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by kazuo_okawa

2014年 04月 08日 ( 1 )

第72期名人戦始まる

春の楽しみは名人戦である。
森内俊之名人に羽生善治三冠が挑戦する第72期将棋名人戦七番勝負が始まった。
両者の顔合わせは4年連続で通算9回目。
これは昭和の名対決、大山康晴十五世名人対升田幸三実力制四代名人戦に並ぶ名人戦史上最多タイの回数となる。

森内、羽生両者の前夜祭の発言が実に良い。
森内名人は「昭和の名カードに負けないような魅力ある対局をお見せしたい。最後まで全力を尽くします」。
羽生三冠は「名人戦を戦えるのは名誉であり、誇り。対局がレジェンドになるように力いっぱい頑張ります」

両者とも、大山・升田戦を意識しているのはこの発言からも明らかである。

思えば、大山・升田戦の9回目は、升田が晩年にもかかわらず、いわゆる「升田式石田流」の新戦法をひっさげて闘い、まさしく歴史に残るカードとなった。
現代将棋では当たり前の、角道を明けたままの振り飛車も、かつての振り飛車は角道を止めるのが定跡であった。

ところが升田は、その常識を打ち破り、角道を明けたまま、石田流三間飛車に組む。
これが、どんなに斬新で、どんなに画期的で、どんなに革命的であるか、言葉で言い表せない。
しかも、一番重要なのは、将棋ファンが見ていてわくわくする将棋だったことだ。

「昭和の名カードに負けないような魅力ある対局」(森内名人)
「対局がレジェンドとなるように」(羽生三冠)

彼ら二人は、眼前の敵と戦いながら、一方で、時を超えて
「大山・升田戦」とも闘っている。

そう思うと実に興味深い。

現に、初日の今日(私の)予想をはずれる相懸かりから、
序盤早々、飛車角交換の華々しい展開となっている。

歴史に残る名棋譜になるのかどうかはわからない。
しかし、ファンを魅了する展開であることは違いない。

明日は一体どうなるのか、実に楽しみな名人戦である。
by kazuo_okawa | 2014-04-08 23:22 | 将棋 | Trackback | Comments(0)