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by kazuo_okawa

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桁違いの経済感覚

金融庁が「人生100年時代」を見据えた資産形成に関する金融審議会報告書を公表し、95歳まで生きるには夫婦で「約2000万円」の金融資産の取り崩しが必要になるとの試算をした。

これに対し、10日の国会で野党が鋭く追及した。

そもそも、与野党2か月ぶりの論戦ということ自体がひどい。
これまでも指摘の通り、安倍首相の国会軽視、国民無視である。

それはともかく、「年金100年安心」と歌っておきながら、突然、老後のために「2000万円貯めろ」、と言われれば誰しも納得できないだろう。
野党の指摘通り、「国家的詐欺」と言わざるを得ない。

それにしてもひどいのは、開き直る麻生大臣のいつもながらに傲慢な言い方である。

さらにひどいのはその経済感覚であり、傑作なのは、日刊ゲンダイが、「2000万円」は麻生氏の年間の飲み代と報じていることだ。
まあ、麻生氏にとっては、年間飲み代くらいの感覚で「2000万円」といったのかとあきれる。

そうであれば麻生氏にとっては、何で、批判されるのか、本当に分かっていない可能性もある。

思えば、安倍氏は、かつて、国会答弁で例に出した家計が「夫が50万円、妻が25万円」で顰蹙をかったことがある。
例に出すにしても、その感覚がひどい。

安倍氏のひいきにする稲田朋美元防衛相が、かつて政務活動費で贅沢三昧し「串カツ屋で一晩14万円、高級チョコに8万円」ということで物議をかもしたことがある。
夫婦で行ったらしいが、一晩、14万円の串カツである。

まあ、要するに、安倍、麻生、稲田その他もろもろ氏が、およそ、経済感覚が庶民感覚と外れているのである。

しかもそれを恥ずかしげなくむき出しにしている。
そのことが余りにも恥ずかしい。

こんな人たちが何時までも政治を牛耳っていていいのでしょうか。
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by kazuo_okawa | 2019-06-11 07:37 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

特別ゲストに前川喜平氏

龍谷大学での私の講義『裁判と人権』で前期15回の内、1回は特別ゲストを招く事が出来る。

今年度は、元文部科学事務次官の前川喜平氏をお招きし、先週、『憲法と道徳教育』と題して前川氏の講演会を開催した。
今年から、小・中における『道徳』の教科化の完全実施がはじまったことから、その意味を語ってもらうという趣旨である。
教科化とは、道徳の時間を,検定教科書の導入により着実に行われるように実質化し、学習指導要領で進め方を指導していくものである。

前川氏の講演の進め方は、教室を動き回り、学生と問答するソクラテス・メソッド。
例えば「親は敬うべき。これはイエスかノー」
「日本の国を愛すべき。イエスかノーか」
などと学生にマイクを向け、答えさせる。

或いは、実際に小学校の道徳教科書で使われている『手品師』(少年に手品を見せると言う約束を優先し、大舞台に立てるビッグチャンスを断る)や、
『星野君の二塁打』(監督のバントの指示を無視して決勝打を打つも監督から叱られる話)を途中までストーリーを示して、どうすべきかと考えさせる。

しかし、学生に問うと多様な答えのあるところ、教科書自体は、『犠牲』を称える内容である。
つまり、検定教科書自体が、色々な考えのあるところ、『手品師』や『星野君の二塁打』など一つの考えに誘導しているようにうかがえるのである。

憲法は個人の尊重を重視し、多様な価値観を認め合うところ、一つの考えに誘導する事、しかもその方向が「犠牲」を尊ぶなど指摘する。

前川氏は戦前の『道徳』つまり、戦前の体制と教育勅語を説明する。
この道徳の教科化の背景、つまり推進者には戦前のノスタルジーがあると説明する。

そして結論は、道徳教科書は①多様な考えのあるところ一つの方向に誘導する②その方向が、憲法的価値に反する、二重の意味で立憲主義違反である。

以上のことを、前川氏は学生向けにわかりやすく説明された。

前川氏はこれ以上は話さなかったが、『犠牲』の精神を称え、考えさせずに指示通り動くことを褒める、そして一つの方向に導く。
これが何を意味するかは、もはや明らかだろう。

前川氏の講演は、実際に道徳を教える現場の教師にこそ聞いてほしいと思うのである。
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by kazuo_okawa | 2019-06-10 21:18 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
テレビのワイドショーなどは相も変わらず、蒼井優がどうのこうのとか、「政治」以外のニュースを繰り返し、繰り返し流している。

そんな中で、9日のサンデー・モーニングショーの青木理キャスターの発言はひときわ光る。

地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画をめぐる現地調査のデータに誤りがあった問題で、地元の秋田市では不信感が募る中、住民説明会も紛糾している。

当然である。
データに基づき最適の場所を決めたというのが政府・防衛省の説明であったが、そのデータがインチキであったというのでは、およそ公平な決め方とは言えない。

このニュースを大きく流さないこと自体も問題だが、本日の青木氏の説明でさらに驚く。

青木氏は、本日、地元紙しか報じていないとして、今回の現場調査のデータは、何と、現地に行って調査したのではなく、ネットを元に作り上げた、という衝撃的な内幕を指摘していた。

もともと、山頂との迎角がどうとかなんとか最初の調査にあったが、何とこれは現地で実際に調査したのだはない、という驚くべき暴露である。

つまり最初に「結論」ありきで、一見もっともらしい調査は、現地調査をしたのではなく、全てネットなどを駆使して机上で作り上げたインチキだったというわけである。

こんな政治、こんな政策の決め方を誰が信用できよう。

青木氏は、これまでの一連の、厚労省統計不正問題や防衛省の日報改ざん、安倍首相の責任を追及されないように改ざんした財務省改ざんなどをあげて、このままでは日本は大変なことになると警鐘を鳴らしていたが、全く同感である。

しかし、防衛省は「データを修正しても、新屋演習場が唯一の適地であることに変わりはない」と強弁している。

またしても、という暗い気分になる。

いかに問題点を批判されても、「変わりない」と繰り返し答えていればそれが通るという…。

これって、安倍首相・菅官房長官の傲慢で、国民を無視した「独裁的な」姿勢そのままである。

今、大変な事態が起きている、という青木氏の指摘には全く同感であると同時に、広くこの事実を広めてほしいと思う。

【10日追記】
今朝の羽鳥慎一モーニングショーを見ていると、住民に対する説明会で防衛省職員が居眠りしていたことを報じていた。はなからやる気のないことを示している。
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by kazuo_okawa | 2019-06-09 14:35 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

さぼり日数も長いが…

ニュースによれば、安倍首相の通算在職日数が6日で2720日となり、初代・伊藤博文元首相と並び、7日には単独3位になった、という。

しかしどのメディアも、その事実と安倍首相の談話をそのまま流し、立憲民主党・辻元清美国対委員長の「(在職の)2720日は悪夢と言っても過言ではない」という批判や、共産党・志位和夫委員長の「安保法制を強行し、立憲主義を壊した。戦後最悪だ」という批判ものせるもののメディア自体の検証はない。

そもそも首相在位日数は単にその長さではなくて中身が重要だろう。

第一次安倍政権のときは、安倍首相のその国会出席率は、それまでの歴代首相と変わらない6~7割だったらしいが、第二次安倍政権になって極端に低くなって3割台であるという。

つまり、国会をさぼっている。
安倍首相は、国会に対する説明義務を極端に怠っているのである。

このことを指摘したのは、2015年の山本太郎参議院議員の質問だったが、その後、国会出席率は変わったのかどうなのか。
メディアはその後の出席率も是非検証して報道してほしい。

おそらく国会さぼり日数もダントツ・トップではないかと推測される。

何故なら、安倍首相は、頻繁に外遊に行き、昨年(2018年)の場合は12回も行っている。
毎月、一回である。
この外遊回数の多さも異常である。

しかも彼は、夏休みに外遊するならまだしも、何と昨年8月には外遊はない。
8月に首相がゴルフを楽しんだという記事は覚えておられるだろう。

なんのことはない。
国会の最中に外遊しているわけだ。

先日来日したトランプは、日本への観光旅行か、と批判されたが、安倍首相も毎回2億円使って毎月のように観光旅行しているのか、と批判されてもやむをえまい。

安倍首相の首相在位日数を報じるなら、この国会サボり日数も報じるべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-06-08 00:35 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

国家の統計破壊

「アベノミクスによろしく」で名をあげた明石順平弁護士の最新著である。

明石弁護士は、私も共同呼びかけ人の一人である「リスペクトの政治を作る大阪弁護士有志の会」主催で講演にお招きしたことがある。
資料をふんだんに用いて辛口に語る。

その明石氏は、これまた私の応援している山井和則議員から合同ヒアリングに呼ばれ、やがて今国会での公述人に呼ばれる。
そう、例の、統計不正国会である。

明石氏は本書で、第二次安倍政権の発足以降、わかっているだけでも53件の統計手法が見直され、そのうち38件がGDPに影響を及ぼしていることを指摘する。

いうまでもなく賃金や消費などの基幹統計は、国民生活と密接に結びついたものである。
ここに不正があり、インチキの統計をもとに国の政策がすすめられたとあってはもはや「詐欺」としか言いようがない。

明石氏はこれを評して、統計の意味をなさず、「統計破壊」と呼ぶべき異常事態であると述べる。

要するに、安倍政権はアベノミクスなどの失敗を覆い隠すように統計破壊をしたのである。

本書には、例によって、安倍首相の嘘も明確に指摘されている。
それにしてもこんな不正な安倍政権が何故にこんなにも続くのかか。

データに裏打ちされた本書を、ぜひベストセラーにしてほしい。
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by kazuo_okawa | 2019-06-07 00:30 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

うまい比喩!

6月5日付朝日新聞コラム「天声人語」が実によい。

我が国の殺人事件は約5割が家族間で生じているが、だからといって「家族は、殺人に手を染めかねない犯罪予備軍である」と述べたら「何をばかな」というだろう。

これは「ひきこもり」が児童殺傷事件を起こしたことに対して、「ひきこもり」がまるで殺人予備軍であるかのような差別的な見方に対する見事な「天声人語」の批判である。

そもそも「ひきこもり」が殺人するわけではない。

その批判を、分かりやすく伝える見事な比喩である。

思えば、下手な比喩はいくつもあった。

「友人の麻生君が喧嘩でやられていたら助けるの当たり前でしょう」とか
「隣家が火事になったら消すでしょう」とか、そもそも本来の議論を違うでしょう、というのが幾つもあった。

下手な、というか、最初から、騙す比喩である。

改めて安倍政権のひどい比喩を思い出す。
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by kazuo_okawa | 2019-06-06 00:40 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
6月4日は、王位戦挑戦者決定リーグ戦のプレイオフも行われた。
この日は、棋聖戦頂上対決と合わせて将棋ファンにはたまらない一日である。

このプレイオフは言わば準決勝であるが、勝ち抜いたのは、ベテラン羽生善治九段と木村一基九段。

私は永瀬拓矢叡王と菅井竜也七段がともに勝ち残ると思っていたが、全く予想が外れた。
二人とも若手実力者であるのに、それを倒すベテラン二人の強さは何なのか。

特に、羽生九段が凄い。

対戦成績は永瀬叡王の7勝3敗の上、永瀬叡王はこの5月に初タイトルを奪取したばかりの勢いづく若手強豪。
その永瀬叡王を打ち破り、合わせて、羽生九段の歴代最多勝利も実現した。
大山名人を抜いて単独首位である。
凄すぎるとしか言いようがない。

そのため報道は羽生新記録一色でそれはそれでやむを得ない。
当然でもある。

その羽生九段は、先日新記録達成を木村九段に阻まれた。

羽生九段が、二度続けて敗れるとは思えない。

すると豊島王位に挑むのは羽生九段の可能性が高く、そうなれば羽生100タイトル目をかけて大いに沸きあがるであろう。
それはそれで実現すれば楽しみである。

【追記】

渡辺二冠が関西将棋まつりで「我々の対局(棋聖戦)は裏番組ですね」と述べていたが、羽生九段の勝利で、その通りとなった。

【6日追記】
私の予想に反して、挑戦者は木村九段となった。う~ん、何とも言えない。
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by kazuo_okawa | 2019-06-05 00:40 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
豊島将之棋聖(名人・王位)に渡辺明二冠が挑戦する第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局が6月4日に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われた。

八大タイトルのうちこの二人のみが複数冠を保持する。
三冠対二冠。

ともに今期、負けなしの全勝。
その絶好調同士が闘う。

この二人の対決こそが、文字通り頂上対決なのである。
観戦将棋ファンとしてこれほどワクワクする対局はないだろう。

その対局は、文字通りの激闘。
最後までどちらが勝つかわからない、というスリリングな展開。

そのかつてない名局を、豊島棋聖が渡辺二冠を168手で破り1勝目をあげた。
いやあ、こういう将棋は面白い。
互いに踏み込んで闘うからだ。

豊島三冠が先手で勝利したのは大きい。
豊島ファンとしても嬉しい。

これで普通に考えて3勝1敗で防衛だろう。

【7月12日追記】
本文のように予想したが、逆に、渡辺二冠に3勝1敗で奪取された。残念である。
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by kazuo_okawa | 2019-06-05 00:05 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
出かけに出勤の用意をしながら羽鳥慎一モーニングショーを見ていると、
元農林水産事務次官が長男を自宅で殺害した被疑事実で逮捕されている事件にふれ、キャスターたちが各々意見を述べていた。

驚くべきは弁護士キャスターの発言である。

ツイッターで被害者が統合失調症であったと出ていたと述べ、それを前提に意見を述べていたからである。

あたかも、<統合失調症が引きこもりで、殺人事件を起こす>ととられかねず差別を助長しかねない上、そもそもツイッターに出ていたというだけで憶測でものを言うこと自体がどうかと思われる。

玉川徹氏がそれを批判して激昂していたが当然である。

本来は、弁護士こそが、差別を助長するな、憶測でものを言うな、という指摘をするべきであるのに、逆である。
憶測だけで差別を助長しかねない真逆の発言をするとあってはあまりにも情けなすぎる。

以前、若一光司氏の激昂について述べたブログ(5月11日)でも取り上げたがワイドショーにおける弁護士キャスターの役割は何かと思う。

所詮、テレビでは「弁護士」の役割は期待されていない、と言ってしまえばおしまいだが。
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by kazuo_okawa | 2019-06-04 12:43 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

AIの影響

6月1日に常翔ホールで行われた関西将棋まつりに参加した。
この日は東京から渡辺明二冠も参加したが、そのトークが興味深い。

渡辺二冠は豊島将之三冠と6月4日の棋聖戦で、言わば、棋界の頂上対決をする。
これに関連して、対局前に事前研究をするのかどうかという質問で、渡辺二冠は
<第一局は先手、後手が分からないから事前研究しないが、第二局以降は先手・後手が分かっているので事前研究する。昔と違って研究せざるを得ない>と述べたのである。

この事前研究に、人間を超えたコンピューターソフトAIを研究に使うことは今や当然の前提となっている。
まあここまでは普通のやり取りであるが、渡辺二冠はさらに驚くべきことを述べた。

<最近若手と話をしたが、AIなどから正しいとされる序盤を、そのまま「丸暗記」するという>

「丸暗記」!!
およそ考えられない言葉である。

人は「考える葦」であり、棋士は、その将棋という頭脳ゲームでは類まれなる、思考力を持っているからこそ、私たち将棋ファンは将棋観戦に興味をきたす。

もしも今後、棋界の主力が「暗記力」の強いものが牛耳るとしたら、そういう者たちの将棋に我々将棋ファンは見ていて感銘を受けるだろうか!
いや、そもそもAI中心に、<何故その手がいいのか>を考えることなく、丸暗記する手法が、果たして強くなるのか、という根源的な疑問もある。

将棋界を知らない人が、よく、藤井聡太七段や豊島名人(三冠)を「AIの申し子」と名付ける人がいるが、
全くもって将棋を知らない大いなる大きな誤りである。

彼らは(渡辺二冠も含めて)もともと自分の棋風を確立しているところに、自らの弱点を克服するために、AIの評価を自分なりに咀嚼して、さらにバージョンアップしてきたのである。

一からAIに学んだわけでもなく、AIを丸暗記するのでもない。

<AI丸暗記若手派>がどのよウになるのか。

これは、人とAIにも関係する大変興味深いテーマである。
棋界のここ数年は実に興味深い。
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by kazuo_okawa | 2019-06-03 00:02 | 将棋 | Trackback | Comments(0)