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by kazuo_okawa

2015年 10月 15日 ( 2 )

ミステリを読んでいて気になるのが、誤った法律知識や法律用語が出ているときだ。

多くのミステリは大抵気にならないが、時折出てくるのが「法廷侮辱」或いは「法廷侮辱罪」である。
日本にはそういう犯罪はない。
にもかかわらずこういう用語が出てくるのは、明らかに英米のミステリの影響である。

無論、日本でも類似の制度はある。

それは「法廷等の秩序維持に関する法律」であり、
裁判官の面前その他直接に知ることができる場所で、秩序を維持するため裁判所が命じた事項を行わず若しくは執つた措置に従わず、又は暴言、暴行、けん騒その他不穏当な言動で裁判所の職務の執行を妨害し若しくは裁判の威信を著しく害した者は一定の制裁を受けることになっている。

しかしこれは一般に、法廷侮辱罪とは言わない。

最近読んだミステリにも「法廷侮辱」の言葉が出ていたが、仮に、「法廷等の秩序維持に関する法律」のことを法廷侮辱というと善意に理解したとしても、その著の中では、
「裁判所が命じた事項を行わず若しくは執つた措置に従わず、又は暴言、暴行、けん騒その他不穏当な言動」の場面でないから、やはり本法にも当たらない。

どうやら、広く、裁判官の気分を害するような行為を「法廷侮辱」と呼んでいるようである。
ひょっとすれば、そういう誤りを多くの人が共有しているのかもしれないが、無論、誤りである。

本質的には、アメリカの影響、という点を問題とすべきなのであろう…。



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by kazuo_okawa | 2015-10-15 23:12 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
叡王戦本戦トーナメントの組み合わせが発表されたが、率直に言って、当たりはずれを感ずる。
AB両ブロックあるが、Aブロック自体実力者が多く、とりわけAブロックの右辺は強豪揃いである。
タイトルホルダー郷田真隆王将、若手の実力者豊島将之七段、永世名人森内俊之九段、そして昨年の新人王阿部光瑠五段である。

それに引き替え、と具体的な実名を挙げるつもりは無いが、比較的楽に勝ち上がり、また楽なブロックもある。
おそらく多くの将棋ファンはある種の不公平さを感ずるのではないだろうか。

無論、全ての棋戦は多かれ少なかれ当たりはずれがあり、それでいても、結局は強いものが勝つ、と言えよう。
従って、そんなことは気にする方がおかしいというのが本筋である。
実際、一流棋士自身は、全く気にかけていないであろう。

しかし、本棋戦は、エントリー制であり、羽生名人と渡辺棋王はエントリーしていない。
その真の理由はわからないけれども、次回にエントリーしてもらうためにも、実質的公平さは、もっと、もっと追求されてしかるべきだろう。

叡王戦という大変面白い棋戦が創設されただけに、どこか安易な匂いを感ずるのが、少し残念な気がしてならない。
by kazuo_okawa | 2015-10-15 00:35 | 将棋 | Trackback | Comments(0)