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by kazuo_okawa

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国民の疑念!

ニュースによれば、28日の衆院予算委員会において、安倍首相はいわゆる働き方改革法案の一つである裁量労働制について厚労省のデータがデタラメだったことを受けて次のように述べたという。
「きっちりと実態把握をしない限り、政府全体として前に進めない」
「厚労省のデータに疑義があるとの指摘を受け、精査をせざるを得ない事態となったのは重く受け止める。国民に疑念を抱かせることとなったのは誠に遺憾だ」

国民の疑念を受けて、かたくなに再調査を拒否していたのが、一転、実態調査すると答えたのはそれほどまでに国民の批判が大きかったからだろう。

しかし、国民の疑念・批判といえばほかにもある。

「モリ・かけ・スパ」である。

とりわけ森友学園事件はあまりにも「疑念」が多すぎる。
何故にあのような右翼の小学校が認可されようとしたのか。
何故に国民の財産である豊中国有地が只同然で売られたのか。
安倍首相夫人はどのように口利きし、財務省はどう忖度したのか。
何故財務省は(のちに明らかにされる)森友学園との「交渉」を否定し、「記録の存在」も否定したのか。
「逃亡のおそれ」も「罪証隠滅のおそれ」もないと思われるのに、何故籠池夫妻はいまだに勾留中なのか。
など幾つもの疑念が存在する。

本当に「国民に疑念を抱かせることとなったのは誠に遺憾だ」という気持ちなら、森友学園事件においても、財務省にも再調査を指示し、重要証人の国会喚問にも応ずべきだろう。

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by kazuo_okawa | 2018-02-28 12:45 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
私のブログをお読みいただいている方でKUMA(京都大学奇術研究会)OBの方がおられたら、その方への「お知らせ」です。
…といってもOBには案内が行っているはずなのですが、今回の案内は、メールでのみとし「紙ベース」の案内はしていません。
そのためKUMA・OBでありながら「(メルアドをかえたなどの理由で)案内が行ってない」あるいは「見落とした」方のために(極めて稀かもしれませんが)告知します。

下記の通りです。


3月10日(土)午後2時~
手品家梅田店にて
出演者・鈴木大河、池田洋介、鈴木駿、横江利明、谷英樹、古澤正幸(いずれもKUMA・OB)
壮行会と懇親会(飲食付き)
このメンバーがいかに凄いことか。
!!

3年に一度開かれるマジック界のオリンピックFISMにKUMA・OB鈴木大河師が日本代表として出場権を獲得しました。
そこでKUMAとしてお祝いを兼ねての壮行会です。

その鈴木大河師はこの6月FISM世界大会で発表する手順をそのまま演じてもらいます。
池田洋介師は世界に活躍するパフォーマー。
そして鈴木駿師以下も見事なマジシャンです。

いや、ほんとに凄い顔合わせです。
KUMAの同窓会もかねて、ぜひお集まりください。

もしも参加あるいは関心あるかたは私大川一夫までご連絡下さいね。


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by kazuo_okawa | 2018-02-27 00:30 | マジック | Trackback | Comments(0)

226日の朝日新聞記事によれば、

表題の見出しとともに、「未払い残業代などを社員が会社に請求できるのは「過去2年分」までとする労働基準法の規定の見直しに向けた議論が、厚生労働省の有識者検討会で本格化している。労働側の弁護士が「5年にするべきだ」と求める一方、経営側の弁護士は「変える必要はない」。主張は真っ向からぶつかっている。」という記事が出ている。


これだけでは何のことかわからないかもしれない。

実は、現行民法の賃金債権の時効は「1年」であるところ、労働者保護のために労働基準法が「2年」とした。

そこで現状は、賃金債権の時効は「2年」である。

ところが昨年、120年ぶりといわれる民法改正が行われた。

そして、そこでは、賃金債権も含めて時効は「5年」とされたのである。

民法は一般法であり、基本法であり、当然労働法上の賃金債権も「5年」となるべきところであるが、今なお、厚労省検討会で議論しているというのである。


この問題は私は「法友」2013年6月号他、何度も繰り返し指摘している。

当然に、民法と同じにならないとおかしいと…。

そもそも今回の「民法改正」を主導してこられた内田貴東大名誉教授にも私は直接確認している。

教授も「当然、民法と同じになります」と明言された。


法律の世界には「後法優先」という原則がある。

民法改正の時効の議論で、今回一般法として「5年」としたのだから、労働法もそうなるべきである。


そもそも「賃金」は、労働者を働かせている以上、使用者が支払うべきものであり、その「未払」自体が許されるものではない。

それを何年も放置すること自体もひどい話である。

賃金債権だけ、時効を「2年」とすることは、そのひどい「未払」を許すことになり、議論の余地はない。


120年前の民法制定時とは異なり、今日では、タイムカードやパソコンでの仕事の履歴などで労働時間は容易にわかる。

労働者が働いていればその賃金を支払うというのは当たり前の話である。

にもかかわらず使用者側は5年にすることに強く反対している。


財界はアベノミクスにより、空前の収益をあげておきながら、本来払うべき賃金を払いたくない、としか思えないこの態度は強く非難されてしかるべきだろう。


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by kazuo_okawa | 2018-02-26 17:51 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

障害者選挙権訴訟へ

2013年公選法「改正」によりヘルパーの代筆が禁じられ、それまでヘルパーの代筆で投票してきた障害者が突然投票が出来なくなった。

それまで投票で来ていたのに、制限するというのは到底納得できない。
その「改正」公選法は違憲だと争う訴訟を継続しています。

裁判は、前回台風で延期となリ、その後、2017年12月14日に進行協議が行われました。

その協議の結果、2月28日午後3時大阪地裁202号法廷で口頭弁論が開かれます。

内容は、原告の準備書面陳述です。
要旨を代理人が説明する予定です。

どうぞご支援よろしくお願いいたします。

尚、大阪地方・高等裁判所は今年から、建物に入るとき、飛行場の検査のような手荷物委検査をはじめていますので、どうぞ時間的余裕をもってお越しください。


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by kazuo_okawa | 2018-02-25 18:04 | Trackback | Comments(0)
木村真豊中市議の代理人として提訴した情報公開行政訴訟。
いわゆる森友学園に国が激安で払い下げたその売買契約書の開示を求めたところ一部「黒塗り」だったのでその非開示の取消を求め、その後、一転開示されたことから、国家賠償請求に切り替えた訴訟である。

その第7回口頭弁論期日が2月23日に行われた。

裁判の手続き自体は、被告国第5準備書面の陳述だけである。
しかしこの内容はひどい。
原告木村市議と打ち合わせ、司法記者クラブに緊急記者会見を申し入れたほどである。

何がひどいのか。
それを知るには、前回の裁判を復習する必要がある。

前回、裁判長が、本件の争点として①地中の「ゴミ」が存在したというその判断が正当か、②そして「ゴミ」があることの非開示が法人の正当な利益と言えるか、とまとめた。
その上で、裁判長は、被告に対し「ゴミ」の存在の点を中心に反論してほしい、と述べたのである。
そして被告はその「検討」を約束した。
それゆえ、我々としては、この被告の主張をある意味で楽しみにしていたのである。

しかし出てきた書面は簡単に言えば「肩すかし」。
真実の調査義務はなく、仮に、「ゴミ」の有無が争点になったとしても、当時の資料からすれば「ゴミ」があったと判断してもおかしくないというものである。

これって、おかしいですよね。

何せ、近畿財務局は「ゴミ」を理由に不当値引きした当事者なんですから。
そもそも「ゴミ」のないことは知っているはずです(もとからある「生活ごみ」などではではなくて、8億円値引きとなる新たな「ゴミ」ですよ。「値引き交渉」して、「値引き」の口実にしたのですから、実際は「ゴミ」のないことは知っているその「ゴミ」です)。

それゆえ「木村真怒りの記者会見」になったのですが、それはともかく、訴訟は形があります。

法廷で裁判長が、「調査義務はない」との点の法的な位置づけから被告国に聞きます。

「これが、法的にどういう意味を持った主張なのか」と。
これもわかりにくいかもしれません。

本件は、①黒塗り処分の違法、そして②国家賠償請求法上の違法、と続くのですが、この
「調査義務はない」との被告の主張が、この①と②のどちらに対する反論なのかと聞いているのです。

①黒塗りにした前提が違っていた、すなわち「ゴミ」が無かったなら、黒塗り処分は違法になる、という話です。
被告は、それは認めた上で、しかし「国家賠償請求法上の違法(あるいは義務違反)はない」という主張なのか、と裁判長は被告に聞いたのです。

これに対して被告国は、①黒塗り処分の違法、そして②国家賠償請求法上の違法、と続く流れではなく、本件はあくまで②国家賠償請求法上の裁判だからそこだけで判断すべきとし、しかも原告の主張は十分でない、という反論をしました。
すると裁判長は、前段の関係で「ゴミ」のある無しは関心があり、もう一つ、本件は、契約した担当者(公務員)、非開示を決めた担当者(公務員)が同じなのか、どうなのか、(国家賠償法上の)注意義務の担当は誰なのかを明らかにしてほしい、と述べました。

これに対して被告国は、国家賠償法上の請求については、原告の主張が不十分と考えていますと反論しましたが、裁判長は、「誰の行為か、明らかにしないと、原告としても反論しにくいでしょう」と述べました。

裁判長は、「ゴミ」の存在、注意義務の主体(担当者)の2点に関心があることが、繰り返し述べられたきたのですが、ここでようやく、被告国が「検討する」ことを約束したのです。
以上の、裁判長のやり取りは、あくまで「裁判所のお願い」なので、原告すなわち私たちが(2週間以内に)被告に求釈明することになりました。

尚、この後、被告国が、裁判所の関心は文字通り「ゴミ」だけかなど述べ、些末なやりとりがあります。
裁判長が、被告の主張にあわせて「ゴミ」といっている、と回答したのは当然の話です。

さらに驚くべきは、次回期日の日程を決めるのに,GW後であることを、被告国は絶対に譲らなかったことです。
たかが、「ゴミ」の存在、注意義務の主体(担当者)の2点の主張に、なぜにこれだけの日時がいるのでしょうか?
誰が考えても「引き伸ばし」でしょう。

法廷終了後、私たちの「怒りの記者会見」をしたのですが(そして熱心に質問して頂きありがとうございます)、会見終了後、記者の方が「国は国会開会中は余計な事は言わない、という引き延ばしですかね」と話してこられました。
さすがに、司法記者です。
本質を見抜いておられると思いました。

終了後、今回は弁護士会館で報告集会を開きました。

部屋を溢れる満員で有難うございます。

次回は2018年5月18日午前11時、202号法廷です。
引き続きご支援をお願いします。

【追記】

知り合いが、私のこのブログを流してくれた。

その際に、【編集コメント】として次のような戯れ歌をいれたのが実に面白い。

「籠め籠め 籠のなかのゴミは いついつでやる よあけけの池で晋と朋がしゃべった

 うしろの政治家だあれ?」

なかなかの名作です。


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by kazuo_okawa | 2018-02-23 20:08 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

問われる国家の品格

「マスコミ市民」2018年2月号(589号)の古賀茂明氏へのインタビューが良い。

「問われる国家の品格」という特集で氏は「超えてはならない一線を越えた安倍政権~報酬への期待と処罰への期待感に染まる官僚」と題するインタビューを受け、安倍政権がいかに品格に欠けるかを述べている。

氏には『日本中枢の崩壊』など大著にして名著があるが本稿も非常に示唆に富むので、ぜひ、「マスコミ市民」を購入してお読みいただきたい。

氏のインタビューから印象に残った一節の要約。

一般市民としてできること、という質問に、古賀氏は3つ挙げる。

一つは、空気に流されないこと。変に思われるのではないかと黙ってしまうのが一番怖いのです、と述べる。

二つ目は、声をあげるときに感情的な言い方や、礼を失した言い方はやめようというものである。「この人の言うことだったら聞いてみよう」という話し方をしてほしい、という。

三つ目は、誰かを支援するとき、集会に行った時にはお金を出してほしい、という。これは、例えば、伊藤詩織さんのサポートにおいて「応援する会」の活動も大切だが、詩織さんに直接お金が行くことも大事だという。

一つ目は、おそらく官僚時代や、マスコミに身を置いていた時からの経験だろう。
そして二つ目、三つ目は、いろいろな市民運動に誘われて集会などに呼ばれた経験に裏打ちされていると想像される。

大変貴重な指摘である。


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by kazuo_okawa | 2018-02-22 22:17 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

私たちは、安倍政権による立憲主義軽視の政治に強い危惧をもち、市民としてまた法律家としてなんとか対抗していきたいと考え2017年5月3日に「リスペクトの政治をつくる大阪弁護士有志の会」を立ち上げた。

これまで市民集会や街頭での宣伝活動をしてきたが、2018年2月20日に「憲法改正 国民投票法の問題点と対抗策」と題して市民シンポを行った。

今、多くの市民が立憲主義、憲法9条擁護のために、安倍政権のもとでの憲法改正発議をさせないための取り組みに全力をあげている。

しかし、同時に万が一憲法改正の発議が強行されたときのために備え、今から準備を始めることも大切であるとの趣旨である。

お陰で会場一杯の参加者を得た。

杉島弁護士の国民投票法のわかりやすい解説や、パネリストとして「戦争させない1000人委員会」池田氏、「憲法会議」山田氏、SADLのfusae氏の発言もさることながら、印象に残ったのは広告代理店勤務の甲田氏の広告戦略である。

広告戦略としての、コミュニュケーションデザイン(直接訴えるのではなく、結果としてそうなる手法)とバイラルマーケティング(拡散させる仕組み)の説明が大変興味深い

また一度に伝えるのではなく三段論法で訴えるという手法

いきなり訴えるのは伝わらない、としてまずはCatchという

そして、発信者の意図が見えると、受信側の心が閉ざされる。

…などなどの大変興味深い話は単に広告戦略のみならず市民運動に役立ちそうなアイデアである。

古い運動スタイルは聞き手に心を閉ざすスタイルではなかったかと、反省を強いられる。

Youtubeにアップされるらしいので、ぜひご覧ください。

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by kazuo_okawa | 2018-02-21 14:02 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

安倍首相は今国会を「働き方改革国会」だと公言して、「モリかけスパ隠し」のネーミングをしたことは記憶に新しい。


裁量労働制は働き方改革法案の一つである。


今国会の改革とは裁量労働制を拡大しようとするものだが、そもそも裁量労働制とは、実際に働いた労働時間と関係なしに「8時間」働いたとするものであり、つまり何時間働いても残業代は出ない。

私たちは、労働者は際限なく残業が増えていわば「過労死推進」と批判している。

ところが安倍首相は、裁量労働制で働くと、一般の労働者より労働時間が短いと述べていた。

しかし、その根拠がデタラメであったことが明らかになり、安倍首相は撤回して詫びた。もともと法案推進のためのデーターねつ造ではないか、と疑われているのであり、撤回すればよいというものではないだろう。


詳細は省くが、裁量労働制の労働者が一般労働者の労働時間より21分短いという調査結果は、実は、そもそもの質問がデタラメであった。

つまり、一般労働者には、「実際に働いた最長の労働時間」を聞き、裁量労働制の労働者には「平均労働時間」を聞いていたのである。

これでは裁量労働の方が短くなることは誰でもわかる。


ではデタラメ質問の調査結果による、世論の誘導は他にないのか!


そんなことはない。


著名なのが、死刑制度に関する世論調査の誘導である。

日本の世論は死刑制度容認だ、と日本国民自体が思わされている。

では内閣府が5年に一度行っている、死刑に関する世論調査の質問はどのようなものか。

「ア、どんな場合でも死刑は廃止すべきである」

「イ、場合によっては死刑もやむを得ない」

「ウ、わからない、一概に言えない」

この3択から選べという内容である。


明らかに死刑制度容認に導く、不当な質問だろう。


私は拙著「裁判と人権」(一葉社)において、2013年以来その指摘をしている。

メディア・マスコミが今回のデーターねつ造を批判するのは正しい。

しかし、ならば同じように、他の不当な調査についても批判すべきだろう。



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by kazuo_okawa | 2018-02-20 14:40 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

平成天皇と改憲

「月刊社会民主」2018年2月号の大谷昭宏氏のエッセイが面白い。



大谷氏は何度かパネルディスカッションなどでご一緒したジャーナリストであり、少し角度を変えた視点から問題点を鋭く指摘する手法にいつも感心させられる。



本号で大谷氏は「『平成』最後の年となる今年を安倍政権を葬る年にしなければ」と題して語っているのは、次の通りである。



安倍氏の改憲へ向けた、狡猾、小ずるい、セコイ段取りを指摘する一方、平成天皇が、「国民とともに憲法を守るとの宣言をしていること」を指摘する。
そしてその上で、安倍首相が天皇の心とかけ離れた発想があったとしてもそれは構わないしかしそのことは明言せよというのである。



そしてこういう。
「安倍首相がなすべきは、今上天皇の『国民とともに憲法を守る』という考えを『私はきっぱりと否定します』と言明することではないのか」
いやあ、大谷氏ならではである。



こういう観点からの(つまり天皇を絡めた)安倍批判はとうてい思いつかないですね。



とはいえ面白い指摘であることは違いない。
まあ、ある種の「天皇利用」だろうという批判も分かった上でご紹介する。

「社会民主」を保守派が読むことはまずないだろうから、非常に残念であるが、保守派にこそ、この大谷氏の指摘は広めたい。



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by kazuo_okawa | 2018-02-19 22:02 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

豊中で講演を頼まれていたため最後の部分しか見られなかったが、それでも、決勝の妙手45桂から見ることが出来た。
そして中学生棋戦初勝利の場面も…。

将棋ファン注目の、対羽生竜王との初対決が話題となった朝日オープン。

天才中学生が、絶対王者羽生竜王を準決勝で制し、そして決勝戦で、もう一方の山から勝ち上がった広瀬八段に勝利したのである。

いやあ、信じられない。

将棋漫画で、デビュー1年強の中学生が勝ちまくるというようなストーリーを展開すれば、ばかばかしいと多くの読者は思うだろう。
それくらい凄いことが、つまり漫画以上のことが現実に起こったのである。

羽生対藤井の新旧天才同士の対決は、その姿を見ているだけで、将棋ファンなら体が震える。
しかも羽生は相居飛車を選択し、最新型雁木であり、受けて立つ姿も垣間見れる。

ABEMA解説者は、谷川浩司17世名人と中村王座、現地解説は佐藤天彦名人。
この豪華さだけで注目度はわかるというものである。

そして注目された中で、藤井五段は羽生に勝利し、そして優勝したのである。

何ともいえない驚きが、知的興奮を隠しきれず、極めて心地よい。


【追記】
Abemaテレビの朝日オープンの番組が凄い。
夕刻、藤井五段優勝のあとも、ずっと放送を続けている。
まさに将棋史に残る歴史的な一日をたっぷりと分析してくれた。
いかに画期的な一日だったかということが改めてよくわかる。
詳しい解説がよい。
藤井五段を受けて立つ羽生竜王が、最新トレンドの雁木を選択したことに、オールラウンドプレイヤー羽生が、変化球ではなく、ストレートで臨んだことがわかる。
それと共に、大一番でも相手の得意型(最新型は若い棋士ほど詳しい)に飛び込むのはまさに全盛期の羽生流でもある。
負けたとはいえ、羽生は羽生らしさを示している。
むしろ持ち時間の長いタイトルマッチならどうなるか興味は尽きない。
解説の谷川永世名人は「わずか1年強の棋士に優勝されるのは、20代、30代の棋士が情けない」と述べていたのも印象に残る。
谷川の言う、佐藤天彦名人、菅井王位、中村王座らタイトルホルダー世代。
そして、藤井の30連勝を止めた佐々木勇気ら20代前半世代。
これらの世代が絡まないと面白くない。
このあと数年の闘いが実に楽しみである。


【2月18日追記】
主催者朝日新聞の18日付文化欄の将棋解説が詳しい。
79手目43歩といういわゆる「焦点の歩」を図入りで詳細に説明している。
この歩が藤井の名手であり、羽生をして迷わせたということは記事ともどもよくわかる。
おそらく後々まで語られるであろう。
しかし、では、この場面で羽生がどう指すべきだったかは解説されていない。
ニコニコ生放送でのコンピューターAIの指し手は、なんと、どの駒でも取らずに玉が51に逃げるという極めて意表をつくものであった。
AIの指し手も含めて後に検討結果が示されるであろう。
後日発売される「将棋世界」が楽しみである。



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by kazuo_okawa | 2018-02-17 17:18 | 将棋 | Trackback | Comments(0)