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by kazuo_okawa

2013年 05月 13日 ( 1 )

キオの大魔術

ポップサーカス神戸公演が昨日で幕を閉じた。

演し物中盤のイリュージョン(舞台マジック)が
何故か懐かしく、脳の何かを刺激する。

記憶をたどれば約50年前、当時超大国であった
ソ連からきたサーカスの、売り物のマジックが
「キオの大魔術」であった。
私の幼い頃のかすかな記憶がよみがえる。

現象をあらかじめ説明しない、これがマジックの鉄則であるが
キオはその常識を逆手にとって「美女がライオンに変わる」との
前宣伝を大々的に行ったのである。

キオのマジックは、原理的には
「美女の消失」と「ライオンの出現」という
2つのマジックの組み合わせなのであるが
今回、ポップサーカスで観たのは、
「美女の出現」と「美女の消失」という2つのマジックであった。

無論、キオとポップサーカスとでは
全く違うマジックなのであるが、私には、何故か懐かしく、
そして、何ともいえない実に気持ちよい気分にさせられたのである。

実は、約50年の時を経ても
これらのトリックは基本的には同じなのである。

種明かしはできないが、
「消失」などは、とあるツールが、ある意味づけがなされているために
隠れた意味(消失のツール)に全く気づかない、とういうもので
実に、人間心理の盲点をついている。

約50年の経過により、見せ方その他、洗練されていることは言うまでもない。

しかし一方で、同じトリックで変わらぬ不思議さを提供している。

「人間の心理」や「物の見方」あるいは「固定観念」といったものは
人は、何年たっても、変わらないからなのか。

考えてみると、そのことが大変興味深い。

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by kazuo_okawa | 2013-05-13 23:52 | マジック | Trackback | Comments(0)