DVDで購入し東野圭吾ミステリ『ブラックショーマン』を映像で見た。
真実を明かすためには何でも行うという主役のマジシャン役を
福山雅治が演ずるが、いやこれが実にカッコいいのである。
何せ福山自身が替え玉ではなくて自分自身でマジックを演ずる。
相当に練習しただろう。
物語の中でも、コインロールを随時披露している。
随所に見せるパス(移したように見せて「消す」)も実際にしている。
いや見事なものである。
テーブル引きも、映像トリックでは無くて自分でしていた。
そして、ポーズをとってかっこつけるのも
福山ならではだろう。
『ガリレオ』シリーズとは違う魅力である。
ただ、原作では、真相が明かされても、その新犯人の身勝手さが浮き彫りになり
数々の仕掛けをして犯人を追い込むという手法は
罪悪感なく、逆に言えばそれなりに「読後感」はよかったのだが
映像は違う印象を受ける。
いやそれでも素晴らしい作品である。
福山ならではだろう。
ところで主役が冒頭に自宅に戻るときに警察官が取り囲んでいる。
その警察官のなかに「ちょっと開けてください」という人物が
私にはマジシャンKilaに見えた。
映画の最後のクレジットに目をこらすと
マジック協力者としてKilaの名前が挙がっていた。
ヒッチコックのように楽しんだな。