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私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

2014年 08月 13日 ( 2 )

私のブログでは「自分の考え」「思い」を出来る限り発信することにしています。

とりわけ私の専門分野である司法の領域では、より強く意見を発しています。

安倍首相の、掟破りの暴挙については、ことさらにブログで批判してきました。
例えば、憲法が認めていない「集団的自衛権」を、首相が憲法解釈で変えるなどということは根本的にあり得ない話です。
また、首相の靖国神社参拝は憲法が規定する政教分離原則に明らかに違反しますのでこの批判もしてきました。

こういったことをブログで発信していますと、私の意見が様々に引用されて評価されていいるようです。
賛否どちらであれ、ブログを読んで頂けるのは有り難いです。
無論、嬉しいのは、私の考えに賛意を示して頂き、更にはご自分のホームページなどに紹介して頂けることです。
批判もありますが、理由も示した冷静な反論はこちらも歓迎するところです。

戸惑うのはインターネット上で、何ら理性的な理由もなく、突然、「国賊!日本から出て行け!」と書かれていることです。
まあ、余り気にすることはないのかも知れませんが、私はいつも不思議に思います。

何故なら、この国の有り様を決めているのは「日本国憲法」です。
このこと自体は否定しようがありません。
そして、安倍首相と彼を支持する人たちは、この日本の有り様を決めている「憲法」を否定しています。
実際に、安倍首相と彼を支持する人たちが、日本国憲法を変えたいと思っていることは周知の事実です。

先に述べましたように、日本の有り様を決めているのは、憲法です。
そうであれば、今の、日本の有り様を決めている憲法が嫌いならば、そういう人こそ、
「国賊!日本から出て行け!」
となるのではないでしょうか。

無論、私は「国賊!日本から出て行け!」などと下品なことを言うつもりではありません。

すべからく、人は考え方などの違いがあっても、互いに認めあって共存すべきであると思っているからです。
ましてや、私達は、同じ時代に生き、同じ地域に生きているのですから。
by kazuo_okawa | 2014-08-13 22:36 | Trackback | Comments(0)
古いおもちゃなどを販売している古物商「まんだらけ」(東京都)が、商品を万引きされたことに対して、万引犯とみられる人物の顔写真にモザイクをかけて公開するとともに、「商品を返さなければ顔写真を公開する」と警告している事件が話題になっている。

このニュースについて、私に対して、マスコミ記者から感想を求められた。
私にそのような取材があったのは、昨年、大阪の鮮魚店で、万引き犯の顔写真を貼りだしたことの是非を私がコメントし、朝日新聞などで報じて頂いたからである。

いかに万引き犯とはいえ、顔写真の張り出しはその人物のプライバシー権侵害であり、万引き犯に対する「法的な処罰」を超える「私的制裁」「私的リンチ」の色彩がある。
無論、本人が承諾していればプライバシー権侵害の問題は起こらないが、万引きした、という負い目の中で、果たして真に同意があったと言えるかは疑問も多い。

これは、昨年の鮮魚店の事例であるが、今回の「まんだらけ」の場合は、対象者は、万引き犯と「認めた」わけでなく、無論、顔写真の公開を「了承」したわけでない。
この点が、昨年の鮮魚店の事例とは大きく異なる。

鮮魚店の事例でも問題があるのに、この「まんだらけ」事件では、尚更、問題は多い。

つまり、この対象者が「万引き犯」と決めつけているのはまさしく「まんだらけ」という一私人にすぎない。
しかも一私人が勝手に対象者を「犯人」と決めつけていること、そしてその素顔を公開するというのは今日のネット社会において明らかに「行き過ぎ」である。

まず、犯人と決めつけることは、刑事事件で有罪との判決を受けるまでは、無罪であるとの「無罪推定原則」に反する。
「無罪推定原則」は近代の刑事法の原則である。

さらには、顔の公開自体が「行き過ぎ」であり、私的制裁にもなりかねない。
法治国家においては、仮に対象者が「犯人」であっても、私的制裁を許していない。

私的制裁は新たな憎しみを生む。
近代社会においては、憎しみの連鎖を断ち切るために「私的制裁」を禁じた。
これが理性的な社会というものである。

「まんだらけ」事件の背景に、「無罪推定原則」を無視し、私的制裁を許容する空気があるとすれば、むしろ、その空気が怖い。
by kazuo_okawa | 2014-08-13 00:23 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)