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by kazuo_okawa
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自分らしく、自由に

ダニーこと日本将棋連盟常務理事糸谷哲郎八段のファンである。

その糸谷八段が、3月2日にA順位戦で初優勝し名人戦の挑戦権を得た。
順位戦自体は永瀬拓矢九段と相星で並び
そのプレイオフを制した。

何せ多忙な理事職を担っている。
一度はB級1組に陥落した。
しかしA級に復帰し「自分らしく闘う」ことにしてからが強い。

「自分らしく」「自由に」は真骨頂である。
一度は、陥落して、そこから復活した。
見るものをして勇気を与える。

その意味で、AIを駆使して最先端の戦型を緻密に突き進める「軍曹」永瀬九段とは
まさしくタイプが正反対である。
プレイオフは、言わば、思想の闘いともいえた。

3月2日にその闘いを制したが、
終局後インタビューで、永瀬九段の41玉に対して「上がりたくなるんですよ」と
46銀37桂型を選択した。

いやあ、いいですね。
人間的である。

理事職をしながら名人戦挑戦は大山康晴15世名人以来だという。

さらには「広島将棋」の特色をして升田幸三第4代名人<新手一生>のように
「新しい将棋」を継いでいくという。

AI全盛時代でも、定跡型にしない、36歩も端歩も、これだけあるんだ
将棋は面白いんだぞ、と示したい、という。
この「自由さ」がいい。

大山、升田の二大レジェンドの名が出てくること自体が素晴らしいが
一門の先輩の名前も挙げる。

本当の自由さを求めて、AIは見ないが、
「山崎(隆之九段)さんほど見ないわけではない。
人間同士の将棋なんで」

いや素晴らしい。
藤井聡太六冠との名人戦が実に楽しみである。


by kazuo_okawa | 2026-03-04 08:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)