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by kazuo_okawa
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カテゴリ:法律相談・法律の話題から( 29 )

本年5月にいわゆるパワハラ防止法が成立した。

職場のパワハラは以前から問題でありパワハラ相談も多い分野であった。
パワハラに対しては、判例で救済してきたもののいわゆる不法行為などの一般法の理屈の中で救済してきた。

今般、法律でパワハラを違法とした意義は非常に大きい。

パワハラは、職場で行われる①優越的な関係を背景に②業務上必要かつ相当な範囲を超えて③就業環境が害されると定義されるが、実はここでも、ではどういう場合に「優越的な関係」と言えるの?など個別具体的な判断は難しい。

そこで厚労省は、指針を作ることにして、その素案を発表している。
しかしながらその素案は、使用者側が「パワハラではない」とよく言う弁解も盛り込まれ、使用者にお墨付きを与えるのではないかとの危惧がある。

現在、パブコメ募集中であるが、批判をよせることが重要だろう。

ところで、このパワハラ防止法の影響もあるのだろう、今年、すでにパワハラで、4回講演依頼があった。

偶然であろうが、2回同じような質問を受けた。

それは「パワハラの立証のために、こっそりとICレコーダーで録音してもよいのでしょうか?」というものである。

無論、秘密録音して構わない。
原則としてプライバシー保護の為に秘密録音は許されないが、パワハラ被害の証拠保全のためには許される。
まあ言ってみれば被害者ですからね。

質問がありましたので補足しておきます。
パワハラ被害に苦しむ皆さん、どうぞその立証のためにICレコーダーで録音してください。
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by kazuo_okawa | 2019-12-06 22:12 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

時代・立場が異なれば…

龍谷大学法学部で講義を持たせて頂いて24年になる。

当初は「刑事司法の実際」という講義、それを発展的に広げて今は「裁判と人権」という年15回の講義である。

お陰で龍谷大学の先生方とは親しくさせて頂いている。

さて京都新聞ニュースによれば、
龍谷大法情報研究会が「法教育フェスタ」として公開講義を開いたという。

親しくさせてもらっている龍谷大学石塚伸一教授の
「法律の視点で見る桃太郎の読み解き」が実に面白い。

- 山でしば刈りをしたおじいさんは森林法違反、川で洗濯したおばあさんは水質汚濁防止法違反、鬼を退治し財宝を奪った桃太郎は強盗殺人の罪に問われる可能性がある -

「主権が及ばない外国の敵には何をしてもよいとの考えから桃太郎は処罰されなかった」と語られたという。

さすがに石塚教授、面白い説明である。

それにしても、立場が変われば見方が変わるという「法教育」は、
<「あんな人」と対峙して、自分たちのお仲間のことばかり考える人>や
<隣国の立場を考えすに頭から嫌って批判する人>などにこそ是非聞いてほしいものである。
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by kazuo_okawa | 2019-12-03 17:38 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

またしてもエセ科学!

定期購読している法律専門誌『消費者法ニュース』最新号(121号)は、「ニセ科学-科学を装った消費者被害―(2)」と題して特集を組んでいる。

何故(2)かと言えば、191号にも特集を組んでおり、その第二段だからである。
第一段のとき、詐欺に騙されないよう告知の意味を込めて、私のブログでも紹介した。

その『消費者法ニュース』が再び「ニセ科学」を扱ったのいは、言うまでもなく、エセ科学詐欺がその後も、はびこっているからである。
おそらくそれは「科学を装った」ために見破りにくいのだろう。

121号にも「花粉を水に変えるマスク」「水道管の赤錆を黒錆に変える装置」など新しい商品も紹介され、また新たな最近のキーワードは「AI」「ビッグデータ」だとも出ている。

そもそも人は「金を儲けたい」「健康でありたい」などの欲を持ち、それを実現させるならばと関心をもってしまう。

をこに「科学」などのキーワードがあれば、ついつい信じてしまうということだろう。

しかし、原点に戻って「うまい話はない」と一歩どころか、二歩引いて、冷静に考えることが基本である。
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by kazuo_okawa | 2019-11-17 17:55 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
顔認証万引き防止システムとは、予め「万引き犯」の「顔認証システム」による「客」の情報を入力しておいて、「その人物」が来店した時に店側に知らせるシステムのことである。

しかし、これが間違った入力(?)などの場合に被害を及ぼし、具体的には、顔認証万引き防止システムの「冤罪」に悩む人たちからの相談が後を絶たない。
そこでその法的問題点をまとめて、ホームページにアップしたことは以前のブログでも述べた。

その要点は、「尾行」は合法でも、「密着尾行」は違法であるように、いくら、「万引きを防ぐ為の顔認証システムの導入」は合法でも、それが「行き過ぎた人権侵害」に当たるときは違法であろう。
しかし、その行き過ぎのラインは、おそらく「一般の人が見てもひどい」というレベルでないと、立法規制はない今の現状では、違法というのは難しいのではないか。

平成29年改正の個人情報保護法では、誤った自己の個人情報への訂正を求めることが出来るようになった。
「顔認証システム」が「個人情報」とセットになっているときは有効かもしれない。

いずれにせよ、法規制を求めて「声を上げていく」のが重要である。

尚、本件に関する個別の相談には、現時点では応じていない事を付言しておきます。
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by kazuo_okawa | 2019-10-01 07:58 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

久々に簡裁に行くと…

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by kazuo_okawa | 2019-09-18 00:50 | 法律相談・法律の話題から
弁護士ドットコムニュース編集部から依頼を受けた。

吉本興行のお笑い芸人・入江慎也氏が、反社会的勢力との関わりが
発覚して、契約解除されるという出来事があった。

この闇営業問題については、人気者宮迫博之氏も関わっている。

そこでドットコム編集部からいわゆる「反社会勢力」との関りについての法的問題の解答の依頼を受けたわけである。
一般の人が、もし反社会的勢力と関わるとどうなるのか、
法的にも問題があるのか、などという相談である。

解答し、ドットコムのネット上に公開された。

するとどうだろう。

早速、ドットコムを読んだとして、本日、日本テレビから取材。
ドットコムの影響力に驚く.


是非皆さんもご覧ください。
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by kazuo_okawa | 2019-06-24 21:56 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

ニセ医学を見破る方法!

定期購読している法律専門誌『消費者法ニュース』最新号(119号)は、「ニセ科学-科学を装った消費者被害―」と題して特集を組んでいる。

3つの特集のうちの一つであるが、この特集だけで約40ページにわたるものでいずれも素晴らしい論考が並んでいる。
「EM菌」「磁気活水器」「フードファディズム」「泰道」「アースハート」などなど、どこかで聞いたネーミングが並ぶ…。

ニセ科学というのは、文字通り、科学で無いのにそれを装ったインチキである。
そしてそのニセ科学を利用した消費者詐欺が後を絶たない。
生命、健康、安全といったものに対して、消費者の不安や無知に付け込むものであり、とうてい許せるものではない。

いずれの論考も素晴らしいが、勝俣範之日本医科大学腫瘍内科教授の「ニセ医学」という論文中、「ニセ医療を見分けるコツ」の項は、消費者として是非知っておくべき知識であろう。

同教授は「がん患者を食い物にするインチキ治療」を見分けるコツとして、
①がんが治る・消えるという謳い文句
②保険が効かない自由診療
③体験談が載せられている、
が一つ以上あることだという。
何故なら、医療法などでこういう誇大広告は禁止されており、体験談は医学的にはもっとも信頼性の乏しい情報であるからだ、という。

確かにそうである。
3つともあればまず詐欺ですね。

これを知っておくだけでも役に立つ!
是非覚えておいてほしい知識である。
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by kazuo_okawa | 2019-05-25 00:53 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
時折、警察で「弁護士に相談してください!」と言われたとして相談に来られる方がいる。

確かに、警察は「民事介入暴力」など特別な事例を除いて、いわゆる民事事件には介入しない。
従って、純粋に民事事件については、警察は「ここでは取り上げない」ことを丁寧に説明して終わりである。

親切な警察なら、さらなる相談先として、市区町村の無料法律相談や行政相談窓口(例えば労働事件なら労基局とか)、無論、弁護士会を紹介することもあるだろう。

しかし、強く(強くですよ)、弁護士に相談せよというケースがある。

これは大抵、警察が「あなたの請求は無茶ですよ」というのを婉曲に伝えているケースが多い。

繰り返し説明しても理解してくれないから、弁護士に振って、そこで再度<難しい請求であること>を説明してもらえ、というわけである。

時折、警察の下請けか、と思わぬでもないが、まあ、<法の支配>を分からない人もいるため、できる限り丁寧に、<法>のもとではこうなるよ、と説明する。

いやはや…。
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by kazuo_okawa | 2019-05-09 21:12 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
連休明けに事務所に出ると、知らない方からの留守電が入っていた。

しばらくして電話がかかってきて、よく聞いてみると私に対して「出所者支援されているか?」という問い合わせである。
私は特に出所者支援をしているわけではないのでその旨答えつつ、何故、そのような問い合わせをしてきたのか不思議に思って尋ねると、「弁護士ドットコム」で私大川一夫の名前を見られたらしい。

実は、私は弁護士ドットコムから<刑務所にいた過去、会社に打ち明けたらクビ>という事案でインタビューを受け、それがこの5月6日にネット上にアップされた。
「服役経験や前科があることは知られたくない事実だ。しかし、前科を隠していたことがバレてしまったら、解雇されても仕方がないのだろうか。労働問題にくわしい大川一夫弁護士に聞いた。」という記事である。
詳細は弁護士ドットコムにアクセスして、ぜひお読みください。

さてそれはともかく、電話の主はどうやら出所者の雇用を考えておられるようだったので
私は、「お好み焼き屋さん(千房)が出所者を雇用されたケース」など話し、出所者の雇用は素晴らしいことなので頑張ってほしいと終わったが、電話後調べてみると、刑務所出所者を雇うことを予定している雇用主を「協力雇用主」と言い、色々と支援制度がある。

即ち、協力雇用主に対する支援制度として、「協力雇用主に対する刑務所出所者等就労奨励金」や「公共工事等の競争入札における優遇制度」などがる。

そして、さらにこの「協力雇用主」は募集されている。
引用すると以下のとおりである。

「協力雇用主を募集しています。
 刑務所出所者等の雇用に協力いただける協力雇用主を募集しています。
 協力雇用主になるためには,保護観察所に登録いただく必要があります。
 なお,協力雇用主から暴力団を排除するため,登録に当たっては,役員等名簿,登記事項証明書等の提供をお願いしておりますので御協力をお願いします。 
 御不明な点は,最寄りの保護観察所にお問い合わせください。」

出所者支援を考えておられる雇用主は是非お問い合わせください。
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by kazuo_okawa | 2019-05-07 18:34 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

民事訴訟最終通告書

昔の依頼者から、葉書で、「訴訟通知センター」というところから「民事訴訟最終通告書」なる書面が送られた、という。
もっともらしい「訴訟管理番号(さ)145」と書かれ、
放っておくと強制執行されるかもしれない、というような事が書かれている、という。

言うまでもなく詐欺であり、無視するのがよい。

何らかの理由で誰かが訴訟を起こしたとしても、葉書で連絡することはない。

一番いけないのは「不安」になって、葉書に書かれてある「訴訟通知センター」に電話することである。

どうしても「不安」なら、弁護士に相談するのがいいが、知り合いがいなければ消費者センター、(本物の)裁判所でもいい。
いずれも「詐欺」と言ってくれるだろう。

それにしても、この「葉書」詐欺、形を変えて繰り返し行われていることに驚く。
繰り返し行われるのは被害者がいるからだろう。

詐欺葉書の現物そのものを見せてもらったが、今回の葉書の目新しいのは,
本人からの問い合わせに限るということにもっともらしい理由をつけた次の部分だろう。

葉書には次のように締めくくられている。
「また本件は民事訴訟に関する通達である為、民事訴訟法の適用により個人情報の保護や守秘義務が発生しますので、本件に関するご相談、取り下げ等のお問い合わせは必ずご本人様からご連絡を頂きます様お願い申し上げます」

基本的には弁護士はどんな案件でも代理人になれるから、この下りを見ただけで「詐欺」とわかるが、事情を知らない人には「代理で問い合わせをしてもらうことは出来ないのか」と思うのかもしれない。

そして、これこそが「相談させない」悪知恵なのであろう。

皆さん、どうぞ騙されませんように…。
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by kazuo_okawa | 2019-04-17 21:56 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)