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by kazuo_okawa

カテゴリ:マジック( 79 )

日経3月23日付け朝刊「プラス1」は「手品」である。

マジックの「ランキング」として、専門家11人の選出による「初心者におすすめ」のマジック・グッズとスポットを紹介している。

長年のマジックファンとしてはこれが実に興味深い。
何故かというと、どのような現象とて社会の影響から免れないが、この「初心者向け」は見事に「時代」を映し出しているからだ。

グッズ1位のマジックトランプは(最近のが精巧に出来ているのは別として)まあ時代を超えての定番だろう。
その意味では2位以下が時代を映し出す。

私が小学生のころは、なんといっても(百貨店マジックコーナーなどでの)初心者オススメは「悟空の玉」(「カップ・アンド・ボール」の初心者版)であった。
私も買ってもらったもんです。

そして、私が京大奇術研のころは、なんと言っても「ダイナミック・コイン」であった。
精巧に出来た仕掛けで、百円玉5枚が消えるという誰でも出来るマジックである。

ここには明らかに、素材と技術の進歩が垣間見える。

そして今回は「スマホイリュージョン」(このマジックのすばらしさは、すでに私のブログ2018年10月20日に紹介している)。
これも、スマホを使うことと素材と技術など、時代の影響ですね。

いやあ、面白く読みました。

スポットも面白い。
記事に、「有名なマジシャンがいるのは大阪ではルビー天禄の「バーノンズ・バー」やムッシュ・ピエールの「バー マジックタイム」。名古屋では「マジックバー エルム」も人気だ」とある。
どれも私がよく行くところなので、実に嬉しい。
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by kazuo_okawa | 2019-03-24 15:05 | マジック | Trackback | Comments(0)

手品師のジレンマ!

モリかけ事件の一方、加計事件の真相判明の勇気ある功労者ともいえる前川喜平・前文科事務次官の道徳講演が素晴らしい。
それを報ずる記事の中で、道徳教科書の内容を知る。

前川氏の講演は「道徳の教科化」(2018年度から移行措置期間、2020年度から小学校で完全実施)についての疑問を呈示したものだが、道徳の教科書に載っている「手品師の話」というのがひどい。

 <腕は悪くはないのだけれども売れない手品師がいて、いつかは大劇場で沢山のお客さんの前で演じたいと思っていた。ある日、道を歩いていると、寂しそうにしている少年に出会う。彼は父親が亡くなり、母親が働きに出ていて、一人ぼっち。手品師は少年を喜ばせてあげようと手品を見せたら、その子がすごく喜んだ。「明日も見せてくれる?」と言うので「ああ、いいとも」と約束した。
 ところがその日、帰宅すると、電話がかかってきた。
「明日、大劇場で手品をやってほしい。予定の芸人が病気になって、突然出られなくなった」と。手品師にビッグチャンスが訪れた。
 でも劇場に行けば、子供とした約束が果せなくなってしまう。そういうジレンマを抱えた手品師は、劇場に行くのを断って少年の元に行き、たった一人のために手品をした。>

これが、「約束を破らなかった手品師は、誠実ですばらしい」という話として紹介されているらしい。

前川氏は、「自己犠牲が正しい」という一つの徳目だけを押しつけることを批判する。
その批判は正しい。

しかし幼少からのマジックファンとしては、別の観点から腑に落ちない。

こんなマジシャンはいない!

無論、約束を守るマジシャンなどいない、と言っているのではない。
<大劇場にたつ><子供にマジックを見せる>
腕のいいマジシャンなら、普通は、この両方を実現しようと考えるだろう。

<一見不可能な事を実現する>そのトリックを考えるのがマジシャンだからである。
しかもこの状況は、マジシャンなら普通に実現できる。

つまり、大劇場にたちながら、子供にマジックを見せることはマジシャンには極めて容易なことである。
無論この場合、子供には、「対面で」見せるわけではない。
…例えば、子供には、「使い」をよこすなどして、「封筒」を渡す。
その「封筒」の中に、子供への指示と、そしてメンタルマジック!

これは一案である。
しかし、マニアも含めてマジシャンならば、むしろこの「ジレンマ」を楽しみ、すべてが実現するという格好の妙案を考えつくだろう。

そう、我慢してはいけない。
犠牲は良くない!
すべてが幸せになる方法を考える。

そう考えると、教師にとって腕の見せ所たる「教科書」かもしれない。
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by kazuo_okawa | 2019-02-09 09:17 | マジック | Trackback | Comments(0)
(株)テンヨーから、2019年の新商品後続編3点発売された。
「サイコロ大集合―密室の中を移動する!」
「マジカルポートレイト―一瞬で揃う!」
「THE瞬間移動―その瞬間入れ替わる!」
である。

いずれも不思議で面白かった。

「サイコロ大集合―密室の中を移動する!」
これは2×2の4マスのに仕切られた各部屋(仕切りがあるので「密室」)にサイコロが置かれるのだが、そのサイコロが隣の部屋に移動するというもので実に不思議である。
購入してそのトリックに驚いた。まあ、言ってみれば「チンカチンク」のようなものであるが、この「密室」であることが、ある種、真相への可能性を遮っている。
最後のところが少し練習がいるだろうが(私はそこで怪しさを感じたのだが)、きれいに見せれば本当に不思議である。

「マジカルポートレイト―一瞬で揃う!」
バラバラの6ピースのポートレイトの破片を客はちょっと時間がかかるが、マジシャンは一瞬にして揃うというもの。
リンキングリングのある見せ方のような工夫が面白い。

「THE瞬間移動―その瞬間入れ替わる!」
現象を言葉で説明するのは難しいのだが、まるでイリュージョンのように、透明な箱の中で剣に突き刺されたAと突き刺されていないBが入れ替わる。
今回の3作品の中では一番不思議であった。
実に巧妙なトリックで、作者は佐藤総氏。

2015年の彼の名作マジックとある種原理は同じながら見事である。
いやあ、本当にマジックは面白い!
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by kazuo_okawa | 2018-12-26 21:17 | マジック | Trackback | Comments(0)

マジックの役割!

帰宅後「1番だけが知っている」(MBSテレビ)というテレビ番組をつけていると、今年の歴史的出来事と言える「南北首脳会談」において、マジシャン(マジック)が南北首脳を和ませたという裏話が報じられていた。

韓国がマジック王国であることは知っていたが、実は北朝鮮も同じであり、式典でマジックが披露されることは普通にあるという。

そのためまず韓国で行われた歴史的南北首脳会談に、北朝鮮はNo1マジシャンを同道させ、懇親会席上で、南北一体となることを示すカードマジックを披露したという。

次いで北朝鮮で行われた南北首脳会談。

今度は先のお返しとばかり、韓国がNo1マジシャンを同道させ、やはり首脳会談懇親会席上で、南北統一を示唆するマジックを披露し、キム委員長を大いに喜ばせる素晴らしいマジックを見せたという。

そのマジックがテレビスタジオで披露されたのだが、なんと、韓国人No1マジシャン・チャーミング・チョイが見せたマジックが「ルービックキューブ」である。

いやいや、これはこれは、なんといってよいのか、我が京大奇術研の谷英樹氏や池田洋介氏のアイデアが詰まった作品ではないか。

とすると、我が京大奇術研が南北平和に、少しばかり役立っていることになる。

無論、マジックはどこまで行ってもあくまで脇役に過ぎないが、こういう話は実に嬉しいものである。
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by kazuo_okawa | 2018-11-27 00:47 | マジック | Trackback | Comments(0)
11月11日(日)。
久々にYuji村上大阪イベント「Grappa vol.2」に参加する。

ゲストの立川さんを見たかったからであるが驚きました。

立川さんは、ミスター・マリックが「世界一のマジシャン」と絶賛したリチャード・ターナー氏の通訳として先日テレビにも出演され、自らもターナー氏同様ギャンブルテクニックの達人である若手マジシャンである。
そしてターナー氏に直接教えを受けた数少ないマジシャンの一人だというだけあって実に素晴らしい。

ギャンブルテクニック(セカンドディール他)が驚愕である。
会場に来た参加者は全員マジック・マニアであるから、途中、こういう方法をとっているとか、テクニックの違いを説明しながら実演してみせるのだが、そのこと自体が凄い。

私自身は、メンタルマジックなど人間心理の盲点をついたようなマジックが好きなのだが、おそらく今後しばらくはこのターナー風の超絶テクニックを駆使した若手マジシャンが増えていくのだろう。
それはそれで、不思議であることは違いない。

立川さんのトーク・コーナーも面白かったが、その最中も立川さんは手にしたカードをひっきりなしに操っている。

おそらく日々、何時間もカードの練習をされているのだろうと想像される。
だからこそあの超絶テクニックが維持されるに違いない。

類まれなる努力が、見ている人を感動させる。
…まあ、これはマジックに限らないでしょうが…。

日曜日、いやあ、実に、いいもんを見せてもらいました。
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by kazuo_okawa | 2018-11-12 07:20 | マジック | Trackback | Comments(0)

『世界一のマジシャン』

著名なマジックショップ「フレンチドロップ」からのメールニュースで、10月22日にターナーのテレビ初放映されると事前に知らされていたため、録画予約しておいた。

そこで登場するマジシャン・ターナーとは、世界のマジシャンが「世界一」と認めるマジシャンだという。
Mrマリック曰く、彼のマジックをみたときに体が震えたという、

そのマジシャンが、リチャード・ターナーなのである。

録画を見たが、実に素晴らしい。
そのカードマジックには「驚き」としか言いようがない。

ところが、なんと、そのマジシャンは「全盲」なのである。
それを知れば、さらに驚いてしまう。

全盲という障害を負いながら、努力で克服する。

人間の素晴らしさをこれほどまでに表現されたものはないだろう。

Mrマリックが体が震えた、というのは決してオーバーではない。

テレビ・スタジオで最初に披露されたマジック。
最初にきれいに並んだカードを、何回かシャフルしても、元のきれいに並んだ状態に戻るというものである。

いやあ、パーフェクト・リフル・シャフルしても、あの回数では、数学的に戻らないはずだが…。

実に不思議である。

【27日追記】
マジシャンが、カットすれば、フォールスカットと思い込んでしまい、カットは無視してしまった。
(ある意味で、ここに騙された!)
正確に一定枚数のカットをしたときには、確かに、元に戻る!
しかし、それは神業である!
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by kazuo_okawa | 2018-10-25 22:22 | マジック | Trackback | Comments(0)
(株)テンヨーから、2019年の新商品が3点発売された。

「スマホイリュージョン」
「インスタマネー」
「ミラクルミルクチョコレート」
の3点である。

「スマホイリュージョン」はマジックバーで何度か見せられたが、非常に素晴らしい現象である。
スマホにハンカチが画面を通り抜けていくというもので、その現象自体に驚愕する。
実はこの考案者は韓国のマジシャンJeimin氏であり、テンヨーは考案者からライセンス契約のもと、いくつかの新しいアイデアを加えたという。
従ってもともとの原案よりも改良されている。
それゆえ本当に素晴らしい作品となっている。

マニアからすれば、この商品が、この値段であることが、実は一番の「驚愕」である。

よく出来たトリックですが、どうぞ演ずるときは十分に練習してくださいね。

「インスタマネー」
シンプルな道具を使ってお札の印刷が消えてただの白い紙になるというもの。
これは、テンヨーらしい商品です。
こちらも、トリックに頼らず、見せるときは少し練習してくださいね。

「ミラクルミルクチョコレート」
実は、今回、一番驚いたものです。

題材が「チョコレート」ですから、その現象は想像できるでしょう。
途中は、まあ、トリックが想像できるのですが、最後が驚きです。
なんと、新品の状態に戻る!
つまり割れ目の痕が無い!!
初めて見せられたとき、非常に不思議でした。

考案者は鈴木徹氏。

まだまだアイデアはあるものですね。
このトリックを知るだけでも、この作品は購入の値打ちがあるでしょう。

今年のテンヨー新商品。
お勧めですね。
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by kazuo_okawa | 2018-10-20 00:47 | マジック | Trackback | Comments(0)
知人の招待で、シルク・ドゥ・ソレイユのキュリオスを見る。

サーカスではあるが、ストーリー仕立てでかつミュージカル風に集団でパフォーマンスを繰り広げるので、従来のサーカスのイメージとは違う。
退屈させず大変楽しい内容である。

無論、サーカス特有の、ハラハラドキドキも見事である。
私自身サーカスは好きで何度もみているが十分に楽しめた。

特に感心したのが、舞台装置のうまさとチームプレイである。

舞台装置というのは、例えば「ロシアン・クレードル」という演目の時に、大舞台の上に後ろ幕からズズーと大きな船が出てくる、その船である。
この船に約4メートルの2本のポールが立って巨大梯子のような状態、その高い場所で男女二人が繰り広げるのだが、それは男性が女性を空中に放り投げ、女性が回転し、落ちてくる女性の両手をその男性が両手でキャッチするという(空中ブランコでありますね、あの感じです)実にシンプルながらはらはらする演技である。

何に感心したのかと言えば、セーフティネットがない!

いや、実は、船そのものが巧みに「セーフティネット」なのだが、セーフティネットと意識させないのがいい。
そういう目で見ていると、命綱の脱着もチームプレイで、巧みに行われている。

ある意味で、サーカスの、必要ながらも無粋な部分を巧みなトリックで意識させない。

いやあ、関心しました。

個人的に気に入ったのは「バランシング・オン・チェア」!!

夕食のテーブルに椅子を積み上げ、バランスをとって登っていく、というここまではよくあるサーカスだが、天井を見ると、そこには…。
まるで鏡に映ったような…。

これ以上は言えません。

なかなかよく考えられています。
実に凄い!!
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by kazuo_okawa | 2018-07-27 00:10 | マジック | Trackback | Comments(0)

知的遊戯の楽しみ!

2月27日のブログの通り
10日「手品家」梅田店を貸し切って
鈴木大河、池田洋介、鈴木駿、横江利明、谷英樹、古澤正幸(いずれも京大奇術研究会ないしOB)
のマジックショーと懇親会を行った。

マジシャンなら知らないものはいない、3年に一度開かれるマジック界のオリンピックFISMに、我が京大奇術研究会より鈴木大河師が日本代表として出場権を獲得した。

そこでお祝いと懇親を兼ねての壮行会である。

幹事としてハラハラしたが、結果的にたくさんお集まりいただき、また、世界レベルの素晴らしい演技を拝見し、大成功の壮行会でした。

鈴木大河氏にはぜひFISM世界大会で結果を残してほしいと心から応援している。

二次会で、池田洋介氏、谷英樹氏、山田力志氏らと懇親。

彼らとは、マジック談義のみならず、ミステリ、パズル談義が出来るのが嬉しい。
知的遊戯に通じた素晴らしい友人である。
そのときに谷氏のブログに、私の新年の事務所報のパズルを掲載していただいたことを知った。
(谷氏のブログはいつも拝見しているのだが、年末年始は「裁判と人権」の改訂作業に追われていた)
難易度も含めて、結構、考えた自作パズルであり、褒めていただいたのは嬉しい。

それやこれやで大変、心地よい一日でした。



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by kazuo_okawa | 2018-03-11 15:00 | マジック | Trackback | Comments(0)
私のブログをお読みいただいている方でKUMA(京都大学奇術研究会)OBの方がおられたら、その方への「お知らせ」です。
…といってもOBには案内が行っているはずなのですが、今回の案内は、メールでのみとし「紙ベース」の案内はしていません。
そのためKUMA・OBでありながら「(メルアドをかえたなどの理由で)案内が行ってない」あるいは「見落とした」方のために(極めて稀かもしれませんが)告知します。

下記の通りです。


3月10日(土)午後2時~
手品家梅田店にて
出演者・鈴木大河、池田洋介、鈴木駿、横江利明、谷英樹、古澤正幸(いずれもKUMA・OB)
壮行会と懇親会(飲食付き)
このメンバーがいかに凄いことか。
!!

3年に一度開かれるマジック界のオリンピックFISMにKUMA・OB鈴木大河師が日本代表として出場権を獲得しました。
そこでKUMAとしてお祝いを兼ねての壮行会です。

その鈴木大河師はこの6月FISM世界大会で発表する手順をそのまま演じてもらいます。
池田洋介師は世界に活躍するパフォーマー。
そして鈴木駿師以下も見事なマジシャンです。

いや、ほんとに凄い顔合わせです。
KUMAの同窓会もかねて、ぜひお集まりください。

もしも参加あるいは関心あるかたは私大川一夫までご連絡下さいね。


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by kazuo_okawa | 2018-02-27 00:30 | マジック | Trackback | Comments(0)