人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

<   2014年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧

小学校に入る頃から
怪人20面相、少年探偵団などに興味があったから
もともとミステリ好きの素養があったのだろう。

小学校2年生ころに、ポプラ社版シャーロック・ホームズに出会ったのは
偶然のようで、ある意味で必然だったのかもしれない。

ポプラ社版ホームズ20巻の次ぎに、ルパン、ファントマなどの「お子様シリーズ」の後
創元ミステリに行き着く。
クリスティ、クイーン、カーなどと合わせて
ホームズ完全版と長沼本との出会い。

以来、ホームズに、ミステリに、はまってしまった。

今年、シャーロック・ホームズは160歳。

ええっ?何故、今回が、シャーロックの話なのかって。
シャーロキアンなら、その「こだわり」わかりますよね。
…たまには「謎」を出したままのリドルストーリーに。
by kazuo_okawa | 2014-01-21 23:38 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
本日(20日)の朝日新聞によれば
昨年末,NHKが放送した解説委員による討論番組「解説スタジアム」の
冒頭に安倍首相の靖国神社参拝を論じたことについて
安倍政権内から、このNHK番組は「偏向報道」との批判があったという。

権力者が「偏向報道」と批判する事自体が、報道の自由に対する侵害であることに、
安倍政権は気付いていない。

しかも、朝日を始めとする各ニュース報道に寄れば
昨日(1月19日)自民党大会が開かれ
安倍首相が、またまた、根拠無き「断言」をしたようである。
全体の発言は「経済」中心であったらしいが、本音は、短い時間の凝縮した発言に表れる。

首相は、先の国会で強行採決した特定秘密保護法に触れ、
国民に明確に約束すると言って、
「報道の自由が侵害されることはありません」
「知る権利が侵害されることはありません」
「言論の自由が侵害されることは有りません」
と力強く言い切ったという。

これって、何やら、昨年のオリンピック誘致の時の演説、
「汚染の状況はコントロールされている」
「いかなる悪悪影響も東京に及ぼすことはありません」という
「根拠無き断言」に似ていませんか。

特定秘密保護法の問題点はこれまで繰り返し述べてきた。
報道の自由など侵害の危険が大きい。
にもかかわらず、安倍首相は、何ら根拠無く、何故こういうことが言い切れるのか全く不可思議である。

しかも、冒頭に述べたとおり、現在でも,NHKに「偏向報道」と批判するなど
安倍政権は、自らに都合の悪い報道には「圧力」をかけているのである。
それなのに、何故に、特定秘密保護法の場合は
「報道の自由が侵害されることはありません」などと言い切れるのであろうか。

そして、自民党の憲法改正草案について今年は国民に理解を求めるという。
この人は、本気なんだ、と怖くなる。

にもかからず、この人は、上機嫌で
「日本をずっと覆っていた、厚く、黒い雲を私達は間違いなく吹き飛ばすことが出来た」と大見得切ったという。
このように思っている国民はどのくらい居るであろうか。

少なくとも私自身は、益々、厚い、黒い雲が覆う気分である。
by kazuo_okawa | 2014-01-21 01:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(1)
1月17日の朝日新聞の記事に寄れば、
特定の地域で規制をゆるめる「国家戦略特区」を具体的に指定する方向で検討することになったという。
これまでも解雇規制緩和に関しては、労働側は猛反対してきたものであり、このまま無批判に地域指定させてはならないであろう。

ところでそういう立法問題とは別に、従来から、使用者側は、ベンチャービジネスを誘引するためには解雇規制を緩やかにすべきとの論陣を張っていた。

日本労使関係研究協議協会(JIRRA)は、個別労働紛争の自主的解決促進に向けた人材育成にかかる研修を2005年度から実施している。
2006年度から始まった労働審判の審判員候補者もこの研修で学んでいる。
私は、初年度から毎年講師をさせて頂いており、1月11日(土)も3時間講師をさせて頂いた。

いつも関心するのだが、テキスト・事例が大変よい。
コンパクトにうまくまとめてあり、事例も時宜にかなうように、適宜リニューアルされていく。
今年も2例変更があったが、その一つが、「ベンチャー企業の整理解雇」であった。

社会的な話題にも関心を持たせようというものであり、議論させる題材としてはよく分かる。
前述の通り、企業家の中には、ベンチャービジネスを誘引するためにも、労働者の解雇を緩やかにすべしとの意見もある。
ベンチャーに入った以上、労働者もその覚悟はしているでしょう、と主張するものもある。

それやこれやで大変いい事例問題なのであるが、次の最新判例は知っておくべきであろう。

東京高裁平成25年3月21日判決(日本通信事件)である。
同判決は、いわゆる整理解雇の4要件(要素)を一つひとつ判断し、
整理解雇の必要性と被解雇者3名の人選基準については「理由あり」としたものの、
「米国型ベンチャー企業の特色が色濃く、退職金制度もなく、年俸制を採用しているなど、終身雇用的な長期雇用を前提とした人事制度は採用していない」とする会社側の主張を「採用することはできない」とし、「整理解雇の実施にあたっての控訴人(会社)の解雇回避努力義務の履行は不十分なもの」、整理解雇の説明義務などの手続面にしても「まず結論ありきの性急で強引な進め方であり、十分な検討に基づき必要な説明がされていたものとは到底認められない」として、整理解雇は無効であるとした。

つまり、ベンチャー企業だからといって解雇規制を緩められないのである。

だからこそ、使用者側は、規制緩和の「特区」を求めているのである。

非正規労働者の増大という雇用の不安定な労働者が増えている。
安定した労働は、生きていく上で最低限の基盤である。
これ以上、不安定労働者を増やすことは日本社会に大きな危機をもたらすであろう。
by kazuo_okawa | 2014-01-19 18:52 | 労働 | Trackback | Comments(0)
日本労働弁護団が、今回、新しい企画として
「派遣法川柳、キャッチコピー募集」というのを始めた。

担当者が嬉しい悲鳴を上げるくらいの大ヒット企画らしい。
私も、応募作を拝見しましたが、なかなか面白く、レベルが高い。
締め切り前であるため、その内容をここで発表出来ないのが残念なくらいである。

考えてみれば、「サラリーマン川柳」「シルバー川柳」など
日本では、川柳はもともと広く人気がある。
かつては、「川柳公募雑誌」(どこでどんな川柳を募集しているかという情報誌)も
本屋に並んでいたくらいである。
(今では、ネット上で、そういう川柳公募情報が上がっている)

また、五七五の短い文章に、洒落や笑いも凝縮しつつ、風刺を入れる。
まさしく日本の伝統芸である。

そこで思い出すのがちょうど昨年この時期に大阪弁護士会で募集した
「可視化川柳」である。
これまた大ヒットで、なんと、1388首の応募があった。
最優秀作には、賞品の授与とともに、弁護士会のホームページに掲載させて頂いている。
私も、その素晴らしさをコラムに書いた(私のホームページをご参照ください)。

日本労働弁護団の川柳募集も、その結果が、大変楽しみである。

以下に応募要項を貼り付けますので、ふるって応募ください。


(募集要項)

日本労働弁護団は、派遣法改悪阻止、派遣労働への均等待遇の実現を目指す大運動を起こさなければならないと考えるところですが、その運動の一環として、派遣法川柳、キャッチコピーの募集をいたします。
 下記の要項に沿って、多くの方の応募をいただけますようお願いいたします。



募集内容  派遣労働、派遣法、今回の派遣法改訂を題材にした川柳、今回の派遣法の特徴を一言で表すキャッチコピー
応募方法  日本労働弁護団宛に、郵送、ファックス、メールで
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館4階
ファックス 03-3258-6790
メール nihonroudoubengodan@gmail.com
住所、氏名、電話番号、年齢、職業を明記してください。
なお、発表時に匿名を希望される場合はその旨も明記してください。
締め切り  1月25日到着分まで
賞  品  優秀作(応募数にもよりますが10作ほど)には5000円分の商品券
最優秀作 上に加えて3時間分の無料法律相談チケット
発  表  2月8日(土)日本労働弁護団ウェブサイト
by kazuo_okawa | 2014-01-18 19:45 | 労働 | Trackback | Comments(0)
今や、監視カメラを避けて街中を歩けないほど
そこかしこに監視カメラは設置されている。
犯罪予防、犯罪捜査のために当然必要だ、と思う方も多いだろう。

しかし、一方で、監視カメラは監視対象者のプライバシーを暴きもする。
問題なのは、現在は、監視カメラの設置、利用は全く野放しであり
そこには何らの規制もないことである。

例えば、時の政府が、自分たちに都合の悪い人々を監視するようなことがあっては
そこには、監視される者の自由も人権もない。
どこかの国のような「監視国家」では困るのである。

釜が崎監視カメラ撤去訴訟は、狭い地域に、15台の監視カメラがあったが
それらは、犯罪予防・犯罪捜査ではなくて、団体監視のためにあるのだろうとして
撤去を求めた訴訟である。
大阪地裁判決は、労働団体、ボランティア団体が入居するビルを睨んでいるカメラは
団体を監視するものとして、その一台の撤去を認めた。
その大阪地裁は、高裁、最高裁まで維持され、結局、そのカメラは撤去された。

私達は、このような監視される状況は、単に顔を写されるという「肖像権」の侵害どころではなくて、「公権力から監視されない権利」の侵害だと主張した。
そして大阪地裁判決は、この「公権力から監視されない権利」を否定するのではなく
それは、プライバシー権に含まれるとした。
さらに、公道では人々は言わば顔をさらしているのであるが
公道でも、プライバシー権は認められるとした。
これらはいずれも裁判では初の判断であり画期的である。
そして一方で、カメラの意義も見据えた上で比較考量し、
一台のカメラの撤去を認めたのである。

この地裁判決は、1994年4月27日のことであり
今年は丁度、20年にあたる。

その20周年の今年に、大阪弁護士会では、現代の「監視カメラ」を考える、
否、それも含めた「ビッグデータ」を考えるシンポジウムを企画した。

内容は下記の通りです。

私は委員ではありますが、ほとんど関与せず、
熱心な若い弁護士達が企画、運営しました。
充実した良い企画となっています。
どうぞ奮ってご参加下さい。

【内容】

シンポジウム「ビッグデータ時代のプライバシー」

1月20日午後6時から
大阪弁護士会(大阪市北区西天満1丁目)
入場無料。

■基調報告「監視カメラの実情」
 大阪弁護士会情報問題対策委員会
■基調講演「監視カメラ技術の最新到達点」
  労世紘氏(オムロン株式会社)
■パネルディスカッション「監視技術と規制」
 労世紘氏(オムロン株式会社)
 園田寿氏(甲南大学法科大学院教授)
 小林正啓氏(大阪弁護士会)
問い合わせは同弁護士会(06・6364・1227)。
by kazuo_okawa | 2014-01-18 00:07 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)
ジャーナリスト大谷昭宏氏が、「月刊社会民主」1月号に、
「気ままにひとこと」という自らの連載コーナーにおいて
私たちが昨年10月12日に行った緊急シンポ
「取調べ可視化の後退を許すな - 証拠の『目的外使用』の問題性」の
内容を紹介し、それとからめて特定秘密保護法の問題点をわかりやすく説明している。

証拠の「目的外使用」とは要するに、刑事裁判において
弁護側に開示された証拠を裁判以外に使用することを意味するが、
2004年に刑事訴訟法が改正され、この「目的外使用」は禁止されることになった。

立法目的はマスコミに書証を売ったり、関係者の名誉・プライバシー侵害を防ぐためである。
(ほら、どこかの元弁護士が週刊誌に刑事裁判の書証を売った事件があったでしょう)
とはいえ条文上広く禁止したのでは、正当な弁護活動や報道の制限に濫用されかねないと、その立法時から危惧されていた。
しかし法務省はそのような濫用はないと、そのとき述べていたのである。

ところが昨年、取調DVDが決め手で無罪を獲得した弁護士が
「可視化」をテーマにした報道のために、被害者・加害者双方の承諾を得て
そのDVDをNHKに提供した行為を、検察庁は問題にして、こともあろうに
その弁護士を懲戒請求すべく弁護士会に申立をしてきたと言う事件が生じた。
とんでもない懲戒申立である。
(尚、報道によればこの懲戒申立は、大阪弁護士会綱紀委員会は、15日までに、懲戒処分の審査の必要性がないとの議決をしたという。正しい結論である)

さて、大谷氏は、立法時危惧されたことがまさしく実際に起きたではないか、と述べて
それを特定秘密保護法に結びつけているのである。

つまり特定秘密保護法だって濫用される。
大谷氏の記事の題名は
「特定秘密保護法が国民にどう襲いかかるか残念ながら火を見るように明らかだ」として
特定秘密保護法の濫用の危険を論じているのである。

大谷氏の論考に全面的に賛成である。
大谷氏には前述のシンポでも大変お世話になりました。
司会の私がどのように振っても、見事に、しかも「笑い」を誘いながら
論じられるのは見事でした。

「月刊社会民主」という月刊誌はあまり知られていないと思いますので、
宣伝し、紹介する次第です。
機会があれば是非お読みください。
by kazuo_okawa | 2014-01-16 19:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
本日、事務所で昼食をとりながら日経新聞を読んでいると
読売新聞のドン、渡辺恒雄氏の顔写真とともに
「情報保全諮問会議 座長に渡辺恒雄氏 特定秘密指定で助言」との
見出しが目に入って、仰天した。
…というか、お笑いである。

特定秘密保護法の法案審議中も
安倍首相は、読売の新社屋竣工記念に参加し
その蜜月関係については、このブログでも書いてきた。
読売は、およそ批判的精神はなく、同法の推進者であった。

そのような読売渡辺氏に、批判的観点から、同法の
秘密指定の基準が作れるとは、とうてい思えない。
言わば「形作り」の茶番である。

委員は渡辺委員を含めて7人。
そこで他のメンバーを見てみると、清水勉弁護士が入っている。
これまた別の意味で驚いた。
同氏は、著名な弁護士で情報問題の第一人者である。
特定秘密保護法案には反対してきた(はずである)。

まあ、委員はバランスよく公正に選んでいますよ、というポーズのために
いわゆる「反対派」も入れておくのが、これまた、この種の定番である。
それが清水氏ということなのであろうが、よく引き受けられたものと
心から敬意を表したい。

そもそも特定秘密保護法は廃止しかない。
とはいえ、現実に動きかねない以上、少しでも
よりよくする活動は、それはそれで重要である。

清水氏の英断(だと思うが)に私は賛成である。
しかし、清水氏はこれからが大変であろう。

それで思うのは、ミスター可視化こと小坂井久弁護士である。

本来、検察不祥事を受けて、全面可視化実現のために
彼は法制審に送り込まれたはずが、現在、そうはならず、
却って「検察焼け太り」にもなりかねない。
言わば、後ろからも打たれかねない状況に、彼が、今、いかに苦労していることか。

それを考えると、清水氏の前途も大変であろう。
しかし、是非とも頑張ってほしい。
by kazuo_okawa | 2014-01-15 23:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
映画「トリック - ラストステージ」を観る。
仲間由紀恵と阿部寛のコンビで続いた人気シリーズの劇場版最終編である。

14年前、ドラマ「トリック」が深夜にテレビ放映が始まったとき
仲間も阿部も無名の俳優であったが、いまや二人とも超一流の人気俳優である。

ミステリ・マジック・笑い、といったものが好きな私としては
「トリック」は贔屓のシリーズであり、この「ラストステージ」も面白かった。

本作は、「偉大な奇術師にして絶対的なサイキックハンター」フーディニーへの
オマージュだという。
そうだとすれば、奇術マニアとすれば、尚更見逃せない。

しかし、本作冒頭に述べられるフーディニーのエピソード
(①彼はサイキックハンターとして活躍したが②本当は、愛する母の死後に、霊界の母からの交信をしたいために真の心霊術師を探していた、そして、③フーディニーは亡くなる直前、妻に、もしも霊界があるなら一年後必ず交信すると約束した)
は、必ずしも正確ではない。

フーディニーは愛する母の死後に霊界からの交信をしたいために真の心霊術師を探してい
たが、いずれも偽物であったため、今度は一転してサイキックハンターとなったのである。
つまり前記①②は逆である。

本作では、死後一年後のエピソードなど、フーディニーが若干、「真の心霊術」を信じているかのように描かれているが、親友であった「シャーロック・ホームズ生みの親」コナン・ドイルと、心霊術を巡って「喧嘩別れ」したことを考えるとこれは信じられない。
妻への伝言も、心霊術を本気で信じて発したものでは無いだろう。

とまあ、フーディニーのエピソードだけはどうしても一言触れておきたい。

ともあれ、このエピソードに関係なく、さすがにシリーズ最終編。
細かいところ(ギャグ、パロディ、お遊びなど)も含めて面白い。

そのそも、この「トリック」シリーズは、あまり難しいこと言わずに
マジシャン山田奈緒子と物理学者上田次郎の掛け合いや、パロディ・お遊びを
素直に楽しむのが一番である。
その意味でも、ラストステージは大変面白い。

<以下、ネタバレしています>

さて物語のクライマックスは
主役のマジシャン山田が本作の最後にみんなを救うために、
自らの命をかけて、ガス発生源を爆発させる(つまり「自爆」する)。
(ここが、本作の涙を誘う場面であり、私自身は、もっとも違和感を感じた部分であるが、それはまた、別途、論じたい。)

私が指摘したいのは、果たして、「自爆」の必要があるかどうかと言う点である。

空中の静電気で爆発するくらいに上空まで大量にガスが貯まるから、広範囲に大爆発するのである。そこで、ガスが空中まで広範囲に広がる前に爆発させる必要はあるだろう。
しかしだからといって、わざわざガス発生源のところまで行って、そこで爆発させなくてもよい。
例えば、洞窟の入り口のところに、「種火」をつけておいて、そこまでガスが来れば、自動的に爆発するようにしておく(無論、山田はその間に逃げる)とか、いかようにも方法はあるだろう。

そういう普通の「疑問」を考えれば、果たして、山田は「自爆」したのか。

ここからが重要である。
映画では、確かに山田が「自爆」したように伺える。
しかしこの「自爆」は、山田以外にその場に誰も目撃者がいない。
そうであれば、真相は誰も見ていないので、必ずしも「自爆」したとは限らないのである。

とすれば、山田は脱出したかもしれない。
ましてや山田は、売れていないとはいえ、マジシャンである。

こう書くと、本作冒頭のエピソード、
マジシャン山田の、「脱出マジック」を思い出す。
これは結局は、山田は「脱出」出来なかったが、実は、
「失敗」を引っかけられた「どっきりカメラ」だったのである。

これは物語全体の真相を暗示していると考えるべきであろう。

とすれば、「脱出失敗」と見せかけて、実は「全体が引っかけ」であった、となる。

そうすると、物語の真相は、山田がどこかで生きている、ことになろう。

現に、ラストに、南の島で記憶喪失の女性が発見、というニュースが告げられている。

一年後の上田次郎のエピソードは、山田が戻ってきたかどうかについては真相不明のままで終わっているが、実際は、山田が出てくる可能性はあるのである。

思えば、この「トリック」シリーズは、ファンの支援のもとに、
言わば、ファンが大きくしていった物語といえよう。
そうであれば、ファンのアンコールがあれば、マジシャン山田は戻ってくるに違いない。

考えてみれば、山田の「自爆」は、あたかも、シャーロック・ホームズが、ロンドンを、犯罪者から守るために、宿敵モリアティ教授とともに、ライヘンバッハの滝へ落ちた事件を思い出す(無論、ホームズは自爆などばかげたことはしないが、結果的には「自爆」に似ている)。

そしてご存じの通り、シャーロック・ホームズは、「最後の事件」のあと
ファンの期待のもとに還ってきた(Return)。

同じである。
ファンの期待があれば、きっと、マジシャン山田は還ってくる(Return)だろう。

私には、「トリック - ラストステージ」には
Returnするための伏線が、あまりにもあり過ぎるように思えるのである。
by kazuo_okawa | 2014-01-15 00:53 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
羽生が、棋王戦挑戦者決定トーナメントで永瀬に敗れたとき、私はブログで
「羽生とすればこれ以上、名人戦で森内に負けられないと思っているに違いない。そして、羽生はこの名人戦の前に、渡辺2冠王との王将戦という大一番を控えている。
羽生は、そこでも、この永瀬戦と同様、後手番矢倉を採用するのではないだろうか。」と
書いた。

さてこの王将戦七番勝負。
予想取り、挑戦者羽生は第一局に後手番矢倉を採用し、渡辺明王将の前に敗れた。
羽生は敗れた後に「負けた将棋だが、もう一回持ってみたかった。」と感想を述べている。

一般的には不利と言われる後手番矢倉を、(森内の採用もあり)おそらく羽生自身は不利とは考えていないのであろう。
羽生の一連の書物を読んでいても、一般に不利と言われていても、羽生は自身が納得するまで指し続ける、という。
そうであれば、自己が納得いくため、「矢倉」を実践で試すつもりなのであろう。

先のブログにも書いたが、私は、羽生が森内との名人戦を見据えて、矢倉を追求しているように思える。
その思いは、王将戦第一局を終えた今も変わらない。
言うまでもなく、森内は、王道である矢倉戦の第一人者であり、
羽生が第一人者の座を奪還するには、矢倉戦は避けて通れないし、また、避けて通る羽生ではない。

強豪渡辺明2冠との、この王将戦が今後どうなるか。
戦形も含めて、大変興味深い。
by kazuo_okawa | 2014-01-13 22:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
新年の新聞各紙を読んで知ったのは、
日中間(自衛隊、中国軍)で様々な協議が行われており
現在、問題となっている「防空識別圏」についても
以前より協議されていたと言うことである(毎日新聞元旦記事)。
日中衝突を避けるための自衛隊と中国軍の「連絡メカニズム」は
防衛省ホームページにも結果概要は掲載されているが詳細は不明である。

無論、交渉事であるから、これまで詳しくは公表されなかったのであろうが
各紙、新聞記者は無論知っていると思われる。

そしてその「連絡メカニズム」交渉が、少なくとも、安倍首相の靖国参拝により、
途絶えたことも事実のようである。

その意味では、靖国参拝の評価はきちんとしなければ成らない。
より「戦争」に近づく行為をしているのは誰なのか。
一体、誰が特をしたのか、損をするのか…。
そして何よりも「民意」を反映してるのかどうか。

途絶えてしまった「連絡メカニズム」の構築をどうするか。
こういった「交渉」は、今後どうなるのか分からないが
いずれにせよこういう重要な「交渉」は全て、検証に耐えられるべきであろう。

そこで想起されるのが特定秘密保護法である。

こういった交渉関連事項を全て特定秘密とされれば何ら検証し得ない。
「秘密」の開示は、それが役立つ時期の開示でないと意味がない。
60年後に開示されても、何の役にも立たない。

しかも何よりも、こういう交渉が特定秘密とされれば
今後は、こういった事実の取材・報道すら、なしえないおそれがある。
しかし、今後、こういう取材・報道がなされないと、
国民の知る権利、民主主義にとって大変な問題であることが分かる。

無論、特定秘密保護法は、他にも問題の多いことは繰り返し述べてきた。

改めてこの法律は廃止しなければならない。

私達、大阪弁護士会は引き続き頑張ります。
そして新年初の(この件で通算三度目の)デモを
国会開会日に合わせて行います。

以下の通りですので、奮ってご参加下さい。

【案内】

特定秘密保護法の廃止を求めるデモ行進への参加のお願い

特定秘密保護法は、多数の国民が法案に反対、あるいは、慎重審議を求める
声を挙げる中、十分な審議がなされないまま、昨年12月6日午後11時すぎ、
与党と一部野党が採決を強行し、特定秘密保護法は成立してしまいました。
当会は憲法上の知る権利を侵害し、国民主権の基盤を害する法律をこのまま
放置することはできません。
今後とも弛むことなく特定秘密保護法の施行に反対し、同法の廃止を求める
運動を継続したいと考えます。その一環として、このような当会の強い意思を
アピールするため、通常国会の開会日である2014年(平成26年)1月2
4日(金)正午から第3回目のデモ行進を下記要領で企画しました。
特定秘密保護法の施行は許さない・廃止を求める強い意思を継続してアピー
ルする重要な機会です。是非多数の市民の皆さまのご参加をお願いします。

日 時 平成26年1月24日(金)12時~13時(11時30分集合)

コース 大阪弁護士会館ロビー集合、会館西側車止めから出発、会館南側道路へ
天満警察署前交差点を北東へ西天満3 交差点を経て 西天満交差点を西へ
梅新東交差点を南へ梅新南・大江橋北詰・南詰・淀屋橋北詰を経て
中之島公園市役所南側路上(ゴール・解散)

集 合 大阪弁護士会館1階ロビー(所在地:大阪市北区西天満1丁目12-5)

.

by kazuo_okawa | 2014-01-13 01:06 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)