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by kazuo_okawa

2014年 01月 29日 ( 1 )

映画「トリック」の感想を書いたブログ(1月15日)中
主役のマジシャン山田のクライマックスの行動に
違和感を覚えた、と書いた。

(以下、「トリック」のラストに触れていますのでご注意)

つまり山田は、ガスの大爆発から村人を救うため、自ら命をかけて
ガス発生源を「小爆発」させて、「大爆発」を防ぐのである。

映画「トリック」では泣かせるシーンであるが
私は、どうにも、この自ら命を落とす、というのが好きになれない。

それは、いくら、村人のため、国家のため、革命のため、何某のため…と
何であったとしても、私は好きになれない。

何かのために死ぬことを尊ぶ思想は、
それは結局、自爆テロ・カミカゼ特攻隊思想に行き着く。

個人ひとり一人の命を大事にするのとは「真逆」の思想であろう。

それにしても近時、この「何かのために死ぬことを尊ぶ思想」が
やたら目につく。

「風立ちぬ」や「永遠のゼロ」のごとく、零戦・特攻隊を題材にした映画が大ヒットし
そしてそれと連動して「何かのために死ぬ」ことがさりげなく尊ばれる。
作者自身は必ずしも意識していないかもしれない。
しかし、無意識のうちに、菰し出している。

そしてそれが娯楽映画「トリック」にまで出てこようとは。

「娯楽映画」はあくまで「娯楽」であり、こういったことに
目くじらを立てるべきではないのかもしれない。

しかし、無意識のうちに、こういう思想が広まることが怖い。

それはやがて、「お国のために死ぬことを尊い」としかねないからである。

無論それは、「戦争が出来る国家作り」を進めている権力者にとっては
願ってもないことだろう。
by kazuo_okawa | 2014-01-29 22:25 | Trackback | Comments(1)