評論家・コラムニスト町山智浩氏の新著である。
町山氏のアメリカ物はこれまでも
『アメリカ人の半分はニューヨークの場所をしらない』や
『USAカニバケツ』など面白く
私は町山氏のファンなのだが、
この最新著も面白い。
面白いが、しかし怖いのである。
新著のオビ文句は
「トランプはアメリカの何を壊したのか?
自由、人権、司法、自由貿易、国際安全保障、ホワイトハウス、そしてベネズエラも!
当選後のⅠ年間をリアルタイムで現地から報告」
とあり前書きのタイトルは
「250年続いた自由の国を破壊した1年間」
これらで内容は分かるだろう。
最初のタイトルは「トランプ勝利の鍵は最も政治に関心がない層
20代男性の動員だった!」
最近の若者はテレビを見ない。
ネットしか見ない。
そこでトランプはテレビは断って人気インフルエンサーの配信に次々出演したという。
どこかの「ピョンピョンいぇ~い」はこれを学んだかのようである。
二つ目のタイトルは
「トランプ閣僚はロシアのシンパ
反ワクチン陰謀論者に
少女売春者」である。
第二期トランプ政権の閣僚は不適任者のオンパレードだったという。
司法長官には、弁護士事務所に2年在籍しただけで、検察経験ゼロのゲーツをあてる。
全くの素人を司法のトップに据えたのである。
ご褒美人事だというが、このゲーツには少女淫行疑惑があり、その疑惑の内容を本書で読むとその内容のおぞましさにくらくらする。
不倫を報じられながら教育行政のトップになった日本の何とか大臣など可愛いもんだ。
さらには本書で知ったがトランプはレイプや詐欺などトランプ自身が180もの訴訟を起こされていたという。
何と、トランプはそれらを担当した法律事務所と弁護士を処罰する大統領令を出したという。
いやもう無茶苦茶である。
そして例のエプスタイン・ファイル疑惑その他。
最後は、最高裁判事の9人中6人が共和党による指名のところ
司法も押さえて独裁かと注目のところ
関税を巡る判断で「希望はまだ生きているか」と結んでいる。
(アメリカは腐っても三権分立を示しましたね。)