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by kazuo_okawa

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アベノミクスが成功したと思っている人などほとんどいないだろう。

ところが安倍首相は恥ずかしげもなくアベノミクス第二ステージなどと声高に叫んでいる。
現にこの6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」はまったく驚かされる。

アベノミクスの基本は「成長と分配の好循環メカニズムの提示」というものであり、要するに企業が儲ければ、労働者の賃金が上がり、その分消費に回って経済が潤う。つまり好循環するというものである。
安倍政権は世界でもっとも働きやすい国を目指してきたから、大企業本位であることは改めて言うまでもないだろう。
そもそもこの発想自体いかがと思うが、閣議決定には諸手を挙げて次のように言う。

この閣議決定、実は冒頭からびっくりなのである。

「経済社会の現状 (アベノミクスの成果)」としていきなり次のように始まる。
「3年間のアベノミクス(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚 起する成長戦略)は、大きな成果を生み出した。 国民総所得は 40 兆円近く増加し、国の税収は 15 兆円増えた。 日本企業の収益は、史上最高の水準に達している。その企業収益は、着実に雇用や賃金に回っている。」

ここまで断定的に言い切られるともはや、ハハハと笑うしかない。
アベノミクスの何らの反省・検証もない。

確かに、企業はトヨタをはじめ、空前の大収益である。
企業の内部留保は、右肩上がりで留まるところを知らない。
では、これが労働者に回っていますか。

無論、回っている労働者もいるだろう。
しかし多くの労働者には回っていない。
4割の非正規労働者にとっては尚更だろう。

要するに、アベノミクスは、1%の大企業、富めるものには多大なる恩恵を蒙らせた。

では99%の市民・労働者にとってはどうであったか。
改めて言うまででもあるまい。

アベノミクスが成功しつつある、今はその発展途上にある。

こんなまやかしに決して騙されてはいけない。



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by kazuo_okawa | 2016-06-19 21:42 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
本日、18時30分~20時15分、東大阪市立勤労市民センター(ユトリート東大阪)にて「一億総活躍社会を考える」との講演を行った。
たくさんお集まり頂き実に有り難い限りである。

「一億総活躍社会」自体は広範囲に論点があり、全てを網羅して話すには、とうてい時間がない。
そこで、私の専門分野である「労働」に関することに絞って話す。
即ち、「高齢者」「非正規」「女性」。
はっきり言って、「活かす」というよりも、「働かせる」という感をぬぐえない。

「高齢者」を更に働かせようとする雇用保険の65歳以上への拡大や、シルバー人材センターの要件緩和。
一体、何歳まで働かせるのかと感ずるが、まずなすべきは福祉政策だろう。
「非正規」はそもそも非正規労働自体を廃止ないしは限定していくべきものである。
にもかかわらず非正規自体は温存したまま「同一労働同一賃金」を強くうたい出すのは一体何をもたらすのか。
さらに「女性」。女性の活躍を阻む壁はあまりにも多い。
にもかかわらず「130万円の壁」から手をつけるところに、根本的な勘違いが伺える。
いやあ、勘違いではないのかな…。

とまあ、色々と話したのですが、失業等給付に係る雇用保険料率の引き下げについて述べる。

安倍首相が、雇用情勢は「着実に改善」しているとして、料率引き下げを正当化したが、実はこの基本認識そのものが間違いである。
これについては改めて私が述べる必要も無いだろう。
失業率が低下したと言っても、求人のほとんどが低賃金の非正規・不安定雇用である。
にもかかわらず、失業率が低下しているのは、生活困窮の中、条件の悪い仕事にも飛びつかざるをえないからである。
加えて、失業給付の不十分さが、失業者らにとにかくも就労を急がせ、ブラック企業を横行させているのである。
これまで雇用保険財政の悪化を理由に改悪が重ねられてきたのであるから、もしも保険財政に余裕が出たというのなら、少なくともそれを元に戻すのが筋である。

にもかかわらず安倍首相は、雇用保険料率引き下げにこだわった。

この4月から、保険料負担分が料率引き下げ分だけ少なくなり、結果として労働者の手取り分は増えた。
無論これはアベノミクスの成果でも何でもない。

要するにばらまき政策である。

まさかこんな露骨なばらまき政策に騙されることは無いと思うが念の為に指摘する次第である。



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by kazuo_okawa | 2016-06-18 00:31 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
水俣病認定患者が、民事訴訟で原因企業チッソから賠償金を受け取ったことを理由に、公害健康被害補償法(公健法)に基づく障害補償は受けられないとした熊本県の決定を取り消すよう求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(佐藤明裁判長)は本日、不支給処分は違法と判断し県の決定を取り消した。

大変、素晴らしい判決である。

訴えていたK氏は、私たちが担当し最高裁で勝利した関西訴訟の元原告である。
K氏は、勝訴後、チッソから慰謝料800万円を受け取り、2011年には水俣病患者に認定された。

本来、認定されると①チッソとの補償協定か②公健法に基づく補償のいずれかを選択して受け取ることができる。
K氏は補償を請求したが、県は2013年に不支給の決定をした。
K氏は県を相手に訴訟をしたが、第一審熊本地裁は棄却していた。

福岡高裁判決(佐藤明裁判長)は補償給付に関する公健法の規定について、賠償を受けた場合でもあくまでその価格を限度に支給義務が免除されるにとどまるとし、「原因企業が弁済しても、障害補償によって補填される損害が全て穴埋めされたとはいえない」と判断した。

我々からすれば、当然の判断であるが、政府が水俣病の幕引きを図り、さらには国策(原発政策、戦争政策、TPPなど)を強行しようとしているときに、その幕引きを許さず、且つ国策から生じた被害の救済を正しく図るものでその意義は大きい。

K氏とは違って前記の①を選択し、その拒否の違法を問う訴訟を現在担っている私たちにとってもその意義は大きい。

佐藤明裁判長に拍手を送りたい。



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by kazuo_okawa | 2016-06-17 00:06 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
この長ったらしい表題は、このたび、連合の労働法制対策局が発行したパンフレットである。
長い題名で何なのかよくわかりにくいかもしれない。
本来は「悪徳社労士対策マニュアル」とでもすればわかりやすいのであろうが、連合は、上品に(まるで法律のタイトルのように)正確につけたのでしょうね。

2005年社労士法改正で「労働争議介入禁止規定」が削除された。

このときから、勘違いした一部の社労士が労働問題に介入してきて、あちこちで労働事件が紛糾した。
普通、頭の硬いワンマン経営者に困っていたところ、理屈の分かる専門家が出てくれば、事態解決に役立つと思うものである。
ところが、そのワンマン経営者以上に混乱させる悪徳社労士が登場してきたのである。
つまり紛争解決どころか、火に油を注ぐように紛争拡大を来した。

「従業員をうつ病にさせろ」と指導した社労士のエピソードは記憶に新しい。

私も問題社労士例の幾つかを相談を受けたことがある。
大阪弁護士会が、注意した例もある。

いずれの場合も問題は2点ある。

「労働争議介入禁止規定」が削除されたからといって、弁護士法72条(非弁護士行為の禁止)は残っているため、依然として、社労士は労働問題に介入できない。
にもかかわらず介入するのはそもそも弁護士法違反である。
そこを勘違いしている社労士がいる。
つまり社労士がそもそも関与出来でないのである。

もう一点は、アドバイスの内容自体があまりにもひどい。
社労士が労働争議に介入出来ないことは前述のとおりだが、それでも事態解決のために尽力を尽くせば、労働側も文句は言わないだろう。
ところがそうでない。
社労士は、これまで使用者の依頼を受けて、言わば使用者の味方として仕事をしてきたからか、とかく客観的にみて、使用者に偏り過ぎる。
だから余計に紛糾させるのである。

私がいくつも相談を受けたことは前述のとおりだが、おそらく、相当数の社労士関与があることが推測される。

経営側に社労士が関与してお困りの、労働者、労働組合に是非お勧めしたい。
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by kazuo_okawa | 2016-06-16 00:23 | 労働 | Trackback | Comments(0)
表題は元大阪高裁判事生田暉雄氏の最新の著作である(三五館発行)。

司法の正体を明かし、日本を守る術を提示するという帯文句だが、司法が最高裁ばかりに目を向いているヒラメ判事ばかりであることや、最高裁が何処を向いているのか、そして私も知らなかった「裏金」など、興味深い(がおそらく真実の)論考が並んでいる。

とりわけ印象に残ったのは二人の裁判官のくだりである。
一人は竹中省吾裁判官、もう一人は樋口英明裁判官である。

竹中裁判官は、私が担当した住基ネット違憲訴訟で、違憲判決を出し、そして三日後に自死した裁判官である。
違憲判決を出す前、四度も判決が延期された。
その理由は、当時も想像されたが、裁判官経験を有する生田氏が指摘するところは極めて重要だろう。
改めて竹中裁判官の自死には心が痛む。
重圧の中、違憲判決を出されたであろうに、今、マイナンバーが進んでいる。

そしてもう一人、樋口裁判官は私の同期である。
原発を止めた彼の素晴らしい判決は私のブログでも触れた。
その後の、樋口氏への移動はあまりにも露骨な人事であると、生田氏は喝破する。

全く同感である。

司法の現実を知り、そして司法を変えるために、多くの方に本書を強くお薦めする。



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by kazuo_okawa | 2016-06-14 23:31 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
日弁連の職務からの帰り新幹線の車中で叡王戦予選のニコニコ生放送(ニコ生)を見る。

本日は、四段の予選。
1,2回戦で新四段の都成竜馬が参戦する。
それを生中継するのであるから大した注目度である。

帰路の午後7時頃前から見たので、丁度2回戦の開始である。
1回戦の都成竜馬四段対三枚堂達也四段の棋譜をアクセスするが、三枚堂の飛車銀両取りに、都成が飛車を捨ててからの猛攻がいい。
都成が勢いのまま勝ちきる。

ともに一回戦を勝ち上がった、二回戦が対梶浦宏孝四段戦である。
いやあ、実に面白かった。

ひいき目か、終始、先手都成が良さそうに思えたが、AIはほぼ互角の評価。
途中、解説の佐々木勇気五段は、後手持ち(梶浦有利)と示したこともある。
終盤、都成にミスが出て、梶浦の勝勢。
ところがそれを、梶浦が更にミスして、都成の逆転勝利。

解説の中村桃子女流と佐々木は
「見ていて気持ちのいい将棋ですね」
「これはファンが増える」
「魅せる将棋ですね」と評価していたが、全く同感である。

都成は才能あふるると期待されながら、年齢制限ぎりぎりに四段に昇段した。
普通に考えれば、将棋界では只の平凡な棋士であり、注目される理由はない。

しかしながら、谷川会長唯一の弟子、奨励会時代に新人王をとったただ一人の棋士、といった経歴の他、工夫した戦法、そしてイケメン、それゆえに逆に、ぎりぎりの昇段であることが余計に注目される。

佐々木が、「最後に勝利の女神が微笑んだような勝利ですね」「都成さんは愛されキャラですから」とまとめていたのが妙に印象に残る。

将棋界は、早咲きの天才ばかりの集団であるが、だからといって早咲きであれば人生に勝利するというわけでもないだろう。

努力を重ねて苦労して、ようやく昇段した遅咲きの都成に、我が身を重ねて応援するファンも多いに違いない。



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by kazuo_okawa | 2016-06-14 00:05 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
録画しておいた「世界超常能力TV」(5月27日放映)を見る。
超能力ヨイショ番組は「非合理」を煽るものであり、、基本的には馬鹿馬鹿しくて見る気がしないものである。

しかし評判のリオだけは再生してその演技を見た。

純粋にマジシャンとしてみた場合、若きパフォーマー、リオ・スシャールの腕前は見事であった。
彼はユリ・ゲラーが主催した世界超能力コンテストに優勝したというが、そのトリック・テクニックはユリ・ゲラー以上である。

パフォーマンスそのものはそんなに目新しいものはないが、テクニック・演出が抜群にうまい。
東京のスタジオと現地イスラエルをつないで起こすパフォーマンスは非常に不思議に見える。

【以下、マジックのトリックに触れています】

小藪の「68」を読み取り、ダレノガレ明美の初恋の人を読み取ったのはいずれも「ネイルライター」系のトリックだろう。(ダイレクトな商品名はかいていません)
ダレノガレ明美の場合、正解が「スナガワ・ダイチ」であるのに、リオが「SANAGAWA DAIICHI」と誤って書いていたのは、ダレノガレ明美の心を読み取ったのではなく、言葉を聞いたから(ダレノガレ明美が発言した後に書いたから)の間違いであることが分かる。

篠原の時計の時間を当てるパフォーマンスも、優木まおみの絵を当てるパフォーマンスも、面白いメンタルマジックであった。

まあそれはともかく、最近、ネイルライター系のメンタルマジックを立て続けに見ることが多いが、おそらくネタが飛躍的に向上したのだろうな、とふと想像してしまうのである。



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by kazuo_okawa | 2016-06-12 15:50 | マジック | Trackback | Comments(0)

渡辺明の貫禄!

将棋界でブームのフットサルをニコニコ生放送で生中継するというとんでもない企画が行われた。
棋士は、将棋を見せることがプロたる所以であるが、何と、趣味の(或いは体力作りのためか)フットサルをネット上公開してこれを見せるというのである!
しかも、関東チームと関西チームに分かれ“フットサル”のみならず“3分切れ負け将棋”で真剣勝負を行うという。

趣味で何をやろうと自由だが、そのことと、それを他人に見せることは別問題である。

まあ、このフットサルの好みはともかく、タイムシフト(録画)でその様子をさらりと見たが、渡辺明竜王が、佐藤天彦新名人よりもボス格であり(無論、年上のみならず、若いときから渡辺が常に先行しているからであるが)、しかもフットサルに集う一団を率いる姿がかいま見れた。

この渡辺明軍団(竜王、名人、そして生きのいい八段などを率いていいる)をみれば、それなりに頼もしく思える。
やがてこの渡辺明軍団が棋界の中心になるのだろう。

しかし、棋士はそもそも、群れず一人で闘うものであろう。

渡辺明はその合理主義も含め共感を覚える棋士ではあるが、渡辺軍団の今回の企画には私は何故か共感を覚えることができず、違和感を覚えるのである。

棋士にとっては、回りの棋士は全て「敵」のはずである。
無論、棋士同士仲良く研究したり、或いは群れていることはあるだろう。
しかし私はそういう場面は見せるべきものでないと考える。

棋士は、どこまでも孤高に、そして強く闘ってほしい。




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by kazuo_okawa | 2016-06-12 00:05 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
本日、自宅を出る前の午前8時20分~30分頃、いわゆるワイドショーの時間帯であるが、テレビはいずれも市川海老蔵を中心に歌舞伎のニュースを流していた。
お連れ合いが癌だというからそれはそれで心の痛むニュースである。
しかし、チャンネルを変えても、変えても、どこも、どこも全て同じようなニュースを、つまり「歌舞伎」のニュースを、それも数分ではなくて何十分も流しているというのは一体どういうことなのか。

他にも重要なニュースは幾つもあるだろう。
参議院選挙の公約を各党が発表しているのだから、今般の選挙の重要性とともに、その中身や争点を報ずるべきだろう。
舛添知事を執拗に追及するなら、同じように甘利大臣の政治責任はどうなるのか。
「地球13周分のガソリン代」を計上している安倍首相の政治資金について何故追及しないのか。
何よりも沖縄少女殺害事件の本質を何故に報道しないのか。
或いは、熊本震災のその後と原発の危険性。
どこから考えても、歌舞伎のニュースよりも報ずるべきニュースは幾つもあるだろう。

何故に「歌舞伎」なのか。

歌舞伎は、世襲であり、「家」制度であり、「男尊女卑」である。

まあ、歌舞伎を延々と報じておけば、安倍家の安倍さんは文句言わないからでしょうね…。
おそらく…。



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by kazuo_okawa | 2016-06-10 22:58 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

テレビ局の次は…

テレビ放送が、安倍政権にのっとられたことは明らかだろう。
私が語るより次の書物を紹介する。

「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」(M・ファクラー・双葉社)
「テレビ現場からの告発!安倍政治と言論統制」(週刊金曜日)
「安倍官邸とテレビ」(砂川浩慶・集英社新書)

現実に、安倍政権を批判するまともな評論家のうち、どれだけの人物がテレビから消えたことか…。
いや、まともな評論家はもはやテレビには出てこない…。

自分の考えと違う意見の表明も許すのが「表現の自由」である。
ましてや、権力者が、自らの考えと違う意見を述べるコメンテーターを排除せよと圧力をかけ、権力者の意に沿う者だけをテレビに出すというのでは、それはもはや「自由社会」ではない。
「独裁」である。
私たちの国は、自由主義であったはずなのに…。
これでどうして、北朝鮮を批判出来るのか…。

悲しい現実であるが、本日、書店に行くと、「安倍ヨイショ本」が山のように積まれていて驚く。
出版社は、お金さえ出せば「実質自費出版」(一見自費出版には見えないように作ってくれる書物)を出してくれる出版社である。

おそらく日本全国のすみずみの書店に、圧倒的多数の「安倍ヨイショ本」が積まれているのだろう。

誰が仕掛けて、誰がお金を出しているのか…
無論、ミステリの常道は「それによって利益を得るのは誰か!」である。

カラクリは想像出来る。

あまりにも簡単なトリックにゆめゆめ騙されないでほしい。



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by kazuo_okawa | 2016-06-09 23:21 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)