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by kazuo_okawa

2015年 12月 29日 ( 2 )

今朝の朝日新聞一面は「慰安婦問題 日韓合意」と大きな見出しである。
さらに「財団に10億円、首相お詫び」とある。

記事によれば、 日韓両政府は28日、ソウルで外相会談を開き、慰安婦問題を決着させることで合意した、という。
日本政府が軍の関与や政府の責任を認め、元慰安婦支援で韓国政府が新たに設立する財団に日本から10億円を拠出すると表明。
日韓双方が、この枠組みを「最終的かつ不可逆的解決」とすることを確認した、という。

この合意について評価は分かれようが、この見出しで思い出すのは、未曾有の公害である水俣病について、1995年に行われた政治決着である。

そのときの解決策は、首相が、国の法的責任無き「謝罪と反省」を行い、そして患者への低額の解決金の他に総額何十億円もの巨額の団体加算金が支払われた。
団体加算金とは、文字通り、幾つかの患者団体に対して支払われた巨額の加算金のことを言う。

その加算金がどこに、どのように使われたかのかは必ずしも明らかでない。

歴史的に明らかなのは、その政治決着は、真に被害者救済にならず、何ら決着とならなかったということである。
その後、私たちの訴訟は最高裁で国県の責任を認める判決を勝ち取り、引き続き全国的に訴訟が相次いだ。
つまり政治決着はならず、却って紛糾したのである。

今回の日韓合意が、真に被害者救済につながるのだろうか。
どうしても、水俣病の苦難の歴史を思い起こさせる。
by kazuo_okawa | 2015-12-29 23:41 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
28日夜、棋王戦挑戦者決定戦佐藤康光九段対佐藤天彦八段の対局は佐藤天彦が制し、挑戦者に名乗り挙げた。
帰宅後、この注目の一局の棋譜を確認すると、相振り飛車の実に面白い将棋であったが何よりも天彦が勝利したのが素晴らしい。
何と言っても佐藤天彦八段は、先の王座戦で羽生王座に肉薄し、またA級リーグ戦でも1敗で首位を走るなど今をときめく若手棋士の実力者である。
その天彦が王座戦に引き続き、棋王戦においても挑戦者となったのである。

迎え撃つは渡辺棋王。

今、将棋界は絶対王者羽生が名人を含む4冠王。
残るタイトルの内、棋王と竜王が渡辺であり、本来、この渡辺が羽生を追い上げないと将棋界は面白くない、などと言っている間に有力な若手が台頭してきたのである。

羽生40代、渡辺30代、天彦20代であり、渡辺が「羽生時代」に続いて「渡辺時代」を築き挙げることが出来なければ、間違いなく20代天彦世代(広瀬、糸谷、豊島ら)が次の覇者となろう。

若手実力者天彦が挑戦者となったことで、天彦の活躍が期待されることは言うまでもない。
先の王座戦に続くタイトル挑戦であり、未来を担う実力者ならば、2度目のチャンスも逃すということは避けたく、ここは是非とも奪取しなければならない。

その棋王戦であるが、実はタイトルホルダー渡辺自身も試される。
それは渡辺自身が広言するように、羽生とタイトルの数で引き離されるわけにいかないことは無論のこと、同じ挑戦者天彦を激闘の末倒した羽生が背後に映し出される。
つまり、羽生を追いかける第一人者渡辺は、その闘い方に、先に対天彦の王座戦を死守した羽生の闘いぶりが投影され、否が応でも比較されるであろう。

その意味では互いに背負っているものが大きい実に貴重な一局なのである。

棋王戦は実に楽しみである。
by kazuo_okawa | 2015-12-29 01:15 | 将棋 | Trackback | Comments(0)