8日放映のNHK杯決勝戦。
藤井聡太六冠対増田康弘八段の対局が凄かった。
昨年のNHK杯準決勝でもこの二人が相まみえ、
その熱い対局は名局特別賞を受賞したほどだ。
将棋は「逆転のゲーム」としての面白さが十二分に出ていた。
その二人が今期は決勝戦でぶつかるのである。
最終盤103手目で先手増田八段が52とと藤井玉に迫る。
このときAIの藤井勝率は14%。
これに対して藤井六冠は72玉と逃げる。
次の一手,AIベストは86歩と自陣に手を戻すことを示す。
ここがポイントである。
しかし増田八段は105手目61竜と走った。
これでAI勝率は逆転、藤井82%となった。
106手目同飛と飛車取り!
形は交換だが、藤井の伝家の宝刀飛車切りが出ました!
これを増田八段は、同と、と取る。
その瞬間AIは藤井勝率99%と出る。
このときの解説森内俊之十八世名人の読みも凄い。
増田玉から遠く離れた「44銀が詰みに役立つ」と述べたのである。
さすがに超一流プロである。
もちろん藤井六冠もその筋が見えているに違いない。
終局後の感想戦で藤井六冠は105手目86歩なら捕まらない、と述べていた。
そうでないことから藤井は詰み筋を読み切っていたのだろう。
一分将棋になったにも拘らず、藤井六冠は水をぐっと人呑み。
そして87香成りとした。
以下、25手詰である。
久々に藤井らしい将棋を見た。
復調成るか!?