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by kazuo_okawa

2018年 08月 07日 ( 1 )

師弟~棋士たち魂の伝承

野澤亘伸氏の著(光文社)である。

内容は
「谷川浩司-都成竜馬」
「森下卓-増田康宏」
「深浦康市-佐々木大地」
「森信雄-糸谷哲郎」
「石田和雄-佐々木勇気」
「杉本昌隆-藤井聡太」
の6組の師弟の記事とともに、羽生善治永世七冠の特別インタビューを収録したものである。

まあ、正直、将棋ブームにのった「あやかり本」くらいに思っていた。

現にそういう本もあるからである。

加えてこの6組の師弟は、将棋ファンにはあまりにも有名であり、それぞれのエピソードも、将棋ファンならおおむね知っていることをまとめたものなのだろう、とくらい思っていた。

しかし…。

購入して読み進めると、不覚にも最初の「谷川浩司-都成竜馬」編でぐぐっときた。

知らないエピソードは、都成三段奨励会時代に彼女を泣かせてしまったことである。

どんなことがあっても絶対に言ってはいけない言葉を発する。
『お前のせいで、負けたんだよ』
恋人も自分の誇りも傷つけた。
電話の向こうで彼女が泣く…。

こにくだりに、三段時代の苦しみが凝縮されているだろう。

他の章もいい。

無論、王者・羽生善治のインタビューもいい。
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by kazuo_okawa | 2018-08-07 23:39 | 将棋 | Trackback | Comments(0)