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by kazuo_okawa

2018年 02月 07日 ( 1 )

「弁護士会館エレベーターの謎 〜 マーフィーの法則」というコラムを私のホームページに載せている。

 内容は簡単にいうと以下のとおりである。

 大阪弁護士会館のエレベーターは東から西へ4台並んでいる。
 会館入り口を入ってすぐを右折し、また右折したところに、手前から奥へと4台並んでいる。手前から奥へ、というのが味噌で、要するに奥まで歩くのは面倒なのである。
 この4台並んでいるエレベーターを利用した場合、実際に来るのは一番奥の(つまり西側で一番遠いところにある)エレベーターであることが多いと感ずるが、それは錯覚であり、実は公平に同じ割合でエレベーターはやってくる。
 そしてこの錯覚は「自分にとって不快なことは、拡大して印象に残る」というマーフィーの法則である。

 まあそういったことを書いたコラムであり、全文はぜひホームページ・コラム欄でお読みください。

 さて続編というのはこうである。

 6日に講演に出向いたときに、聴講者のお一人が近づいてこられ、私の前述のコラムを読まれたことと、実はその「公正な」エレベーターを設計したのは私です、というもので、大変驚きました。
 いや、率直に会館設計ではお世話になりました。
 改めてお礼です…。

 以上が続編の「出来事」ですが、そこで考えました。

 「体感」に基づいた「公正な」エレベーターは出来ないか!

 機械的に「公正」だとしても、人は、偏りを感ずることがある。
 それならば、わざと、その感覚を前提とするように「偏り」を入れておくのである。

 つまり手前から、奥へ、A、B、C、D4台のエレベーターがあるときに、Aはやや多い目に,Bはほんの少し多い目に、Cはほんの少し少ない目に,Dはやや少ない目にというように,AからDへ漸減的にエレベーターの来る率を変えて、体感としての「公正さ」を実現するのである。

 人は機械のように判断するのではない。
 人は感情を持った生き物であり、それを前提に行動をとらえる「行動経済学」の発想でもある。

 これが何の役に立つのか。
 無論それは、「公正らしさ」を感じさせることによって、不快感を少しでも減らすのである。


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by kazuo_okawa | 2018-02-07 18:30 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(0)