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by kazuo_okawa

2015年 10月 31日 ( 2 )

思考停止の講演会中止

木村真市会議員からの連絡によれば、本日予定されていた、豊中市立第二中学校での土曜学習会(テーマ「世界の情勢と日本の貢献」、講師=前防衛政務官で公明党参院議員の石川博崇氏)は中止となったそうである。

この問題はすでにブログに書いたが、公立中学校で行うべきものでは無いだろう。
現に木村議員のみならず、共産党議員団、無所属議員、複数の市民グループが抗議し中止申し入れしたという。

結局中止となったが、市教委は、中止の理由を、「当日も抗議行動が予想され、生徒たちが静謐な環境で学習できない恐れがあるため」としている。
しかしこの理由はおかしい。
公平性を疑い、選挙運動ととられかねないから問題なのであり、抗議行動が予想されるから問題なのではない。

こんな理由で中止するなら、公共施設での集会に、気に入らないと「抗議」すれば中止することにもつながりかねない。
ただでさえ「表現行為」の萎縮が指摘される中で、どういう表現が守られ、またどういう表現が許されないのかきちんとそのスタンスを見極めることが重要である。

うるさいから辞める、というのは思考停止であり、そのこと自体が問題である。
by kazuo_okawa | 2015-10-31 22:49 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
堺への往復と京都への往復、一日にこういう日があるときは、ミステリ日和である。
車中でミステリを楽しめるからである。
何を持っていくか。
「積ん読く」状態のミステリの中から、文庫本「境遇」を持っていって読むが見事なものでした。

まず出だしが良い。

エンターテインメントである以上、興味深く読み進めないのは頂けない。
それでも若いときはミステリを「乱読」したものだが、経験上、40~50頁読んで面白くないものは、幾らラストにサプライズがあっても、まあ、たいしたことはない。
それゆえ、40~50頁読んで、そのあと読む気を無くして放置したミステリは数知れずある。
世の中には、ミステリに限らず、読んでみたい書物は山のようにあり、面白くないものを無理して読む必要は無いと思っているからである。

その点「境遇」は、出だしから引き込まれた。

【以下、少しだけ、ネタバレしていますのでご注意下さい】

絵本作家と政治家という異色の取り合わせ、二人のヒロインの似た境遇、そしてそれがトリックを暗示させる。
早々に登場する年配の女性が謎めく。
そしてその女性が「ハッピータウン」のエコバッグを持っているというのである。
こういう細かいディテールは湊かなえならではの特色であり、逆に言えば湊かなえファンならお馴染みの小道具とも言える。
そして何よりも、複数の視点から物語を運ぶというのは、これまた、湊かなえの十八番である。

要するに、湊かなえワールドに安心して引き込まれますね。
結末は、ある程度予期出来るものですが、手堅くヒットを打った、という印象の作品です。
…というわけで楽しめました。



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by kazuo_okawa | 2015-10-31 02:00 | ミステリ | Trackback | Comments(0)