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by kazuo_okawa

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無冠の羽生!

2018年12月31日の朝日新聞朝刊に、「無冠の羽生 輝き戻る日は」「広瀬・佐藤ら厚い壁」「50代目前年齢の壁」と題する村瀬信也記者の興味深い署名記事が掲載されている。

「将棋界の先頭を走り続けてきた羽生善治九段が、27年ぶりに無冠になった。1991年から毎年、タイトルを取り続けてきたが、今年は広瀬章人竜王ら年下の棋士たちに阻まれた。第一人者の不振の背景には何があるのか。」というリードに始まる記事で、サブ見出しの通り、30才前後の強豪の実力アップと羽生自身の年齢が「壁」としている記事である。

私は村瀬記者のこの記事で知ったのだが、今期、羽生九段は20敗しているが、そのうち15敗はなんと特定の3人の棋士に喫しているという。
その3人とは、名人位を防衛した佐藤天彦名人、棋聖位を奪取した豊島将之現二冠、そして広瀬章人新竜王である。

この3人は確かに強い。
将棋界は現在「戦国時代」と言われるが、おそらく、この3人の誰かが棋界を統一し、時代を築くのであろう。
それはそれで楽しみである。

ところで、村瀬記者は、羽生九段が「無冠」になったことから「不振」と位置づけているが、真の実力を示すと言われる「レーティング」の順位では羽生九段は現在6位である。

2016年の名人失冠時にも「不調」と言われたが、実は羽生九段はそのときは無論、約30年にわたってレーティングでベストテンを割ったことがない。

以前はほとんど1~2位の絶対王者であったからこそ、その時代に比較すれば相対的に「不調」と言うにすぎない。
私にはどう考えても羽生九段は再びタイトル戦戦に戻ってくると思われるのである。

2019年の棋界も楽しみである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-31 16:03 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

止水不良!

年末の慌ただしい30日。

自宅のトイレ機(温水洗浄便座)を新しいものに交換して頂くべく家電店で購入し、業者に自宅に来てもらう。
交換の際に水を止めないといけないが、自宅前の元栓を閉めても水が止まらない!

「止水不良」である。
突然の事態に驚く。

さっそく豊中市上下水道局に電話する。
年末の日曜日でもあり、応対の電話口に出たのは「警備」だという。
しかし、事情を話すと、「現場」に連絡すると答えてくれる。

すると10数分後、さっそく豊中市上下水道局水道維持課の作業員が駆け付けてくれた。
そして原因を「経年劣化」とみるや、部品の交換作業をしてくれたのである。
無事補修終了。

無論、水道局は公営で無料である。

もしも「水道民営化」なら、こうも迅速に動いてくれるのだろうか。
またそもそも「無料」なのであろうか。
決してそんなことはあるまい。

堤未果氏の指摘通り、民営企業が利潤追求に走ることは、各国の失敗が物語っている。

水道民営化法は通ったが、まだ各自治体で止めることはできる。
決して水道民営化を許してはならない。
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by kazuo_okawa | 2018-12-30 23:36 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

和久峻三氏、死す!

今朝の朝日新聞を読んでいると、「赤かぶ検事」シリーズなど法廷ミステリーで著名な推理作家和久峻三氏が亡くなられたとの記事が出ていた。

京大法学部出身で弁護士、そしてミステリ作家である。

世代も違い、面識も全くないが、勝手に「縁」を感じよく読んできた。

人気作家であったが、そのミステリ自体は、いささか啓蒙的であり、ミステリ・マニアには必ずしも受けが多いわけではなかった。
それでも、1988年4月に発表された『雨月荘殺人事件』(中央公論社)は話題を呼び、日本推理作家協会賞を受賞している。

この作品が何故話題を呼んだかといえば、「公判調書ファイルミステリー」という副題の通り、我が国の刑事司法の実際の調書を本物そっくりに踏襲するという形式をとっていたからである。
通常ミステリといえばB版サイズだが、調書そっくりにするために、本書はA版サイズで箱入りであった。

当時私はすでに弁護士になっていたが(実際の調書を知っているだけに)その細部のリアルさと、凝りに凝った構成に感心したものである。

実は和久氏のアイデアは、その半年前に「世界初の捜査ファイルミステリ」と銘打たれた『マイアミ殺人事件』(中央公論社)に刺激されたものであった。

この『マイアミ殺人事件』も実際の捜査ファイルの形をとり、そしてなんと証拠品としての「金髪の毛髪」、「マッチの燃えカス」の現物が透明袋に入ってついているのである。この趣向にも当時唸ったものである。

こういう先行作品があるとは言え『雨月荘殺人事件』のような作品は和久氏でなければ書けなかっただろう。
非常に懐かしく、そして、悲しい。
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by kazuo_okawa | 2018-12-30 15:13 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

「騒がしい」一年!

例年のことながら年末でばたばたしている。


とはいえ一昨日のニュースの不快さが未だ残っている。
安倍首相が26日に、東京都内で開かれた経団連の会合で「今年の酉年は、多くは語らないが、私にとって本当に騒がしい1年だった」と述べた話である。


これは何なのか。
明らかに森友、加計学園問題などを念頭においた発言と一般に解説されているが、要するに安倍首相にとっては、モリかけ疑惑を追及するのは「騒がしい」というわけだ。


「騒がしい」!!


彼は「丁寧に説明する」と言いながら疑惑を何ら丁寧に説明していないし、北朝鮮危機を煽って「国民突破解散」として総選挙しながら(インチキ選挙制度で)勝利するや、モリかけの審判を得たと、述べるのである。


普通に考えれば「嘘つき」となろうし、モリかけから逃げていることは明らかである。


そう考えれば、国民の疑惑を「騒がしい」と切って捨てたところに安倍首相の本音が見える。
経団連という、言わば身内だけに本音が出たとすればわかりやすい。
あたかも秋葉原での「こんな人たちに負けるわけにはいかない」発言を思い起こす。


とすれば、安倍首相が「騒がしい」ということは、国民の疑惑をそもそも相手にしていないということか、それとも国民の疑惑追及がボデイブロ-のように効いてきて、思わずそれが「騒がしい」という言葉になったのかどちらかだろう。


いずれにせよ、この言葉を(秋葉原発言のように)問題にして、メディア・マスコミは安倍首相のその意味を追求してほしいものである。
「騒がしい」と言われるくらいに…。

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by kazuo_okawa | 2018-12-29 20:08 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
上脇博之神戸学院大学法学部教授が『安倍「4項目」改憲の建前と本音』(日本機関紙出版センター)を出版された。
上脇教授は裁判でもお世話になり、親しくさせて頂いている。

本書は安倍改憲の問題点と、憲法改正手続法の問題点を指摘している。

「はじめに」で書かれているように、憲法尊重擁護義務を負う安倍首相は露骨に改憲発言を繰り返している。
しかし、昨年5月3日に会見発言をしたときは、「総理大臣」ではなく「自民党総裁」としての発言だと述べるなど、それなりに弁解してきたが、昨今ではそういった弁解すらせずむき出しに憲法違反発言をしている。

ひどい話である。このような安倍首相の姿をとらえて、上脇教授曰く「違憲好意の常習犯」

更に興味深いのは、安倍改憲「4項目」とは実は「7項目」だったという点である。
例えば、改憲4項目の一つである「参議院合区解消」には、実は、平等権すなわち「投票価値平等」を骨抜きにすることを含むなど、他の重要な政策変更が含まれている、という。

同じように整理して7項目となるという。

また憲法改正に必要な「国民投票」の手続きを定める、憲法改正手続法の問題点がまとまって整理されている。

本書を是非、強くお勧めしたい。
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by kazuo_okawa | 2018-12-27 22:51 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
(株)テンヨーから、2019年の新商品後続編3点発売された。
「サイコロ大集合―密室の中を移動する!」
「マジカルポートレイト―一瞬で揃う!」
「THE瞬間移動―その瞬間入れ替わる!」
である。

いずれも不思議で面白かった。

「サイコロ大集合―密室の中を移動する!」
これは2×2の4マスのに仕切られた各部屋(仕切りがあるので「密室」)にサイコロが置かれるのだが、そのサイコロが隣の部屋に移動するというもので実に不思議である。
購入してそのトリックに驚いた。まあ、言ってみれば「チンカチンク」のようなものであるが、この「密室」であることが、ある種、真相への可能性を遮っている。
最後のところが少し練習がいるだろうが(私はそこで怪しさを感じたのだが)、きれいに見せれば本当に不思議である。

「マジカルポートレイト―一瞬で揃う!」
バラバラの6ピースのポートレイトの破片を客はちょっと時間がかかるが、マジシャンは一瞬にして揃うというもの。
リンキングリングのある見せ方のような工夫が面白い。

「THE瞬間移動―その瞬間入れ替わる!」
現象を言葉で説明するのは難しいのだが、まるでイリュージョンのように、透明な箱の中で剣に突き刺されたAと突き刺されていないBが入れ替わる。
今回の3作品の中では一番不思議であった。
実に巧妙なトリックで、作者は佐藤総氏。

2015年の彼の名作マジックとある種原理は同じながら見事である。
いやあ、本当にマジックは面白い!
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by kazuo_okawa | 2018-12-26 21:17 | マジック | Trackback | Comments(0)

森友事件との比較!

今朝の羽鳥慎一モーニングショーを見ていると、21日、東京地検が特別背任でゴーン氏を逮捕したニュースを取り上げている。
ゲストコメンテーターは元特捜検事の高井康行弁護士。

勾留が長い事について、海外から批判を浴びているが、高井弁護士が現役検事だったころはもっと長かったと事実を述べる。
もっとも今回は二度目の逮捕を、特別背任でいくべきだったという。
日本の刑事司法の現状を伝える姿は、特捜検事経験を経てきたらしい感想である。

コメンテーター石原良純氏が、森友事件の籠池氏がずっと勾留が続いていたことを指摘したが、高井弁護士はそれを「検事勾留」と「裁判所勾留」で違うと簡単に述べる。
つまり、起訴前の勾留(これは逮捕期間を入れて最大23日間)と起訴後の勾留と違いがあるという。

しかし、罪証隠滅のおそれや逃亡のおそれがないのに「身体拘束」を続けていると言う点では同じである。
石原氏の素朴な疑問は妥当であり、この感覚をもっと広げなければおかしい。

そして、籠池元理事長の長期拘束と同様に、ゴーン氏の長期勾留自体は批判されるべきだろう。
さらに、検察はゴーン氏を特別背任(商法違反)として逮捕したが、ここでも森友事件(こちらは刑法の背任)を思い起こす。
検察は、森友事件は嫌疑不十分で起訴猶予とした。
しかし、この起訴猶予は国民の感覚に合わない上、大阪地検の中にはやる気だったのに東京(検察庁)が潰したとも報じられている。

では今回、東京地検が逮捕した「特別背任」は、逮捕にふさわしいのか。
番組は、背任の要件たる「加害」(損害の発生)の認識が果たしてあるのか、が問題と指摘されていた。
つまり現実に、日産に損害は発生していない。

しかし、森友事件では、明らかに「8億円値引き」には、国の財産を損失させるという認識がある。
こちらはこれで「起訴猶予」なのである。

番組では森友事件「起訴猶予」については触れていないが、明らかにアンバランスであろう。

しかし、ゴーン氏事件に改めて注目された日本の刑事司法は批判されなければならないが、森友事件とのアンバランスとの観点からも、改めて検察は批判されなければならない。
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by kazuo_okawa | 2018-12-24 19:32 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

タイヤの減り具合!

12月18日午後4時ころのことである。

遠方の裁判所に行き、ある区間でタクシーに乗っていたときのことである。
そのタクシーの中で流れているラジオの内容が面白かった。

- リスナーの投書を紹介し、いつも同じ区間を載っているのに、コース、速度、タイヤの減り具合などでタクシー料金が違う、という話題から、そのリスナーの「タイヤの減り具合」でも料金が違うというくだりに、いや知りませんでしたと司会が述べたのである。

そこで私が,乗っているタクシーの運転手に「面白いラジオの話題ですね」と水を向けたところ、タクシーの運転手は直ちに「いやあ、タイヤの減り具合は関係ありません。何故ならタクシー料金は『距離』と『時間』だけで決まるからです」と言い切ったのである。

これは実に興味深い。

私は「その距離というのはタイヤの回転数で決まるのではないでしょうか?」と聞くと運転手は、そうだ、という。
とすると、これはリスナーが正しいことになる。
何故なら、タイヤが減れば、タイヤの円周が変わることになる。
とすれば、距離に影響するのは当然である。
つまりリスナーが正しい。

私は「タイヤが減れば、タイヤの直径はわずかに短くなるんではないでしょうか?」とやんわりと尋ねたのだが運転手さんの応答がなく、そういう「算数」には関心がなさそうなので、それ以上喋るのはやめた。

しかしタイヤの減り具合がタクシー料金に影響するというのは実に面白い。
感覚的には運転手が関心を示さなかったように、ほんのわずか違いのように思える…。
しかし直径0.5センチメートル減れば、円周は約1.5センチメートル減るのであるから、メーターが上がる距離(例えば2キロメートル)でタイヤが何千回回転するのか不明だが、いずれにせよ数メートルの誤差があることは容易に想像できる。

とすれば確かに、料金は変わるだろう。
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by kazuo_okawa | 2018-12-23 17:17 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(0)

逆転、また逆転!

まるで安直な「どんでん返し」を繰り返す下手なミステリを見るようである。

まず20日のニュース速報で「カルロス・ゴーン勾留延長認めず」との決定が報じられた。これでゴーン氏は起訴後の勾留だけとなり、保釈が可能となる。

ニュースでは勾留延長を認めないことを「異例」と伝えていたが、憲法・刑事訴訟法の原則からすれば、逃亡や証拠隠滅のおそれがなければ勾留は出来ない。

「異例」というのは(法の精神にはずれた運用が横行しているから)ある意味で正しいがそれをそのまま無批判に報ずるのはどうかと思われる。

ともあれ、裁判所は「長期拘束」という海外の批判を意識したのだろう。

さてところが21日、何と、東京地検は、特別背任でゴーン氏を逮捕した。
これは何が何でもゴーン氏を釈放させないという意思の表れであるが、余りにもひどすぎる。

無罪推定の働く被告人を長期拘束するという「野蛮な国」日本の本領発揮だろう。

「外圧」で動いた裁判所と、「外圧」に見向きもせず独自の世界を行く検察庁。
何やらいずれも情けない。
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by kazuo_okawa | 2018-12-22 05:59 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

羽生無冠!

いや、なんと言っていいのかわからない。
将棋ファンの多くは同じ気持ちだろう。

「100かゼロか」で羽生善治竜王は無冠となった。
27年ぶりだという。
新竜王は広瀬章人八段。

Abema解説は谷川浩司九段。
長年の将棋ファンとして、谷川対羽生の闘いは忘れられない。

そして絶対王者として、常に最後は勝ってきた羽生の姿を見てきたものとしては「細かいところで選択のミスがあった」(羽生竜王敗北の言葉)というところに、羽生の落日を見る。

敗勢の中「残り5分になったら秒を読んでください」と記録係に告げた場面をすかさず指摘して、羽生の諦めない姿を解説したところがさすがに谷川九段である。

しかし、その秒を読む5分が熱く胸を打つ。
この場面は観戦将棋ファンには忘れられないだろう。

羽生投了。

しかしそれでも終局後のインタビューは飄々といつもの通りであり、前向きな言葉もいつも通りに羽生である。まさしく王者である。

「今回のシリーズをしっかりと反省し、次につなげたい」
「(100タイトルは)力をつけて次にチャンスを待つ」

間違いなく、羽生九段はタイトル戦線に戻ってきて、いつか100タイトルを実現するだろう。

【追記】
25日、日本将棋連盟が発表した羽生前竜王の称号は、本人の希望もあり「九段」となったという。
羽生九段クラスになると過去の例を踏まえると、前竜王や「永世〇〇」と名乗ることも可能だったろう。
しかしそれは逆に一線を退いたともとられかねない。本人が「九段」と希望したところに、却ってタイトル戦線に戻ってくるとの強い思いを感ずるのである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-21 19:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)