともに…。

Mr.マリック!
そのオープニングは、ハンドパワーでシャンパンを開ける。
次いでロープ。
客にロープを切らせ、それが復活する。
或いは、結んだロープが透明の箱の中で、箱を揺らすだけでほどけてくる。
シンプルであるが不思議である。

さらに客から1万円札を借り、客を壇上に上げて「ドゥーアズアイドゥ」
マリック師と同じように1万円札を封筒に入れて、その上からはさみで切ると、マリック師の1万円札は切れない(これは会場のテレビ画面で壇上の客以外にはトリックが明されている)が、客は1万円札を封筒ごと切ってしまう。
無論この後、マリック師はこの切れた1万円札を復活させるのである。
見事である。

最後はお馴染み、観客参加型スプーン曲げ。
素晴らしいですね。

テレビでお馴染みの昔からのマジックを入れながら、それでいて、新しいマジックも織り交ぜる。
マジックを初めて見るような方でもマリックの名は知っているだろう。
だからこそ彼を一躍有名にならしめた「音楽」「ハンドパワー」「「来てます」の台詞」そして「スプーン曲げ」は必ず入れる。

しかしマニアにも受けるような作品・演出なども織り交ぜる(客に私の親指を引っ張ってください、と言うなど(笑))。

改めて思うのは、マリック師の素晴らしいサービス精神である。

だからこそ彼をして成功させたのであろう。
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by kazuo_okawa | 2019-11-28 00:33 | マジック | Trackback | Comments(0)

忠誠心の調査!?

朝日新聞によれば、 政府は、国家公務員らによるマイナンバーカードの一斉取得を進めているが、各省庁が全職員に対し、取得の有無や申請しない理由を家族(被扶養者)も含めて尋ねる調査をしている、という。

マイナンバーカードの取得は、何ら、法律上の義務ではない。
持とうが持つまいが全く個人の自由である。

にもかかわらず公務員は取得するように求められている。

マイナンバーカードに利便性があれば、取得を進められなくとも、勝手に取得者が増えるだろう。
取得者が増えないのは、利便性がなく、また協力する有用性が、国民に感じられていないからである。

ところが、公務員には取得をすすめるのである。
取得しない場合はその理由を家族(被扶養者)も含めて尋ねる調査をしている、という。
怖い話である。
これでは誰しも「事実上強要」と感じるだろう。

まるで政府の施策に対する「忠誠心」を問うているかのようである

思えば13年前、私が代理人をした住基ネット違憲訴訟で、大阪高裁竹中省吾裁判長は「住基ネットには目的外使用のおそれがある以上、プライバシー権を根拠に、離脱の自由がある」とした。

政府の施策に真っ向から異議を述べる勇気ある判決であった。

この竹中裁判長の論理ではないが、政府のこのような「事実上の強制取得」自体が、政府への忠誠心を試す「目的外使用ではないか!」と言いたくなる。

無論、公務員は、政権への奉仕者ではなくて、全体の奉仕者のはずである。
自ら、「自由」を行使しえない公務員が果たして「国民の自由」を守れるだろうか。

こんな「事実上の強制取得」を決して許してはならない。
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by kazuo_okawa | 2019-11-27 00:26 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

人生をかけた大勝負

将棋のプロ棋士(四段)を目指すアマチュア強豪の折田翔吾氏が、棋士編入試験の第1局に臨み、試験官黒田尭之四段に98手で快勝した。

従来プロ入り年齢制限の壁があったが、映画化もされた「泣き虫しょったん」こと瀬川晶司氏のプロ編入をきっかけに、アマチュア選手が棋士になる新たな制度が構築された。
即ち、プロ入りの若い順から計5名の四段と5局指し、3勝すればプロになれる。

元奨励会三段の今泉健司氏がこの制度で4年前に棋士となったがそれ以降はない。

そもそも編入試験の資格を得るのが対プロ公式戦10勝以上勝率6割5分以上であるからかなり厳しい。

そんな中、折田氏は資格を得て、その編入試験第1局に見事勝利したのである。

夕刻より、Abemaテレビで今泉四段の振り返り解説を見たが実によい。

折田氏が今まで何千局も指してきたろうに駒並べの順を間違えたという。
そこに緊張が窺える。

一方、黒田試験官も、なんと、初手17歩!
気合がこもっている。

しかし、折田氏の見事な差し回しに、快勝。
84角や、39角打ちなどは見ていて痛快である。

将棋として面白いだけでなく、人生をかけた勝負であり、その緊張感が人々の胸を打つ。

第2局以降が実に楽しみである。
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by kazuo_okawa | 2019-11-26 00:52 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

香港の投票制度

ニュースに寄れば
香港区議会選挙が24日に行われ、民主派が圧勝し、親中派は惨敗、1997年の中国への香港返還後で初めて過半数を獲得した、という。

テレビなどから窺える香港の投票用紙は、名前と顔写真が大きく印刷され、投票者は名前の前の□にレ点のチェックをするだけのようである。

悲しいことに日本の公選法による投票制度は「候補者名自書主義」である。

投票能力はありながらも、筆記に難の有る為に、日本の制度では投票できない人がいる。(私が代理人となっている中田さんもその一人である)
しかし、香港の制度ではそういう人も投票できる。

また候補者によく似た名前のあるときに誰に投票したのかわからないということも日本の制度ではよくある。
先の参議院選挙でも『山本太郎』氏と非常によく似た名前の候補者Y氏が、それまで彼が獲得してきたどの選挙の投票数よりも今回の得票数が多かったために、『山本太郎』氏と間違えて、このY氏に投票したのではないかとの疑いもあったが、確かめようがない。

しかし、投票用紙に顔写真があればそういう事もほぼ無くなるだろう。

民意を反映するためにどうすべきなのかを考えない政治家は、どんなに美しい言葉を並べてもとうてい信用出来ない。
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by kazuo_okawa | 2019-11-25 08:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
金沢へ来てもう一カ所訪れたのが『金沢スタイル』というマジック・バーである。
ヤマギシ・ルイ氏という名うてのマジシャンが演技を見せてくれる店だ。

4~5年前だったか、彼が、大阪1BMリング主催の『クロースアップの集い』にゲストとして登場されたことがあり、その見事な腕を拝見して感心した。

また私の京大奇術研究会の後輩にして異能のクリエーター小澤正幸氏の友人でもあることから、その小澤氏からヤマギシ氏のことは以前から聞かされていた。
単に、マジシャンと言うだけでなく、無類のミステリ好き、それも本格派好きということで拙作『ナイト捜し』も評価して頂き、その縁で小澤氏経由で拙作掲載本を贈呈したともある。

金沢へ行けば絶対に訪れたい店であった。
そして実際に訪れた。

予め、小澤氏から一報を入れて頂き、そのため終始歓待を受けた。

壁に並べられた書籍は、島田荘司氏のデビュー作『占星術殺人事件』の各国翻訳版や同様に綾辻行人氏の著作の各国翻訳版、我が京大ミステリ研の『蒼鴉城』などあまり手に入らないミステリ本が立ち並ぶ。
拙作所収の『綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー2』も…。

叙述トリック論から発展して「若島正さんをご存じですか?」と聞かれる。
熱心な将棋ファンなら若島氏の名を知らない人はないだろう。
すると、ヤマギシ氏は、「詰めパラ傑作選」などこれまたマニアックな詰将棋本など4冊ぽんと置く…。

いやいや実に楽しい。
そしてマジックは実に素晴らしい。

まずは数々のカードマジック。
小澤氏から私の好み(メンタルマジック)を聞かれていたようで巧みにメンタルマジックを織り交ぜる。
メンタルマジックにありがちな客の負担感が無いのが良い。
そして素晴らしいテクニックながら、その曲芸的なところは見せない。
これがいい。

無論、マジック自体非常に不思議である。

数十分経ってからであろうか、別のグループが入ってくる。
ここからはヤマギシ氏の言わば、一般的なルーティンなのだろう。
コインマジック、そしてカードマジック、さらにリンキングリング(8本使う!)、最後はカップ&ボール。

見慣れたマジックではあるが実に見事である。

マジック・ミステリ好きの方は是非訪れてほしい。
お勧めである。
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by kazuo_okawa | 2019-11-23 00:12 | マジック | Trackback | Comments(0)

謎屋珈琲店

金沢へ来て、ミステリ・パズル・マニアには名高い、『謎屋珈琲店』という喫茶店に立ち寄る。

壁に、推理作家らのサイン色紙が並び、書棚にはサイン入りの推理小説が並ぶ。
私たち京大ミステリ研のエース、綾辻行人氏のサイン本も並んでいた。

さらにはバックギャモンやカードゲームなども展示されている。

喫茶店のメニューは『ミズ・マープルのメープルワッフル』『緋色の研究』『三つの棺』などなど、ミステリにちなんだオリジナル・フードが並ぶ。
遊びの精神満載で、メニューを眺めているだけでも楽しめる。

商品+ドリンクで、「お客様への挑戦クイズ」が提出される。
クイズと言うよりり実際は『パズル』である。

20問解くと、名探偵認定証を発行するのだという。
早速、挑戦した。
1問目は、まあ、パズルマニアにはたやすい。
マークのような図形が並び、隠された図形は何か?というものだが、詰将棋で言えば、他と言えば<初形配置から、邪魔駒消去の手筋> というように、ある種のパターンのパズルであり、マニアにはたやすい。

ところが二問目でつまずく。
とはいえ面白いので問題自身を持って帰る。

お土産に『2020年特製カレンダー』を頂いた。
ある条件を満たした先着客に無償配布しているというパズルやミステリに充ち満ちたカレンダーである。

ミステリ・パズル・ゲームなど好きな方にはうってつけの店である。
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by kazuo_okawa | 2019-11-22 07:53 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

政治と想像力

中田泰博氏の障害者選挙権訴訟について何度もブログに挙げた。

20日付朝日新聞朝刊に、同紙編集委員の高橋純子氏が<政治と想像力 「当事者」に頼るだけですか?>と題して中田訴訟について書かれている。

- 投票に際し投票所係員に誰を入れるかを申告することのおかしさから始め、中田さんの裁判における尋問のエッセンス、そして障害者議員「れいわ」に期待する中田発言を肯定的に引きながらも、障害者など様々な「当事者」の登場は素晴らしいが危うさがあると言う。そもそも政治家に必要なのは他者に対する想像力であり、全国民の代表にふさわしい仕事すべきであり、そういう仕事をさせるのは主権者の義務である。-

副題「政治と想像力」とは、政治に必要なのは「当事者」でなくとも全国民の代表にふさわしい仕事をする想像力であることを示している。

簡潔にして分かり易い文章であり、さすがにプロである。

しかも中田訴訟を紹介しながらも、大きく政治の意義と主権者の役割を述べている。

そして結びには「桜」「身の丈」という言葉も使い、
読者の「想像力」に期待して、
言外に巧みに、安倍政権を批判している。

見事です。
是非とも朝日新聞で、全文をお読みいただきたい。




by kazuo_okawa | 2019-11-20 19:33 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

藤井七段敗れる!

第69期王将戦の挑戦者を決める王将リーグ戦は、7人による総当たりで行われ、広瀬章人竜王と藤井聡太七段の2人がここまで共に4勝1敗で首位に並び、両者の最終直接対局が挑戦者を決めるという、まるで絵にかいたような組み合わせとなった。

プレミアムの解説は藤井猛九段。

藤井聡太七段がその戦型を角換わりでは無く、矢倉を選択したとき、解説藤井九段は唸った。
ここ一番の重要な対局に十八番の得意戦型を使わなかったからである。

しかし対局は、広瀬竜王の勝利。

ツイッター等のファンの声をみても、各局の一般ニュースをみても藤井七段の勝利を期待する雰囲気があった。
それはもしも藤井七段が勝利して王将戦の挑戦者になれば、数々の最年少記録を打ち立ててきた藤井七段が、この初タイトル挑戦者年齢においても最年少新記録を塗り替えるからであった。

こういうアウェイ感のある中を勝利する広瀬竜王も素晴らしい。
思えば、昨年の竜王戦も100タイトルを目指す羽生九段とのタイトル戦はアウェイ感があったろうが、その中で広瀬竜王は勝利している。

見事としか言いようがない。

藤井七段の敗北を残念がるファンは多いだろうが、実は,
私は正直これでよかったと思っている。

それは藤井七段は将棋史に残ることは間違いない棋士であり、そうであるならば初タイトル挑戦を受けるタイトルホルダーは、永世名人(ないしその候補者)であってほしいと、私は、思っているからである。

渡辺三冠には悪いが…。
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by kazuo_okawa | 2019-11-19 20:25 | 将棋 | Trackback | Comments(0)