私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

2016年 08月 31日 ( 2 )

先にフジテレビからの防犯カメラについて取材のあったことをブログに書いた。

それがきっかけというほどではないが、インターネットを見ていると、とある大学教授が、ネット上、防犯カメラの許容性を解説する中で、私たちが担当した西成監視カメラ撤去訴訟判決を紹介していた。
しかしその解説は中身が間違っていた。

同教授は次のようにまとめる。
「大阪府警は昭和41年に大阪市西成区あいりん地区(釜ヶ崎)に監視カメラ2台を設置、昭和58年までにさらに13台増やしたのに対し、周辺住民ら12人が大阪府にその撤去を求める訴えを大阪地裁に起こしたもので、裁判所は、犯罪予防の段階は、一般に公共の安全を害する恐れも比較的少なく、録画する必要も少ないのであって、このような場合に無限定に録画を許したのでは、行動の自由を保障した趣旨を没却し、特段の理由のない限り、犯罪予防目的での録画は許されないとして、録画している監視カメラの撤去を命じました。」
最後の部分が間違っています。

大阪地裁が理由中で「録画が許されない」と判断したのは事実である。
しかし、録画したから、監視カメラの撤去を命じたのではない。

この教授のまとめ方だと、まるで録画しなければ大丈夫のように思えるが、無論、違う。

同大阪地裁は、録画は許されない、とする。
しかし録画がされていなくとも監視カメラの監視はプライバシー権を侵害するので一定の要件を満たしたときしか許されない。
しかしある監視カメラはこの要件を満たしていないから違法であるとして撤去を命じたのである。

録画していなくても違法な場合があることが重要なのである。

【追記】
こういうミスは原典(本件では判決文そのもの)に当たらないから生ずる単純ミスであるが、
ついつい起こしがちなミスであり、気を付けなければならない。



.

[PR]
by kazuo_okawa | 2016-08-31 19:19 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)
西成監視カメラ撤去訴訟をはじめ、日ごろ監視カメラの問題点を訴えているからであろう、
フジテレビから取材を受けた。
聞けばフジテレビ系朝八時からのテレビ番組「とくダネ!」(小倉さんがキャスターの番組ですね)で「家庭用防犯カメラの実態」について放送するという。

そこで家庭用防犯カメラの設置の注意点や、カメラ映像で捉えた映像に移る事件の犯罪名、ひいては放送の際の注意点など幅広く取材を受けた。
取材協力者として、私大川の名前も出るそうなので見ていただければ嬉しいですね。

放送は、大きなニュースがなければ明日9月1日だそうです。

【9月1日追記】
録画を見たが、家庭用防犯カメラから、いくつもの悲しい「犯罪」が見えるところが色々な意味で考えさせられる。いい企画である。
私が登場したのは、立川談笑師の「防犯カメラの設置に詳しい専門家に聞いてみました」としてフリップが出た場面である。
そのフリップには
「防犯カメラの設置についての法律はない」
「基本的には他人の敷地は映さない」
「公道に配慮して自分の敷地内のみを映す」と出ていた。
これを見た私の連れ合い曰く、「専門家でなくとも誰でも言えるコメントね!」
(は、は、は。もっと色々と説明したのですが…)




.
[PR]
by kazuo_okawa | 2016-08-31 18:01 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)