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by kazuo_okawa
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トルピードバットと戦争用語

6日だったかな。
毎日新聞が特集を組んでいた。
同日、朝日新聞も読者投稿「声」の欄でこの単語に抵抗あることを投書されていた。

トルピードバットのことである。

要するに、米大リーグなどで話題となったトルピードバットの邦訳名「魚雷バット」は報道の言葉としてふさわしいのかということが、日本新聞協会に加盟する新聞社や通信社、放送局の用語担当者らが、そんな議論をかわしたという内容である。

読者からは戦争を想起させるとの意見が寄せられているという。
なかなか面白いテーマである。

無論、「魚雷」で構わないという意見もある。
野球用語には、併殺、捕殺など殺伐たる言葉もあるがだからと言って戦争賛美しているわけではない、ということなどが主な理由である。

確かに定着している場合にはわざわざ変えるかという問題はある。

「ブラック企業」という言葉の名付け親たる学者に、私が「ブラック」という言葉はどうなんでしょうかと問うたことがある。
そのとき定着しているからと反論されたこともある。

しかし「魚雷バット」は定着も何もこれからの表現である。

ただ、気になる人がいることもわかるので、わざわざ「魚雷」バットという必要もあるまい。

映画の題名その他邦訳しないで米語のまま使うことが我が国では多い。

ならば、「トルピードバット」そのままでいいのでは、と私は思う。
意味が気になる人は自分で調べるだろうし。


by kazuo_okawa | 2025-07-09 06:45 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)