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by kazuo_okawa
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2013年 09月 26日 ( 1 )

祈りの幕が下りる時

東野圭吾「祈りの幕が下りる時」を読む。

脱帽である。

<以下、ネタバレしています>

読者を引き込む技術は相変わらず見事であり、
何よりも警察の聞き込みの部分は読んでいて感心する。
中盤から終盤へかけての展開も見事であり、
トリックや読後感も良い。

しかも読み終えてみれば、「愛するものの為に陰から支える」という
東野ミステリの別作を思わす。

しかし何よりも「赤い指」同様、
加賀の生活をもう一つの柱としていることが重要である。
無論、ヒロインと加賀を結びつけるのはいささか強引な気もしないではないが
それに有り余る面白さである。

作者は、もう1人のシリーズキャラクター・ガリレオ湯川には生活臭は出させず
その一方、加賀には、家庭や生活を出していく方針に
違いない。

その意味では、加賀は将来、結婚するのであろう。
本作は、その点でも暗示的である。
by kazuo_okawa | 2013-09-26 00:32 | ミステリ | Trackback | Comments(0)