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by kazuo_okawa

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後進国ニッポン!

昨日、中田選挙権訴訟について書いた。

日本の公選法は、極めて非民主的であることを「自書主義」を例に挙げて述べた。
つまり自書主義などという、極めて不合理な投票制度を取っている先進国は、日本以外にはないからである。

無論他にも、世界一高い供託金。
世界に類をみない「戸別訪問禁止」など我が国の「公選法」は、圧倒的に既成政治家有利で、不合理・不公正であり、あまりにもひどすぎる。

まあ、要するに日本は公選法「非先進国」なのである。

そう思っていたところ、私の好きな毎日新聞コラム、10月30日付夕刊に青木理氏が、「続発する冤罪を絶て」の表題のもと、日弁連人権大会を紹介し、
「欧米先進国では弁護士立会いが常識。お隣の韓国なども制度化していて、日本で許されないと聞くと驚かれるそうです」と述べている。

ここにも、わが国が「非先進国」であることが述べられている。

普通の感覚なら、我が国がこういう非先進国であることが、恥ずかしいことであろう。

この恥ずかしい事実を是非とも広く知らしめてほしいものである。



by kazuo_okawa | 2019-10-31 07:21 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
公選法の「改正」により自己の望むヘルパーの代筆が禁じられたその「改正」公選法は違憲だと問う訴訟。
毎回この裁判のご報告をしてきましたが6月の裁判報告に予告した期日は取り消しになった以降の報告が飛んでしまいました。

しかし、本日10月30日は、原告中田泰博さんが、この裁判に至った思いを語る本人質問を行いました。

有難いことに傍聴席はほぼ満席。

法廷で尋問したのは私。
事前の打ち合わせでは、中田さんは「うまく喋れるかな」と緊張気味でしたが、本番は、なんのなんの見事なものでした。

― 障害により、自分の名前がスムーズに書けないこと。
しかし思考能力は問題なく、国立大学を出ていること。
そして、「改正」公選法の前は親、ヘルパーなどの代筆により投票出来ていたこと。
ところが「改正」により、親、ヘルパーなどの代筆が出来なくなったこと。
本人にとっての政治、投票、そして秘密投票の意義を述べ、それが制限された苦痛を述べる。―

民主社会では、国民一人ひとりの意思が出来る限り反映される投票制度なければならず、障害を負っていることで投票できないとなっては論外である。

先進国では、記号式など工夫された投票方法をとっており、今の日本のような「自書主義」などありえない。

先進国と同じ方法なら、無論、中田さんは問題なく投票できる。

実際に、彼の素晴らしい証言を聞けば、何故、彼を投票から排除しなければならないのか、誰しも疑問に思うのではないだろうか。

幸い本日はメディアの取材もあった。

取材だけでなく是非とも報道してほしいが、それは単にこの裁判の意義だけではなく、日本の選挙制度は非先進国であるという大きな視点からも報じてほしい。

いや本当に、非先進国であることに恥ずかしくないのだろうか!
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by kazuo_okawa | 2019-10-30 22:42 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
萩生田光一氏が「身の丈」発言は説明不足だったと謝罪した。
しかしその後の批判も受けて、結局は、その発言を撤回した。

河野太郎氏は、「雨男」発言について、発言の趣旨は違ったと弁明し、謝罪までしているが、今のところ発言の撤回はない。

何なんですかね、このパターン。

萩生田氏にせよ、河野氏にせよ、教育格差弱者や被災者に何ら思いをはせていないことは明らかだろう。
いかに弁明しようともこういう人たちが政権を形作っているのである。

しかしこのパターン
問題発言をした後の発言者は批判されて
まず①発言の趣旨は違うと弁明する
次いで②発言したことを謝罪する
最後に③発言を撤回する。
いつもこの繰り返しですね。

しかしこの①②③でどこがどう違うのでしょうか。

そして彼らを選んだのは言うまでもなく安倍首相。

彼の問題発言の一つは「(森友に)私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」という発言である。

いまや、「関係」が明らかになったのに安倍首相は辞めない。
安倍首相は、この「関係」というのは、「賄賂をもらうという意味での関係」と意味だったとその後に強弁しているのである。
傲岸無恥とはこのことだろう。

安倍首相に比べれば、謝罪や撤回するだけ萩生田氏らが可愛くみえる(というか単に小物)のである。
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by kazuo_okawa | 2019-10-29 20:42 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

闘いはこれから!

本日、水俣病弁護団会議を行った。
水俣病事件をまだやっているのかと、ときどき聞かれるが、まだやっているのである。

水俣病事件史において最大のピンチは
1995年の政治和解であろう。
当時の政府つまり自・社・さ政権と全国の弁護団、そして環境庁が一体となって、幕引きをはかった事件である。

当時、私たちは知らなかったが、実はその和解の陰に「団体加算金」なる巨額のマネーも動いていた。
つまり、患者の解決金以外に、患者以外の団体に支払われた加算金である。

しかし全国でただ一つ、私たちの関西訴訟のみが「国県が責任を認めない和解などありえない」と反対し、闘い続けた。
そして2004年に国県の責任を認める最高裁判決を得たのである。

1995年から9年後である。

更に闘いは続いて政府が特別措置法を作らざるを得なくなったのは2009年であり、実に14年後である(尚、この特別措置法で幾分か救われたものもいるが、我々は不十分であるととらえ評価していない)。

何が言いたいのかと言えば、私たちが一方で言われる「森友事件をまだやっているのか」という批判への私たちの諦めムードである。

森友事件では、政治家は誰も責任を取っていない。
諦めムードは全く間違いである。

水俣病の長い闘いに比べれば、まだわずか2年半である。

闘いはこれからである。

【10月29日追記】
「チッソ水俣病『知ろっと』の会」は、私たちが勝ち得た2004年最高裁判決の月である10月に、被害者支援の立場で、毎年集会を開いている。
今年も開かれ、今年は「患者の心情を語る」という形で、今なお続く被害者の苦悩が語られた。
本日の毎日新聞朝刊はそれを報じている。新聞が取り上げてくれるのは嬉しい。
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by kazuo_okawa | 2019-10-28 23:01 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
公選法の「改正」により自己の望むヘルパーの代筆が禁じられたその「改正」公選法は違憲だと問う訴訟。

選挙権は民主主義の基本です。
原告中田さんは、選挙権を行使するのに、障害ゆえに筆記しにくいとの点を除いて、何ら問題はありません。
そしてそれまで、その障害を補うべくヘルパーに火代筆してもらってきたのです。
それが「改正」公選法でヘルパーの代筆が禁じられました。
こういうことが許されるのでしょうか。

さて毎回この裁判のご報告をしてきましたが
6月の裁判報告に予告した期日は取り消しになったことのみお伝えし、
その後のご報告はしていませんでした。

そのため急なご案内になってしまい申し訳ありません。

実は次回は本人質問です。

10月30日午後3時より
大阪地方裁判所202号法廷(大法廷)
内容は原告中田さんが、この裁判に至った思いを語る本人質問です。
言わば、この裁判の山場です。

どうぞこの裁判のご支援のために、多くの方に傍聴くださいますようお願いします。


by kazuo_okawa | 2019-10-27 20:21 | Trackback | Comments(0)

素晴らしい逆転無罪!

冤罪として名高い弘前事件で東大法医学の権威古畑教授が、血液型ABO式におけるB型の出現割合は21・7%、同じようにMN式,Q式,E式の出現割合から、B・M・Q・E型の出現確率は1・5%であるところ、殺人現場の血痕と被告人の血痕がともにB・M・Q・E型であるところから、両者が同一である確率は98・5%とし、これが有罪の決め手となった。

しかしこれは統計学的に誤りで、出現確率が1・5%としても、そういう血液型の持ち主が例えば10人いれば、犯人である確率は10分の1となる。

裁判官も騙されるこういう誤った「確率」はアメリカでは「検察官の誤謬」として知られているが、日本では注目されていないために、私は裁判における統計の誤りについて「数学的刑事弁護」(浦功編著「新時代の刑事弁護」成文堂・所収・2017年)と題して発表した。

さて昨日10月25日に大阪高裁で逆転無罪判決が出た「揺さぶり暴行死」事件。
「乳幼児揺さぶられ症候群」という乳幼児を強く揺さぶって起こるとされる脳損傷は3兆項から推認される(従って虐待した)として一審大阪地裁裁判員裁判判決は有罪としたが大阪高裁はこれを逆転無罪としたのである。

秋田真志主任弁護人は私もよく知っている優秀な刑事弁護人である。
無罪を勝ち取られたその努力には心から敬意を表する。

そして判決を書いたのは村山浩昭裁判長。
これまた私と同期で優秀な裁判官である。
私はまだ判決全文を読んでいないが、確率論にも言及しているという。

つまり「乳幼児揺さぶられ症候群」を3兆項から推認するのは確率論からしても誤りだということであろう。

この村山裁判長は著名な袴田事件でも再審で無罪を下した裁判官で、拙著「ホームズ!まだ謎はあるのか?」(一葉社)の冒頭に引用させていただいている。

色々な意味で興味深い逆転無罪判決である。


by kazuo_okawa | 2019-10-26 08:34 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

河田名人の思い!

熱心な阪神ファンでもない私としては
デイリースポーツの一番の楽しみは毎週金曜日の「名人河田智のパズル天国」である。

25日付で河田氏は、台風19号の被害に触れて、生き死にのレベルで苦しんでおられるときに、面白おかしいパズル作りの自分の仕事が不謹慎であるとすら感じると述べる。
おそらく、娯楽に携わる人はこういう問題に直面するのではないだろうか。

しかし河田氏はそのあとに、テレビ報道で集合避難場所にてクロスワードを解く人の姿を見て救われた、と述べるのである。
しかも「逆に勇気づけられ、励まされる思いでした」との率直な感想が打たれる。

良いコラムですね。

河田氏のこの日の作品。

ナンプレは中央の3×3に数字が無い。
こういう配置は大変面白く解答意欲をそそる。
しかしヒントの数字は24個も開示され難易度は低い。

ナンクロも、見た目の配置(黒マスの位置関係)が美しい。
ヒントは「カ」「ガ」だけであるが、その隣が
「カガ〇〇〇」であるから、「科学者」か「加害者」かと当たりをつけられる。
こちらは適度に難しい。

とはいえ、いずれも「解答意欲」をそそるという見事な名問題なのである。



by kazuo_okawa | 2019-10-25 23:19 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(0)

豊島名人、2連勝!

竜王対名人の直接対決である第32期竜王戦。
広瀬章人竜王に豊島将之名人が挑戦しているその第2局である。

結果は、第1局に続いて豊島名人の勝利。
第1局は、先手番豊島名人がスリリングにぎりぎりの受けで逃げきる。
第2局は、後手番で長手数の詰みを読み切る。
立場は逆だが、実に見事であり、見ていて非常に面白い。

贔屓の豊島名人が勝利した故、なおさら気持ちよい。

Abemaの解説者、行方尚史八段が名局を際立たせる。
行方八段は名うての詰将棋実力者である。
それゆえ終盤の解説が分かりよい。
一見、広瀬玉は詰まないようだが、実は、きっちりと詰むことを説明する。
豊島陣の桂馬の斜めの並びが良い。

しかも、行方八段の解説に寄れば、歩の位置が一つ違うだけで、実は逆転しているのだという。
これだから将棋は奥深い!

さてこれで、名人の連勝!
連勝ゆえ、普通に豊島名人が竜王位奪取だと思うが、王位戦では豊島名人が連勝しながら失冠。
また広瀬竜王は昨年、連敗しながら最終的に竜王位を奪取した。
そう思えば、次の第3局が興味深い。

先手番、豊島名人には是非頑張ってほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-10-24 22:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
我が国のメディアは、ラグビー一色報道、天皇代替わり一色報道の前は、お隣韓国の法相疑惑を伝えていた。

森友事件を追及している我々としては、何度も集会を開いたが、これをメディアが報道してくれないと、大きく広がらない。

そう思っていた矢先、10月23日付け毎日新聞夕刊の青木理氏のコラム「理の眼」は「検察改革が必要では?」の見出しのもと、端的に、韓国報道をメディアが大きく報じてきた事と対照的に「我が国の検察はいったい何をやってるのか」「数々の権力型不正が浮上しても微動だにしない当方も奇怪」と問題点を端的に指摘している。
(詳細は是非毎日新聞を購入してお読み頂きたい)

青木氏のこういう指摘は実に貴重である。
毎日新聞というメディアで述べられていることも大きい。

本当に、我が国の検察は、政権に牛耳られているのかと思う。
森友事件は、こういう姿を許していいのか、我が国の主権者が問われている事件でもある。

大きく言えば、森友事件は、法治主義・民主主義を打ち破る巨大な不正であり、この責任がとられないとあっては、我が国はとうてい近代社会・民主社会と言えない事を示す。

森友事件は、しかるべき責任者が、しかるべき責任をとるまで、繰り返し報じられるべきであろう。
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by kazuo_okawa | 2019-10-23 21:57 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

「もりかけ」犯人捜し

22日付日刊スポーツ「政界地獄耳」に
<「もりかけ」犯人捜しに「国家公務員法」>
という記事が出ている。

どういうことかと言えば、
「13日の農水委員会。首相・安倍晋三の友人が理事長を務める「加計学園」の獣医学部新設問題でいわゆる「総理のご意向」メモなどを告発した文科省の内部告発者について、文科副大臣・義家弘介は国家公務員法違反(守秘義務違反)で処分する可能性を示唆した。」
というものである。

ひどい話である。

「公正たるべき行政が歪められた」加計学園事件。
内部告発が無ければ、この巨大な不正は明るみに出なかったであろう。
しかもこの内部通報者は、公益通報者保護法によって守られる。
にもかかわらず、この法律に反してまで犯人捜しをしようとするのは全く論外である。

安倍首相に忠誠を尽くそうとして、とにかく安倍首相に歯向かうものは、法律に違反してでも追及するとしているとしか思えない。

この義家氏はかつて「ヤンキー先生」の異名のもと反骨を売りにした元教師である。
国家国旗法にも反対していた。

しかし政治家になるや、かの「教育再生会議」(かの森友事件のきっかけである)に関係し、一点、右翼化した。

まるで安倍首相に媚びるように…。

加計学園事件は、告発者捜しではなくて、しかるべき者に責任を取らせることを考えるべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-10-22 23:26 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)