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by kazuo_okawa

カテゴリ:将棋( 373 )

将棋の生放送が増えたのは非常にありがたい。

しかし昼間からはなかなか見られず、理想なのは、仕事の終えるころの午後7時ころからちょうど山場というのが面白い。

17日、注目の棋王戦挑戦者決定戦。
佐藤天彦名人対広瀬章人八段。
楽しみの一番であるが、何と午後4時台に終了してしまった。

帰宅後、タイムシフト(録画)で見ると、名人投了時に<この15分にタイトルホルダー3人が投了>とのツイッターが…。
日本将棋連盟アプリで調べると、朝日オープンで、豊島将之二冠と斎藤慎太郎王座が本日同じ頃に敗北していた。
つまり17日は、名人、王位、棋聖、王座が揃って敗れたわけだ。

偶然であろうが残念である。

とすると同じ日に対局している残るタイトルホルダー羽生竜王、すなわち、A級順位戦、羽生竜王対佐藤康光九段の勝敗はどうなるのか?

Abemaを見ると何といまだ激闘している。

しかし、勝利は羽生竜王であった。
もっとも日を超えていたが…。
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by kazuo_okawa | 2018-12-18 01:08 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
表題は羽生竜王の言葉である。

本日、羽生竜王講演会を企画された大阪弁護士会公正会(会派の一つ)の会報誌が配布され、本年5月の羽生竜王企画の記事を読み、当時のことを思い出した。

羽生竜王の言葉は、「勝利第一」ではなく真理を追究する姿勢を物語っている。
相手のミスから勝利しても、悲しそうな顔をしたり、「面白くない将棋を指した」と述懐する羽生竜王の王道とも言うべきスタイルはよく知られている。

では弁護士はどうなのか。

実は羽生竜王を取り囲むテーブルの弁護士が「相手のミスを期待する」という話題を振って、少し盛り上がった。

これは、どういう場面かと言えば、一例を挙げれば、相手方が本来なすべき主張をしないような場合である。
相手方弁護士の「ミス」である。

しかし、これを相手に指摘することはない。
何故なら、この状態は依頼者にとって有利な状況であり、弁護士は何よりもまず依頼者の利益を守らないといけないからである。

具体例を挙げれば、離婚事件で、(今でこそそんなミスをする弁護士はいないが制度の初期のころの話である)、相手方が年金分割を主張しないので驚いたことがある。
私の依頼者夫は高額給料を得ていたからどう考えても妻側は年金分割を主張すべきケースだったからである。

無論こちらはそれを指摘出来ない。
普通なら他人がミスをして、それに気付いていないときは、それをやんわりと正してあげるのが親切というものだろう。
しかし弁護士はそんなことはしないのである。
だからこそ「良き法律家は悪しき隣人」と言われるゆえんである。

将棋界にも「友達を失う一手」(勝負に徹する辛い手という意味)という言葉があるが、
本来は、羽生竜王のように美しく指したい(生きたい)ものである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-14 22:07 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

空前絶後の大記録

今朝のデイリースポーツ社会面の大きな記事に驚く。
藤井聡太七段が12日、東京・将棋会館で行われたテレビ棋戦「銀河戦(囲碁・将棋チャンネル主催)」で2連勝し、史上最年少でのデビュー以来通算100勝を達成した、と報じているからである。

藤井七段は歴代の永世称号獲得者および中学生棋士の中で「最速」「最年少」「最高勝率」での100勝という大台到達である。即ち、2016年10月にプロとなってから2年2カ月、16歳4カ月、勝率8割4分7厘での大台到達であるが、これはこれまでの記録、羽生善治竜王の2年3カ月、17歳6カ月、中原誠十六世名人の8割2分6厘(100勝21敗)をいずれも一気に更新する。

ところが、12日にそういう凄い対局が行われているとは予め告知されず無論ライブ中継もされなかったのであるが、それが非常に残念である。

NHK杯で、例外的に生放送をした例があったのだから、今回もそのようにすれば、さらに盛り上がったと思うのだが…。

そして記事を読んで驚いたのは羽生竜王が「空前絶後の大記録だと思います。棋士としての一里塚を通過してさらなる前進を期待したいと思います」とコメントしていることだ。
何故なら羽生竜王は、100タイトルかけて竜王戦を闘っている真最中だからである。

無論、一日目の対局終了後にインタビューしたのだろうが、それでも驚きである。
にもかかわらず、羽生竜王が、普通に称賛しているのが素晴らしい。

それにしても素晴らしい記録である。
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by kazuo_okawa | 2018-12-13 10:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

久保王将インタビュー

7日、久保利明王将に大阪弁護士会館まで足をお運び日頂いたので、王将にインタビューさせて頂きました。

インタビューの内容は、羽生さんの壁にぶつかりタイトル奪取には「心技体」の「心」を充実させることが必要と考えたこと、プレイヤーに専念するだけではなく普及に力を入れられる理由、、そして映画のことや将棋コンピューターソフトAI、さらには将棋上達法まで興味深い話を聞くことが出来ました。

久保王将は私も応援している大変魅力的な棋士です。
それは、人とのつながりを大事にされ、また普及に力を注ぐその姿勢のみならず、棋界の中では数少ない振り飛車党を貫かれるポリシーにも惹かれます。

実は今回インタビューさせて頂いて、久保王将の魅力に「少数派を貫く」という精神(人柄は穏やかですよ)にあると実感しました。

実は私、「少数派を貫く人」って結構好きなんですね。

さてこのインタビュー、大阪弁護士会ホームページに1月にはアップされる予定です。

将棋ファンの皆さん、どんどんアクセスしてくださいね。
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by kazuo_okawa | 2018-12-10 11:11 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
大阪弁護士会では1978年より、囲碁将棋大会を開いている。
今年はその40周年ということで、12月7日に久保王将をお招きして記念対局、指導対局、懇親会と楽しんだ。

企画したのは私である。

久保王将の王将戦防衛祝賀会に参加した時に、久保王将から「これもご縁ですので何かできることあればお手伝いしますよ」という言葉を頂いたのをきっかけに、その「細い線」をつないで、この企画を弁護士会主催として実現したのである。

普段は優勝者など中心の懇親会だが、今年は久保王将の人気のお陰で多数ご参加頂いた。
皆さん喜んでいただいて、非常に嬉しい。

さらにその二次会。
これは10人ほどだがさすがに熱心な方ばかり残り、弁護士にこれだけ熱く「将棋」を語る人たちがいたのか、と改めて驚いた。

いやあ、実に熱いのである。

時間も忘れ「将棋」を語る。
将棋は、知的ゲームであるが、弁護士がまるで「法律談義」をするように夢中になって議論する。

いろんな意味で若き日を思い出す、実に嬉しい一日でした。
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by kazuo_okawa | 2018-12-08 20:19 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

面白さとは何か?

12月2日のNHK杯戦は山崎隆之八段対丸山忠久九段。
山崎八段の戦法が実に面白い。

解説阿部隆八段が、山崎八段の初手はまず26歩と断言したにもかかわらず、先手山崎八段が、いきなり78金、そして丸山九段34歩に、3手目48銀とワクワクする出だしなのである。
さらに、3筋の歩を突き合い、まるで横歩取りのように大駒飛び交う。

こういう将棋を見ていると、棋士同士の対局が本当に面白いと思う。

しかし、である。

先日、やねうら王磯崎氏の講演を聞いた時の話であるが、詰将棋が見るものをして感動させるのは「大駒を只で捨てる」「しかも敵方焦点の場所に捨てる」などであると、その要素を分析し、逆に,AIにこの要素(条件)で詰将棋を作らせる取り組みなどが進んでいるという。

AIは今や、人類より強いが、しかし,現状では、AI同士の対局を見ようとはとうてい思わない。
人間同士の熱い闘い、意表を突く一手、ポカなどある意味で人間臭い手の数々…、こういったものが人間同士の闘いを引き付ける。

しかしそのうちに、人間同士の将棋が面白いのは何故かと分析し、その要素から逆算して、AIに、見る人を感動させる各要素を覚えさせていけばどうなるのだろうか、と思うのである。

まあ、しかし、AIがポカしても、それが予め(一定の頻度でポカすると)仕組まれたものとすれば、おそらくそれは面白くないだろう。

とすると「面白さとは何か」というのは実に難しいテーマだと思うのである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-04 01:05 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦。
久保利明王将への挑戦者を決めるリーグ戦が、11月26日に最終局の一斉対局が東京・将棋会館で行われ、自力進出がかかる4名の直接対局、佐藤天彦名人対糸谷哲郎八段、豊島将之二冠対渡辺明棋王のうち、糸谷八段、渡辺棋王がそれぞれ勝利し、挑戦者はこの両者の直接プレイオフ戦となった。

関西勢を応援していたが、豊島2冠が敗れたのは残念である。

将棋プレミアムは藤井猛九段と木村一基九段のダブル解説という豪華版。
とはいえ、平日ゆえゆっくり聞けない。

連盟アプリなどの解説であとから確認すると、豊島2冠はいわずと知れた研究家であるが、渡辺棋王も対局相手に合わせて研究するタイプであり、豊島2冠を上回る研究をしてきて臨んだ。
そして豊島2冠の意表を突く壁金の受けに渡辺棋王はここまで研究、と答えたという。

一方、佐藤対糸谷戦。
糸谷八段は佐藤名人の研究を外す石田流振り飛車という力戦模様に持ち込む。
見ていて面白い将棋で勝利した。

挑戦者決定プレイオフは糸谷八段対渡辺棋王となった。

渡辺棋王は昨年のA級陥落などの状態から、現在、驚異の復活を遂げている。
一方、糸谷八段は、関西若手勢の活躍に大いなる刺激を受けている。

玉を固める渡辺棋王にバランス重視の糸谷八段。

対局相手を研究する合理主義者渡辺棋王。
相手の研究を外し力戦型に持ち込む哲学者糸谷八段。

まあ何というか、矛と盾というか、言わば、ある意味で「思想」のぶつかり合いともいうべき対決である。

そう思うと実に面白い。

【追記】
挑戦者は、渡辺棋王となった。絶好調であり、久保王将にとっては強敵である。対抗形であり、あらゆる意味で糸谷八段戦以上に「思想」のぶつかり合いである。無論、私は久保王将を応援している。
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by kazuo_okawa | 2018-11-28 00:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

若き天才同士の対決!

20日、C級1組順位戦で、藤井聡太七段と増田康宏六段が対局した。
若き天才同士の対決である。

この二人は2017年6月に藤井七段が公式戦最多の新記録29連勝を達成した時の因縁の相手である。
そして約1年後の今年7月、藤井七段と増田六段との間で行われた竜王戦決勝トーナメント2回戦で「絶対に勝ちたい」という増田六段が勝利しリベンジしたのである。

公式戦はこれで1勝1敗。

その二人が、三度目、今度は順位戦でぶつかったのである。
先手増田六段が得意の雁木模様。
しかし、後手藤井七段の42銀を見て、中飛車に手を変える。
こういう駆け引きが面白い。

Abema三枚堂達也六段の解説がよくわかる。
随所に見せる細かい綾が絶妙である。

そして最後の、藤井七段の56飛車の只捨て。
実に痛快な只捨てなのである。
しかしこれが決め手で、このとき増田六段投了。

こんなに見事に決まるのかという「大技」である。
凄いとしか言いようがない。

藤井七段はこれで順位戦負けなし。

増田六段に対してこの勝ちぶりを見ていたら、おそらく藤井七段はこのまま全勝昇段はまず間違いないだろう。
いやあ、凄い!
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by kazuo_okawa | 2018-11-21 01:42 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
豊島ファンとしては実に気持ちの良い勝利である。

これでA級でただ一人の5連勝である。

相手は深浦康市九段。
戦型は角換わりであるが、なんと言っても、羽生義治竜王から棋聖位を奪った玉底の「41飛」が出たとき、豊島ファンとしては体が震えるだろう。

「玉飛接近すべからず」の格言に反するこの一手に羽生棋聖は感心したという、そう、あの一手である。

しかも、飛車はその後81,また41、そして81となんと2往復するのである。
ここにプロの至芸を見る。

そしてその後は9筋、8筋からの攻撃。
いやいや、見ていて実に面白い。

そして最後は見事に詰ました。

これで無傷の5連勝。
昨期は後半崩れたが、今期はそういうことは無いだろう。
来期、今一番見てみたい、佐藤天彦名人対豊島二冠の名人戦が実現するのではないだろうか。
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by kazuo_okawa | 2018-11-10 00:45 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

斎藤慎太郎、新王座!

中村太地王座に斎藤慎太郎七段が挑戦する第66期王座戦五番勝負の第5局が10月30日に行われ、斎藤七段が中村王座を109手で破り、3勝2敗で五番勝負を制した。
斎藤七段はこれで、自身初のタイトル、王座獲得である。

いやあ嬉しい。

斎藤七段は、関西の「将棋まつり」などで何度もお見かけしているが、ほとんどの将棋ファンが述べる通り、人柄さわやか、将棋もさわやか、そしてファンにも優しいイケメンと申し分のない棋士である。

実際、人気抜群の棋士であり、私も応援していた。

これで8大タイトルのうち、半分の4タイトルホルダーが、関西棋士であり、私にはこれも嬉しい。

今回の王座戦は大きく注目されていた。
多くの将棋ファンにとっては、この二人のどちらにも勝ってほしいと思われたろう。
それは共に人気棋士というだけでなく、将棋界の未来を担う可能性のある棋士であるからだ。

将棋界では挑戦者になるのは、そのほとんどがトーナメント方式であり、挑戦者になること自体が難しいが、しかしタイトルに挑めても「番勝負」では結局実力のある者が勝つ。
その意味では、タイトルを獲得しなければ一流ではない。

しかし、勢いでタイトルを奪取することもある。
それゆえに、タイトルは防衛してこそ一人前という言葉もある。

つまり、初タイトルを狙う斎藤にしても、初防衛のかかる中村にしても、いずれにしてもこの王座戦は大きな一番なのである。

無論、この王座戦に負けてもまた次がある、そう思われた方も多いであろう。

しかし、熱心な将棋ファンは、そんなに「次」が無いことを知っている。
いうまでもなく、怪物藤井聡太七段である。
彼がそう遠くない時期に、タイトル戦線に加わってくることは間違いない。
今を逃せば「次」はないかもしれないのである。

だからこそこういう若手実力者同士の闘いは重要なのである。

斎藤慎太郎新王座がニューヒーローとしてさわやかに登場したことは間違いない。

今後の活躍を心から期待する。
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by kazuo_okawa | 2018-10-30 22:56 | 将棋 | Trackback | Comments(0)