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by kazuo_okawa

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週刊文春最新号で、片山さつき地方創生相が、国税庁への口利きをするとのことで、業者から100万円を受け取ったという疑惑を報じている。

同記事は、税務調査を受けた企業の経営者が2015年6~7月、片山氏側に国税庁への働きかけを依頼し、その見返りとして片山氏の私設秘書の税理士に100万円を支払った、というのである。

「口利き収賄疑惑」である。

片山氏はすぐに、「口利きしたことはない」と述べ、100万円の授受も否定し、週刊文春側を名誉毀損で訴える準備を進めているという。

ところが朝日新聞デジタルニュースによれば、企業経営者は朝日の取材に「税制上の優遇がある青色申告の承認の取り消しを免れるため、片山氏の事務所に口利きを依頼し、私設秘書にもその説明をしたうえで100万円を支払ったことに間違いはない」と話し、税理士も朝日の取材に「国税局への口利きが目的だとは知らなかった」とはいうものの「100万円は受け取った」と説明しているという。

朝日の取材を前提にすればこれだけでも相当怪しい。

これで思い出すのが、同じく口利き疑惑の、甘利明経済再生相(当時)であり、千葉県の建設会社側から総額1200万円の現金や飲食接待を受けていたというものである。
しかし、甘利氏は当時いい加減な記憶で否定し、国会を休んで入院し(国会終了後と同時に退院するのだが)、そして、安倍首相のプーチン来日要請で「私の代で北方領土問題は解決する」と大見得切って、マスコミジャックし、結局、甘利問題はうやむやにしてしまった。
(大見得切ったプーチン来日も、金額は忘れたが、プーチンに巨額の手土産を渡しただけなのであるから二重、三重にひどすぎる)

要するに「もりかけ疑惑」と同じである。
とにかく否定しておけば、そのうち国民は忘れる。

またしても国民は舐められているのである。
これは片山氏の問題であると同時に安倍政権の問題でもあるだろう。
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by kazuo_okawa | 2018-10-19 01:18 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
17日夜の「ニュース23」を見ていると、政府を批判するジャーナリスト殺害などが、今年はひときわ多く、また「報道の自由」が世界的に脅かされているという特集が報じられていた。

政府関与によるジャーナリスト殺害が疑われるサウジアラビアは、世界の中で、報道の自由度ランキングの下位に位置する。
最下位は北朝鮮。

そして日本が、メディア攻撃の激しいアメリカよりも「報道の自由度」は下位にある、と指摘するなど、全体的に良い特集である。

現に、日本の報道の自由度は安倍政権成立後、毎年下がっており、今日では安倍政権に忖度するマスコミと言われる中、極めて正しい指摘である。

ところが、専修大学山田健太教授の、「従来は独裁国家だけであったが、今日ではそうでなくなってきているのに非常に危機を覚える」と評し、それを受けて番組の星浩キャスターもそのようにまとめていた。

それが表題の通り「民主主義国家でもメディア攻撃」というまとめになるのである。

非常にいいニュースであるが、このまとめは違うだろう。

真に、民意を反映した民主主義国家ならそんなことはするまい。

アメリカ、日本その他…。

つまり、一見「民主主義国家」に思える.国家が、実際は、民主主義国家でなくなってきているのである。

そのようにまとめるべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2018-10-18 00:58 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

なんで南青山に!

16日、出かけの朝テレビを観ているとフジ系列の『とくダネ!』で、『紛糾、児相建設で住民説明会』という特集をしていた。

要するに、いわゆる一等地である東京南青山に、児童相談所などが作られることに対する住民説明会において、住民の人たちが児童相談所などの建設に反対しているというニュースである。

住民の人たちの怒号が、ニュースを聞いていて哀しくなる。

何故に、これほどまで声を荒げて反対しなければならないのだろうか。
ニュースを見ている限り、児童相談所などを作ることが、怒号をあげてまで、そんなに反対しなければならないこととはとうてい思えない。

これを見ていて思うのは「沖縄基地問題」である。
沖縄における「基地被害」は、児童相談所などの建設による被害とは桁違いであろう。

児童相談所などの建設に反対するなら、それ以上の苦しみの沖縄基地に対して同じように反対運動をしているのだろうかと思う。

無論、沖縄に基地を押しつける自民党政権にノーというだけでもいい。

しかし、児童相談所などの被害とは桁違いの沖縄における「基地被害」には、ほおかむりしながら、一方で、南青山の児童相談所などの建設に反対しているとしたら、まさしく勝手としか言いようがないと思えるのである。
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by kazuo_okawa | 2018-10-17 01:29 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
キッチェ松尾貴史さんは私が尊敬するタレントの一人である。
社会現象を鋭く見通す感性をもちつつ、それを笑いにオブラートして発信する。
見事であるといつも感心している。

その松尾氏が、14日のツイッターで次のように指摘している。

「録画していた時代劇、一番クライマックスの主人公の慟哭に、電子音とともにノーヒットノーランを報じる字幕が重なる。俳優はその事について悔し泣きをしている様に見えて気の毒至極。セクションが違うし「報道」が優位なのはわかるけれど、災害でもないし、後数分、待ってあげられないものかなあ……。」
柔らかく指摘しているが、全く同感である。

松尾氏の言う「時代劇」が何を示しているのかこれだけでは不明だが、14日のNHK大河ドラマにおいて、実に無粋に、まるで他人の家に土足でのりあがるが如く「菅野、ノーヒットノーラン」などという「テロップ」が流れたことは知られている。

つまり、大河ドラマファンのことなど何ら全く考えずに、そして熱心な野球ファン(というか読売ファン)以外にはさして重要性も、緊急性もないテロップを流したのである。

これはいったい何なのか!

これまでこの日本において、「読売」中心主義の「野球報道」が、民衆に「政治の真実」から目をそらす役割を果たしてきたことは明らかだろう。

しかし、それでも読売以外のメディアは「中立」を装い、露骨な「報道」はしなかったはずだ。
ましてNHKである。

しかし、今回のテロップは、NHKがその「野球至上主義」の役割をさらに進めることを、見事に、露骨に示したと言えるだろう。

…と同時に、真に国民にとって重要なニュースという観点からは報道しません、と宣言しているに等しい。

ああ、あまりにも恥ずかしい。
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by kazuo_okawa | 2018-10-16 02:13 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
またしても詭弁である。

朝日新聞の記事によれば、工藤彰三・国土交通政務官の政治団体で、百人規模で会費を集めて高級ホテルで開かれた「集会」の収入が、政治資金収支報告書に一切書かれていなかった。

工藤氏側は「政治資金パーティーではなく、実費の集会」という。

同紙は、岩井奉信・日本大教授(政治学)の話として「大規模の有料の催し物を開きながら収支を一切書かないというのは、政治資金を公開させて国民が監視するという制度への挑戦で、最悪のケース。聞いたことがなく、国民をバカにしている。」と述べているが全く同感である。

そもそも、「政治資金パーティーではなく、実費の集会」という弁解。
これはまるでデジャブ現象のように色々なことを思い出す。

「武力衝突であって戦闘行為ではない」
「金額のやり取りであって値段交渉ではない」
「収賄を受けていないという意味で、私も妻も関係していないのであって、だから関係していない」
「ゴルフは駄目で将棋だったらいいのか」
などなど。

安倍晋三首相も工藤氏に責任を取らせるつもりは無いようである。
結局こういう詭弁を許しても全く責任を問われず逃げてきた。

そのうちに国民も忘れるだろう。
そう思っているに違いない。

だからこそ、このような詭弁が続くのだろう。
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by kazuo_okawa | 2018-10-15 18:26 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

沈黙のパレード

東野圭吾の新作である。

帯文句が凄い。

「ガリレオ、再始動!
容疑者は彼女を愛したふつうの人々。
哀しき復讐者たちの渾身の謎(トリック)が、
湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
東野圭吾の最新長編。前人未踏の傑作が誕生」
である。

このうたい文句を読めばミステリファンなら買わずにはおられない。

帯文句に言う『彼女』とはみんなに愛されるも行方不明になって死体で発見された女性。
そしてその彼女を殺したと思われる人物Aが殺された。
その彼女を愛した人々が容疑者というのは、このA殺人事件の容疑者というわけである。

【以下、物語の「構想」を明かしていますのでご注意ください。】

『再始動』のうたい文句の通り、シリーズキャラクターの強みを存分に生かしている。
ガリレオ湯川をアメリカ帰りにして、警察への協力姿勢を、以前のやや消極的な姿勢とは変える。

湯川は過去の事件『容疑者X』に言及し、また関係者の料理屋で食事する場面は『真夏の方程式』を思わせる。

そしてミステリの核心であるが、
物語を読み進めれば、ミステリファンなら、誰しもクリスティの『オリエント』を思い浮かべるだろう。
それゆえ読者としては<哀しき復讐者たちの渾身の謎(トリック)>だけがメインではないだろう。
まあ、何かあるのだろうと思ってしまうのである。

しかしそれは、東野ならば当然予測できる事である。

そこからがうまい。
最初のドンデン返しが本格ミステリならではであり、これだけでも見事であるが、東野はさらにもう一ひねりするのである。

そして、その最終的な読後感がいい。

ところで映画などで観た主役湯川が、左手の親指、人差し指、中指を開いて顔に当てて考えるポーズ。
あれ、『フレミング』とは気づかなかった…。
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by kazuo_okawa | 2018-10-14 22:58 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
9月中旬、大阪弁護士会で生命科学者仲野徹氏とロボット工学者石黒浩氏の講演と対談という極めて魅力的な催しが行われた。

遺伝学をもとにした中野氏の講演も興味深いものだったが、なんといってもロボット工学者石黒氏の発言が刺激的で面白い。

石黒氏の業績は、「そっくりロボット」としての「ご自身ロボット」やマツコ・デラックス、さらには桂米朝などのロボットを作成してきた学者という普通のニュースレベルでは知っていたが、まとまって講演を聞くと、いやあ、実に興味深い。
要するに、非常に大きなスケールで考えると、有機物質は一時的なものにすぎず、地球の歴史的規模では「無機」にはじまり,「無機」に終わるだろうという。

つまり、長大なスパンで考えると、この宇宙で生き残るにはどうしてもロボット(無機である)が必要となる、というのである。
その意味で「パラリンピック」は理想であり(人間の不自由な部分を、器具、つまり「無機」が取って代わる)、結局、人間とはつきつめれば「思考出来るもの」と言い切る。

長いスパンでは「記憶力」すら不要となるだろうという(スマフォを埋め込めばよい)。
逆に言えば、「思考できる」のが「人間」であり、他の能力はロボットで取って代わられる。

いやいや凄いですね。

とまあ、内容自体も引き付けられるのだが、弁護士向けにもかかわらず(いやそうだからだろう)弁護士に対しても、挑発的発言を繰り返すのである。
これが、いやいや、何というか、凄い(例えば、弁護士は平気で「意識あるか?」などというが「『意識』とは何か」などわかっていない、分かっていないのによく言えるな、などなど)。

この催しの直後、私は、石黒氏の著書3冊を購入した。
以下の3冊である。
『アンドロイドは人間になれるか』(文春新書)
『僕がロボットをつくる理由』(世界思想社)
『人間とロボットの法則』(日刊工業新聞社)

講演で使われたグラフなどは、ほぼほぼ『人間とロボットの法則』であるが、私の読んだこの3冊はいずれも面白い著で、お勧めである。

前述した通り、弁護士向け講演でありながら、聴衆の弁護士を「挑発する」学者は実は石黒氏のみならず時折おられる。
いずれも、独創的な自信家であるに違いないだろう。
実は、私はこういう人も結構好きである。
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by kazuo_okawa | 2018-10-13 21:28 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

意外性に出会いたい!

アマゾンにある本を注文したら、以前、「注文かご」に入れたままだった書物が一緒に送られてきた。
それが『学校に行きたくない君へ』(ポプラ社)である。

不登校や引きこもりの子供の支援のために20人の著名人がインタビューに答えている。
その一人が羽生善治竜王である。
多忙であろうにこういうインタビューに気軽に答える。
それが素晴らしい。

そして本書の趣旨からすれば、羽生竜王の印象に残る言葉は「学校に行かないことに罪悪感を持たない」「学びに年齢は関係ない」「いつ始めても、いつやめてもいい」

しかし私は羽生竜王の別の言葉に目が止まった。

将棋を続けるモチベーションは?との問いに対して、羽生竜王の言葉は
「「意外性に出会いたい」に尽きます」という。

いやあいいですね。
我が意を得たり!
全く同感である。

将棋、本格ミステリ、マジック、パズル…。
全て「意外性」を求めてともいえる。

実に魅力的な知的エンターテインメント!

そして、将棋界では、「100」か「ゼロ」かの竜王戦が始まった!
楽しみである。

【追記】
『学校に行きたくない君へ』自体も名著である。
<不登校や引きこもりの子供の支援>をしている方たちの支援のためにも購入をお進めする。
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by kazuo_okawa | 2018-10-12 00:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

藤井七段最後の新人王戦

帰宅して10月10日付け朝日新聞夕刊の一面に驚く。

何と、これから始まる将棋新人王戦三番勝負の記事である。
何か、ほかに大事なニュース記事はなかったのかとも思うが、将棋ファンとしては嬉しい。

決勝戦三番勝負は、藤井聡太七段対出口若武三段である。

藤井聡太七段は将棋ブームを牽引した一人であり、将棋史に残ることは間違いない若き天才である。
一方、出口若武三段はいわゆる奨励会三段でまだプロではない。
普通に考えれば、これから始まる新人王戦などは新聞記事にはならないが、それが記事になるのは、何しろデビュー2年の藤井七段が早くも新人王戦の出場資格を失う(それゆえ最後の新人戦)からであり、その一回きりの新人王を獲得するかが注目されているからである。

何せ過去の新人王は、羽生善治竜王、渡辺明棋王、佐藤天彦名人など棋界を牽引する超一流棋士の登竜門となっている。

おそらくこの三番勝負は藤井七段の勝利、つまり新人王獲得で終わるだろう。

しかし、この新聞記事で思うのは、藤井井七段よりも出口若武三段の「強運」である。

何故なら、奨励会三段が一般紙の一面を飾ることなど、普通はありえない。
それがなったのは、相手が藤井七段だったからである。
それはある意味で、出口若武三段の強運と言えるだろう。

実際、新人王戦の決勝戦にまで行きながら惜しくも新人王を逃したものの、その後活躍した棋士は少なくない。
佐藤康光元名人(現将棋連盟会長でもある)、郷田真隆元王将、中村大地王座、豊島将之二冠などこちらも素晴らしい。

出口若武三段にはそのチャンスがある。

その強運を生かせるかどうかが興味深いのである。

【10月17日追記】
藤井聡太七段は17日、新人王戦決勝3番勝負の第2局で、出口若武三段を105手で破り、大方の予想通り優勝した。もはや、誰も驚かないことが逆に凄過ぎる。
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by kazuo_okawa | 2018-10-11 03:40 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
10月10日付け朝日新聞朝刊社説は、「加計氏の会見 説明になっていない」である。
誰しもがそう思うであろう的確な指摘である。

そもそも加計孝太郎氏は、誰もが一番ニュースに興味をもたないであろう時期、つまり先の3連休の真ん中の日に会見している。
こういう会見自体が、国民に注目されたくない日を選んだ、としか思えない。

そしてその内容は、安倍首相と面談したとされる2015年2月25日について「記憶にない」「分からない」と述べるのみで、何ら証拠は示すことなく、ただただ、中途半端に否定するという会見に終始した。

すでに批判されているとおり、これでは一体何のための記者会見か分からない。

そもそも、東京にいる安倍首相との面談がないなら(そのときは東京におらず、別の場所にいたであろうから)別の場所のアリバイは容易に反証できるだろう。
近時の監視・管理社会のもと、ある場所にいたことを全くの痕跡なしに過ごすなど現代社会ではほとんどあり得ない。
移動履歴、購入履歴、パソコン履歴などどこか何らかの痕跡は残る。
従ってそういった何らかの痕跡をもって、東京以外の場所にいたという反証すなわちアリバイ立証は普通にできるはずである。

しかし加計孝太郎理事長はできる反証を全くしないし、そういう反証をしようとすらしない。

さて皆さん。
これで思い出すのは、モリかけ疑惑のもう一方、安倍首相が安倍昭恵夫人を通じて森友学園に100万円寄付した事実である。

森友学園籠池理事長の発言はリアルで説得力がある。
ところが、安倍晋三首相はこれに対して、『悪魔の証明』などと述べて何ら反証しない。
つまりできる反証を何らしないのである。

この『悪魔の証明』の意味は拙著『訴因安倍晋三』(一葉社)でも解説しているのでどうぞお読みください。

それはともかく、出来るはずの「反証」を全くせずに、言葉だけ否定してる。

加計氏、安倍氏の二人は、まさに、「口だけ」の似た者『お友達』である。
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by kazuo_okawa | 2018-10-10 23:11 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)