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by kazuo_okawa

2013年 12月 05日 ( 1 )

元大関琴光喜の逮捕

ニュースによれば、野球賭博で大関の座を失った琴光喜が、
名古屋に開いた焼肉店で不法滞在の中国人、タイ人を雇っていたとして、
12月4日に入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕された、という。
琴光喜は「知らなかった」と話しているらしい。

何やら「見せしめ逮捕」くさい。

有名人を逮捕して、「一罰百戒」の宣伝をすることはよくある。
まして、琴光喜は、野球賭博のダーティ・イメージがあり
「一罰」にうってつけである。

とはいえ琴光喜の逮捕は本当に必要だったのか。

悪いことをしたなら「逮捕」は当たり前と
皆さんは、思っておられるかもしれないが
本来は、悪いことをしたから、という理由だけで
逮捕されるのではない。

刑事訴訟法では、逮捕には「必要性」がいるとされている。

この必要性とは、解釈上、罪証隠滅のおそれや
逃亡のおそれがあることである。
罪証隠滅も逃亡もそのおそれが無ければ
本来、逮捕は出来ない。

しかるに今の日本では「逮捕の濫用」である。
その意味で、琴光喜の逮捕に、必要性があったのかどうかは
本当は厳密に議論すべきであろう。

それはそれで問題があるのだが
このニュースで、私が、印象に残ったのは
琴光喜の「知らなかった」との弁解である。

琴光喜の場合に本当に「知らなかった」のか
はどうかは分からない。

しかし確実に、
本当に「知らなかった」人も逮捕されるのが
特定秘密保護法である。

同法案が成立すればどうなるか。
ある日、突然ジャーナリストが逮捕される。
ジャーナリストは言う。
「『特定秘密』とは知らなかった」

おそらく「見せしめ」に著名なジャーナリストが
逮捕されるかもしれない。
そうすれば、以後、取材は決定的に萎縮するだろう。

琴光喜のニュースに
こんな、架空の近未来を想像してしまう。
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by kazuo_okawa | 2013-12-05 20:56 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)